「【”人間を信じる事にしよう。そして、仮面ライダーのマスクに込められた想い。”台詞の中の生物学や哲学言語が難しいです。けれど、ライダーキックは矢張り格好良いし、世界観にも引き込まれた作品である。】」シン・仮面ライダー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”人間を信じる事にしよう。そして、仮面ライダーのマスクに込められた想い。”台詞の中の生物学や哲学言語が難しいです。けれど、ライダーキックは矢張り格好良いし、世界観にも引き込まれた作品である。】
ー もう、冒頭からプラーナやら、○○オーグやら、ハビタットやら、聞いた事のない台詞がバンバン出てきて、意味を想像しながら鑑賞。(けれども、これが楽しい。)
更に言えば、エンドロールで流れた俳優さんの名前を見て“え、何処に出てた!”。具体的に言うと、大森南朋さんと松坂桃李さんである。松坂さんは”もしかしたら?”と思っていたが、大森さんは分からなかったなあ・・。-
◆感想
・冒頭から”人間と昆虫が一番、発達している”と言うSHOCKERの創設者(松尾スズキ)の思想の下に造られた様々なオーグが登場する。
ー クモ、ハチ、カマキリ、サソリ、クモ・・・。-
・映像も独特で、緑川博士(塚本晋也)とその人口子宮から産まれたルリ子(浜辺美波)と兄イチロー(森山未來)との関係性が明らかになって行く様も面白い。
・仮面ライダー一号になった本郷猛(池松壮亮)の哀しき過去を経験したからこそ、強くなって悪を斃したいという想いと、それに背反する彼の優しさの描き方も良い。
・ルリ子が徐々にそんな本郷の姿に”自分の想いを託せる人”という想いを持って行く様。
ー 今作のフライヤーはナント、5種類もあるが初期に出されたフライヤーに載っていた”孤高””信頼””継承”と言う言葉の意味が伝わって来るのである。ー
・一文字隼人の仮面ライダー2号(柄本佑)と、1号が圧倒的な力を持つルリ子の兄、イチローの”完全体仮面ライダー0号”に、ルリ子の想いを伝えるための戦闘シーンもナカナカである。
ー 森山未來が、超一流ダンサーとしてのオーラを発揮しているシーンでもある。-
<今作は、庵野秀明監督が仮面ライダーを世に出した、故、石ノ森章太郎へのリスペクト溢れる作品である。
仮面ライダーの魅力を世に再認識させる作品でもある。
それにしても、エンドロールで流れた制作陣の中での庵野秀明氏の名前の多さよ。矢張り完璧主義者なんだろうなあ・・。
冒頭の舞台挨拶でも、俳優さん達が”こんなことは滅多にないのですが、私達が今作を観たのは10日程前ですから・・。”なんて、言っていたなあ。
間違いなく、庵野秀明監督がギリギリのギリギリまで編集やら画像やらに拘っていたのであろう。
私は、そんな作品には当然ながら、リスペクトを送るのである。>
■2023.3.26
御指摘を受けて、一部修正しました。有難うございました。
庵野さんに厳しいですか?(笑)
そうかもしれませんね。
現在のサブカルチャームーブメント。いい歳した大人が精神的に成熟せずに社会性を獲得する努力を放棄し、チャイルディッシュな自己弁護を繰り返し主張する風潮を増長させた背景には、庵野氏の影響力も大きかったと思っていますから。
シン・ウルトラマンを観た限りでは、細君のおかげで相当マシになられたものと思ったのですが、本作では「やっぱりまだまだダメなのかな?」と感じました。
もしかしたら、生育歴に何か問題を抱え、大きなトラウマを抱いておられるのかもしれませんね。
彼の作品創造は、彼自身の内面にあるインナーチャイルドを癒す行為なのかもしれない、、、。
そんな事を思ってしまったシン・仮面ライダーでありました。
(ちなみにワタクシ、押井守氏にはもっと厳しいです(笑))
私もリアルタイムで毎週意識的に見ていたのはストロンガーからで、それ以前の作品は再放送の記憶ですね。同世代はあまり仮面ライダーやウルトラマンには詳しくないと思います。
母に持病がありましたので、小学生時代は学校が終わり次第、家に帰って家事全般と4つ下の弟達の育児手伝いをせねばならず、オモチャも持っていなかったので娯楽が少なかったんです。(小学1年から!今思えば不遇な幼少期かもw)
ケイブンシャのウルトラマン大百科と仮面ライダー大百科を買ってもらえたので穴が開くほど読み、怪獣怪人名とTV番組のサブタイトルはすべて暗記し、弟達の子守唄には毎晩ウルトラマンと仮面ライダーシリーズの主題歌&エンディング曲をメドレーで歌い聞かせていました。(あとタイムボカンシリーズや戦隊モノもw)
親として接したのはNOBUさん同様に電王からです。(レビュー冒頭「俺はか〜な〜り〜」って電王ネタです。わかりました?)
佐藤健くん、モモタロスの入った演技からリュウタロス入りまで演じ分けが物凄かったじゃないですか(笑)
デビュー作であれだけの演技力を見せつけたなら、番組終了後はひく手あまただろーなーと思って観てましたー。
「あんな凄い俳優になるとは」と思ったのは村上弘明さん。スカイライダーのデビュー第1話はあまりの大根ぶりに子供心に落胆したものです。
渥美半島一周!
なるほど、そういう楽しみ方があるのですね。約50km。琵琶湖南湖にプラス10kmくらいですか。ちょうど良いコースですねー。
今年のGWは天気が崩れがちと聞きますが走れる日があると良いですねー。
最近、娘がマニュアルカメラにハマりまして。主人が大喜びして2人で撮影散歩を企画していますが晴天でないとなかなか難しくてー。(フィルムのISO感度を上げる事やフラッシュの存在はまだ教えてやらないそーですwしかし、現在フィルム代が恐ろしく高騰していて家計に大打撃!)
ザ・ホエールの前に2016年作品の「仮面ライダー1号」をレビューアップしようと考えていましたがらザ・ホエールを先にする事にしますね。今暫くお待ち下さいませー^ ^
素晴らしいレビューで、私はいつも唸ってしまいます。
体調不良で暫く映画を鑑賞することが出来なかったのですが、レビューは拝見していました。いいねを押したかったのですが、未視聴でしたので、それも出来ませんでした。
それでも楽しませて頂き感謝しております。
大森さんはすぐにわかりました。
クモオーグの声だったと思います。
人間体で出て来られなかったのが残念でしたが....。
桃李くんはオレもかわりませんでした。
長澤まさみちゃんは出演が短すぎましたがインパクト抜群でしたね!
おはようございます!
エンディング曲のライダーキックは私も原曲は聞いた事なかったんですが当時仮面ノリだーの替え歌で、オープニング曲に使われてたんでそちらの印象が強いですね。
あと松本若菜さん好きならNetflixの金魚妻観ましたか?観てなければ若菜さんの濡れ場結構ありますよ(笑)
私の勝手な印象だと金魚妻から木曜ドラマ(土屋太鳳主演)で松本若菜さんって一気に火がついた印象です、確か。
凄くキレイな方ですよね!
聞いたことない言葉は本当理解できなかったです!
同じくエンドロール名前見て、え?松坂桃李いた?とか沢山そーいう人いました。
全く同じです。(笑)
きっと皆んな思っていたんでしょうね!!