いきうつし

劇場公開日:

いきうつし

解説

新人監督の田中晴菜が、生人形師の男と病に冒された少女の恋を幻想的に描いた短編作品。見世物小屋の生人形制作で生計を立てている仏師の亀八は、興行で立ち寄った土地の名士から、不治の病に冒された娘・椿を美しい姿のまま写した人形制作を依頼される。一度も家の外に出たことのない椿と、興行で土地を転々とする亀八は、次第に惹かれ合う。しかし人形の完成が近づくにつれ、椿の身体は動かなくなっていき……。出演は「愛しのダディー殺害計画」の岡慶悟と「神奈川芸術大学映像学科研究室」の笠原千尋。あいち国際女性映画祭で短編部門グランプリを受賞した。池袋シネマ・ロサの「新人監督特集vol.7」で、同監督作「ぬけがら」と併映。

2018年製作/30分/日本
劇場公開日:2021年6月26日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
田中晴菜
製作
田中晴菜
編集
田中晴菜
撮影
岡田翔
照明
岡田翔
録音
岩松道朗
野中慎二
小道具
若菜滋子
衣装
竹本磨理子
ヘアメイク
竹本磨理子
グレーディング
岡田翔
整音
岩波昌志
効果
佐久間みなみ
音楽
蓑地理一
主題歌
NSTINDANCETON
助監督
望月亜実
制作
吉岡茂
馬場雅司
若菜滋子
スチル
福島正次
題字
中谷貴美子
全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

3.0怪しい世界観に引き込まれる作品

2024年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

土地の名士から、不治の病に冒されたを美しい姿のまま写した人形制作を依頼されるって
話からして興味津々。

映像もすごく怪しい雰囲気でつくられていて、この見せ方は素晴らしいと思いました。
椿を演じた笠原千尋さんも怪しい美しさでもって、
この世界観に引き込まれてしまいました。

この世界観で田中監督には長編を撮っていただきたいです。

コメントする 1件)
共感した! 2件)
ひでちゃぴん

2.5インディーズに珍しい時代劇

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

インディーズでは極めて珍しい時代劇。
複数の登場人物を岡慶悟さんと笠原千尋さんのお二方だけで演じ分ける実験的な手法が印象的でした。
インディーズ魂に溢れる発想は面白かったですが、そうしている演出的意図はよくわかりませんでした。
広い範囲を作り込む予算がなかったためか、非常に狭い画面が多く正直みやすいとも面白いとも思えなかったです。やたらとフィックス1カットが長いところも典型的なインディーズ映画だな…と感じてしまいました。
ただこの界隈で時代ものにチャレンジしたのは素晴らしいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
なんでも屋の演出部

3.0好きな

2023年7月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

萌える

題材。ご令嬢がそれらしい年齢なのがいい、もっと若い美少女だとあざとくなる。処女作らしいが、膨らませたかった箇所が沢山、そこが又良かった。
2024年11月23日特集上映 田中監督の処女作と言う事ですが、色々な役を少人数で演ってるのを見ると侍タイムスリッパーが思い起こされる。コレを完全版にするか、1つのエンタメストーリーで撮ってほしいと思う。

コメントする 2件)
共感した! 2件)
トミー

2.0香具師

2021年6月28日
Androidアプリから投稿

悲しい

単純

病に伏せる名士のお嬢様の姿を、寸分違わぬ生き人形として製作する様に頼まれた仏師と、お嬢様の話。

隠されているのか、匿われているのか、残り少ない時間を共有する2人のそれは共感なのか情なのか、単純な話ながらなかなか面白かったけれど、設定の面白さばかりだったかな。

登場人物は複数いるけれど演者は男女一人ずつ。
弁士が語る体でみせていく為なんだろうけれど…
そのおかげでいくらかはキャッチーな感じになっていた気はするけれど、その辺の意図が汲み取れなかった。

コメントする 1件)
共感した! 2件)
Bacchus