レッド・ロケットのレビュー・感想・評価
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微塵も良さがわからん
実際に過去にポルノ出演経験があり、
その映像が流出したことで一時表舞台から
姿を消していたこともあるサイモン・レックスが
マイキーを演じることで、リアリティはあるのだろうけど
マイキーのクズっぷりがどーしても好きになれん。
いつまでも過去の栄光にすがりつき
その栄光も大したことない。
(結局何も受賞してない🏆✨)
評価が高いことに驚くが、どうやら高評価を
付けてる人の8割は男性のような印象🤔
自由奔放なマイキーの生き方と
どこか憎めない、魅力的が男性にはハマるのでしょうか。
この作品に2時間超えはキツい😫
一番情けない場面で、一番かっこいい曲が流れて、その一瞬に人生が凝縮された。
元嫁に金を巻き上げられて、素っ裸で夜の闇を走る。その場面がマヌケで笑えるんだけど、同時にカッコ良くも見える。
ポルノ男優というある意味裸で生きてきた男が落ちぶれて、大麻の売人で凌いでいたが、元嫁にカツアゲされて素っ裸の文無しで逃げることになり、行く先にはAV女優のスターを狙う少女が待つという、夢も希望もなさそうでちょっとはあるみたいな展開。
ろくでなしだけど憎めないマイキーは、なんだかんだでいい奴とか思いそうだけど、友人はしっかり犠牲になって逮捕されてる所に現実感があった。
このバカチンがぁ
ポルノアカデミー賞(AVN awards)のノミネート常連男優だった男の儚い夢物語。
なかなか貴重なアメリカのインディーズ映画。
フロリダプロジェクトのショーン・ベイカー監督作品。
主演のサイモン・レックスは実際、過去に出演したポルノビデオの流出により人気を博していたテレビドラマシリーズを2001年に降板させられ、長~い不遇期間を経験することになったらしい。
何度もAVN最優秀賞を受賞している元ポルノ女優の妻レクシーとその母親の暮らすテキサスにバスを乗り継ぎ、スカンピンで着の身着のままの姿で戻って来て、泊めてくれと懇願する。
母親役のおばあちゃんは咥えタバコで、ベイカー監督に「私のトラックのエンジンかけてくれるぅ~?」と言ってきたド素人らしい。キモが座っていて、素のままの自然な演技をしているのがスゴい。
ヒロインのストロベリー役のスザンナ・サンは「ドントウォーリー」をかけていた地元の映画館のロビーで監督がスカウト(ナンパ)した素人。
ベイカー監督は地元感を出すために出演者を地元で調達するのが天才的にうまいらしい。
ストロベリーはドーナッツショップでアルバイトしている高校生。
ストロベリー🤩
ドーナッツショップの名前は
Donuts Hole.
エッチだよね。
くりぬいた部分はボール状にして揚げて安価で売っている。
タマタマは男優の出演料並みに安い。
と、いうことかねぇ
十条商店街の鳥大のチキンボール(一個10円)を思い浮かべてしまいました(笑)
クズでクソ
登場人物が一人残らずクズ。
主人公マイキーのクソなクズっぷりは群を抜いているが、(元?)ポルノ男優という自分の職業に誇りを持っていて、ベテランらしいさすがな知見とノウハウを持ち、常に鍛えて「見せるカラダ」を保つを怠らない現役プロフェッショナルなことに感心していたら、なんかホンモノの方だったらしい。なるほど。
まっとうに働いているのは高校生のストロベリー(めっちゃカワイイビッチ)くらいで、あとは昼間から家にいる無職の皆さん。
アメリカの底辺の、その日暮らしの彼らの堂々たるクズっぷりがたくましく、清々しささえ感じる。カリフォルニアの青い空が妙にしっくりきます。
人々の日常描写だけで面白い映画を撮るって難度が高いと思う。よくまあ、こういう映画を作れるよね。この監督好きかも。
映画的IQは高い
「フロリダ・プロジェクト」のショーン・ベイカー監督。
「フロリダ〜」はキッツい状況に生きる子どもたちをリアルに描きながらも、そういう暮らしの中にある“キラキラ”を掬い上げ、実に巧みにスクリーンに映し出していた。
落ち目のポルノ男優マイキーを主人公に据えた本作も、登場人物全員が無職か非正規で、売春あり、麻薬販売ありの暮らしをしている。
隣に住む心優しい友人を巻き込んだマイキーの「罪」は裁かれず、また、マイキーが当てこんだ一発逆転で再起するプランもうまくいかない。
このように映画的な予定調和を否定しながらも、映画としては素晴らしいシーンの連続だ。
例えばラスト近く、マイキーは全裸で町を走る。
マイキーはそれにふさわしいクズ男、何しろ画面で脱ぐのが本職である。
走る舞台もまた、石油精製工場以外ロクな産業がない埃っぽい町。
このように、このシーン1つとっても、背景と画面の説得力にまったく隙がない。
ポール・トーマス・アンダーソンの名作「ブギーナイツ」への参照もあり、映画的IQの高さを感じる作品。
前作に続きアメリカの底辺を丁寧に見せてくれる
フロリダプロジェクトもそうでしたが、アメリカの底辺の生活や社会構造を、テンポよく、明るく見せてくれる。
みんないい奴ではないが、悪い奴じゃない。憎めないし、現実の人間はこういう感じなのかも。
ストロベリーは魅力的だが、自分の娘に見えて複雑な感じ。
前作もそうだったが、ラストがモヤモヤ。
口だけ達者な元ポルノスターの主人公マイキーが、一文無しで故郷のテキ...
口だけ達者な元ポルノスターの主人公マイキーが、一文無しで故郷のテキサスの田舎町に舞い戻り、これまたポルノ女優の元嫁の元へ転がり込んで再起を図る物語
映画終盤、マイキーが街を出ていく(ほぼ逃避行だが)ことを決意し、それを元嫁に伝えてしまう。
これが何も言わずに出ていく申し訳なさを感じてのものであったかは分からないが、結果的にとんでもなく裏目ったところに救いようの無さを感じた
大好きだ‼︎
これは「バッファロー'66」を思わずにはいられない傑作。今年のベストの一本だろう。
LAから故郷テキサスに戻った元ポルノ男優のマイキー。別居していた妻レクシーと義母が住む家に無一文で潜り込んだ。数々の賞をとったスターだと言うが定かではない。言い訳と自慢話だけのクソ野郎だった。
レクシーとて客をとって日銭を稼ぐ底辺の生活だった。マイキーが大麻を売って稼いだ金とセックスで満足した。
マイキーが思いを寄せたドーナツ屋で働く高校生のストロベリー。歳がいくつ違うねんとツッコミを入れようとしたが、彼女も本物のビッチだった。
そう、これはクソのような社会で生きるクソのような人々を鮮やかに描いた正真正銘の傑作。登場人物すべてがクソなのに愛おしくて仕方がない。
もう皆んな大好きだ。
この作品が大好きだ。
私は支持者ですがね
「観る人を選ぶ」っ言い方する人多いけど、たかが映画ごときに選ばれる筋合いなんかありませんよ。観る人の好き嫌いが別れる、ってだけのことです。「観る人が選ぶ」でしょ。
この映画も好き嫌い別れます。アメリカの下層階級をリアルに描いているので美しい物や映画に夢を求めるタイプの人は生理的に受け付けないだろうから、内容以前に観ない方がいいです。
ずっこけ勘違い男が殆どドジを繰り返しながら時々成功して、女子高生をひっかけるだけ上手くて、周りの人たちもサイテーとまではいかなくても、どうにも感心しないヤカラが続々登場します。作り方によっては悲惨で暗い話になりますが、この監督は「フロリダ」同様に彼らを決して惨めに扱わず、かといって共感しているワケでもなく「あーあ、君たちしょーがねーなー」的な視点のホドよいバランスで適当におちょくりながら撮っているところが何とも支持者にはたまらないところです。
ただし、人には奨めないくらいの良識はあります。
ポルノ男優 設定がいい!だからSEXが軽く見えてくる
設定の妙
主人公はポルノ男優(だった)
はちゃめちゃ、SEX、ヒモ、女たらし・・
が、先入観にあるから
逆に、細部の仕草や行動が、やたらに真っ当
真っ当なのは、単純、素直!?
ストロベリー🍓ちゃんは
確かに、それっぽい(最高)
下品で下心のある寅次郎みたいだが違う奴である
なかなか面白かった。口八丁手八丁で泊まらせてもらうあたりで、寅さんを思いおこしてしまった。寅さんに失礼である。
でもいい加減で適当でするする進んでいく奴いるよなあ。そういう映画で楽しかったです。ラストも良かった。
テキサスの工業地帯にある街の朝昼晩の空気感・雰囲気・美しさの描写は流石『フロリダ・プロジェクト』の監督。元ポルノスターだったのだけが真実の嘘付きまくり・要領だけの男、さて次はどうする?
①ヤルこととハッパ以外にすること無いんかい、と言いたい映画だが、プアホワイトとプアブラックの生活ってこんなもん、というリアリティーがある。
②無一文で故郷に戻ってきた男が、口先と要領だけで自分勝手な夢を叶えそうになったと思ったら周りがもっとしたたかで無一文に戻りましたとさ、というお話。
すっかりその気にさせたローカルの女の子(とてもポルノスターになれそうもない)の前で笑うしかないラストのアップ。
成長せん男を愛嬌たっぷりにどこか憎めない男として造形化したのが成功している。
どこかふてぶてしい別居中の妻とどこか狡そうなその母親を演じた女優達も印象的。
③あのぺ⚪スの長さはさすがポルノに出ただけのことはあるね。
人たらしのクズの魅力
人たらしって少し苦手だ。初対面から人との距離が近いのに、いつの間にか人に取り入ってて、多少生意気だったり他人に迷惑かけても許されたりする。そして異性にモテたりする。
本作の主人公はそんな人たらしの元ポルノ男優。金も定職もないし嘘をつきまくる。でも、気づくといろんな人とそれなりの関係を築いて、ヤクを売りさばく仕事で少しの金を得るようになる。なんか自由に生きている感じだ。本当にクズって感じなんだけど、なんか憎めないんだよな。近くにいたら少し嫌悪しつつも完全には見捨ててないかもしれない。
正直、何かのテーマを訴えるような内容ではない。それなりに大きな事件は起こるがそれもマイキーがクズさを全開にした対応をする。なんだよこれ、と思いつつもそれなりに楽しんでしまった。
そうなんだな、この手の人たらしって嫌悪と同時に自分ができないからこその一種のあこがれを抱いてしまうんだ。ポルノ俳優になりたいとかではなく、何物からも自由な生き方に。でも、決してなりたいわけでもない。だからこそこんな映画の存在価値があるんだと思う。
マイキー的なもの
週刊文春の映画欄で辛口で知られる評者5人のうち4人が最高点の5つ星を付けていたので、気になって観に行った。この映画の監督であるショーン・ベイカーという人は、私と同じ50代、セックスワーカーを主人公に据える作品が有名で、インディペンデント界の俊英といわれているようだ。社会の片隅で生きる人々を生き生きと映し出し、彼らを取り巻く厳しい現実をもユーモアをもって語り、アメリカの広大な空や風景をまぶしいほど鮮やかに切り取るというのが作風らしい。
主人公のマイキーはナルシスティックで思いやりのかけらもないダメ男といわれているが、生存能力が高い人間であるという見方もできる。なにがあってもへこたれず口八丁手八丁で難局を切り抜けていくし、マリファナのセールスで稼いだお金もしっかり貯めこんでいるし、元ポルノ男優だけあって女性を口説き夜の営みも満足させる能力は抜群である。
もちろん好意的に捉えればということになるが、いわゆる堅気の世界でもマイキーのようなタイプの人間はいるのではないか。自分の自慢話ばかりして、相手がどう思うかなんて考えず、人をうまく利用してやろうという魂胆が見え隠れする。そういう人間は真の信頼は得ることは難しいが、たとえ一時であっても、その勢いにまかせた押しの強さで成功を収めているような気がする。
また、自分もマイキーようになりたいという願望がないとはいえない。まだまだ人生も恋愛も諦めず、どんな苦境もユーモアをもって切り抜ける度胸を持ち、明るくて憎めないキャラクターになるということだ。
短所は長所、長所は短所、人間は多面的に見なければならない。
Strawberry
元ポルノ男優が社会に馴染もうとする作品だと思って観ましたが、主人公がとんでもないクズで、共感性なんて求めてないぜくらいの勢いのクズでした。清々しかったです。
とにかくSEXは上手なので、女性を手玉に取るのは得意そうでしたし、実際行為へ持ち込むスピードも凄まじかったです。
しかも色々と交渉上手なので、金もある程度稼いでSEXも堪能して楽しそうでした。時々痛い目に合ってくれるので、そこのバランスも中々良かったと思います。
マリファナは吸いまくりますし、それを売り捌く、元嫁がブチギレようと家に居候し、怠惰を貪る。いやーヤバいやつでした。
玉突き事故の原因を作った時に、友達に全て擦りつけた時はコイツマジでクズやなぁ、マジでなんか酷い目にあわねぇかなぁと思ったら、身ぐるみ剥がされ根こそぎ取られの散々な目に合ってむっちゃ笑いました。チンチンブラブラさせて全力疾走している姿は爆笑ものでした。
なんだか終わり方は爽やかで、お前にそんな爽やかな日常訪れるのかい?と彼の成功を願う様に物語は終わります。
ストロベリーを演じたスザンナ・サンがとても良くて、めちゃくちゃ可愛らしくて、その上ビッチな雰囲気もうまいですし、とても魅力的な女優さんだなと思いました。純粋さと過激さを共存させる難しさ、これを全力で演じ切った彼女には拍手ものです。しかも現在27歳、撮影当時でも24〜25歳なのに超童顔、これまたギャップが強いです。
ブラックな笑いだけどゲラゲラ笑える、ちょっと抜けたブラックさには引きましたが、それでもクズを堪能できる珍しい作品でした。これは良い掘り出し物でした。
鑑賞日 4/29
鑑賞時間 15:40〜18:00
座席 E-1
ただ戸惑った
独特の色合いで撮られた美しい(というか美しく『見える』)街並みの中で、「フロリダ・プロジェクト」のように子供たちが右往左往するのは微笑ましく美しいのだけと、本作のように大の大人が無策に右往左往するのはただ見苦しい。
ストロベリーが思った以上にビッチであるのも、マイキーが阿呆すぎる空っぽな男であることも、物語の顛末も、なにを受け取れば良いのか分からず、ただ戸惑った…
しかし デカチンだったなぁー。(☆o☆) 流石はAV俳優。
女子高生をナンパしてもいいけど AVにスカウトしては
イカンぜよー。(怒)
あ゛ーそーそー ボカシが無いのが 時代を感じました。
最近けっこう 無いですよね。
スマホで楽に見られるものね。(笑)
株主優待券の 消化で見ました。暇つぶしにわ良いわ。
苦い現実を見つめる映画か。辛いね。
割りと高評価する人がいたので、鑑賞してみた。
ポルノ産業は無くなるとは思えないが、ポルノ映画は廃れていく一方だろう。ネットで見えるからだ。まして、素人が自ら投稿する時代となった。先はもう見えている。
確かにこの世に裏産業(本来なら裏も表もない)でしか生きてしか行けない人は必ずいるだろう。この映画で出てくる人物は、所謂クズばかりだ。私の好きな映画ではないが、認めざるをえない。
「ホームレスのポン引きヒモ野郎」と転がりこんだ妻から吐き捨てられたセリフは、辛辣だが真実だ。
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