シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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Kのポジションが最後までよく分からず
ハリウッド(Disney)が仮面ライダー撮ったらどうなるかな?って想像してしまいました。
この時点で、僕はシン・仮面ライダーをポジティブに評価をしてないのでしょう。
好きだったのはサイクロン号のデザイン、トンネルのバイクチェイスシーン、ライダーキックのカット、西野七瀬の演技。
好みじゃなかったのは庵野秀明監督色の強い画角、ライダーのデザイン、怪人のボディのデザイン、シーンのぶつ切り具合、ストーリーテリングのまずさ、説明台詞の多さ。特にライダーのデザインはTHE FIRSTの方が好みでした。
既視感の強いシーンやカットが散見して、多少お腹いっぱいでした。
シン・ゴジラやシン・ウルトラマンが好みだったのは樋口監督の演出が好きだったのかと気付かされた一本でした。
あくまでも1作目のリメイクです
あくまでも1作目、本郷猛+一文字隼人版の劇場版です。現在のド派手な仮面ライダーしか知らない人が、その前提を知らずに見てしまうと不満たらたらになる映画だと思います。シン・ウルトラマンも、いまの技術なら「パシフィック・リム」みたいなもっとリアルな怪獣を作れたのに、あえて着ぐるみ感を出したように、本作もやり過ぎないように作られています。飛び上がって空中で回転して地上にいる敵をキックするシーンを、最新技術を使えばワンカットで作れるのにあえてカットを割る。ただ、あまりにもテレビ版の映像に寄せすぎて、ただの「新解釈のリメイク」になってしまい、もっと新しい映像が見たかった残念さがあります。事前情報なしに観に行ったのですが、エンドロールに大物俳優の名前が何人も出てきて「この人どこに出てた???」。一人だけポスターにも名前がない人がいますね。これから観に行く人はお楽しみに。私はいまだにわかりません
全体的にオマージュが強すぎる
ライダーにコートを着せてバイクで走らせるのはとてもよかった、かっこいい。見たかった画は見せてくれた。見ている中で、ルリ子に背負わせすぎでは、とか1号2号ライダー知らない人が見ても楽しめないのでは、1号のライバルだった早瀬の設定はスルーだな、怪人側がベラベラ喋りすぎる、思ったこと全部言わないとだめか?これはルリ子もだぞ、逆にライダー喋らんけど!など思うところはあった。仮面ライダーでプラーナとか聞くと思わなかった。ラストで解釈違いを起こしてしまい、溜息をついてしまった。賛否両論だろうな、これ。
小説版のライダーを猛烈に読みたくなった。
一文字に託した!!
まず初めに、ストーリーがいきなり始まります。驚くと思いますが、ちゃんと、あとから説明されますのでご安心を。。。
仮面ライダーと言うことで、お子さんも観るような作品と考えると、ちょっと敷居が高く、仮面ライダーを知っている大人向けの仮面ライダーです。
内容はネタバレになるので、極力控えますが。。。
兎に角、一文字隼人役の柄本佑さんがカッコよすぎる。
颯爽と現れ、主役を喰う勢いで駆け抜けていき、物語も一文字に託して、締め括られます。
評価は、戦闘シーンでの過剰表現による低年齢層への配慮で−0.5、次回作への期待を込めて☆4.5といったところです。
まだ、ご覧になっていない方、是非ご覧になってみては如何でしょうか。
ファンにはたまらん
仮面ライダーファンとしての感想を言うと最高でした。ヘルメットからはみ出る髪、暗闇で光る赤い複眼、変形するバイクやマスク。全てがカッコよくて終始画面に見入ってしまいました。
またこの映画は仮面ライダーとしての映画の前にバイクの映画でもあると思います。バイク愛がすごく伝わってきました。緑川イチローの玉座の両脇のバイク!あれどっちも初代のサイクロン号のベース車なんです!あそこまで凝った作りは正直引くレベルです笑
他にも最後の一文字がバイクを走らせるシーン。あれはラストに相応しい。沁みました。
この映画はあれこれ考えて観るより体と心で仮面ライダーというものを味わうものだと思いました。
オマージュも多く本家へのリスペクトも感じられる素晴らしい作品です。
庵野「シン」シリーズも3つ目になると…
「シンゴジラ」「シンウルトラマン」と、巨大生物を扱っていたため、映像スケールも大きかったが、さすがに等身大の仮面ライダーではそういうわけにもいかず、前2作と比べるとどうしてもしょぼくなってしまう。
それは差し引いても、戦いながらよくしゃべる怪人たちだ。しゃべりすぎだ。とくにサソリ女はまるでノータリンのぱっぱらぱーだ。ライダーの相手方の女の子も、独り言を言い過ぎだ。
松阪桃李君(「梅ちゃん先生」で「のぶのばか~」を演じた)や、カムカムの市子さんが出てきたのは嬉しいが、ちむどんのとーちゃんや、仲村トオルも出ていたらしいが、わからなかった。
懐古世代の中高年をガッカリさせてしまった!
口コミが両極端なので、気になって観てきた。そうそうたるキャスト陣。今時のVFXの映像。なのに映画のモチーフが掴めない、世界観がよくわからないうちにラスボス出てきて強制終了。仮面ライダーの家族愛?恋バナ?友情?がテーマ?子門真人さんの懐かしい、あの歌声と森山未來さんの美しい舞いの数シーンだけが記憶に残った。石ノ森章太郎先生の原作世界観はサイボーグと化した島村ジョウやフランソワーズの嘆きに始まり、昆虫人間に成った本郷猛の苦悩と葛藤に終わると言っても過言ではないと思う。そこをもっと描いて欲しかった。例の変身ポーズやライダーキックを見せるなら、現在地上波で放映中の仮面ライダーギーツの方がよほどカッコいい。懐かしさに誘われて観に来たであろう、かつての仮面ライダーごっこをしたおじさん、おじいさん達にため息をつかせる映画になってしまって残念至極。
今回は「信」とか「心」なんじゃないかと
まず思うのが浜辺美波が石ノ森章太郎の描く美少女の感じがすごく出ている点、いい配役だと思います。予告編をみたときはタキが女体化したものだと思っていたのですが、オープニングではアニメのキカイダーゼロワンのオマージュみたいで、しかも緑川ルリ子と名乗っているし。
そのルリ子の説明ではショッカー側のフィクサー的ポジションにはロボット刑事Kと石ノ森章太郎のスターシステムみたいな感じになってます。その他諸々、立花藤兵衛など原作の登場人物を同名のまま役割変えて使っています。(もしかして、原作の漫画は今回のような設定になってたりするのかな?)
音楽も昔の楽曲っぽいやつが使われており、庵野秀明にしては原作の匂い出し過ぎな気がしましたが、結局は人類補完計画なのかと・・・
戦闘員から吹き出る血しぶきが強調されてますが、サイボーグではなく人間ということになっているようです。恐らくバイオテクノロジーの産物ということなのでしょう。それを一撃で仕留める力を持っているという確かに人間離れした力をもっていますが、これまでのシン○○のような神の力という感じではなさそうです。
対するショッカー軍団もオーグメントと呼ばれる怪人をリーダーとした小隊で本郷猛に襲いかかるわけですが、一体倒されると次の怪人(オーグメント)がシルエットで登場という連続活劇感を感じさせる味付けは良かったと思います。
戦闘アクションシーンが若干しょっぱい感じで、ドラゴンボールのような空中戦はさすがに若さを感じました。アクションシーン全般を通してあまり殺陣を重視してないというかカット割りでぼやかすところが多かったように思います。
サバクトビバッタの相変異や昆虫の強弱順が逆順だったり(昆虫のダイヤグラムではバッタより蜂のほうが強いし蝶はバッタより弱いですよね。)結局はプラーナで決まるという、恐らくそれっぽいだけでいいというところでしょう。(蝙蝠は哺乳類ですし)
一番気になったところは、ルリ子が胸を借りるところ。
物凄くあざといところなのですが、このタイミングでそんなこと言わないでしょ。絶対、無理やり偉い人に言われて追加したのだとも思いましたが・・・
もしかして、あざとくないのでしょうか?
何だかんだ考察で楽しめたのですが、これまでのシン○○のようにばっちりキマッているわけではなく相当粗削りな感じでしたね。
だめだ…。「シン・○○」は合わない。
結論を先にいうとつまらない映画、その一言です。
序盤のショッカーの手下との戦闘シーン。いきなり血飛沫連発のスプラッター!
この瞬間、だめだ。子供向けのあの仮面ライダーではないと思った。
主役の台詞読みは演技でそうしているのか、棒読みなのか、どっちなんだと終始謎でした。柄本佑は妙に軽い言い回しだし。
人間ドラマにしたかったのかもしれないけど、葛藤など全く感じられず、ストーリー性は全くなくつまらない展開がずーーっと続いて退屈でした。
怪人が弱すぎなのも残念過ぎです。
蜂女のアジトへ行く途中の商店街のBGM。
自分の好きな曲(歌詞ないBGMが好き)がジェッディン・デデン(Ceddin Deden:オスマントルコの軍楽隊の曲)だったとこだけテンションあがったが、選曲には???です。
終盤の量産ライダーとの戦闘シーン、暗すぎて台無しです。
カメラワークも手ぶれ?感だしているのか見づらすぎです。
イチロー兄さんとの対峙シーン。白い配線がついているのを見た瞬間あのアニメが脳裏によぎりました!!
不思議の海のナディアのネオ皇帝!!
ネモ船長=緑川博士、ルリ子=ナディア、本郷猛=ジャン
という構図が浮かんでしまったのは自分だけだろうか…
イチロー兄さん、最後急に弱くなりすぎですよ。戦闘シーンというよりじゃれあって絡み合っているようにしか見えなかった。
締め方も残念過ぎでした。
エンディングの昔の主題歌は良かった!!
シン・ゴジラもイマイチで、シン・ウルトラマンは敢えて見ず、そして今回。再放送で昔の作品を知っているだけに、シン・○○は自分には合わないなということがよくわかりました。
浜辺美波はキミスイの頃が一番良かったなぁ。
仮面ライダーで初の感動
仮面ライダーは3歳のときすごく好きでめちゃくちゃ見てました今回見たシン仮面ライダーはすごく泣けました色々な仲間の別れがあったりすごくアクションがあったり色々楽しめましたみなさんもぜひ見て下さい。
春のタイムマシーン
映像がグロテスクだとか、CGが陳腐だとか、ストーリーが暗いとかといった批判が多いですね。でも、それこそが監督が作りたかったものなのです。
つまりこの映画はテレビ特撮としての仮面ライダーの再現、さらには仮面ライダー1号、2号の時代、オイルショックのあの時代を再現する映画なのです。
グロテスクで、陳腐で、暗い世相、それが昭和仮面ライダーの登場した時代そのものなのです。
この作品はタイムマシーンだと思います。50代後半の私は、小学生時代の土曜日7時半に戻ることができました。まだ生まれていなかった人は、令和という離れたところから昭和を眺めるのではなく、ぜひこの時代を体感してください。体感というのは、映画というメディアだからこそできる経験です。
庵野監督作品には変な用語が沢山でてきて、話が理解できない、という方も多いようですね。大丈夫です。無視してください。
庵野監督の繰り出す変な用語は、雰囲気作りのためのブラフなのです。エヴァは難解なストーリーが話題になったので、何か背後にしっかりとしたストーリーや思想の様なものがあるのではないか、と詮索している人が多いですよね。でも本当は何もありません。何も無いからこそ、ただ難解な用語を感覚でばら撒いたからこそ、エヴァが難解な作品であると当初誤解されていたのです。
庵野監督は感性の巨人なのです。理性的なことはほぼ無視しているからこそ、素晴らしい作品が生み出せるのです。庵野ワールドは考えるものではなく、感じるものなのです。
だからこの作品は、映画史に残るタイムマシーン映画となることができたのです。
かっこいい日本のヒーロー
特典欲しさに何度も観に行っています。
コレクションする楽しさは昔から子供たちの心を刺激させます。
ストーリーは大人用にアレンジはされていますが当時のものも思い出させる演出があったり色々世代の人からすると思うことはあります。
シン仮面ライダーでシン系は終わりとのことですが最高の有終の美を飾れたのではないでしょうか?
一度ではなく二度三度ライダーファンなら楽しめると思いますしヒロインやハチオーグが個人的には好きなのでそれ目的でも嬉しいですね。
日本の撮影は制限があって大変だったと思いますが最近のディズニーマーベルやDC作品と比較しても個人的には勝ってます。
美男美女は見ていてほんとに目の保養になりますから。
もっと大人向けにならんかな
大人向けというがまだまだ子供っぽい、中途半端な出来と感じた。ウルトラマンもそうだったけど難しい用語を使い現実感を強引にはめているよう。まだまだファンタジー要素が強く、これではどうしてもアメリカのマーベル作品と比べてしまう、比べたらいかん!という意見もあるが比べてしまうのだからしょうがない。あんな妖怪みたいな敵ではなくてせめて増強クローン人間とかサイボーグだとか、ひょっとしたら近未来にこんな悪いヤツ出てくるんじゃない?くらいのリアル感で勝負しないと負けてしまう。プラスアルファでヒューマニズムで補いたい。日本映画のCGや特撮の限界を痛感させられた作品。
原作をどこまで崩せるかが課題になるが思いきったアレンジを期待したい。
ただ、遠い昔仮面ライダーを見ていたオジサンからしたら、バイクのシーンや乗りながら変身する所などカッコ良かったし、2号やラストはV3を彷彿させる演出、エンドロールに子門真人など嬉しい場面はあったので見て良かったとは思える。一つ欲をいうなら本郷が改造手術を受けるシーンからスタートして欲しかったかな。
追記
すみません、ラストの緑の仮面はテレビシリーズの1号のでしたね、緑色だったのでこれから新たにV3として戦うのかなと思ってしまいました。でもここは思いきってV3の仮面で演出しちゃっても良かったのかなと思います。(仮面ライダーの往年のファンの諸先輩方に叱られるかな?)
もはや庵野さんを教祖とした新興宗教か。
良くも悪くも庵野監督の「趣味の世界」ですよね(笑)。私は「ゴジラ」で衝撃を受け、「エヴァ」で退屈し、「ウルトラマン」で爆睡した口なのですが、今回もあまり楽しめませんでした。正直、その作風と世界観に飽きてます。。。でも、これだけの強烈な個性を放つ作り手は貴重なので、きっと今の日本映画界には必要な人材であることは間違いないのでしょう。そして、次回作も観に行ってしまうのだと思います。
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