「シン・シリーズ完結?」シン・仮面ライダー マーマレードさんの映画レビュー(感想・評価)
シン・シリーズ完結?
シン・ウルトラマンのレビューで庵野作品は観ないと言いつつ観てしまいました。
シン・シリーズ実写ではお馴染みの俳優さん達が登場。
長澤まさみ、斎藤工、竹之内豊などなど。
作品の構成としてはゴジラに次いでよかったのではないか。
エヴァが酷過ぎたので(個人的なものですが)。
物語の展開はショッカーのオーグを政府の依頼に(竹野内豊、斎藤工)より、本郷(池松壮亮)緑川ルリ(浜辺美波)が行動するパターン。
オーグ達が一般人に危害を加えてる描写が全くない演出なのでヒーローものを観てる人にはナゾ展開だろうなと。
怪人と言わずにオーグと言われるショッカーの幹部達の言う幸せとは、他人を自由に絢ったり殺したりする快楽みたい。
設定なんかは良かったと思いますよ。
言いたいことも良く解りますし、力を正しく使って役立てたいと。
ただドラマ、演出が弱いので伝わり難いだろなと。
多分低評価な原因はここにあると思います。
最後のラスボスの目的はまんま人類補完計画でしたけど(笑)
シン・シリーズの中では一番好きかもしれません。
個人的には。
ウルトラマンの時から思ってましたが、CGでの格闘戦は残念な出来なので出来ればスーツアクターでやって欲しかった。
やはり人型の格闘は人間がやらないと様にならないですね。
最後に本郷猛が一文字隼人に仮面ライダーを託して終わったのは良かったが、"闘いは続く"的なラストはちょっと意外でした。
庵野さんまたエヴァ作りそうですね。
追記、3/25 2回目鑑賞。
やはり庵野作品は何回か観ないとよくわからないとこが多い。
一文字隼人役の柄本佑さんがカッコよく見えるのが不思議だ。
特にイケメンではない彼がとても良い。
続編あるなら観たいけど難しいだろうな。
また観に行くかな。
コメントありがとうございます♪
こうも繰り返し繰り返しエヴァの主題ばかり表現してしまうというのは、庵野監督の中に何か強烈なトラウマが存在していて、それを癒そうとする心の自己修復作用なのかな、、、?
と、そんな事まで考えてしまった本作でした。
一文字が本郷に告げた「こういう時は謝罪じゃなくて感謝だ」とか「こういう時はクン付けじゃなくて呼び捨てだ」という台詞は、庵野さん自身が大人になってから学んだ教訓なのかもしれませんね。
マーマレードさん、こんにちは。返信が遅くなって申し訳ないです。コメント有難うございます。賛否両論みたいですね。庵野監督(私と同い年です)は“リアルタイム世代と当時を知らない若い世代とを両方楽しませる映画を作りたい”と思われていたようですので、何とかそれを形にしたいとした監督の努力は認めてあげるべきなのかも知れませんね。ただ、当時「仮面ライダー(マンガ/TVドラマ両方)」にハマりまくっていた私にはイタい映画でした。「仮面ライダー」に限らず石ノ森章太郎のマンガのベースには人間ではない“異形”になってしまった者や“異形”に生まれた者の苦悩がある様に思いますが、本作にはそれがあまり感じられなかったし…まぁ、ノスタルジーでしょうかね。