ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

解説・あらすじ

「ブラックパンサー」「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが製作を務め、1960年代後半から70年代のアメリカで、急進的な黒人解放運動を展開した政治組織「ブラックパンサー党」の指導者フレッド・ハンプトンが暗殺されるまでの日々を描いた実録ドラマ。元窃盗犯からFBIの情報提供者に転じたウィリアム・オニールは、ブラックパンサー党のイリノイ支部に潜入し、カリスマ的指導者フレッド・ハンプトンに近づく。その政治手腕で頭角を現しつつあったハンプトンは、J・エドガー・フーバー率いる捜査当局ににらまれていた。オニールはブラックパンサーとFBIの間を巧みに立ち回るが、やがてその心に葛藤が生まれる。自身の良心に従うか、FBIからの命令に従うか、思い悩むオニールだったが……。「ゲット・アウト」のダニエル・カルーヤがハンプトン役、「蜘蛛の巣を払う女」のラキース・スタンフィールドがオニール役を演じた。監督はこれが2作目の長編となるシャカ・キング。第93回アカデミー賞では作品賞のほか、脚本賞、助演男優賞など計5部門で6ノミネート。助演男優賞(ダニエル・カルーヤ)と主題歌賞の2部門を受賞した。

2021年製作/125分/アメリカ
原題または英題:Judas and the Black Messiah

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第78回 ゴールデングローブ賞(2021年)

受賞

最優秀助演男優賞 ダニエル・カルーヤ

ノミネート

最優秀主題歌賞
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5

(C)2020 Warner Bros. Entertainment Inc., MACRO JWMH, LLC, Participant Media, LLC and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved.

映画レビュー

3.5Black Power Story That Transcends Race

2021年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

The last half-decade has seen an overwhelming number of films deconstructing issues of race in America. Few films are like Judas, which is needfully optimistic about reaching the mountaintop. Judas often feels like it's veering into predictable territory, but there are plenty of well-played twists and surprises. Kaluuya is good, but Stanfield's performance as a loner stands out as more authentic.

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Dan Knighton

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年3月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
マサシ

1.5事実を忠実に再現したら、退屈な内容になった作品

2025年3月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

理解しづらい異国の人種差別問題だが、
事件らしい事件、ショッキングな出来事というのは、
ラストまではほとんど起こらず、ショートスリーパーの私にとっては、
効きすぎるくらいの、睡眠導入剤だった。

2つほど感想のポイントがあり、
1つは、「事実は小説よりも奇なり」で、残念な内容だった事。

ラストの銃撃一部始終が終わり、
事実の映像と後日譚が、差し込まれていたが、

作品本編よりも、そこの事実部分が一番ショッキングで、一番目が覚めて、一番興味深かったのは、
さすがに笑えない。

もう一つは、ブラックパンサー党リーダー役の演説アジテーションだけは、
目を見張るものがあった事。

その後の作品である「ゲット・アウト」でも良かったし、
「NOPE」では、今回の情熱的な役柄とは、まるで逆の寡黙な役柄で、
同じ俳優とは思えない演技力で感心した。

とにもかくにも、重めの題材であるがゆえに、
事実としてあった事を、
忠実に再現しようとしたせいなのか、
物語としては退屈な内容だった。

もう少し、スリリングな展開にしたり、
主人公がスパイという、いかようにも面白くなりそうな、
人物背景があったのだから、
そこに手を加えても、良かったのではないか、
と思った。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ソビエト蓮舫

3.5power to the people

2025年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 最近では何でもかんでもテロリスト扱いしているマスコミ。警察側としてはテロリストじゃなきゃ困るんだよなぁ。いざとなりゃ射殺できるんだし、それが正義になるんだし・・・そんな序盤の攻防や中盤におけるフレッド・ハンプトン(カルーヤ)の演説が最も盛り上がってた。さ~みんな一緒に「I am a revolutionary」

 警察側のやり口。内通者を作る、まずは一発撃たせる、そこで一斉攻撃。結局は暴力主義的なところが崩壊へと導かれたのだろうか。やっぱり銃社会アメリカを感じる。

 内通者に仕立て上げられたビルにしても、そこまでブラックパンサー党で活躍しなければ罪深くなかったかもしれないけど、フレッドに近づきすぎたな~といった印象。

 演説も印象的だったけど、面会謝絶の病室の前で文を読み上げるジェイクの姿も印象に残ったぞ。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
kossy