劇場公開日 2022年4月23日

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インフル病みのペトロフ家のレビュー・感想・評価

全22件中、1~20件目を表示

3.5"ゆーきーむーすーめー"

2024年6月11日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

終盤、同じ場面がリンクしながら何故に描いたのか?物語のオチも結末もないような最後まで意味の分からないままに攻めた感覚、監督の前作『LETO-レト-』にハマれなかったが本作の不思議な世界観に訳も分からずハマってしまう飽きは来ない!?

まずインフルエンザの対処法が子供の看病含めてあり得ない、全く治る気も治す気も周りの迷惑すら考えずデタラメ過ぎて、現実と妄想の狭間で事実として起こっているのは何だか混乱しながらトリップして幻覚を見せられている感じ??

黒眼で覆われるサイコキラーな奥さんの行動は物語とかけ離れて無関係にも真実は何処。。。

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万年 東一

4.0虚実入り乱れる「ソ連世界」と「現実のロシア」を行き来することが表しているロシアの混沌模様

2023年4月5日
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舞台は2004年のロシア。主人公はインフルエンザに罹ってしまい、思い出となった幻想的なソ連世界を行き来するといった映画である。ソ連世界と90年代を含めた現実のロシアが頻繁に入れ替わる為、今見ている世界はどちらなのか判別しづらくなってしまう。視聴者の認識を揺さぶる世界の行き来はまるで「インフルエンザになった時にみる夢」と形容されるような情景を追体験させるようだ。しかし、この混沌模様はソ連崩壊後の90年代~2000年代の新生ロシアをみごとに表している。

新生ロシアは社会主義のソ連とは対照的に資本主義としてスタートしたわけだが、経済の低迷に伴う国有企業の民営化によって誕生したオリガルヒやロシアマフィアが跋扈して力をつける様であった。この時期はロシアの人々にとって「暗黒時代」と言われてるぐらいに忌避される時代である一方で、文学に目を向けると「エロ・グロ・ナンセンス」をモチーフにしたソローキンの小説やソ連世界と現実世界を行き来する『チャパーエフと虚無』を書いたペレーヴィンの小説が人気を集めた。ペレーヴィンの小説ではドラックの描写と幻想世界にある狂気がたびたび出る。このような時代では法が形骸化しているといった印象が人々にはあったのだろう。つまり「力があればなんでもあり」といった世界である。一方でソ連世界はノスタルジーの世界である。そこでは暴力は現れず、均整の取れた社会が出てくる。これはソ連世界が「安定の時代」であったこと、少なくとも人々はそのように考えていると読み取れるのではないか。

訳の分からない映画という印象も受けるかもしれないが、この映画で描かれている世界が90年代と2000年代の現実である。そのように思い描くと混沌模様とそこにある狂気が何をメタファーとして機能しているのか面白く見れるだろう。

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シローキイ

3.0交錯する人達

2022年8月23日
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何だこれ?と思ったらちゃんと伏線回収してました 親子二代でイベント体調崩しがち 怪しい雪娘もそういうことですか! 100万分の1かもだったのに…
ただ時折裸族なのは何故でしょう 熱でラリってる子供の頃ありがちな感じ アメコミヒーロー風元奥さんのキレ方が可笑しかった

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ゆう

3.5完全に全員イカれてる。

2022年7月31日
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bloodtrail

3.0【インフルエンザに侵されたかの如く迷走する、現代ロシアを揶揄したかの如き”妄想と現実”が入り乱れたアーティスティックな作品。】

2022年7月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

ー 2004年のロシア。インフルエンザで朦朧とするペトロフ(セミョール・セルジン)は、混沌としたバスに乗っているが、突然覆面をした男からライフル銃を渡され、覆面の男の仲間と思しき連中と、引き出された来た金持ちや、政治家風の連中に、一斉射撃をする・・。-

◆感想<Caution 内容に触れています。>

・今作は、ストーリー性を求める人には、合わないと思う。

・見せられているシーンが、現実なのか、妄想なのかもハッキリしない。

・ペトロフの妻も、罹患しているのか包丁で、息子の喉を切り裂いたり、働く図書館で大男を殴り倒したり・・。

・画面はモノトーンに切り替わり、ペトロフの旧ソ連時代の少年時代の姿も映し出される。
ー 観ている方は、何が起こっているのだか分からないまま、観賞を続行する。-

・登場人物も、イキナリ全裸になっていたり(で、直ぐに服を着た状態に戻っている。)、時間軸と虚実は更に混迷の度合いを増して行く。

<演出家でもあり、ロシアに一時期自宅軟禁されたキリル・セレブレンニコフ監督の想いが、何となく伝わって来たような、来ないような・・。
 非常に難解な怪作であると思います。>

<2022年7月16日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

3.5アコーディオンが

2022年6月29日
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アコーディオンの音色が映像の後ろにあって、イメージだけれどもロシアの風景や民族の性質を印象付ける
最後はラップになっちゃって思わず興奮!
アコーディオンのせいもあって
この夢の再現的な映画の作りがレオスカラックスの『ホーリーモーターズ』と似ていると思わされる
レオスカラックスよりはなんか切実だけど…

全裸のフォークシンガーと歌声喫茶のようにみんなで歌うシーンは素敵だったな〜

話の流れとかストーリーの展開がないので長いと感じだけど、実際長めなのね
舞台とか漫画のテイストも織り込まれすごく楽しめた

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mamagamasako

3.0国民全員ノイローゼ

2022年5月20日
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鑑賞方法:映画館

難しい

ペトロフのインフルが、まるでソビエト時代から続いている国民のノイローゼ&鬱状態の象徴のようでした。重度なストレスを抱え続けて、病気になってしまったか。

国民の心は、銃で撃ちたい、刺したい、ぼこぼこに殴りたい、自死したい、、、などなどかなり病んでるようでした。これは、監督が普段から感じているのでしょうね。

オープニングの掴み&カメラは芸術的で良かったのですが、長すぎ&良くわからなかったので、集中力が途中から切れてしまいました。

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ミカ

3.0カメラワークが素晴らしい

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

バスアナウンスの「閉まらないドアにご注意ください」やら、少女に席譲ってもらったジイさんが急に10歳少女をアバズレ呼ばわりしてボコられたりやら、前半はツッコミたくなるようなブラックコメディーがテンポ良く続くが後半からはやや失速気味にストーリーをなぞるのが残念。
夢か現実かわからず彷徨うカメラワークは発熱時の朦朧さを見事に表現していた。
元妻の殺意(ストレス)が苛烈で笑ってしまった。

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ゆうれい

4.5確かに理解が異様に困難なのだけど、どう評価するかは個人差が出そう。

2022年5月7日
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今年133本目(合計407本目/今月(2022年5月度)10本目)。

前から見たかったのですが、大阪市ではなぜか遅れての放映。シネリーブルさんへ移動。

さて、こちらの作品ですが、他の方も書かれている通り「何が何だかさっぱり不明」という点は確実に言えます。少なくとも1回目の鑑賞で7割でも理解しようと思うと、ロシア語がどうとかというより、「現代(旧ソ連~)ソ連/ロシア史」に精通していないともう無理ではないか…というところです。ここで、セリフの大半が共産主義を想定できるような単語であればまだ「そういう映画なのだから、そこを予習すればいいのね」ということになるのですが、それら単語はあまり出てこず(全くでないわけではないが…)、突然「詩(ポエム)の長さがどうとか」という話を始めるかと思えば、ホテルに備え付け(?)の電話がどうこうという話、さらに何度か繰り返されるお誕生日祝いの話など、あっちこっちに話が飛びまくって(おそらく、旧ソ連・ロシア含めて、年代も何度か飛んでる?)、とにかく理解はしづらいです。

ただ、元のタイトルとここの紹介にもある通り、インフルでうなされている主人公が過去の歴史を思い出して意識が混濁化している中だったという事情、また、旧ソ連の崩壊時には国民全体が混乱していたというのも事実(日本も戦後間もない時代は混乱期を経験している)で、ロシアといえばさらに共産主義という独特な考え方を前提にする文化があるので(その代表例がアネクドートなど)、結局、「旧ソ連・ロシアの文化をどれだけ理解しているか」という「知識量勝負」になってくると思います。

一方、かなり珍妙な字幕や謎の描写も結構あり、正直「???」な状況です。まぁ字幕が変なのは、元の映画がそうであるから(映画に対して字幕がつくのであり、字幕「だけ」変ということはないし、それは字幕担当者が好き勝手やっていることになる)にほかならず、どういうところかなぁ…という気がします。

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(減点0.5/理解困難) この映画、妙に長いのですが(150分ほど)、その中でもいくつかのパートに分けることができます。その中でも比較的最初のほうには、「*」でマスクされる字幕が出るという珍妙な字幕(例:「テスト」が「テ*ト」になる等)が出てきます。その対象の大半は性的表現ですが、この映画はR15であり、見に来る方はそれを前提にしているはずだし、古い時代の日本ならともかく、今現在の日本でごく単純な性的表現まで「*」で隠されているというのは結構珍しいです。

一方、かなり謎というか「解明不可能」と思われるのがラスト5分あたりの部分で、主人公たちがテレビを見ているシーン。テレビ内でインタビュー(?)を受けている方の発言が、まったく関係のないところで「ピー」音が入り(字幕も「*」になり、複数入るので「***が***して、***になった」みたいな字幕になる)、その「ピー」音も結構出る割に、趣旨的に何を伏せたいのかまったくわからなかったりします(そもそも、単語単位でマスクされているうえに、全体としてストーリーがわかりづらいので、もともと何の単語かという点すらはっきりしない)。

 ※ この謎の「ピー」音の表現自体も「妄想の一部」と考えることもできるし、本当に「ロシア(旧ソ連)では今(2021~2022)でも言ってはいけない事項」なのかも不明だったりします。

こうした点が相重なって、全体として「もともとわかりづらいのに、そこにとどめを刺しにきている」という点があり(最初のごく軽い性的表現に1文字だけ「*」が入るのに、大人の営みシーンは普通に出るしそこは「*」もなければピー音もモザイクもない等も謎…)、おそらく「裏で要求されている事項が、旧ソ連・ロシアの歴史文化」といったことなのだろうとは思うのですが(全く違っていて、完全に全部妄想で、全部をつなげても誰も何もわからない、単に単語を並べただけ、という可能性も、一応ありうる)、とにかく「???」な状況はどうにも否定できないように思えます(この点に関していえば「評価不能に近い」ともいえる)。
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yukispica

4.0驚きの映画だ。映画好きは観ておいたほうがいい。

2022年5月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

難しい

この映画を支離滅裂だと評する人がいても、おかしくない。でも、よく考えてほしい。自分の意識はいつも首尾一貫して考えたり、感じたりしているだろうか。
あちこちへ飛んで空想したり、過去や未来に飛んでいるのが人間の心の在り様ではないだろうか。

私は昔から空想好きで、手が空いた時やルーティンワークを仕事をしている時など、知らないうちに他事を考えている自分に気づく。この映画はそれを映像化した作品だと思う。

勿論、主人公はインフルエンザに感染しており、それが譫妄や幻覚を生み出したかもしれない。また、子供の頃の新年会の思い出が何度も語られる。主人公が幸せだった頃の思い出だろう。

元妻は潜在意識下の想いが映像化されている。怒りや不満や欲望だったりする。また、時々、全裸姿や着服した姿で現れる。意識下で想像している姿かもしれない。

ソ連崩壊後の混沌としていた時代が背景だ。ロシア国民はどう生きて行けばいいのかわからなかったはずだ。敗戦後の日本も同じだったと思う。

ユーモアもあり、またSFめいたところもあり、楽しませてくれる。最後に白黒映画となる。主人公となんの関わりがあるのだろうと思っていたら、過去の新年会で繋がっていた。ソ連時代でも、現実は厳しいことを表現していると感じた。どう結末をつけるのかと考えていたら、霊柩車の棺桶の話で終わった。希望が持てる終わり方だった。

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いなかびと

3.5昨日よりはちょっとマシとは思えない

2022年5月2日
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よくわかりませんが、いろいろと散りばめられたいろんな人達の本当か妄想かわからない話の中で、一番言いたかったのは70年代の無駄に寝かせたアスピリンしか手に入らない国民生活まじクソというところなんでしょうか。
ロシアとソビエト時代を行ったり来たりしているらしいのですが、ぶっちゃけあんま今も昔も変わらんくね、と思ってしまいました。
なお監督さんの父ちゃんはユダヤ人らしいのですが(母ちゃんはウクライナ人)登場人物の一人が確か金持ちは全部ユダヤ人でロシア人いねえみたいなこと言ってて、あれ?リアルディスかな?と。
しゃべる入れ歯とキャトられる息子と超つおいかみさんと友人が力作やでと言ってた謎の小説のあらすじと突然全裸になるアニキ達が最高に謎な映画。謎だけどまた観たい。146分でなければ。

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BONNA

0.5一貫したストーリーはなく、ぼぼ意味不明。

2022年5月2日
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特に一貫したストーリーはない。
断片的で意味不明なストーリーが、延々と続く。
インフルエンザも特にストーリー上の意味を持たない。
ペトロフ家を描くのでもなく、意味のない性器を出した全裸画像をはさみ、意味を持たないセックスシーンが合間に入る。
ラストシーンも意味不明。
カンヌで賞…?
とりあえず、評価不能です。

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caduceus

3.0現と幻の間をいったりきたり

2022年5月2日
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主人公の見た妄想と幻覚と現実をいったりきたりする「視覚」そのものをフィルムにしたもので、観ている自分が幻覚を起こしているような、酔ってるような変な感覚になりました。

また、(ウクライナ侵略のずっと前)アフガニスタン侵攻の失敗~ソ連崩壊以後、2000年代頭からずっとロシアの一部の人々は立ち直れず、狂っていたということを視覚化した作品にも思えました。

ペトロフ自身だけでなく、その周囲の人物たちの群像劇にもなっていて、モラルを失ってロクデナシばかりになり、病院などのインフラがめちゃくちゃになっていたて、いかに現実が悪夢だったかを知ることができます。

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コージィ日本犬

3.0話が細切れに進んで行くのでなかなか整理しにくいが、ぶっ飛んでる話と...

2022年5月1日
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話が細切れに進んで行くのでなかなか整理しにくいが、ぶっ飛んでる話としては笑えた。
ただロシア情勢を知らないとスムーズに理解できないので、少しもったいない気分になった。
LETOもそうだったが、カット割と音楽の使い方がカッコいい監督。
ロシア情勢など少し理解しながら追って行きたい。

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パプリカ

4.5露版ねこバスに始まりねこバスに終わる映画

2022年4月30日
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初めの120分は熱と狂気に満ち溢れた言わば現代版『不思議の国のアリス』、ペトロフin Wonderland!!
次から次へと現れる何だかちょっとクレイジーなヤツらがまさに白うさぎを追いかける最中にアリスが出会った面白キャラたちのようで。

突然現れ突然終わるシーンの連続に一貫性がなく、一つ一つの意味も自分には理解出来ず、全体的に狂気が少々カルト染みてるのかな?と思いながら観ていたけれどラスト30分ではそれらに全て繋がりがあったと気付かされ、猛烈なスピードで伏線回収に近い形でストーリーが畳み掛けられていく……。
最後のマッハ速度は予想外だったため乗り遅れた部分があり、自分の中で消化しきれなかった箇所多数あり。
だからもう一度観たい!と思ってしまう(←これが作戦か!?)
もう一度見る前には第二次世界大戦後のロシアの歴史を勉強し直してから観た方がより楽しめそうだな✨✨✨

あのバスはねこバスだったのか……

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らまんば

3.5ヨールカの思い出

2022年4月27日
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難しい

車掌さんが雪むすめ?

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マリエル

4.0なんじゃこりゃ

2022年4月26日
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最初、うぇ!飛ばすな〜と思ったが、あれ?夢?幻想?次々話が回るが現実なんだが夢、幻想なんだか…でも、確かに夢ってこんな感じだよなーと。夢を映像化•映画化するとこうなんだろう。
ラストは起きたんだよね?

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Oyster Boy

4.5インフルでらりってるペトロフ家と巻き込まれた周りの人達の因縁今昔物語。

2022年4月26日
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なかなかの怪作。ペレストロイカ直後のロシア、インフルで現実と幻想の境目がなくなっている漫画家のペトロフ氏とストレス溜まりまくりの奥さんの殺人衝動を中心に、それだけでも複雑なのに彼らに巻き込まれた人達との過去の因縁まで話は広がる。
だから時系列ていどのストーリーを追うより人を追う方が見易いと思うし、楽しい群像劇だと思う。モノクロの回想シーンは当時の懐古と批判が埋め込まれていてなかなか重いし、ペトロフ家の話しだと思ったら当時のロシアの状況の話だった、、、と理解しました。落ちもエゲツないよ。ロシア映画ってこういうちょっと怖い土俗的ユーモアあるよね。裸の老婆が箒持って踊ってたり、、、。
アニメやサイキックホラー的表現や、タルコフスキーやカラックスがやるミニチュア表現など外連味多いのは監督が演劇畑の人なので映像ならでは表現を楽しんでいるんだろうなぁ。Blu-ray出たらたぶん買う。

2021製作、ごちゃごちゃして見づらいけど、かなりインパクト。日本で作ると怒りと混沌のエネルギー密度が全然足りないから、もっと軽くなってしまうと思う。

因みにタミフルは当時米国でまだ開発中であった。

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masayasama

1.5ロシアにタミフルはなかった?

2022年4月25日
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楽しい

難しい

2004年のロシアを舞台に、インフルエンザの高熱で幻視をみる男の話?

200年代でこんなにカオス!?なバスに始まり、いきなりブラックな妄想をぶち込んで、なるほどそういうコメディなのかと思ったら、幻視か幻想か夢か回顧かファンタジーか、そんな描写の連続でしかもインフルじゃない人までと訳が判らない。

更には終盤になって絶叫からのモノクロ映像は何のこと?と暫く誰かも判らないし、判っても何でその人?それに何の意味が?
、ソ連時代の方が良い国だったって言っているのかな?

それでも笑えるところもあるにはあったけれども、訳の判らないことの連続で、どういうことかと頭をフル回転させるから眠くはならないけれど、結局何が言いたいのか理解できなかった。

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Bacchus

3.0目眩く幻影

2022年4月25日
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タブーとか、暴力とかセックスとか血とか、そんなの関係ないと言わんばかりの、かなり自由な映像。それが、努なのか現実なのか、過去か未来か現在なのか、明確に捉えることができない場がめくるめく展開して、視覚的には相当面白かったけれど、あまりの複雑な内容に、正直、知覚的には全くついていけなかったような気がします。ハチャメチャな内容ながらも、所々に分かりやすい絵的なヒントも確認できて、巧みなところも確認できたのですが、如何せん作家的な情熱が爆発している感じで、さすがに全てを集中して捉えて把握することなど、到底無理な話でした。

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SH