「韓国映画の底力」王の願い ハングルの始まり ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国映画の底力
ハングル文字を作り出し、普及させようとした名君世宗の物語。
「マルモイことば集め」もそうだったが、韓国映画はこうした文化的な事件をエンターテイメントに落とし込むのが本当に巧い。
王と僧の物語、王と王妃の関係性、仏教と儒教の対立、ちょっとした恋の予感…等々を絡めながら、文字を創り出すロジックはがっちりと描き出す。
まさに韓国映画の底力、って感じなのだが、まさかこの監督の初監督作とは…恐れ入りました…
しかしこれほど意識的に組み立てられた文字体系が、世の中に他にあるのだろうか…
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