人民警察
劇場公開日:2021年7月3日
- 予告編を見る
解説
1970年代後半から旧東ドイツでドキュメンタリーを制作してきたトーマス・ハイゼ監督が1984年に発表した、ドイツ人民警察の内部を捉えたドキュメンタリー。4月の復活祭を目前にした人民警察の内部。警官たちはコーヒーを飲みながら、アイスホッケーや映画のラブシーンに見入っている。現在も未来も見えない漠然とした不安の中、働く大人は無気力に日々を過ごし、働かない若者は体制に反発する。ハイゼ監督が10代前半の少年に将来の夢を尋ねると、少年は目を輝かせながら人民警察で働きたいと話す。他のハイゼ監督の初期作品と同様、体制にとって相応しくないとされ、ベルリンの壁が崩壊するまで上映が禁止された。「トーマス・ハイゼ 東ドイツ3部作 今はなき社会主義国家」(2021年7月3日~、シアター・イメージフォーラムほか)で劇場公開。
1985年製作/60分/西ドイツ
原題または英題:Volkspolizei 1985
配給:サニーフィルム
劇場公開日:2021年7月3日
スタッフ・キャスト
- 監督
- トーマス・ハイゼ