機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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映画というより、同窓会に行く感覚で見てほしい
20年前、小中学生でSEEDシリーズに没頭し、高校では毎日友達とゲーセンで連ザ。
そんな青春を遠い日々と忘れ、社会人として揉まれて疲れた33才の今、忘れていた童心を思い出させてくれ、まだ何も知らなかったあの頃へ一気に連れて帰ってくれた、そんな映画でした。
映画の内容は、上手くまとまっていたと思います。
前半では、また大戦が始まるきっかけをつくり、中盤は若干駆け足ですが、後半の戦闘からラストにかけては満足感があります。
SEEDシリーズの強みである曲の使い方も顕在で、恐らく誰もが欲していた西川さん家のミーティアは今回も最高のタイミングでかかってくれ、イントロが流れた瞬間には感極まって大泣きしてしまいました(1人で行ってよかった)。
正直なところ、ギャグ要素、女の子声の敵キャラ、SEEDっぽくない部分もありますが、そんなのはどうでもいいんです。同窓会なので!
またこの20年後の今に、作品を作ってくれてありがとう!
キラ!お前いい年して、まーだそんな髪型してんのか!ってつっこみながら見る。そんな映画でした。
また来週も行きます。高校の友達誘って。
次回作があるなら、今度はミネルバ出してほしいです。ナイキの靴みたいなあの戦艦が好きです。
何を観たんだろう、、、
戦闘シーンのアニメーションや音楽は素晴らしく、冒頭はカッコ良さに涙が出ました。
懐かしのキャラ達が皆出てきてくれたのもとても嬉しかったです。
でも、感情的過ぎて深みのない敵キャラ(引くだけで何の共感も出来ず)、恋愛脳で敵味方バンバン攻撃する主要キャラ(戦争における迷いや葛藤をテーマにしていたシード、デスティニーは何だった?)、キャラ変すぎて笑えないギャグ&お色気要素....(涙)
戦闘シーンは盛り上がるものの、都合の良い展開ばかりで、後半は何を観ているんだろう、、と半ば呆れながら見守ってました。
テンポも良く、娯楽映画ではあると思うのですが、前作までのファンとしてはもはや別物ということで星1つです!
愛とは(哲学)
この映画を「素晴らしい愛の物語!」と絶賛してる人はいるのでしょうか。
劇中ではキラとラクスは不変の愛を貫いてました。キラはラクスに対して「どのような状態でも愛は変わらない」、ラクスはタオの求愛を断固として受け入れませんでしたが、
現実には働けなくなる、出世コースから外れる、自分の上位互換が出てくる、そんなことで簡単に見捨てられてしまう。
自分は男なので特にそう感じます。
そりゃ能力が高い方がいいんじゃないですか。
周りに蛇蝎のごとく忌み嫌われていても社会的地位があるから結婚してる人なんて沢山いてますよ。
なんて言うと「そんなのは愛じゃない!」って言われるんだろうけど。
そんな感じで「それもこれも真実の愛ではない!」なんて厳しく審査していくと、最終的には親レベルの無償の愛しか残らないのでは。
んでカイジじゃないけど「世間は自分の母親ではない」から、本来赤の他人に対してそこまでの愛を注ぐなんて難しい…
やっぱりフィクションの話だよなあ、とやや冷めた目で見てしまいました。
あ、MS戦は大迫力でよかったです。
予習は必要
SEEDらしいかなと。
テレビでリアルタイムで見てたシリーズ。
ガンダム自体は好きですが、めっちゃ詳しいというわけではないです。
内容としては、SEEDの要素をこれでもかというくらいぶち込んだ作品でした。
ストーリー的には、まぁそこまで意外性はないが、短時間でまとめたな、という感じでテンポが良い。
SEEDらしく、メロドラマ?的な要素もあり、過去の作品のオマージュ的なところもあり。
まぁテレビシリーズの頃から、ファーストっぽい、という話も出ていたのでここもSEEDらしいかな。
キラは相変わらずブレブレだし、シンは半分ネタキャラになってたし、新キャラは爪が甘すぎるし、アスランは活躍シーンが薄いしw
それでも各キャラがたっており、見せどころもあるので満足です。
いや、ツッコミどころは多いんですよwただそれもSEEDらしいというかw
期待しすぎると肩透かし喰らうけど、個人的には非常に満足でした!
20年越しでなければもっとひどい評価をしていた
///追記///
評価点を下げました。「あ、自分はこの映画を許せてないな」と自覚してしまったからです。よかった点は残しておきます。ほか、細かく修正しています。
///追記///
見たかったガンダムSEEDとはなんか違う。
SEEDのテレビ放映から20年が過ぎてそれなりの年齢になりました。
そうでなかったなら、私はもっと暴れていたと思います。そんなレビューです。
【よかった点】
・「愛」っていうテーマ
役割や能力、要不要で分断される世界の中で、なお「愛」で突き抜けていくさまはむしろ好ましいと思いました。世界の問題は全然解決していませんが、なんか、光明はあるなと。
・キラ周辺の描写
自分の心に正直に、うじうじして爆発してやっと立ち直ったキラの人間臭さいいよね。DESTINYでの超人すぎる彼(とラクス)のことを「なんか、なんか違うんだよな…」って思ってたので。ある種、彼への救いの物語だったのかも。
・メカ描写
フルCGなのに外連味たっぷり、ぼくたちの大好きなSEEDのアクションモリモリで幸せたっぷり。
出てくる機体はおおむねカッコよくて、鑑賞後にそのままライフリとイモジャを買いました。
あと新デュエルと新バスター、ミーティアに合体までさせていただける大盤振る舞いっぷり。ありがとう。
・前半のシリアスな雰囲気
予告編の、陰鬱とした世界でなおも足掻くコンパス、という魅せ方から本編もきっとこの調子なんだととても期待していました。
前半は軽率に大量破壊兵器が飛んだり人間関係がゴチャついたり陰謀が渦巻いたり、おお、ヒリついたC.E.だ!これはSEEDの映画だ!とニコニコ。
そのクライマックスとも言えるアークエンジェル轟沈のシーンは、作品内外を問わずひとつの時代が終わった気がして、いろいろな感情がこみ上げてきました。
良い点を並べてみて
エンタメ面はすごく高得点だなと思いましたし、
絶賛するファンの気持ちもわかります。
【悪かった点】
・ギャグ要素
全部台無しにされた気分です。これまでの加点を吹き飛ばしていきました。
前半の洗脳パートのBGMや効果音(やけに耽美)、唐突なズゴックの登場に「おや?」とは思ったのですが
後半のたたみかけるようなギャグ要素で唖然。なんでこんな残酷なことを。
どうしてもギャグにしたかったのか?
アーサー副長は必要なのか。
あんなエロパイロットスーツ着るラクス、私イヤだよ。
(TV本編でもベッドシーンだの下着だのお色気はありましたが、鬱屈とした空気の醸成にはむしろ役立っていたと思います。裸の主要キャラが出てくるのはSEEDなので別にいいですし、全く出てこなかったらどうしようかと思いました。ギャグエロとして消化されたのがイヤなんだと思います。)
何も考えてないシンは解釈一致だけど、言及のされ方がイヤだよ。キャラクター性が単純化されていた感がありました。
スケベなアスランもそのダシに使われたカガリの姿もなんかしんどいです。アスランもひとりの人間なんだね、とは思ったのですが。
ズゴックにインジャが入ってるのは100歩譲って許すとして、登場するときの「ピカーーッ!」って爆発する演出必要だったかな……無印のデュエルVSフォビドゥンみたいなのでよかったんですけど……
すみません、やっぱりあの「SEED的アレンジの全然ない」ズゴックは嫌です。
一番しんどかったのはステラの扱いだったかも。シンの中の闇ですよ、と言いたいならいっそもっとエゲツないビジュアルにしてやってほしい。もしくは綺麗な姿のままでいてほしかった。
フレイとマユ、レイが不在でしたが、むしろ出なくてよかったかも。
イザークとディアッカはシリアスな空気のままでずっと行ってくれたのでまた株が上がりましたね。
・ファウンデーションほか、新キャラの立ち位置
2時間映画で彼らに尺を割くのはまあ不可能としても、終盤にかけてどんどん自らの格を下げていってしまって、前半の強大さのままキープできなかったのかなと。
レクイエムの照準を変更する理由も無理矢理で、もっとしたたかであってほしかった。
あとは、洗脳や未来予知のメカニズムも特に説明されなかったのがモヤっとしました。ちょっとでいいので理屈をこねてくれ。
デスティニープラン運営のために誂えられたはずの彼らですが、とてもそうは見えなかった。議長泣いてるよ。
青い髪の子は、終始真剣にテーマと向き合ってた気がするので好きです。ただ、上位者らしさがあったかと言うと……。
・マイティストライクフリーダム
強い!!強いのはいいけどベクトルや技術体系が変わりすぎ。謎の雷とか大量破壊ビームとか、おまえはどこの世界のロボなんだ?せめて最強攻撃は赤白のビームで止めておいてほしかった。
単品としてみたらデザインとか結構好きです。キット化楽しみですね。
・終盤の舌戦
クルーゼぐらい舌戦に強い相手がラスボスであってほしかったかも。
迷いを吹っ切ったキラとラクスが語る愛だからこそ、理屈をすっ飛ばしてゴリ押しができるとも言えるのですが、それにしても相手が弱すぎる。
【さいごに】
痛快娯楽映画なら、初めからそうだと明言して欲しくて、シリアスな予告編を打ったならそのまま通してほしかった……が一番です。全編シリアスでも「愛」に着地させることはできましたよね?たぶん。
「騙された!!」って気持ちが強いのかもしれない。
SEED+ギアス+銀河英雄伝笑
友達が観に行って評価高かったので
昼間見に行くことに。
ガンダム映画ってそんなに混んでないイメージだったけど7,8割は埋まってる。
そんなにSEEDって人気だったことに驚き。
ラクスの唇がとても気になった。
艦隊戦が銀河英雄伝みたい。
ガンダムで艦隊戦もカッコいい。
そして、味方にルルーシュがいるんだから強いよね笑
ヤマトのこじらせにシンが上乗せして
アスランがぶん殴る。
いつものSEED風味でありながら
ちゃんとぐっと出来るところもあって
これは2時間あっという間だった。
ディスティニープランが無くても
誰かに必要とされる人間になりたいよね。
オチはOPの伏線回収なんだろうか?笑
とりあえず観て損しない作品だと思います。
池田さん声聴けるだけで満足だし笑
ちょっと微妙かな
ズゴックが活躍するとこは良かった!
後半のネタに走った感じがなんともね…
結局アコードは種割れコーディネーターには勝てんし、不意打ちとはいえメイリンのハッキングも許すし、コーディネーターを上回る(笑)になってたような気がして微妙でした
映画館で観るべきではない
本末転倒なようですがSEED作品は話が複雑&戦闘シーンが早いので円盤や配信を待った方が楽しめると思います。上映中巻き戻したいと何度も思いました。かつ、最低でもDestinyを一周は見ておく必要があります。その上で、まずは駄目な点から挙げていきます。長いので必要な個所のみピックして流し読み下さい。
・女性にタラコ唇付けてもれなくキモブスにしたのはどういう経緯あっての事でしょうか?お答えください。あとオルフェとラクスペア時の執拗なレ〇プ目演出やめろ
・カガリの声優変更について。新しい方は頑張ってたと思います
声が低くなり、よりボーイッシュになってました。しかしそれは大人びており、お転婆なカガリはもういませんでした。声を聞く度に進藤女史の危ういカガリが脳内にちらつきます。キャラの魅力が死んでると思いました、とても残念です
・作品序盤~中盤までの展開が非常に読みやすく刺激が足りない
FDの裏切りとか桑島アグネス女史のクェスムーヴがその最たる例。生存したのは異例
・最早スーパーコーディネイターへの対抗策が心を読む操るくらいしか残ってなかったのかもしれませんが、それでも有効打となっている様には見えませんでした。初見ではボコボコに出来たけど対策されたらボコボコにされた的な。対策されてトントン…な感じなら良かったです。それなりのリスクや条件を抱えていたとは思いますがそこも明かされないまま…
・信じられない事に僕らのアンディーが登場しませんでした。今どこにいるのでしょう
・終わり方があっさり。エンドロール後に何かあるだろと期待してたのですが、敵倒してはい終了、そんな感じでした。特にその後を描かれたりはしません
・今回『も』SEEDという概念の何たるかが遂ぞ語られる事無く終了。ずっと待ってます
ここから良かった点
・呪縛から解き放たれたシン君とキラ君の関係が改善していて嬉しい
もう何か端から見ていて微笑ましい。種死のシンは嫌いだったけど今回のシン君はとても良い子に育ってます。どうしちゃったのこの子…。逆にアスランとの関係がこじれたままなのと搭乗機体に全責任押し付けるエゴさもシンらしいと思いクスリとしました。これだけでもファンは見る価値があるでしょう。
・今作のアスランさんは飄々としていて実に良いですね
例えるならスターウォーズのオビ=ワン・ケノービの様な頼もしさ
劣勢に見えて気が付けば敵は彼の術中に嵌ってる、そんなしたたかさ
だから親友(人類最強)相手の鉄拳制裁も無傷でやってのけちゃいます。
ズゴックいつまで引っ張るんだよ!と思ってたらまさかの隠し玉にやられました、お見事
最終確認ですが、お相手はカガリ嬢という事で…確定でよろしいです?
探せばもっとあると思うのですが自分は上記2点だけで先に上げた欠点を一掃出来るほど満足してしまいました。後は皆さんの目で見てご判断いただければと思います。あとフリーダム強すぎます。
最高の映画
子どもの頃からSEEDを見て、DESTINYも何周も観ました。キャラもみんな大好きです。
DESTINYの本編が色々とアレだったので正直あまり期待せずに観たのですが、本当に良い映画でした。
製作陣が何から何までやろう、全て詰め込もうという感じの映画で、ガンダムシリーズのオマージュとファンを楽しませる仕掛けが終始もりもりでした。むしろ詰め込みすぎてお腹いっぱいどころか破裂しそうな程でした。
現代の作品風に、ギャグ要素を詰めて来たのも面白かったです。個人的にはシリアス好きですが、あれはあれで楽しめました。いや、今入れる!?というのもありましたが笑
前半と後半で雰囲気がガラッと変わるのも映画作品として挑戦してるなと感じました。
後半のはちゃめちゃ戦闘はGガンダムを思い出しました。
キャラはメイリン以外はみんな本編以上にキャラが立っていました。キラは「やめてよね」並の本音を出すし、シンは本来はこんな感じの可愛くて愛嬌のある子なんだろうなというのが伝わって、しかも作中一の大活躍を見せてくれたので最高でした。
キラ:王道主人公
アスラン:最強
シン:作中一の活躍
という感じでルナやカガリ、ムウ、イザークたちの他キャラもふんだんに活躍するので本当にやりたいことを詰め込みまくった映画なんだなと感じました。
そして、本編でシンを応援してた私としてはステラの登場でテンションが最高に上がりました。直後の「シンまもる!がおー!」は「!?」となりましたが、まあステラが大好きなシンを守ってくれたということで・・・
後、アスランが強過ぎて、もうお前だけアコードの上の新人類だろ、となりました。
映画を観て二回目を観に行こうと思うことはほとんどないのですが、この作品は「もう一回行きたい!」となりました。
笑いあり、涙あり、オマージュ盛り沢山の素晴らしい映画でした!
好きだったならとりあえず見ましょう
(テレビ放送時は小学生でリアタイしており、ガンダムはSEED/Destinyしか見ていないため、ガンダム界隈の常識などは存じ上げなくSEEDが大好きな人間です)
子供の頃にハマっていたガンダムのカッコよさを素直に感じることができました!
ストーリー自体は賛否が別れるかもしれませんが、キラ頑張れとか、ムウさん!とか深く考えずに見れる作品でもあったと思います。
フリーダム、ジャスティス、デスティニーの機体が出て来た時は鳥肌がたちました。
懐かしいキャラの登場や変わらないイザークの感じも嬉しく、シンの言動が可愛く思えたのは歳をとったせいなのかとも思いました笑
キラのラクスの家のオーシャンビューの感じは、ラクスが外にベッドを置いていたのも踏襲しているようにも感じました。
そしてとにかく今度こそみんな幸せになって欲しいです笑
ここでギャグ突っ込むのかと思うのは確かにありましたが、テレビ時の女性キャラの裸シーンも似たようなタイミングかなとも感じ個人的には後から考えると別に悪くもなかったかなと。(20年越しという補正も充分あると思いますが)ただただそれを超える満足感でした。
カガリの声が違うことはしょうがなくも残念だった部分でもあります…
見た後の考察や感想は寂しいシロクマさんという方のがとてもよかったです!ぜひ読んで欲しいです。
お祭り映画
本編から時間が経ち過ぎ、宇宙世紀物ほど考察も堅苦しくない中で、制作側も思いの丈を込めてはっちゃけた感じ。ネットに広がるネタを丁寧に拾い出して散りばめており、ファンをニヤリとさせています。
若干のやりすぎ感は否めないものの、宇宙世紀ガンダムはもとよりスター・ウォーズやドラグナーのテイストまで持ち出している辺り、確信犯としかいえないですね。
少なくとも長い時間の中でワケわからなくなったエヴァンゲリオンなんかよりは、ギリギリ本編の枠の中で終わらせています。
特に無印の頃の、完全無欠の超人なのに上手く行かず悩み苦しむ、感情的なキラが帰ってきてくれてよかった。
戦闘も派手だし、映像も見応えありますが、CGで描かれたMSの動きが速すぎて何やってるかわからない。ここは古のマクロスプラスみたいに、ゆっくり動かしていても超高速に
見せる演出を学んで欲しいです。
概ね満足です。劇場に足を運ぶ価値は十分にあると思います。
戦闘は素晴らしい
戦闘シーンは最新技術で大満足。
ストーリーはSEEDってこんなだったよな~と懐かしい気持ちにはなりましたけど、お約束、ご都合、マンネリ。
中二病のまま20年経った感じで、置いてけぼり。
ズゴックは良かったです。
このガンプラは買いたい。
キラが最後無敵過ぎて何だかな〜って思った昔の気持ちを思い出しました。
自分の中で賛否両論すぎて苦しい
ずっと待ち望んでいたSEEDの映画化。
懐かしの期待、キャラ、BGMを映画館で鑑賞できたのは幸せでした。単純にかっこええ‼︎と思えるシーンもあり、SEEDらしい過去作オマージュにニヤリとする場面や、このキャラがこの機体乗るのかと熱くなるシーンもありました。
ただ、すっごくお勧めしたいと思える気持ちがある一方で残念な部分も多かったです。後半にかけてワクワクが高まった後で、こんなの見たくなかったと思うようなシーンが詰め込まれていて、怒りとかではなく少し残念な気持ちになりました。
製作者の皆さんにはSEEDを再び蘇らせていただいて感謝の気持ちでいっぱいですし、見て楽しめたのは間違いないのですが、楽しみにしていた分それと同じくらい辛く残念な気持ちです。こんなにも自分の中で賛否の気持ちがはっきりしたのは初めてで、整理がつかず初レビューさせていただきました。
映画としてはわりといい出来
正直SEEDとDESTINYはキラとラクスが肯定されすぎていて嫌いだった。
なんでこいつらの行為は毎回無条件で受け入れられるのか、今もさっぱりわからない。
主人公だけが嫌いなアニメだった。これが前提。
ひょんなことから映画観に行くことになって、最初は背景とキャラのスケールが合ってないとか等身変とかカメラ寄りすぎて何が起こっているのか全然わからない今の酷い萌えアニメと同じ構図だとか、問題点ばかり気になっていた。
んだけど、なんというか途中からあれ?という感じになってきて、随所にちりばめられた小ネタで気をそらされて、いい感じに盛り上がっていく話に意外と悪くないんじゃないこれと変わってきた。
まあ確かにあざとい部分もなくはないんだが、映画館で集中して観る分にはこういう遊びもあっていいと思う。
映画の楽しさってのがあったんだよね。細かいこと考えないで観るにはこれくらいがちょうどいい。
2時間の制約がいい感じでSEED本来の悪さを中和していた。
これは映画館で観ないと多分成立しない。細かいこと考えたら終わりだから。
結局TV版はどちらも最後憤慨して「なんでそうなる!?それでラクスとキラが許されるのか、おかしいだろ」と思っていたので、こう結末されると「最初からこれをやっていればなあ」と思うくらいは納得してしまった自分がいた。
20年かかってやーっと自分の中でSEEDが終わったと思う。
いや始まったのかも。TV版は始まってすらいなかった。
富野由悠季と同じテーマ性を作れるわけもないんだから、ガンダムだって他人の作ならこれくらいでよかったのにというラインはちゃんと超えていたと思う。今回だけは。
ただそうなるとあのTV版が好きというちょっとあれな人にとっては駄目かもしんないけど。
TV版のあの酷さに挫折した人間はまず映画館行かないだろうし、どこに向けてこれ作ったのかと問われると疑問がなくはない。
なんだかんだでじっと観続ける変な人もいるんだろうなあ。自分もそうだったわけだけど。
やっぱりエロを見せるためのエロとか、批判するためにあったグロ描写がほんとにただのグロを見せるためのグロとして連発されてそれすらワンパターンすぎたりとか、今のサンライズらしい悪さはたっぷりあった。
冷静に考えたら悪役最強のくせに、主人公に配慮して絶対最悪の結果だけは出さないという噛ませっぷりもひどいな。
普通に最初の目標撃った方が終わっていたのに怒りに任せて変えるとか、そんだけボロクソやってまだ殺せてないのとかもね。
結局今回も強引な方法を力で押し返して無理矢理否定し直してゼロに戻しただけで、別に根本の解決はしてないしな。
愛にすり替えてもタカ派は納得しませんよと。笑われるだけ。
最後と言いつつ、続き作ろうと思えば実はいくらでも作れるよねえ。
まあガンダムはいつもそうだけど。
アムロの失敗から何も成長しないまま40年以上戦争だけやり続けている。
この世界が厭戦感情に包まれることはあるのだろうか。
バンダイある限りないか。
【要注意】ネタバレは絶対見るべき
今更ですが私のように2時間以上の時間、苦痛を味わう覚悟がない方は絶対にネタバレ投稿を見てから鑑賞すべきだと思いました。
ちなみに私は典型的なガ○パンおじさんで10月から毎週末ガ○パン最終章第4話を観に映画館に今現在も通い続けてるそこそこのアニメファンです。
ガンダムSEEDもリアタイで毎週観ていて「暁の車」などには涙していました。
とは言えガンダムの映画はほぼ初めてに近くロボット物だとマクロス最新作は、ガ○パンのように何十回も観に通いました。
結論から言いますと単純にMSが動いていて好きなキャラや声優さんが演じていれば何でもいい人向けの作品かな。
種死も当時はボロクソ叩かれていましたが、今作は次元が違います。
ギャグアニメっぽい雰囲気ぶち壊し演出は我慢できても後半ヒロイン的キャラに無理矢理謎のピチピチスーツを着せて登場させて教祖全開で後光が輝き戦況を一変させる演出など笑いや怒りを通り越して、もはや残り上映時間との戦いがメインになりました。
いやあ長かったですね。
久々に2時間超の映画でしたが生理的に受け付けない新キャラ満載、比較的普段は空いてる映画館で後席隅の方を予約してたら直前で満席に近い感じになった不快感もきつかった。
このクオリティの作品ならせめて90分位の尺にまとめて欲しかったです。
自分の中でも賛否両論
TVシリーズを見直し、その感覚で映画参戦すると、なんか違う…という感覚が残る。
あー…こうゆう結論なのか。は、想定内のオチな気もした。
ただ、劇場版にした盛り上がりの期待度は無かった。
声優交代、キャラに違和感はないけども感覚として前の熱量のまま自分はそこにいたかったから、残念感は否めない。
音楽も浅倉大介さんのほうがSEEDっぽくて感情揺さぶられるし、ラクスの歌やミーヤの歌
を劇場版でぜひ聴きたかった。という物足りなさが残った。
とはいえ、ざっくり、おもしろかった。
普段は映画のレビューなど書かないのですが、あまりに残念な内容で不満...
普段は映画のレビューなど書かないのですが、あまりに残念な内容で不満のやり場がないため仕方なく書かせていただきます。
また、脚本家でもないのに知った風な発言をすること、最初に謝罪申し上げます。
まず他の方のレビューであまり見受けられなかったことに加え、私が本劇場版で最も憤慨した点ですので最初に言及しますが、アークエンジェルの扱いが雑過ぎではないでしょうか。ゴッドフリートがいきなり両舷とも撃たれた辺りで違和感は感じたのですが、そのまま息つく暇もなくあっという間に沈みました。
”不沈艦アークエンジェル”が沈みました。体感三十秒くらいの戦闘時間で。あの伝説のクルーが乗っているのにも関わらず。
理解が追いつきませんでした。もちろん映像を目で見ていますのであの艦が沈んだことは分かりましたが、それだけです。映画館で呆然としたことを覚えています。
、、、もう少しやりようはなかったのでしょうか。最終的にミレニアムの艦長をマリューさんにする必要はあると思いますから、不沈艦を終盤で沈めて救命艇でマリューさんがミレニアムに移るなど。
SEED/SEED DESTINYで本当に面白い脚本を提示してもらえただけに、雑に妥協された感が否めませんでした。まさかアークエンジェルを沈めるのが強大な敵ではなくシナリオだとは。世界で一番好きな戦艦だっただけに、残念です。
あとマリューさんのエレベータ方式はアークエンジェル、ミレニアム共に意味が分かりませんでした。特にミレニアム。そんな所にいたら危ないですよ? 設計の意図が全く分かりませんでしたので、続編で明かされることを期待します。
次に敵キャラクターについてですが、ブラックナイツの人格が浅すぎるのは多少やむを得ないと思っています。ファウンデーションの皇帝とラクスを寝取るラスボス(名前忘れました。以降それぞれ”皇帝”/”NTR”と表記します)より優先順位は下で、SEED/SEED DESTINYのキャラクター達と比べてもやはり下です。そのうえ、二時間程度の尺で初登場から敗北までをこなさなければならないのですから深堀する時間などありません。彼らの人格について苦言を呈することはあまりに強欲だと自分の中で納得しました。(だとしても、あれが最善手とは思いませんが)
ですがラスボス(件の皇帝とNTR)については到底やむを得ないでは済まされないものと思います。彼ら小学生なんですか? これは他の方のレビューの引用となるのですがが、発言からも行動からもファウンデーションという一国家を指揮するに値する人物だとは思えません。
皇帝がレクイエムの照準をオーブからミレニアムにいきなり変えるシーンなど、まるで幼稚園児がダダを捏ねているようでした。彼女にはもう少し安全なおもちゃを与えて下さい。世界が滅びます。NTRについても同様です。ラクスの厄介オタクにしか見えませんでした。その程度の人間がラスボスなのですから、本当に軽薄な劇場版になってしまったと、嘆くばかりです。
味方キャラクターについては、、、まあ、仕方ないのでしょうか。彼らにはSEED/SEED DESTINY時代の思い入れがあるので悪口を言いたくありません。ただ、なんというか、、、特にカガリやマリューさんなど、思想が強すぎて可愛げがなくなりましたね。(「民間人を~」「避難を~」など、”平和”に関するセリフがあまりにしつこかった)
昨今よく騒がれるポリコレとか環境活動家とかLGBTQ関連の活動家とか、思想が強くなりすぎると人間やっぱりつまらなくなるなぁと実感してしまいました。映画館でこんなこと実感したくなかったです。
次にMSについてです。ガンダム正史のMSを登場させることについては特に意見はありません。自分は正史には詳しくないので彼らが登場しても何も感じるところはありませんが、”ガンダム”の名を冠する以上正史のファンの方も多い作品です。作品の展開的にも商業的にも一定の効果はあるのだと思います。
ですが、その正史のMSに主要キャラを乗せるというのは到底理解できません。なぜアスランが”ズゴック”なのですか。素直にジャスティスで良かったのではないですか。機体の乗り換えがあまりに多く、各タイミングで誰がどの期待に乗っているか定かではありませんが、やりようはあったと思います。
、、、書いている最中に思いだしました。ズゴックが割れてジャスティスが出てきたのでしたね。もうなんでもありですね。2024年に桃太郎の原作再現ですか。ちょうど桃と同じピンク色だし。手の込んだものですね、この映画。
話が脱線してしまいましたがMSについては以上です。”アスランのズゴック”以外の味方主要MSはとてもかっこ良かったです。後述しますが終盤にかけて”愛”やらなんやら意味の分からないテーマを押し付けられて参っている中、MSだけはSEED/SEED DESTINYと変わらない外見で活躍してくれていたので、劇場内ではささやかな心の支えにはなっていました。
が、その心の支えが活躍する戦闘シーンも、、、随所に意味不明な要素が盛り込まれていて、常に不安が消えることはありません。
なぜギャグやエロを入れてしまうのでしょうか、、、本当に意味が分かりません。SEEDにギャグやエロを入れても面白くならないし、それは他の正統なギャグ作品やエロ作品に絶対勝てませんよ? 極めつけはそのギャグも面白くないし、そのエロも別にそこまでそそられないという事実。無心で戦闘してるシンはこの作品の中身の無さを体現しているようで面白さなんて入る余地もないし、アコードとかいう変な設定に巻き込まれたステラは、あれは一体、なんなんですか。製作スタッフのお偉いさんにステラに思い入れのある人はいなかったのですか? SEED DESTINYでもかなり不遇な子なのに劇場版ではバケモノ扱いとはあまりにも可哀想です。シンに救ってあげてもらいたいです。
もうレビューもかなりの長文になっているので勘弁して欲しいものですが、これに留まらず、終盤の戦闘シーンは原理不明のオカルトが連発。ラクスがガラにもないエロスーツ(まるでミーヤみたいですね。デュランダル議長も天国で微笑んでいることでしょう)を着るのは百歩譲っていいとして。フリーダムが最終形態になった時の、ラクスが宇宙空間に生身で出るアレはなんなんですか。意味わからん兵器がぽんぽん出る展開だったので感覚がマヒしてしまいそうですが、、。ストライクがアークエンジェルに乗り、デュエル・バスター・ブリッツ・イージスと懸命に戦っていた頃を思い出すと本当に今作はバカバカしく感じます。時間軸を超えて戦ったら間違いなくSEED FREEDOM勢が勝つのでしょうが、カッコよかったのは間違いなくSEED/SEED DESTINY勢でした。
他にも”超高速ミサイル”とか”超~”とか、小学生が考えたような名称が散見。せめて兵器についてまともな説明を通すくらいの意地は持っていて欲しかったです。
最近のガンダム、水星の魔女なんかにも通じると思うのですが、ガンダムという硬派な作品を無理やり近年の流行に寄せるの、意味ないと思います。どう頑張っても歪みが生じるのは目に見えています。昭和や平成初期にあれだけのインパクトを生んだ作品を手掛けたプライドがあるのなら、20年程度で作風を揺さぶられたりしないで頂きたいところです。
、、、まあ、この路線の方が商業的に儲かっているというデータを提示されたら返す言葉もありませんが。この映画を絶賛している方もかなりいらっしゃるようですし。
最後に、現状私がこの劇場版に置いて最も問題だったと考えている要素について触れさせて頂きます。
SEED/SEED DESTINYでは 劇場版で突然押し入ってきたあまりにお門違いな概念。
”愛”についてです。
「”愛”を語りたいなら別作品でやって下さい」と、強く思います。
SEED/SEED DESTINYのテーマは間違いなく”愛”ではありません。”平和”とか”遺伝子操作”とかその類の明確なテーマがあったはずです。
ならば、たとえ20年という長い年月を挟んだとしてもそのテーマは一貫すべきです。でなければその作品はもはや”SEED”ではなくなってしまいます。”SEED"の名を冠した全く別の映像作品です。
本当にこの映画はなんだったんですかね、、、
SEED/SEED DESTINYの顔に泥を塗る、私史上最低最悪の映画でした。
”愛”を語るならSEEDシリーズに対して製作スタッフのお偉いさんが愛を持って下さい。
、、、長々と書いてしまいましたがここら辺で終わります。
映画の悪評を書く時間なんて本当に何のメリットもありません。自分が関わりようのない製作の裏側に事後で文句をグダグダ並べるだけなのですから。こんなことをしている暇があったら自分の努力でどうにかできることを頑張るべきだと心から思います。
SEED FREEDOMのことはこれできっぱり忘れて自分の生活に戻りたいと思います。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃれば、この稚拙な文章がささやかな共感の道具になっていれば幸いです。
最後に。
私は本当にガンダムSEED、ガンダムSEED DESTINYが大好きです。
20年越しになってはしまいましたが、本当にありがとうございました。
人生で初めて2回見に行きました。
いろんな洋画を見に行き、あまりガンダムに限らず邦画やアニメは見に行かないのですが、seedはリアルタイムで見ていたので、観に行きました。
1回観たものをもう1回観に行って楽しめる自信がないので今まで2回も同じ映画を観にわざわざ足を運んだことはないですが、(タイトル)
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