親愛なる君へ
劇場公開日:2021年7月23日
解説
「一年之初」「ヤンヤン」のチェン・ヨウチエ監督が5年ぶりにメガホンをとり、亡き同性パートナーの家族を守るため罪を背負う青年の姿を通して、血のつながりを越えた家族の絆を描いたヒューマンドラマ。老婦シウユーとその孫ヨウユーの面倒をひとりで見る青年ジエンイー。ただの間借り人であるはずの彼が2人に尽くすのは、今は亡き同性パートナーの家族だからだ。ところがある日、シウユーが急死してしまい、その死因を巡ってジエンイーは周囲から不審の目で見られるように。警察の捜査によって不利な証拠が次々と発見され、ジエンイーはついに罪を認めてしまう。それはすべて、大切な“家族”を守りたい一心で選択したことだった。主人公ジエンイーを「一年之初」にも出演したモー・ズーイー、シウユーを台湾のベテラン女優チェン・シューファンが演じ、2020年・第57回金馬奨で最優秀主演男優賞と最優秀助演女優賞をそれぞれ受賞した。
2020年製作/106分/R18+/台湾
原題:親愛的房客 Dear Tenant
配給:エスピーオー、フィルモット
スタッフ・キャスト
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2021年12月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
感情の起伏を画面に表しているような、全編とても静かな作品。
何故彼が他人の世話をしているのか当初分からなかったが、だんだん理由が明らかになり、お終い近くでようやく感情が高ぶる姿が見れる。
主人公の気持ちを考えると、色々やりきれない気持ちになり、この世に残る偏見を今すぐ取っ払ってあげたくなる。
その点一緒に暮らしていた恋人の母親は、彼のことを素直に認められて偉いよね。
息子や年老いた恋人の母親の看病や、不動産の権利の奪い合いとか、日本や欧米では設定が成立しないから作れない作品だと思う。
大きくなっても主人公のことを親と呼べるように息子が育つと良いな。
2021年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
観て良かった→4
映像・音楽 →4
テンポ →3
ストーリー →3
心に残る →3
2021年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
釜山にも見えるけど、違う。カモメの声が聞こえる長閑な港町なんだけどなんだかどんよりとした重たい空気感。あの子にとっての幸せはなんだろう。
2021年9月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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ゲイのパートナーの母と息子の面倒を見ると約束し、亡くなった後も約束を守ってたが、母が急死し、薬物が検出された事から、殺人の疑いをかけられるという話。
子供を守るために罪を認めるのだが、それじゃいかんだろと思ってたら、子供が薬について母(子供の祖母)に頼まれ、違法鎮痛剤を多量に飲ませた事を検察官に告げ、ホッとした。
いくらゲイのパートナーの頼みとはいえ他人の母親や息子の面倒をみれるのか、主人公の家庭環境も描くとわかりやすかったかも。
家族を守りたいのはわかるが、子供の母親が出てこない不自然さが拭えないと感じた。
脚本の妙か、徐々に真相がわかってくるストーリーは素晴らしかった。