一体何故この連中の映画を作るのか?

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一体何故この連中の映画を作るのか?

解説

「ハイゼ家・百年」が日本でも劇場公開された、旧東ドイツ出身のドキュメンタリー作家トーマス・ハイゼ監督が1980年に手がけた初期作品。当時の東ベルリンの不良少年たちの姿を記録したドキュメンタリー。東ベルリンのプレンツラウアー・ベルク地区。不良たちの溜まり場となっている給水塔の周辺では、軽犯罪が横行していた。ハイゼ監督は同地区で犯罪行為を繰り返す兄弟ノルベルトとベルントにカメラを向け、彼らの日常生活と将来のイメージを語らせる。作品のタイトルは、ハイゼ監督が映画大学でこの企画を提案した際に、制作に反対する教師に言われた言葉。タイトルにしたことで大学との間に亀裂が生じ、その後ハイゼ監督は大学を去ることになった。他のハイゼ監督の初期作品と同様、ベルリンの壁が崩壊するまで上映が禁止された。「トーマス・ハイゼ 東ドイツ3部作 今はなき社会主義国家」(2021年7月3日~、シアター・イメージフォーラムほか)で劇場公開。

1980年製作/36分/西ドイツ
原題:Wozu denn uber diese Leute einen Film?
配給:サニーフィルム
劇場公開日:2021年7月3日

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(C)Thomas Heise

映画レビュー

3.5きっと残したかったんだろうなぁ。

2021年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興味本位での鑑賞です。

以下、サイト内紹介文より〜
ハイゼ監督は同地区で犯罪行為を繰り返す兄弟ノルベルトとベルントにカメラを向け、彼らの日常生活と将来のイメージを語らせる。作品のタイトルは、ハイゼ監督が映画大学でこの企画を提案した際に、制作に反対する教師に言われた言葉。タイトルにしたことで大学との間に亀裂が生じ、その後ハイゼ監督は大学を去ることになった。

きっと、監督は残したかったんでしょうね、今を。
今自分がいる環境が未来永劫だなんて思わなかったからこそ、もしかしたら社会主義くそくらえ!って思っていたかもしれません。(あくまで推測です)ゆえに、忌々しい今を残したかったのでしょうかね?歴史的意味を考えて。大学やめる覚悟もあったのかもしれません。

説明文の通りの作品です。社会主義だろうが、民主主義だろうが、ナントカ主義だろうが、犯罪ってあるんだなぁ、生活は管理できるけど感情までは管理できないってことなんですかね?ある意味、「健全なしょうもない奴ら」が存在していたことでホッとしました(笑)
あぁ、でも東ドイツについて詳しい方は「あの社会だったから生まれた犯罪者」とおっしゃるのでしょうかね?僕は詳しくないのでわからないです。

市民の記録映画としてとっても意義のある者ではないでしょうか?

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バリカタ

3.5不安と希望とカオス

2021年7月6日
PCから投稿

崩壊しつつある体制を感じてたのかな…

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Oyster Boy

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