ONODA 一万夜を越えて

劇場公開日:

ONODA 一万夜を越えて

解説

太平洋戦争終結後も任務解除の命令を受けられず、フィリピン・ルバング島で孤独な日々を過ごし、約30年後の1974年に51歳で日本に帰還した小野田寛郎旧陸軍少尉の物語を、フランスの新鋭アルチュール・アラリ監督が映画化。終戦間近の1944年、陸軍中野学校二俣分校で秘密戦の特殊訓練を受けていた小野田寛郎は、劣勢のフィリピン・ルバング島で援軍部隊が戻るまでゲリラ戦を指揮するよう命じられる。出発前、教官からは「君たちには、死ぬ権利はない」と言い渡され、玉砕の許されない小野田たちは、何が起きても必ず生き延びなくてはならなかった。ルバング島の過酷なジャングルの中で食糧も不足し、仲間たちは飢えや病気で次々と倒れていく。それでも小野田は、いつか必ず救援がくると信じて仲間を鼓舞し続けるが……。主人公・小野田の青年期を遠藤雄弥、成年期を津田寛治が演じ、仲野太賀、井之脇海、イッセー尾形らが共演。2021年・第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品。

2021年製作/174分/G/フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本合作
原題または英題:Onoda, 10 000 nuits dans la jungle
配給:エレファントハウス
劇場公開日:2021年10月8日

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映画レビュー

3.5旧日本陸軍をフランスの製作陣が描く

2024年10月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

どういう流れで製作されたのかはわからないまま、題材がとても興味深かったことと、その題材をフランスの製作陣が描いたということで興味が倍増し鑑賞。
良いかどうかはよく判断つかないが、今まで日本で製作された大戦ものとはずいぶん雰囲気が違い、ある意味でとても観やすく感じた。まったりと言うと聞こえが悪いが、良い意味で淡々と進んでいくこの安定しているが独特な創りは、長尺174分でも決して長くは感じない。このあたりの創り込みがフランス映画人のお家芸なのか。
観終えて特別印象に残ったシーンがあるわけでもないのだが、全体を通してやはり心に残るものがある。
当然映画作品としても良かったが、他の歴史と混同していた部分がすっきりと整理ついたのも個人的にはプラスになった。

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いけい

3.5見応えある

2024年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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ちょび

4.5この件をどう判断するか視聴者の自由だが、一言、言えることがある。 それはもう二度と戦争をおこなさいこと。また、巻き込まれないこと。

2024年9月5日
PCから投稿

敗戦間近の1944年、陸軍の秘密戦の特殊訓練を受けていた小野田寛郎(遠藤雄弥/津田寛治)と谷口少佐(イッセー尾形)との会話がなんとも理解しがたい。特に、佐渡おけさをなん度もなん度も歌わせられたが、この意味が理解できない。日本語であるが、軍隊では叫んで命令しているので理解できていないのだと思う。どなたかわかる人がいたら教えてください。秘密線の学校での谷口少佐の命令が、小野田寛郎の人生を変えてしまったのに一番興味があった。それについてちょっと書く。

小野田寛郎は父親から捕虜になったら自決を!陛下のために命をささげる
ようなことを言われたが、(今じゃ、考えられない話だが、政局がどうなるかによって、こんなことが現実になるかもね。)その後、生き残る素質があるグループ秘密戦の一人に選ばれたようだ。そこは小野田寛郎の人生を根本から変えてしまった。1)死ぬ権利はない。そこで解決策を見出さなけれならない。ーー彼は全くその通りに生きた。2)自分自身が自分の司令官であること。ー最後は一人で生きて、自分の司令官になって生き残った。3)兵隊を精鋭に絞る。ー実行にう移したね。全て、秘密戦で学んだことを上官の言うことに逆らわなかった。律儀にきいた。その結果が、1974年までルバング島に残っていたのだ。谷口少佐、上官の命令を待った。

この件をどう判断するか視聴者の自由だが、一言、言えることがある。
それはもう二度と戦争をおこなさいこと。また、巻き込まれないこと。

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Socialjustice

5.0外国人監督の視点で捉えた「小野田さん」

2024年6月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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しゅうへい