ノイズのレビュー・感想・評価
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なんとも、残念な結果
予告編を観て、主演の御三方とも好きで、番宣とかに出てるのも見てたので、それなりに期待してしまってたんですが、観終わった後、というか、途中からどんどん残念な気持ちでいっぱいになりました。
私の中でのピークは町長のアレのあたりかな。島の連中をどんどん巻き込んでいくのかと思いきや、そうでもなく、最後は陳腐な方向に行ってしまったような気がします。もっと意外な方向に進むかと思ってたので、中途半端感が、、、。
原作だとどうだったんでしょう。今度読んでみます。
ノイズは排除する閉塞感。
予告段階での嫌な予感的中。開始20分くらいは楽しめたけど、失速するのが余りにも早すぎた。しょっぱなから1人完全に怪しいし、なんかバトル・ロワイアルみたいな演出に、それはないわーってラスト。遊園地でアイス食べたってのはなんのメッセージなん?
原作は未読ですけど、本来はきっと畠山との手に汗握りまくる心理戦が繰り広げられるんですよね?一方的に自滅したんですけど大丈夫でしたか。小さな島の黒イチジクが全国的に注目され浮かれる町民達。そして補助金の5億目前に暴走する町長はもはやC級コメディ。そもそもなんでこんな人が選ばれたん?ここの町民みんな単純やでって植え付ける為の布石か。
いや、松山ケンイチは渋くて素敵でした。伊藤歩も相変わらず美しい。渡辺大知においてはこんな役もできるんかという新発見。なのに、このイライラする気持ち。イチジク農園だってさすがに続けていくとか無理やろ。圭太どんだけ神格化されてんねん。
それなりです。
藤原竜也と松山ケンイチが「デスノート」以降久しぶりに共演した映画です。
とある島で偶然起きた殺人事件をなかったものにしようとするのですが、その島にやってきた刑事が真相に食い込んで行って・・・
うーん、まーまーってとこでしたね。
ラストがあんまり好きじゃないんですよ。
松山ケンイチは相変わらず演技が上手かったです。
【うちにこもる】
なんか嫌な感じの映画だなと思った。
面白くないとかじゃなくて、不穏というより、嫌な感じなのだ。
かなり趣向は異なるが、昔見た横溝正史さんのミステリーのような、うちにこもる感じや、外者を嫌う感じもする。
横溝正史さんの作品だったら、中国地方の開発から取り残された山間部の村で起きた事件…って感じなんだろうけれど、日本が徐々に豊かになっていく中で作られた物語は、事件の暗さを更に引き立てていたように覚えている。
ただ、高度経済成長や田中角栄の日本列島改造を経て、日本のあちこちが表面的には豊かになった。
しかし、今、地方を暗くしているのは、海外生産を含む製造業の構造変化と、企業の市場を海外に求める姿勢、若者の転出による地方の人口減少と急激な高齢化・過疎化だろう。
この作品の公開10日ほど前のことだが、朝日新聞デジタルが、全国の過疎地域が、地方自治体の半分超になったことを報じていた。政府の地方創生の実効性は薄いのだ。
(以下ネタバレ)
この作品は、伊勢湾に浮かぶ過疎の島を舞台にしているが、残された島の人々は社会の変化にも取り残され、うちにこもり、過去の経緯で一部の若者を島に縛り付け、がんじがらめにしている感じだ。
僕は、ここに描かれた事件や、サスペンス感よりも、純の歪んだ心のうちを見せるエンディング、つまり逃れようのない、うちにこもらざるを得ない選択肢しかない地域が日本のここかしこにあるのではないかと気になってしまった。
もし、選択することが可能だったら、純も真一郎も、別の人生を選べていたのかもしれない。
残るのも、出ていくのも選択肢であるべきだ。
もし、若者に残って欲しいのであれば、既に残っている人々も、人任せにはしないで、自分たちの責任で、何をどうすれば良いのか考えて行動しなくてはならない時期に来ているのではないのか。
全て他人のせい、状況のせいにして良いわけはないと思う。
ましてや、義理や昔の恩で縛り付けて良いはずもない。
もう手遅れかもしれないという想いが、この作品で描かれた悲劇と重なる。
やっぱり、嫌な感じだ。
畠山が吐き捨てるように言った、廃れる地方の典型みたいな言い方が頭をよぎる。
やっぱり、嫌な感じだ。
藤原竜也好き
なので見てきましたけど、まぁ酷かった
犯人を推理するような話ではないのですが、まず最初の犯行の動機が意味不明、なぜ殺させれたのか?そこがわからん、タイミングもなぜそこ?ってとこで殺されるし
、、ロリコン野郎ならわざわざこんな辺鄙な島選ばなくても人多いところでなんかやればええやんと思ってしまった来た理由もわからん、ただばあさんと、爺さんとの謎の戦闘シーンは完全にポカーン状態になってその後吹き出してしまった。シリアス映画見ててなかなかない経験をした
安定の役者陣
演技力は安定している役者ばかりなのに脚本がふらふらしている感じがして楽しめない。
どう考えても正当防衛なのに、わざわざ隠蔽する警察官とか最初からもやもや。
島の密閉空間が起こした事件ですね。
苦手だ・・・あの雰囲気
島のため島民のため
渡辺大知くんが気持ち悪さ全開の異常者になってまして
それがまた見事にはまり役?で私はびっくり。
今後この路線の役が増えたら・・と思うと複雑な心境ですが、応援しますよ!ファンだからね。
映画の内容は、とっても面白かったです。
ほんと、観て損はないと思いますよ。
可もなく不可もなく
もう少し期待してた映画だっただけに、観終えた後「ん~・・・」が。
俳優陣の豪華さと番宣の多さで「これは相当期待したい」と思ってたからかもしれないが、色々モヤモヤする映画だった。
「これっ!」という答えがちゃんと出ないで様々な事が終わってしまうので、2度見たい映画かって考えると、「ん~・・・」。
子役の子と最初に殺される俳優さんは良かった。
多分原作はちゃんとしているのだと思う。が、映画では描き切れていないのではないか?
だから見た観客が(自分)こうしてモヤついているのだと思う。
ちなみに夫と共に観に行ったが彼もやはり「ん~・・・」だった。
見る前(映画のCM)は星5だったが見た後はご覧の結果。
出来たら見た後も星5を上げたかったのだけど。。。
自分が畠山刑事に追い詰められている気がした
観ていてとても苦しい映画である。判官贔屓でどうしても立場の弱い3人の主人公に感情移入してしまうから、永瀬正敏が演じる畠山刑事が憎き敵に思える。ましてや暴力も不法侵入も脅しもなんでもありの無法刑事である。この刑事を嫌うなというのは無理だ。
3人の主人公は、胆の据わったふたり、藤原竜也の泉圭太と松山ケンイチの田辺純に対して、気の弱い神木隆之介の守屋真一郎には恐怖感の落差があり、圭太と純の間に微妙に流れている違和感があって、関係性はとてもスリリングだ。そこに畠山刑事が揺さぶりをかけてくるものだから、こちらまで脅されている気になる。
後半になると畠山刑事の推理が冴えてくる。バイオハザードのゾンビのように、レオンやクリスの前に島民が立ちはだかってくる気さえしてくる。もし畠山刑事が「相棒」の杉下右京警部のように穏やかで紳士的であったらどうだろう。暴力的な畠山刑事よりももっと怖かった気がする。廣木隆一監督も本当はそうしたかったのかもしれないが、あちらのドラマがあまりにも有名なので、同じようには出来なかったという事情があるのかもしれない。
芝居の上手な4人に加えて、柄本明と余貴美子の名人ふたりが脇を固めて物語にリアリティを与え、守るべき対象としての役割の黒木華の加奈が、圭太の恐怖心を増すと同時に、覚悟も決めさせる。事情を知らずに落ち着いている加奈と、当事者である圭太の会話は、どれも短いシーンではあるが、スリルに富んでいる。流石に舞台俳優同士の面目躍如だと感心した。
神木隆之介はこういうナイーブな役がとても合っている。ある意味で事態を収拾困難にしてしまった守屋巡査の「カサブタ」というひと言が、その後守屋巡査自身を苦しめ続けることになるのだが、その一連の演技が素晴らしい。
松山ケンイチは映画「BLUE」で演じた温厚でストイックなボクサーの主人公瓜田がこの人の真骨頂だと思った。本作品の純は物語の中で唯一複雑な役だが、心に闇を隠しているような演技が秀逸だった。
観ていて苦しいのは、本作品が人間の欲や恐怖や愛情や怨嗟をストレートに表現しているからだと思う。まるで自分が畠山刑事の鋭い視線にさらされているかのように感じるのだ。その意味でも畠山刑事の人物造形は成功しているし、永瀬正敏の演技は実に見事だった。
町長のキャラクターがノイズ
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介それぞれが、迫真に迫った演技で人間の闇へと誘ってくれる。と言いたいところだが、第二の殺人を誘発するシーンで興醒めしてしまった。田舎の町長をカリカチュアするのはいいとしても、このテイストで行くなら『ファーゴ』みたいなブラックコメディにしないとおさまりが悪い。
コントのような演出をしておきながら、殺人を隠蔽しようとする3人はシリアスな演技を続ける。リアリティラインを下げた2時間ドラマを劇場で見たいとは思わない。
閉鎖的な島民の描き方も、ステレオタイプそのものだし、それに食ってかかる刑事も言わずもがな。これらは演出側の問題で、俳優陣の演技は申し分ないことは言っておきたい。
よくもこれだけの名立たる役者をそろえて駄作を作ったものだ。 ①そも...
よくもこれだけの名立たる役者をそろえて駄作を作ったものだ。
①そもそも女児強姦殺人をしたサイコパスを、事前相談もせず農家に紹介すること自体あり得ない。
②保護観察人への殺害動機が不明。
③保護観察人が殺害され、県警捜査隊が大挙島に乗り込み昼夜大捜査中なのに、町長の遺体を島から運び出すことは不可能。
④勘の鋭い刑事の筈なのに、イノシシ解体小屋の床に付いた洗浄したとは言え、町長の血のりの痕跡に気づかないのは不自然。
神木くんの主演喰い
後味の悪いお話と、納得のいかない脚本。
原作漫画未読で拝見したのだが、県警の刑事・畠山(永瀬正敏)が島の若者たちを追い詰めていく動機が弱い。
例えば最初の殺人犯・小御坂と因縁があって「手口が違う」とかが理由としてあれば、全く印象は変わるのだが。
また、真犯人の設定が後出しすぎて、典型的な「実はこうだったのだ」なご都合脚本。
それでも最後まで観られたのは、三人の若者…特にダブル主演の二人を食った、センシティブキャラな神木隆之介くんの演技の力と。
柄本明の存在感。
あとは、場面ごとの緩急、特に違和感とシーンに馴染むリズムがコントロールされた音楽のおかげかな。
良くある展開
過疎化が進む地方小島の環境下、村人の関係性と閉鎖社会への外部刺激が発端と成る展開は良くある展開。
過去作にも同じ様な内容が有ったと記憶しており、本作のみの展開は皆無で有ったと思う。
それぞれの俳優陣は見事な演技で有ったと評価するも、展開の面白さ、新鮮が無かった。
もっと奇想天外な内容かと期待したが期待外れで残念でした。
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