ほうきに願いを
劇場公開日:2021年6月25日
解説
栃木県鹿沼市を舞台に、東日本大震災で被災した少女に手を差し伸べるほうき職人とその娘の葛藤を描いたヒューマンドラマ。江戸時代から伝わる鹿沼ほうきの職人である石橋晃は、家業だけでは生活できず副業として塾を経営している。彼は宮城で被災して鹿沼に引っ越してきた母子家庭の娘・大友空を支えてやろうと、月謝を取らずに塾に通わせていた。空は高校受験を控えているが、震災による心の傷が癒えずに塾を休みがちになってしまう。一方、石橋の娘・美由紀は、他人の娘にばかり優しくする父に不満を募らせていく。美由紀を「ビブリア古書堂の事件手帖」「人狼ゲーム デスゲームの運営人」の桃果、空を「ばぁちゃんロード」の和泉詩、美由紀の父・晃をモロ師岡が演じる。監督・脚本は「おかあさんの被爆ピアノ」「レミングスの朝」の五藤利弘。
2021年製作/75分/日本
配給:One Scene
スタッフ・キャスト
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2021年7月25日
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鑑賞方法:映画館
- 頑固だが、心優しき鹿沼ほうき職人と、3.11により幼なじみを亡くした女子中学生、空とほうき職人の娘と妻の交流を優しいトーンで描いた作品-
◼️感想
・被災し、心に傷を負った少女、空を控えめに支える人達の姿が、良い。
- 彼らのお陰で、空は幼なじみ、アカネに対する想いが見せるアカネの姿は消えるのである・・-
・もう少し丁寧に、空の家庭が、震災離婚してしまった過程を描いてくれると、良かったかな。
・頑固職人の娘が、最初は自分より空に肩入れする姿を見て、つっけんどんな対応を取っているが、徐々に父の想いを理解して空を支える姿も良い。
< 空が皆の支えにより、新しき一歩を歩み出す姿が、爽やかだ。>
<2021年7月25日 刈谷日劇にて鑑賞>
2021年6月27日
Androidアプリから投稿
副業で学習塾を営む300年の伝統を継ぐ箒職人が、東日本大震災で被災し、引っ越して来た母子家庭の中3少女を気にかける話。
儲からないであろう箒職人を継いで貰いたいとか、あまりにもコミュニケーション不足でワガママに突っ走るとか、今時???なオヤジに、キズを抱えた上に言いたいことを言い出せず忖度しまくり少女に、何だかんだと面倒見の良い娘とか、悪人無しのマイルドなつくり。
あっ、悪い人間像ではないけれど、一人だけ良いとこ無しの人いたわw
塾を休む様になった少女と、料理人になる為に専門学校を目指す一人娘と、二人に対する思いを抱える職人と、それぞれの思いや抱えるものと葛藤が混じり合い、ベッタベタだけど温かい気持ちになれた。