アントマン&ワスプ クアントマニアのレビュー・感想・評価
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太陽光がいかに美しいかよく分かる
最初と最後に量子の世界から、
現世、リアル世界に戻って来る。
日常の太陽光の暖かさがとんでもなく美しいことを教えてくれる。
よく出来た綺麗なCGの世界がとんでもなく進んでいても虚しいなぁ
現実を超越した世界観に胃もたれ気味
まさにフェーズ5の幕開けという作品でした。
征服者カーンの脅威性を知らしめることに映画の大部分を使っており、今回のカーンは辛くして撃破したものの、不穏な気配たっぷりで爽快感はあまり無い。
これからとんでもないことが起きるんだという印象を与えるための映画だと感じました。
ドクターストレンジMoMの時から、多元宇宙やらなんやらで世界観が複雑化しており、設定を把握するのに精一杯になっているMCU。
それでもドクターストレンジMoMは、マルチバースという設定を巧みに使い、ストレンジが自分を省みるきっかけ作りになるなど秀逸な作品でした。
ただ本作は、量子世界という設定が更に乗っかるなどよりややこしく、特に前半は理解を追いつかせるのに精一杯な感じです。
登場するキャラクター達も統一感が無く、もはや何でもありな感じになってしまっており、テーマ性もブレてしまぅてる印象を受けました。
一方で、アントマンはずっと家族愛をテーマにしてきた作品ですので、今回もそこは良かったなと思います。
娘のために全力を尽くすスコットと、そんなスコットを見て育った真っ直ぐなキャシーの思いが物語の軸となっていました。
また、今回は負けてしまいましたが、じっくり描いたこともありカーンの底知れなさは表現できていたのではないでしょうか。
Nextサノスのポジションになるキャラですから、心の奥に渦巻く世界への復讐心だったり、マルチバースを行き来して手に入れた未知の技術だったり、十分にゾッとするものを感じさせてくれたと思います。
(最後のコスプレ祭りはなんかチープすぎてもうちょっと何とかならなかったのかと思いますが、、、)
しかしMCUは今マルチバース、神々の世界、水中世界、量子世界と続いており、壮大すぎる世界観にちょっと過食気味です。
久しぶりに現実世界を舞台にした作品を見て感情移入したい思いもありますね。
画面が暗くて説明セリフが多い。前半はウトウト…
MCU映画は全作、ドラマシリーズは一部を履修済み。アントマン1作目と2作目は大好きですが、今作は残念ながらイマイチに感じました。
まず、量子世界はどこかで見た宇宙のようで、新鮮味がない。もっと無秩序で意味不明な世界観を期待していた。存在する生命体のキャラクターはそれぞれ個性豊かで良かったが、観客の想像力を上回ってきているとは言い難い。
また、量子世界というなんでもありの特殊な環境だったからか、アントマンたちが大きくなったり小さくなったりしてダイナミックに戦う姿があまり映えていなかったような気がする。日常生活風景の中での戦闘シーンと比較すると面白さが半減。
更に、カーンに悪役としての魅力をあまり感じられなかったのも残念。
私の感受性の問題もあるかもしれませんが、あまり面白く感じられない作品でした。
映像、音楽、役者(演技)、コミカルなやりとり等はいつも通り素晴らしかったです。そこはご安心を。
スコットの格好良さを認識
量子世界に引き摺り込まれたスコットたちは強大な敵と対峙することになり…。
MCU31作目。ロキの次にカーンと対峙するのがスコットとは思わなかったが、冗談を言いながらも娘のために強大な相手にも怯まないスコットの格好良さを認識出来る作品でした。
ガッカリ…
小さかったキャシーがそれはそれは立派に成長し、スコットは相変わらずキャシーとホープを溺愛している。
そこはホントに素晴らしい。
しかしね、量子世界ってあんなスターウォーズみたいな、もう一つの世界、みたいなもんかね?それは想像力の貧困、ってもんじゃないかね?量子って、なんなのか分かってるのかね?原作コミックがそうなのかもしれないが、これには心底ガッカリした。量子世界に行ってるのに「デカくなったら腹が減る」って、なに基準なのかね!?
面白くない訳じゃないけど、素材が先鋭的なんだから、そういうとこ手を抜かないでほしい。MCUとはいっても、量子世界で白人酋長ものやることないでしょ。ガッカリ…
普通のアントマンが観たかった…
70点ぐらい。
まあまあ…
今までの中で1番よくない…
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の世界観で活躍するアントマンです。
ミニカーを運転したり、レコードプレイヤーに乗っかったり、オモチャの機関車の線路上で戦ったり、
それが観たいんです。
それが持ち味なんです。
話は、複雑になってきましたね…
エンドロール後に、あの人でてきます。
マーベルの、エンドロール後に話を続けるの、やめてほしい(笑)
新たなフェーズとラスボス出陣はいいが、映画単体としてはさて…
マーベルシネマティックユニバースついにフェーズ5。まずはここまでの長距離マラソン本当におめでとうございます。アントマンもだいぶ久しぶりでエンドゲームが最後だったかな、新スーツは基本アントマンベースでコミックの腹中心の○マークが追加、相棒ワスプもコミック色の黄色が目立ち変に変えすぎなくよかったと思います。ずいぶん別人になったキャシーも紫を基調としたアントマンは新鮮でした。注目していた女優だったので結果的にはプラスです。
さて、個人的気になったとこだが、なんと言うか根本的にフェーズ5のボスと量子世界でのバトル、もう一度量子世界でのバトル、でやり合っていると思うとちょっと果てなさや緊張感がなかったです。カーン自体もマジでクライマックスどうしたよ?!モブキャラバシバシ光線あてて消し去っているのにバリア一点張り、拳一点張り。時間消滅させる割に身につけているもの壊れやすすぎだろ。まぁこれから逆襲?が始まるのはわかってるけど正直広告で大きく出るほど想像を超えてないかな。そしてもう一点。量子世界のスターウォーズ感。これ私だけかな?もうスターウォーズじゃん。スターウォーズに少し粘膜があるみたいな。もう普通に人やん、量子世界住民は地球人が先祖なのか?
あとモー○ッ⑨。個人的にはこう言う形で登場はいいと思います。
ハンクピムの渋さ好き。CGゴリゴリも好き。
MCU前作のワカンダフォーエバーは、「このシークエンスいる?」というのがあったけど、今回はストーリーが一直線で尺も2時間で良かったです。
途中、「ジャネットが味方?カーンが味方?」というシーンがあって良かったです。ああいうシーンってロキ的ですよね。
それと、最後の方の、ハンクピムの「待たせたな!」がかっこよかった!歌舞伎の「暫く」的な日本人が胸アツになる展開!あと、テーマであるアリさんも大活躍させてあげてたけど、あれは去年のジュラシックワールドを思い出してちょっとアレでした。
でも、やっぱ映画は2時間くらいがちょうど良いですねと思いました。今の若い人は、ストリーミングを倍速で見てるらしいですからね。「only cinema」言うてる場合じゃないですよ。
絶対口にしたくないほんやくコンニャク
等身大のヒーロー・アントマン、という軸をブラさないまま、よくここまで大スケールの話を描き切ったなと感心しました。最近のマーベル、この「スケール感」が失敗してることが多々あるので…(エターナルズとか)
これも最近のマーベルにありがちですが、設定説明がどうしても長くなり、テンポがやや悪い、というのがマイナスポイント。
でも話自体はまとまってるし、楽しく観られました。
今週はこちらが主軸で本命になりそう。
今年52本目(合計704本目/今月(2023年2月度)18本目)。
※直前に「佐々木と宮野(アニメ)」を見たのですが、こちらにレビューの需要はないと思うので飛ばします(いわゆるボーイズラブもの。登場人物みんなが、そうした「いろいろな恋愛の在り方」について理解があったのが温かかった映画です。特に減点なし、5.0)。
さて、こちらのシリーズです。
もうマーベルものっていくつあるんでしょう…。ネットフリックス契約者だといくつかは見ることができるし、アマゾンプライムでも課金すれば見ることができますが、全部を追うとなると30日くらい作品がありそうな気がします…。
ただ、こちらの映画は登場人物が少なめに抑えられている点と、進み方が丁寧で「今どこ?」ということが起きにくい点などは良いところだと思います。一方で、コロナ事情も日本では落ち着いて、5類にするとかしないとか言っていますが(本当にするの??)、それでも今の日本のコロナ事情で「最後におまけがあるので最後まで見てください」で10分レベルのエンディングロールが出ると、さすがにコロナ感染源になるので、公式も少し配慮してほしかったです(そういうやり方自体を否定しているのではなく、日本はあと1~2年がこのコロナ事情から「完全に」脱却できるかが試されている)。
そういうわけで、映画としてはいくつかマーベルシリーズはみたし、去年は「ソー」シリーズも見ました。そういえば「エブエブ」(エブリシング~)もこのシリーズの類型みたいですね。
私は一般の映画館で(IMAXではない)みましたが、特に問題はなかったです。むしろものすごく音が良かったし迫力満点なのでIMAX版でもう一度見に行こうかな、といった感じです。
作品の展開については多くの方が触れられているのであえて同じことは書かないことにします。
作品の評価としても、「初めてや数回の方にも優しい良い映画」だということで、減点なしの5.0にしています。
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(参考/減点なし/ fight with A ってどういう意味?)
・ 映画内では fight with captain America という部分で「キャプテン・アメリカと一緒に戦う」というように出ます。
実は、fightのあとに前置詞withをつけた fight with A は「Aと戦う」のほか「Aを味方にして(一時的に同盟関係を結ぶなどして)他のものと戦う」という2つの意味があります。後者は、withがよく「●●といっしょに」と使われる、いわゆる「付帯のwith」の用法から生まれてきたもので、英単語の用法としてはこちらも残っています。
ただ、fight with A ではどちらの意味か明確にはっきりしないので、「Aと戦う」(Aは敵)という場合、fight <<against>> A とし、「Aを味方にして(別のものと)戦う」(Aは味方)という場合、fight with A として使い分けることがあります(意味の取り違えで完全に意味が変わってしまう特殊な事情があるからで、今では海外ではよくとられています)。
※ 日本では、そもそも英語の試験がTOEICと英検くらいしかなく、TOEICのライティングで「誰かと戦う」という趣旨のレポートを作れとかという内容が想定しがたく、このことが論点になるのは、事実上英検準1以上のお話です(2級以下では文字数の指定がきついので、自由に書けない)。
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量子という世界を、壮大なスケールで描く、、、ではあるが。
IMAX 3Dで鑑賞、映像も綺麗で3Dを意識した作り。過去作も踏襲していて、ファンもしっかり楽しめる。。。のだが、、、何か物足りない。
キャシーとの親子愛、ホープとの絆、ジャネットの過去、さすがハンク、やっぱりアベンジャーズ。と見どころも沢山あって楽しかったと言えば楽しかったのだが、心の底から『凄かった!大満足!』にはならなかった。
今までの流れからMARVELへの期待が大き過ぎて、ハードル上げ過ぎてしまってるのかなぁ。。。
フェーズ5がここから始まるという事で期待大での鑑賞。新たなアベンジャーズに繋がる最凶のヴィラン、、、のはずだが、私の想像力が足りないのか、理解力が足りないのか、、、
いまいちカーンの強さと恐ろしさが感じきれず。うーん、マルチバース?
等身大の量子の世界は見た目で理解しにくく、今回の世界観に入り込めなかった。原因は演出。大きさの比較対象が無く、アントマンの面白さの肝の部分でもある"小ささ"が分からない。今作の物語の設定と導入部分が良かっただけに、全体を通した脚本もかなり薄く感じてしまった。
お約束のエンドロールで若干の興奮はあったが、全体的には無難な作りでまとめてしまった印象。ここからのフェーズ5の繋がりに期待。
始まり
待ちに待ったフェーズ5。
マーベルロゴで涙ぐむ。
マルチバースサーガの始まりだけど。
どう進んでどう結末するか、まったく想像つかない。
映像は素晴らしいが、暗めなのがちょっと残念。
シークレットウォーズではアリたちも応援にくるのかな?😁
ついにマルチバースの説明が!良く分からんがなるほどだ!
アントマンシリーズだけ見ていれば大丈夫です。ポストクレジットも考えるとドラマのロキのあらすじ読んで最終話だけでも見ておくとより良いかもしれませんが…別に見てなければそれはそれでロキ復活すんじゃん!と驚けます。
量子世界の表現が素敵です。都市は美しく、自然は菌類の世界のようでこれがまた素敵。量子世界の住人たちもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやスター・ウォーズ以上に多様性に飛んでいて、うねうねもたくさんです。
レジスタンスのスライムみたいなやつが穴にこだわっているのも楽しく、世界観が良いです。
アクションはアントマンなのでそれなりですが、カーンの自己紹介映画としては十分でしょう。
ジャネットがビル・マーレイが明らかにカーンの都市に住んでいるのにまったく疑わずに頼ってて馬鹿すぎないかとか、カーンはもっと暴力的にいけばあっという間に量子世界から抜け出せたのではとか、脚本にケチをつけようと思えばいくらでもできますが、エンタメなんで。
キャシーかわいいです。
以下ストーリー
アントマンであるスコットはエンドゲーム以降ホープ、キャシー、ハンクにジャネットと平穏な生活をしていた。しかしキャシーはハンクに影響され量子化学を研究し、量子世界に信号を送る装置を発明する。量子世界に30年いたジャネットは量子世界について口を閉ざしていたが、その危険性から装置を無理やり止めるが装置が暴走(実際はカーンが信号を使って量子世界への扉を開いた)。
量子世界に一家で吸い込まれるが、スコットとキャシーははぐれてしまう。ホープたちはカーンが支配する都市(まだその事実は知らない)へたどり着き、スコットたちはカーンに抵抗するレジスタンスの集落にたどり着く。
ジャネットは量子世界の仲間であるビル・マーレイ!(役名忘れた)を尋ねるが、ビル・マーレイはカーンに取り込まれておりホープたちを捕らえようとする。ホープたちは何とか難を逃れ飛行機を奪取。ジャネットから征服者カーンの存在を知らされ、カーンが量子世界から抜け出すために必要とし、自分たちが帰るために必要なエンジンコアを目指す。
スコットたちはレジスタンスに歓迎されず、カーンに場所を把握されたために集落ごと襲撃を受ける。襲撃のリーダーはアントマンに以前破れたダレン(変わり果てた姿)だった。スコットとキャシーは捕らえられ、カーンと対面する。カーンはキャシーの命と引換に巨大化しているエンジンコアを小さくして奪取することを迫り、スコットは渋々承諾する。
エンジンコアに近づくとスコットは続々と分裂し始める。それはスコットの選択に基づく可能性の姿であり、すべてがマルチバースのスコットである。スコットは増えすぎた自分に押しつぶされそうになるが、キャシーの応援の声が届き、すべてのスコットが協力。それでもエンジンコアの縮小は困難だったが、駆けつけたホープとともにエンジンコアを手に入れる。
エンジンコアを手にしたスコットだが、ジャネットはカーンに渡さないように主張。結局カーンに奪われ、ジャネットも攫われてしまう。
カーンはエンジンコアを使用する前にホログラムで都市に向けて演説を行うが、そのホログラムをキャシーとレジスタンスのリーダーが乗っ取り、生き残ったレジスタンスたちに戦うように促す。
カーンの注意を引くため、スコットは巨大化して都市と軍隊を破壊する。
カーンはエンジンを起動するが寸でのところでスコットとホープの合体技で機体を破壊する。怒ったカーンは自ら出陣し、レジスタンスの虐殺を始める。退却するレジスタンスと入れ替わりでスコット、ホープ、キャシーがカーンと戦うがカーンの圧倒的な力に歯が立たない。そこにハンクが量子世界で急激な進化を遂げた蟻たちの大群と駆けつけ、カーンを撃退する。
ようやく量子世界には平和が戻り、ジャネットたちはエンジンコアを利用して地球に戻ろうとするが、最後にスコットが戻ろうとしたところで傷ついたカーンが襲撃。スコットとタイマンに。蟻にボロボロにされて超技術が使えないカーンだが肉弾戦でもめちゃくちゃ強い。負けそうなところにホープが戻り、カーンをエンジンコアにぶつけて消滅させる。同時にエンジンコアは停止し、二人は戻れなくなった…と思ったらすぐにキャシーがゲートを開いて戻るのだった。
成長の物語
もっと難しい話になるかと思いきや、シンプルでわかりやすかった。
そして、あの「娘のため」や「恋人のため」な足下ヒーローアントマンが、『エンドゲーム』よりもほんとに世界を守るヒーローに成長していて感涙もの。
『アントマン』1、2と直結なのはもちろん、ドラマシリーズ『Lokiロキ』とも直結!
征服者カーンの本当の怖さも理解できた(気がしました)。
前作含めたMCUをあまり観てない方々にも、単独のSF映画としての完成度高く楽しめそう(事前に必要な知識は、せいぜい「サノスの指パッチン」くらい)。
その上さらにMCUフェイズ5の幕開けとして、そして次の『アベンジャーズ』へ繋がる前哨戦として、すごく重要な一作となっておりました。
量子世界のビジュアルを観るのには、IMAX3Dを選んで大正解でした。
あの世界で、住民(知的生命体)たちのワイルドな感じが、『スター・ウォーズ』の異星みたいでよかったです。
スターウォーズ味強め
フェーズ5の幕開けとなるアントマン、最強ヴィランのカーンにどう立ち向かうのかワクワクしつつ観賞しました。
量子世界が舞台の本作は、ストーリー展開やビジュアル面からスターウォーズ感を強く感じ、王道エンタメを貫いた印象。様々なクリーチャーが登場するのは面白く、シリアスな中にアントマンらしいユーモアも多く楽しめめした。バトルシーンも派手で、アントマン&ワスプに早速キャシーも共闘していましたが、すでに馴染んでる感があったしキャシーが思いの外強くてびっくり。笑
また、ドラマ「ロキ」で既に登場済みのカーンでしたが、途中までなんか小物感があり拍子抜けだったところ、エンドロール後の映像で改めて底の知れない存在であることが伝わり、新たな戦いが始まった感にテンション上がりました。マードックのビジュアルへツッコミ過多だったのも良かった。笑
全体的には、フェーズ5のキーポイントの説明やヴィランの紹介的な要素が強く、ラストもイマイチスッキリしなかったり(これはいつものことか…)、単独作品としてはもう少し盛り上がりがあるといいなーという感じもありましたが、いつも通りに楽しくMCU作品を映画館で観られたので満足!
ピム博士かっこよかったな〜
「いいカモ」な私
さて、インフィニティ・サーガ(フェイズ1~3)の清算と、新キャラクターの次々の登場と共に一部は第一世代アベンジャーズからのバトンタッチ、そしてマルチバースという世界。更には配信サービス「ディズニープラス」で展開するオリジナルドラマと言う形態と、実社会における新型コロナによる影響など、まさに「混沌」とした印象が強いフェーズ4が終わり、本作『アントマン&ワスプ クアントマニア』がフェーズ5の一つ目となります。
世間的にもこの「混沌」な状況にMCUへやや「気おくれ」を感じ始めている人が少なくないような気がしますが、私もじつはその一人。一応、全作品観続けておりますが、繰り返し観るほどの熱が高まらないこともあり、ついつい細かい設定やキャラクターを忘れがち。また、フェーズ3までは予告編すら事前に観ないようしていましたが、最近は予告編くらいは観ておこうと本作も目をそらさずにいると「ん?何かこのヴィラン?見覚えあるような??」と引っ掛かりつついると、あるラジオ番組の「フェーズ4振り返り特集」を聴いて「なるほど、あれか」と、事前にあるドラマシリーズの最終回だけ観直して本日の鑑賞です。
で、観始めて初めに気になったのは「あれ?キャシーってこの俳優だっけ?(帰宅後確認したら『エンドゲーム』とは変わってましたね)」と気になったり、なかなか集中力が上がってきません。しかし、アントマンシリーズ特有の「あの世界」へ5人が入り込むことで事態が動き出します。
そこでまた「新しい世界観と生命体」を見せられるわけですが、正直初めは感情移入どころか「これで大丈夫なのか?」と不審を抱きます。しかし、そんなことは「織り込み済み」なのでしょう。まさに、その思いをスコット・ラング自身に演じさせて言動に戸惑いを出さるところなど、むしろ我々の心情を見抜いた演出で共感させるのにうってつけ。結局、スコットがキャシーのために体を張り、そんなスコットを助けるホープに泣いている私。いいカモですwでも、これだからMCUをまだ観続けなければと思わざるを得ない。
と言うことで、予定通りなら次はオリジナルドラマ・シリーズ『シークレット・インベージョン』なのかな?フェーズ5はオリジナルドラマのキャラクター達も映画作品へ直接的に絡み始めるし、ディズニープラスはいよいよ解約できないな。。
初体験
4DX3D(吹替え)にて観賞。
過去作観てないからちょっとわからない部分もあったんだけど、今作のストーリーは把握。
わからない部分を把握する為Disney+で過去作観てみる!
初の4DXだったんですが最初の20分位は酔う!って感じだったんですが途中からイスに身体を委ねてなすがままに揺られてたら楽しくなってきて、テーマパークのアトラクションに乗ってる感覚に!合間合間イスからぶっ飛ぶんじゃないかと心配になって左右のドリンクホルダー掴んでました(笑)
また別の作品も4DXで観賞してみたいなと思いました。
カーン王朝(ダイナスティ)が迫り来る…
MCUフェイズ5開幕!
そのスタートを託されたのは、最小ヒーロー!
アントマンってアイアンマンやキャップやソーやスパイダーマンよりかはマイナーだけど、MCUに於いて結構重要な立ち位置や役割りを果たしている。
1作目はフェイズ2のトリ(個人的にはごちゃごちゃしていた『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の後、シンプルな面白さにMCUの株を上げてくれた)、2作目は衝撃ラストの『~インフィニティ・ウォー』と橋渡しし、『~エンドゲーム』では絶体絶命下の突破口。
作品自体も楽しく面白く、MCUの中で最も万人受け。人間味たっぷりのアントマン=スコットは勿論、ワスプ、ピム博士、誰より愛している娘キャシーなど登場キャラも魅力的。このファミリー感も特色。
実はMCUヒーローの中で特に好き。
最小ヒーローなんかじゃない。面白さも魅力もアクションのユニークさも、ビッグサイズ!
そんなアントマンがまたまた重要な役割りを受け持つ…。
すでに発表されている通り、2024年と2025年に『アベンジャーズ』の新作が2部作で公開予定。
内容やどんなヒーローが登場するかも気になるが、この時新たな巨悪にして強大な敵として立ち塞がるのが…、
征服者カーン。
その名が公表されると同時に早速Wikipediaで調べてみたら…、
3000年の未来から来たタイムトラベラー。過去・現在・未来、全ての時間をコントロールする事が出来、さらには全王様級の宇宙を存在ごと消し去る事も出来るという…。
あのサノスをも越えるという大ヴィラン。
でもこれらはあくまで“設定”であって、どんなキャラなのかまだまだ謎…。
配信ドラマなどでは存在を匂わせていたらしいが、映画では本作でいよいよ本格的に初登場。
新たな始まり、新たな強敵に、さあどう挑む、アントマン…!?
まず、話は…
人生は意味不明なんて初っ端から言ってるけど、スコットが言うと納得力あり。
元囚人。サーティワンをクビになるくらいのダメ男。
そんな彼がある日突然ヒーローになり、アベンジャーズとあのサノスと闘い、世界を救った。
今じゃ街の人から声を掛けられ、写真もねだられるほど。中には“虫違い”してる人もいるけど…。
でも何よりの喜びは、愛する人と巡り合い、愛する娘とも再会出来、“家族”が出来た事。
ほんと、人生って意味不明。でも、いい意味で。
さてさて、前作ではまだ幼かった娘のキャシー。“指パッチン”でスコットが“あっちの世界”に囚われていた間、5年も経てばそりゃあ急成長。身体が大きくなっただけじゃなく、科学者としての才も開花。
量子世界を探索出来るマシンを発明。
その実験中、謎のシグナルが。ジャネットが制止を叫ぶも、次の瞬間、スコットらは…。
吸い込まれ、スコットらが行き着いたのは、未知の量子世界。
これまでは量子世界に入り込むくらいだったが、今回はズバリ、この量子世界が舞台。
まずはその見た事もないビジュアル。
森…? 何処かの星…? 別の宇宙…?
奇妙で不可思議な世界が広がっている。
何だか『アントマン&ワスプ』を観に来た筈なのに、間違って『アバター』か『スター・ウォーズ』を観に来たような。
そうなのだ。
この世界にも“住人”はいる。量子人…?
ぶよぶよのアメーバみたいな奴とか、機械と生命体が融合してる奴とか、おでこが光るテレキネシスや勇猛そうな女戦士もいる。
その“遠い昔遥か彼方の銀河”に住んでそうな住人やクリーチャー、荒廃した地、お尋ね者や賞金稼ぎや荒くれ者たちがたむろしている村の雰囲気とか、メチャ『スター・ウォーズ』やん!
量子世界のさらに下に世界を内包した世界があると言ってたけど、量子世界のさらに下にあったのは、『スター・ウォーズ』的世界だった…!
ま、監督のペイトン・リードもド世代だろうしね。
スコットとキャシー、ホープとハンクとジャネットの“家族”で離れ離れに。
スコットとキャシーは村で一悶着。ジャネットの連れだと知ると、危険を訴える。“奴”が追ってくる…。その言葉通り、敵襲撃。敵って…?
一方のホープら。ジャネットはこの世界に来た時から…いや、吸い込まれる直前から様子がヘン。何かを隠している…?
が、黙して語らず、一刻も早くスコットらと合流し、この世界から脱出する。
とある人物に助けを求める。ジャネットがこの世界から抜け出せないでいた間に知り合った人物。何か訳あり…?
にしてもこのシーン、マイケル・ダグラスとミシェル・ファイファーに加え、ビル・マーレイ登場とは、80年代ファンには嬉しい顔触れ。
ここでも敵襲撃。どうやら狙われているのはジャネットのようで…。
量子世界に居た30年の間に、何があった…?
ようやくジャネットが重い口を開く。恐ろしい人物とここで遭遇した…。
ジャネットと同じく、量子世界に囚われた男。
“トラベラー”で科学者。
彼が乗ってきた船の力を借りて、科学者同士技術と知恵を使い、この世界からの脱出を目指す。
友情も芽生える。
いよいよ脱出の手筈が整った時、ジャネットは彼の本性を知ってしまう…。
彼は追放されてこの世界に閉じ込められた。
彼がしてきた事は、マルチバースを自由に行き来出来る船に乗り、時間さえも超越し、大量虐殺、星…いや、その宇宙そのものの抹消。
自分の前に立ち塞がる障害や邪魔者は容赦なく。
脱出の目的は、復讐。自分をこの世界に閉じ込めた奴らに。それが果たされたら、今度は全ての宇宙世界の脅威になるかもしれない。
彼は恐るべき“征服者”だった…。
ジャネットは自身の発明したメカとパワーコアで彼の脱出を阻んだかに見えたが…。
量子世界で帝国と軍を作り、キャシーのマシンのシグナルを利用し、今度こそ脱出を目論んでいた…。
絶対に彼をこの世界から逃してはならない。
一方のスコットとキャシーは遂に対峙する。
カーン登場。演じるは、『ザ・ファイブ・ブラッズ』『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール』、今年公開予定の『クリードⅢ』でライバル役に扮するなど引く手あまたのジョナサン・メジャース。
ジョシュ・ブローリンが演じたサノスとはまた違った印象。サノスは見た目も含め圧倒的なインパクトを放っていたが…。
それもその筈。サノスは宇宙魔人だが、カーンは人間。
ならば倒せるのでは…? だったら、今後の大ヴィランになる筈がない。
一人の人間が強大な力を手にしたら…?
全てを征服しようとする。全てを意のままにしようとする。
普段は冷静沈着だが、激昂すると暴走するフリーザタイプ。クライマックス戦でも、誰彼構わず消し去っていく。
サノスは確かに強敵だったが、野望や激しい感情を持ち合わせているからこそ、厄介なのだ。
キャシーを人質に、スコットにミクロ化してパワーコアを取ってくるよう強要するカーン。
娘を助けたいスコット。
カーンの野望を阻止したいホープら。
強大な巨悪との初戦の行方は…!?
量子世界でもミクロ化したり巨大化したりの大小アクションは健在。
が、今回はアクションのユニークさよりビジュアル推しだった気がする。
“アントマン&ワスプ”のタイトルながら、各々アクションし、前作ほどの抜群のコンビネーション・アクションでは…。スコットもユニークな魅力や能力を活かしきれていたとは言えず、ワスプに至っては今回印象薄…。寧ろ奮闘していたのは、キャシー。いつの間にか彼女もスーツを。父娘でのアクションや彼女の成長や活躍。演じたキャスリン・ニュートンもハツラツと。“アントマン&ワスプ:クアントマニア(=量子世界)”と言うより、“アントマン&キャシー:カーン登場”って感じだったけど…。
ここで会ったが100年目。量子世界で思わぬキャラと再会! 引くくらいのビッグフェイスと姿になって、相変わらずクソ野郎だった。まあでも最後にはキャシーによって…。
飲まされた“トロトロ”。“ほんやくコンニャク”ならぬ“ほんやくトロトロ”…? 無数のスコットが集うシーンも、過去・現在・未来のドラえもんが喧嘩する某エピソードみたいだった。
今回もアリたちが大活躍!
アクション、ビジュアル、家族ドラマ…と、今回も面白かったのは面白かったが、前2作のような痛快な面白さではなかった。敵が敵だけに『アントマン』にしてはシリアスで、これまでのようなシンプル娯楽活劇を期待すると…。
カーンや量子世界には興味惹かれるが、『アントマン』本来の持ち味である楽しさがちと欠けた。
今回MCU作品にしては批評が鈍いのもそれが原因なのかな…?
とは言え、期待外れやがっかり残念ではなく、もう一度言うが、面白いのは面白い。
今後、アントマンやカーンがどう絡んでくるのか…?
新たな強敵との初戦は、アントマン・ファミリーの勝利。
小さき者を見逃すな。小さき者は諦めない。
って言うか、こんなに持ち上げた割りに、カーン最後は倒されるんだ…。
確かに強敵だったけど、意外と拍子抜け。他のヴィランと変わらんのではと思っていたら…。
恒例ED後のオマケ映像で実は生き延びていて、復讐に燃えると思っていたら…。
最後は衝撃の展開。今回倒したのは、カーンのたった一つの存在にしか過ぎなかった…!
無数に広がるマルチバース。そこには…。
“カーン王朝(=ダイナスティ)”が迫り来る…。
全267件中、241~260件目を表示