シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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だめだ…。「シン・○○」は合わない。
結論を先にいうとつまらない映画、その一言です。
序盤のショッカーの手下との戦闘シーン。いきなり血飛沫連発のスプラッター!
この瞬間、だめだ。子供向けのあの仮面ライダーではないと思った。
主役の台詞読みは演技でそうしているのか、棒読みなのか、どっちなんだと終始謎でした。柄本佑は妙に軽い言い回しだし。
人間ドラマにしたかったのかもしれないけど、葛藤など全く感じられず、ストーリー性は全くなくつまらない展開がずーーっと続いて退屈でした。
怪人が弱すぎなのも残念過ぎです。
蜂女のアジトへ行く途中の商店街のBGM。
自分の好きな曲(歌詞ないBGMが好き)がジェッディン・デデン(Ceddin Deden:オスマントルコの軍楽隊の曲)だったとこだけテンションあがったが、選曲には???です。
終盤の量産ライダーとの戦闘シーン、暗すぎて台無しです。
カメラワークも手ぶれ?感だしているのか見づらすぎです。
イチロー兄さんとの対峙シーン。白い配線がついているのを見た瞬間あのアニメが脳裏によぎりました!!
不思議の海のナディアのネオ皇帝!!
ネモ船長=緑川博士、ルリ子=ナディア、本郷猛=ジャン
という構図が浮かんでしまったのは自分だけだろうか…
イチロー兄さん、最後急に弱くなりすぎですよ。戦闘シーンというよりじゃれあって絡み合っているようにしか見えなかった。
締め方も残念過ぎでした。
エンディングの昔の主題歌は良かった!!
シン・ゴジラもイマイチで、シン・ウルトラマンは敢えて見ず、そして今回。再放送で昔の作品を知っているだけに、シン・○○は自分には合わないなということがよくわかりました。
浜辺美波はキミスイの頃が一番良かったなぁ。
仮面ライダーで初の感動
仮面ライダーは3歳のときすごく好きでめちゃくちゃ見てました今回見たシン仮面ライダーはすごく泣けました色々な仲間の別れがあったりすごくアクションがあったり色々楽しめましたみなさんもぜひ見て下さい。
春のタイムマシーン
映像がグロテスクだとか、CGが陳腐だとか、ストーリーが暗いとかといった批判が多いですね。でも、それこそが監督が作りたかったものなのです。
つまりこの映画はテレビ特撮としての仮面ライダーの再現、さらには仮面ライダー1号、2号の時代、オイルショックのあの時代を再現する映画なのです。
グロテスクで、陳腐で、暗い世相、それが昭和仮面ライダーの登場した時代そのものなのです。
この作品はタイムマシーンだと思います。50代後半の私は、小学生時代の土曜日7時半に戻ることができました。まだ生まれていなかった人は、令和という離れたところから昭和を眺めるのではなく、ぜひこの時代を体感してください。体感というのは、映画というメディアだからこそできる経験です。
庵野監督作品には変な用語が沢山でてきて、話が理解できない、という方も多いようですね。大丈夫です。無視してください。
庵野監督の繰り出す変な用語は、雰囲気作りのためのブラフなのです。エヴァは難解なストーリーが話題になったので、何か背後にしっかりとしたストーリーや思想の様なものがあるのではないか、と詮索している人が多いですよね。でも本当は何もありません。何も無いからこそ、ただ難解な用語を感覚でばら撒いたからこそ、エヴァが難解な作品であると当初誤解されていたのです。
庵野監督は感性の巨人なのです。理性的なことはほぼ無視しているからこそ、素晴らしい作品が生み出せるのです。庵野ワールドは考えるものではなく、感じるものなのです。
だからこの作品は、映画史に残るタイムマシーン映画となることができたのです。
かっこいい日本のヒーロー
特典欲しさに何度も観に行っています。
コレクションする楽しさは昔から子供たちの心を刺激させます。
ストーリーは大人用にアレンジはされていますが当時のものも思い出させる演出があったり色々世代の人からすると思うことはあります。
シン仮面ライダーでシン系は終わりとのことですが最高の有終の美を飾れたのではないでしょうか?
一度ではなく二度三度ライダーファンなら楽しめると思いますしヒロインやハチオーグが個人的には好きなのでそれ目的でも嬉しいですね。
日本の撮影は制限があって大変だったと思いますが最近のディズニーマーベルやDC作品と比較しても個人的には勝ってます。
美男美女は見ていてほんとに目の保養になりますから。
もっと大人向けにならんかな
大人向けというがまだまだ子供っぽい、中途半端な出来と感じた。ウルトラマンもそうだったけど難しい用語を使い現実感を強引にはめているよう。まだまだファンタジー要素が強く、これではどうしてもアメリカのマーベル作品と比べてしまう、比べたらいかん!という意見もあるが比べてしまうのだからしょうがない。あんな妖怪みたいな敵ではなくてせめて増強クローン人間とかサイボーグだとか、ひょっとしたら近未来にこんな悪いヤツ出てくるんじゃない?くらいのリアル感で勝負しないと負けてしまう。プラスアルファでヒューマニズムで補いたい。日本映画のCGや特撮の限界を痛感させられた作品。
原作をどこまで崩せるかが課題になるが思いきったアレンジを期待したい。
ただ、遠い昔仮面ライダーを見ていたオジサンからしたら、バイクのシーンや乗りながら変身する所などカッコ良かったし、2号やラストはV3を彷彿させる演出、エンドロールに子門真人など嬉しい場面はあったので見て良かったとは思える。一つ欲をいうなら本郷が改造手術を受けるシーンからスタートして欲しかったかな。
追記
すみません、ラストの緑の仮面はテレビシリーズの1号のでしたね、緑色だったのでこれから新たにV3として戦うのかなと思ってしまいました。でもここは思いきってV3の仮面で演出しちゃっても良かったのかなと思います。(仮面ライダーの往年のファンの諸先輩方に叱られるかな?)
もはや庵野さんを教祖とした新興宗教か。
良くも悪くも庵野監督の「趣味の世界」ですよね(笑)。私は「ゴジラ」で衝撃を受け、「エヴァ」で退屈し、「ウルトラマン」で爆睡した口なのですが、今回もあまり楽しめませんでした。正直、その作風と世界観に飽きてます。。。でも、これだけの強烈な個性を放つ作り手は貴重なので、きっと今の日本映画界には必要な人材であることは間違いないのでしょう。そして、次回作も観に行ってしまうのだと思います。
シン・シリーズ、最高傑作
庵野監督作品の中でも、群を抜く作品と感じました。ショッカーの戦闘員を殴ると戦闘員から血がでる。
石ノ森先生の漫画を幼いころ少し読んだ事がありますが、こういう話だったと思いました。
望まずに改造人間にされた主人公が、悪の組織に立ち向かう。終盤、キルビルのように感じた場面もあり、昭和のクリエイター達の伝えたい事が、今の技術で、再現されたように思えました。
伝えたいことに、技術が追いついてきた、そんな感じを最近のリバイバル作品に感じました。
鑑賞後は、スッキリしました。こういう作品が、今後も増えて欲しいと思いますb
なんかもうひたすらカッコよかった
前提として
・「仮面ライダー」本編は未視聴。
・劇場版の「仮面ライダー」は2作ほど視聴済。
・「仮面ライダー The First」は視聴済。
・「シン〜」シリーズは全て視聴済。
なんかもうひたすらライダーがカッコよかった。
色々と気になる部分はあるんです。
合わない音楽に欲しいところにない主題歌とか、生身のアクションが持ち味なのに多用されまくる甘いCGとか、S.H.O.C.K.E.R.の色々やらなんやらがもう……
言い出したらキリなさそうなんだけど、ライダーのカッコ良さに全部持ってかれた。
特に変身シーン。クソカッコいい!本郷猛も一文字隼人もひたすらカッコいい!!緑川ルリ子はかわいい!!!けれどヒロインはバイクだ!!!!!
思ってたよりグロかったけど本来ならこうなるよな、とか、宙返りジャンプの描写とか、ひたすら笑顔のS.H.O.C.K.E.R.と常に泣いている仮面ライダーの対比とか、改造人間の設定とか、何をもってヒーローの象徴とするかの設定とか、色々好きな部分もあって楽しい。
誰かが言ってたけど、連ドラで見たい気持ちも分かる。
それだけ少し展開が焦燥な感じはあった。
けれど俳優陣の演技は素晴らしく、演技に持ってかれる瞬間が多かった。アクの強い演出から泣けなかったけど、素晴らしいものを観れたと思う。
本当に色々書きたいこと、考えたいことが沢山あるけど、ライダーのカッコよさに全部持ってかれてるので以上にする!
こだわり(アク)が強すぎるので本当に初代「仮面ライダー」が好きな人にはオススメ。
ごめん、俺にこの映画のレビューを書く権利はない
「シン・ウルトラマン」にはあれだけ入れ込んだ自分だが、実際、この映画のレビューを書く権利はないなあ、と思っている。いや、レビューなんだから、観た人がどう感じたか書くだけなので、権利も何もないのだが。
自分は仮面ライダーに思い入れがないのだ。俺は大きな怪獣が好きだった。もともとが恐竜好きから入ったからだろうか。だから、ウルトラマンとウルトラセブンを比べると、幼い頃はウルトラマンの方にやや思い入れがあった。今、お話の面ではセブンのが少し深いなと思っているのにも関わらず、小さい頃はそうだった。ごめん。だから仮面ライダーについて知っていることも少ない。1号は本郷猛。2号は一文字隼人。ショッカーは「イーッ!」 って叫ぶ。親玉は死神博士。ルリ子って誰だ。こんな感じ。なんでこんなに興味がないんだ。自分でもずっと不思議だった。たぶん、子供時代を過ごした、静岡県東部地方に、仮面ライダーを放映する電波が届かなかったことに端を発する。そう、純粋に観られなかったのだと思っていた。この件は末尾にて。
当時最新の「怪獣怪人大図鑑」を買った時も、同じ年に放送されていたい「帰ってきたウルトラマン」の怪獣や、Q〜セブンの怪獣たち、そして映画の怪獣たちのみが関心の的で、蜘蛛男やイカデビルといった仮面ライダーの怪人たちにはときめくことがなかった。俺は、円谷フリークだったんだなぁ、とつくづく思う。
言い訳みたいな思い出話が長くなってしまった。そんな俺が観た、「シン・仮面ライダー」のレビューだ。
庵野監督が 「浜辺さん(美波)をいちばんかっこよく撮れるのは俺だ」 と考えていることは、予告編からにじみ出ていた。その結果がどうだったか、観ないわけにはいかない。結果、たしかにかっこよく撮れていた。さすが庵野監督。でも 「図抜けて」 という感じでもなかった。ごめんね。
シン・ゴジラで石原さん(さとみ)、シン・ウルトラマンで長澤さん(まさみ)、本作で浜辺さん(美波)(と西野さん(七瀬))とキャスティングしてきて、楽しいだろうな、庵野監督。次はどんな作品で誰なんだろう。楽しみだ。
そして今回観て、庵野監督はこういう話というか設定が好きなんだなあと感じた。人類改変、世界を救おうという気持ちに見えるが個人の深い絶望からくるエゴ、背景に流れる讃美歌。そう、これはエヴァンゲリオンと同質の世界。基本的に庵野監督はここに住んでいるのだろうな。ストーリーはおもしろかったと思います。
おまけ1
子門真人はこの頃主題歌を歌いまくっていた人なんだな(「およげ、たいやきくん」 だけの一発屋だと誤解してました。ごめん)
おまけ2
今回も庵野監督いろいろやってたけど少なめ? 脚本、タイトルロゴデザイン、プロモーション映像、ポスターデザイン、特撮准監督くらいだったかなあ
おまけ3
俳優陣、すごいね。そして最も頑張ってたのは、池松さん(壮亮)がいっしょうけんめい、ちゃんと棒読みし続けたことだと、俺は、思いました。
おまけ4 2023/4/8
へええ。漫画の仮面ライダー1号から2号へのバトンタッチは、全然異なる話だったんだね。今回の映画のエンディングはTV版をカバーしながら、テイストだけは漫画版なんだねー。(NHK「100分で石ノ森章太郎 仮面ライダー」を観た印象から)
<俺が仮面ライダーと縁遠かった背景:テレビ静岡と静岡県東部地方に関して>
まず、どのキー局の電波も箱根を越えることはできない。俺たちは、静岡にある地方局の電波でTV番組を観るのだ(それは今も同じ)。そして俺が子供の頃は、ウルトラマンを放送するTBS系列の地方局はSBS静岡放送として既にあったのだが、TBS以外の局の番組を主に流す地方局テレビ静岡は、1968年創立。① あれ? 仮面ライダーの放送開始は1971年だから観られたのではないか? ② あれ?テレビ静岡はフジテレビ系だけど、仮面ライダーはテレビ朝日系の番組だが・・・。
どうやら、テレビ静岡を見るためには、当初コンバーターが必要だったという事実が、我が家への仮面ライダー上陸を阻止していたのかと思う。コンバーターという言葉、たしかに子供の頃に聞いたことがある。なんか箱を買うといろんな番組が見られるらしいとも聞いていた。そして我が家にはそれはなかった。ひとつめのあれ?は「コンバーターを買えない我が家」 という悲しい話だったようだ。そしてふたつめのあれ?は、最初のテレビ静岡はTBS以外の各キー局の番組をまんべんあく扱っていたからだとわかった。テレビ静岡の番組がフジテレビ系だけになるのは、テレビ朝日系の静岡朝日テレビ(当時の静岡県民放送)日本テレビ系の静岡第一テレビの2局が開局する1978年まで待たなければならない。
「終」の入れ方も最高
庵野秀明監督による初代ライダーのリブート作品。
池松壮亮、浜辺美波、柄本佑といった面々が新鮮で、それぞれの立ち位置がどこかエヴァを思わせるのが面白い。
それろライダーのデザインも良いが、サイクロンがすっごい格好良いですね。あとベルトも。
音楽もオリジナルを感じるものから現代風のものまで、交差するように組み上げられているのも良かった。
それと何と言ってもSEが素晴らしいですね。最初の登場時はグッときましたよ。
カットも実に特撮ぽかったりと、オマージュに溢れていました。
アクションも中々で、特にライダーキックは最高な入り方でしたね。
反面、コウモリのムーブ等少し低予算的な荒さも見えました。が、そこまで気になる程ではないかな?
ただ1号対2号はもうドラゴンボールだった…。
後半からは柄本佑演ずる2号が色々格好良過ぎて、託されている感じがすごい出てました。
オリジナルを紡いだエンドロールからの「終」の入れ方も最高。
何だかんだと楽しめた作品でしたよ。
うーん。
最初の30分は面白かった。
スピード感といい展開といい世界観に入り込んだけど、そこを過ぎてからははっきり言って冷めてしまった。
血が出るのはダークな世界観で好みだった。
あと、池松壮亮が…。
もちろん良い時もあるんだけど、こんなに芝居下手だっけ?ってくらい棒演技でさらに冷めてしまった。
敵が多過ぎるのか、詰め込み感が半端なくて色々勿体無いと思った。
また、Amazonプライムで配信されるだろうからゆっくり見直そうと思う。
シンシリーズ
見終わった率直な感想としては、シンシリーズとして事前に期待していたハードルを越えられなかったな、ということ。
映画単体としてみれば決して悪い出来では無い。ゴジラやウルトラマンみたいに、見終わったあとに良かった!という気持ちが湧いてこなかったかな。見てた客層が定年前あたりのご年配層が多かったですが、もしかしたらそういった当時の特撮ファンにはささる内容だったのかも。残念です。
乗れない…
主人公の葛藤はわかりやすいけれど、まったく共感できなくて…
過去作も予習したものの、思い入れはないので、オマージュしてるのはわかるけど、映画としておもしろいかと言われると微妙。
いいところはたくさんあった。浜辺美波もよい、ライダーアクションも見せ場はある。怪人も一癖ある。だけど全体が合わさるとつまらないのです。ざんねん…
プラーナがハビタットしてパリファライズ?(@_@)?
オリジナル(コミック+特撮)とエヴァのミックスな印象。
どこかチグハグさを感じる。
イキナリの専門用語の応酬。
「ついてこれない人は置いていきますよ」感。
ルリ子のキャラが安定していない。
ホントに「仮面」なので声が通らないこと甚だしい。
劇伴は良い。全て70年代サウンドで統一してもらいたかった。(「ショッカー襲来」は特にアガる)
令和の楽曲はギターの高音が耳障りだわ(ꏿ﹏ꏿ;)
藤岡版の「レッツゴー!!ライダーキック」も流して欲しかったところ。
積み残しの謎はあるが、続編…はないかと(;^ω^)
「シン・ロボット刑事」なら配信とかでいけそう。
人類を救うべく結成された秘密組織ショッカー。 しかしながら、その人...
人類を救うべく結成された秘密組織ショッカー。
しかしながら、その人類救済の方法は常識的ではなかった。
一旦は、ショッカーの目的に賛同の意を示した緑川ルリ子(浜辺美波)と本郷猛(池松壮亮)だったが、具体的手法には合点がいかず、逃走し闘争することを決意するのであった・・・
といったところからはじまる物語で、ま、それ以上でもそれ以下でもない。
人類の救済方法が、一見科学的理由が付いているが、おおよそ妄想的な方法で、緑川ルリ子も本郷猛も新興宗教からの離脱のような感じ。
そこいらあたりは庵野秀明自身の脚本なので『シン・エヴァンゲリオン』に似たり寄ったり。
面白いか面白くないかといえば、ま、面白い。
意図も撮り方も含めて庵野秀明の自主映画拡大版。
ここでいう自主映画的とは以下のことを指しています。
1)少ない予算を効果的に
2)少ない出演者を効果的に
3)作者の思いは100%以上に
このうち1)2)を満足させるためには、
a)際立ったアングル
b)短いショットを魅せる効果的な編集
c)加えて、あっというような音楽(できれば在りもので)
というのが常套手段。
ま、成功しているかなぁ。
加えて、1)については仮面ライダーをはじめとする怪人たちの造形で、基本、全身はライダースーツ(バイク乗りが着る類の)が基本で、それにちょっとアレンジが加えられている程度。
リアルとウソの塩梅がいい感じ。
で、問題なのは3)で、とにかく饒舌。
台詞過多。
説明がないとわからないのかもしれないが、説明しすぎで、そのため池松壮亮の滑舌の悪さと、柄本佑の妙な抑揚が耳障りになったような。
最終的には、仮面ライダーだったなぁ、とも思うのだが、なんだか仮面ライダーはなかったなぁ、とも思うのは、多分に映画の肉体性に関してだろう。
本郷・仮面ライダーによるショッカ怪人(オーグ)への破壊が血しぶき満載の生々しさに加え、終盤登場のゼロ号(エヴァを想起する)演じる森山未來の舞踏的な身体力が生々しすぎて、途中に描かれるライダー同士のCGによる戦いが嘘くさすぎて、演出上の一貫性を欠いている感じが大。
このアンバランスな肉体性は、
ライダースーツを身にまとったにも関わらず素顔のまま、とか
ライダースーツの上のロングコート、とか
にも見て取れます。
そういえば、一部映像しか観ていないのだけれど、庵野秀明のアマチュア時代の『帰ってきたウルトラマン』が、ウルトラマンスーツを来た素顔のままで巨大化した庵野自身という画だった。
ほとんど同じような印象でしたね。
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