こちらあみ子

劇場公開日:

こちらあみ子

解説

芥川賞作家・今村夏子が2010年に発表したデビュー小説を映画化。広島で暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりな彼女は、家族を優しく見守る父と、書道教室の先生でお腹に赤ちゃんがいる母、一緒に登下校してくれる兄、憧れの存在である同級生の男の子のり君ら、多くの人たちに囲まれて元気に過ごしていた。そんな彼女のあまりにも純粋で素直な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていく。大森立嗣監督作などで助監督を務めてきた森井勇佑が長編監督デビューを果たし、あみ子の無垢な視線から見える世界をオリジナルシーンを盛り込みながら鮮やかに描き出す。主人公・あみ子役にはオーディションで選ばれた新星・大沢一菜が抜てきされ、井浦新と尾野真千子があみ子の両親を演じる。

2022年製作/104分/G/日本
配給:アークエンタテインメント
劇場公開日:2022年7月8日

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(C)2022「こちらあみ子」フィルムパートナーズ

映画レビュー

3.0側転のシーンはまるで奇跡。

2022年7月30日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 3件)
村山章

3.0主演女子の素の魅力。

2023年6月24日
iPhoneアプリから投稿

楽しんだ。
主演女子の素の魅力に依るところ大。
こういう子は死界と繋がるかも、
という話し自体に新味は無いが。

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きねまっきい

4.5トランシーバー

2023年6月11日
iPhoneアプリから投稿

笑いもあるが笑えない。画面を境にして安全地帯にいる我が身にあって、偽善者にすらなれないであろう不寛容な自分に鞭を打つ。誰が救えようか。あみ子にとってはその人生だけが与えれたもの。他人から不幸に見えても、本人にとっては比較はできない。拒絶されれば心中にて語りかける。発達障害の話ではない。一方通行のトランシーバーは誰にもあること。辿る道は険しいが、怖くなんてない。海に入って浮かぶ幻想に訣別するシーンは相米映画を思い起こす。「おめでとうございます」と言ってあげたい。

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Kj

4.0成長という生きづらさ。

2023年5月30日
iPhoneアプリから投稿

誰もが通り過ぎた子供の頃の"あの感覚"。
それを持ったまま成長"しない"あみ子。

しかし周りの同級生は成長して思春期を迎えていく。
変わらぬあみ子は次第に同級生と心理的な溝を深めていく。。

あみ子本人はいたって素直。
自分が思うままに話し、生きているだけ。
なのに彼女の奔放すぎる振る舞いによって、周りの大切な人がバラバラになっていく。

あみ子役がもう全く演技に見えなくて、もはやドキュメンタリーを見ているような没入感・実在感。
スクリーンの画角を活かした"見せない"カメラワークや特殊な音響も没入感に拍車をかける。

発達障害の子供と、その子供を抱えた家族の生き辛さ。それを見守る物言わぬ視点。
この包み込むような視点はいったい誰なのだろうか?
そんな事に思いを馳せつつ、エンディングを迎えてその歌詞を聴いていると。
なるほどあみ子の生みの親、今は亡き母親の視点に思えてくるのだ。

残酷な映画ではある。
でも、あみ子はそれでもしゃんと前を向いて歩く事を選んだ。
誰に言われるでもなく、進む事を選んだ。
そんなあみ子の姿勢に一縷の希望があるのかもしれない。

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ジョイ☮ JOY86式。
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