「20年前のCG??」シン・仮面ライダー Yu0911Sさんの映画レビュー(感想・評価)
20年前のCG??
鑑賞直後でこのレビュー書くまでは星3.5のつもりだったんですが
色々整理してて
あれ?最悪の想定よりは悪くなかったけど映画としてはそんなに良くないぞ?
ということで2にしました。
とりあえず公開前から気になってたのですが
とにかく仮面ライダーのスタイルが悪過ぎます
池松さんは小さくて足短い日本人!って感じで
予想外だったのが柄本さん
スラッとしてていいかと思ったら
細過ぎかつ猫背でめちゃくちゃ2号がカッコ悪く見えました。
予告にもあった線路のところで1号が歩いてゆり子に向かうシーンがあるんですが
あそこは池松さんがやってたんでしょうね
歩き方がまぁぎこちない
スーツアクターさんはやっぱり偉大です。
2号の初変身シーンからの名乗りポーズも予告にはあったので覚悟してたのですが、おそらく柄本さんがやってますよね
身体の向きとマスクの向きが合ってません
要するにヘッタクソでした。
しかしキャスト陣の演技は全体的に悪くなかったとは思います。
ただ庵野も本当にワンパターンですね
安定のルー語で喋るキャラクター(さそりとロボット刑事K)
早口で横文字とかをペラペラのキャラはゆり子の立ち位置ですが
まぁそこはゴジラ、ウルトラマンよりは抑えられてたかな?
で
またこの人かってキャストも多い
まぁ庵野のお気に入りかつ演技が邪魔にならない人たちばかりなんでいいですけど
西野七瀬もキャラクター設定に助けられてるかもしれませんが『あなたの番です』よりは全然普通に演技されてました。
池松さんも泣き絵とか
なんかイマイチ機械的な棒読みセリフがあったんですが良かったです。たぶん演技力じゃなくて庵野の謎演出でしょう。
でも気になったのは池松さん病気でもしてたんですかね?とにかくずっと震えてましたけど
特に一文字と対面で話すシーンとその後の海でのシーン
1人だけガクガクガクガクしてましたけど
単純に寒さ我慢できない感じだったのかな?
浜辺美波さんは演技的なところは庵野が大好きな機械的に感情なし系のキャラだったので過大評価はできませんが結構良かったと感じました。
とにかく毎回の通りキャラの顔のドアップシーンがめっちゃ多いんですが
浜辺さんのビジュアルは強いですねw
あのアップ地獄に耐えられる絵なのは単純にすごいと思いました。
逆に柄本さんはアップきっついですね
表情のパターンもないですし
結構駆け足で話が進むんですが
まぁ退屈はしないです
特に蜘蛛との対決は本家を相当意識してたのはいい演出でした
ただ戦闘シーンが下手くそすぎるというか
パッと飛んでクルクルして次のカットでは着地しててみたいな
文字起こしするとわかりにくいんですけど
とにかくアクションが見づらかったです
たぶん臨場感を出す為なんでしょうけど
とにかくCGのレベルが
これ2023年の映画?ってツッコミたくなるほどのクオリティでした
正直テレビ放送の仮面ライダーのCGクオリティと大差ないです。
キックのシーンだけは良かったです
ただバイクの変形シーンとかとにかくすべてのCGのクオリティがゴミです。
コウモリとの戦闘なんか観てられないです。
最終決戦の0号との対決シーンも
臨場感出ると思ってる素人か!ってくらい過剰なカメラブレブレ演出で見づらい見づらい
あのブレブレたぶん後から付けてるブレブレですよね
意味不明です
いわゆるショッカーライダー的なやつらとの戦闘も暗すぎて全く何が起こってるかわかりません
暗くて何やってるかわからんって数多くの映画でやってたけどなんで未だこれやるんだろうね?
複眼の発光目立たせたかったのか??
0号こと蝶の森山さんの演技力はさすがでしたね
頭1つ抜けてる感じでした。
結末の流れはたぶん原作未読の人には
?
でしょうね
原作知ってる身としてはまぁだいたい予想通りです。
ただ納得いかないのは
ショッカーの技術で作ったライダーのスーツとサイクロン号を公安?が普通に用意できたことは
新1号のビジュアルが良かろうが関係なく気になって仕方ないです。
あと声ですね
リアリティの追求なんでしょうけど
マスク装着すると声がかなりこもる演出なんですが
とにかく聴き取りにくいシーンが多かったです。
これ別にマスクに声をクリアに発する事ができる機能とかで良くない?
めっちゃ聴き取りにくい
あと
プラーガプラーガプラーガ言ってるけど
プラーガってなんぞやって思ってそのまま終わってしまった方多いのでは?
で
ロボット刑事Kが出てきた意味は一体なんだったの?
庵野の事だからどうせ続編なんか作らないだろうし
作ったとしても5年くらい先だろうから
疑問的なものは残さないで欲しかった。
1回しか観てないからアレなんですが
あのKの大元になんかデカい機械のAIかなんかいなかったか?
正直ショッカーの目的もある程度説明はされたけど
意味がよくわからなかった
蝶が長で
蝶がやろうとしてたことがショッカーの目的ってことでいいのかしら
イマイチピンと来なかった
あと
終盤ゆり子がアップデートした1号の機能ってなんだったの?
てっきり風なしで変身できるようにかと思ったら関係ないというか
普通に途中からマスク被るだけで能力発揮できるようになっててよくわからんし
前述しましたが
かなりテンポはいいので退屈はしなかったし
庵野ワンパターンのあとはヲタクたちで勝手に考察しててなパターンではなくて良かったので
星3くらいかなと思ったのですが
このレビューを整理してて2になりました。
とりあえず及第点ではありましたけど
あれほど情報隠してた意味も別に感じなかったし
この出来なら上映開始前から珍しくプロモーションに注力したり、グッズを大量に展開してたのも納得というか
これは公開後に出してもイマイチな売れ行きだったかもしれないですね。
変身って単語が2号の1回しかでてこない
蜂はなぜかチェンジって言う
なんかイマイチ設定に今回は深みを感じなかった。
あ
ロケーションは良かったです。
夕陽のシーンとか良かったですね
とりあえず人にはオススメはできない映画でしたね
時間無駄にかけて無駄に内緒にして情報出してなかった割には大した事ない映画でした。
追記です
パンフレットを読んで判明したのですが
仮面ライダーはほぼすべてスーツアクターではなく俳優さんがやっていたようです
通りでアクションに迫力が足りないし
ポーズや歩き方が下手なのだなと
スーツアクターは絶対使うべきでしたね
当たり前ですが
あとプラーガではなくプラーナでした
プラーガはバイオハザードですね