プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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キャリー・マリガンの演技力
くだらない
これがアカデミー脚本賞?大した実績もない若い脚本家のストーリーが?ハリウッドもやっぱりコネの世界だなあ。
エピソードの一つ一つに斬新なものもなく主人公のキャラクターに惹かれることもなくストーリーの流れは全般的に退屈。きっとこういうどんでん返しがあるだろうな・・・でもベタすぎるのでまさかな・・と思ったらそうだったし。クライマックス部分だけが結構盛り上がってドキドキした。そこは良かった。(あと、全体的なそつのなさはあった)一番いけないのはラストシーンの音楽の使い方、醸し出されている雰囲気がテーマに合っていない。無理やりエンターテイメントにしてゴマかしたという感じがした。それが非常にくだらないと思った。
映画コムでもこの作品に高い得点与えてる人が多いようだが一言わせてもらおう。・・・伝えたい内容の真摯さと映画の評価は違う。
期待感と罪悪感
まじめなふしだら
活動家は冷静であってほしいが、環境保全や女権拡張や反捕鯨/イルカ漁や反体制や菜食主義や動物愛護のひとたちは、概してみんな過激である。
自分と違う意見をぜったいにゆるさない。とりわけフェミニズムを標榜している著名人はあたまのおかしい人ばかりだ。と思う。(偏見です。)
たとえばそんなフェミの集団が、ジェンダーにまつわる差別や迫害や不満や疑問を、一般大衆にもわかる創作物にしたいばあい、武闘派だけだとやっぱムリである。
世間に向けてプロパガンダするなら男は全員ケモノだ!と息巻いても効果はあがらない。映画なんて特にそう。冷静で頭のいい人がつくらないと、なんにも伝わらない。
クレジットを見たら監督は女性。女優で初長編とのこと。製作にマーゴットロビーがいて主演はキャリーマリガン。布陣からもタイトルからもジェンダーっぽいものを予想した。
とりわけ明確にフェミニズムの映画というわけではない。が、女性に対する侮辱や暴力を、ひねった方法でつたえている。
救われない展開をするのだが、なぜかみょうに笑える。イギリス人らしい。そして冷静。基本的に女性が女性の難や偏頗をうったえる映画なので、男の描写によって監督の理知を測ることができる。
──つまり、日本のフェミがフェミな映画をつくったら、男を抗日映画の日本兵のようにしか描かないだろう。冷静じゃないんだから。
女性がフェミな映画をつくって、そこにでてくる男の描写が冷静ならば、それをフェアな映画と見ることができる。──という話。
本作で冷静な描写をされる男はふたり。
Emerald Fennell監督心得たもので、どちらも名バイプレイヤーを充てている。
ひとりはキックアスなどに出てくるギーク役がとくいなChristopher Mintz-Plasse。カサンドラが酔っていないことを知って、かんぜんに怖じ気づく。状況に乗じただけの与太公で、女の敵となる真の捕食者じゃない。カサンドラはかれを見逃す。なお、このシークエンスは、すごく笑えた。
もうひとりがAlfred Molina。昔からよく見るバイプレイヤー。無罪にしたことで良心の呵責にさいなまれている弁護士役。かんぜんにまっとうな男で、死後を託された。
リーワネルの透明人間(2020)は凝ったSFだったが、DVに対する警笛になっていた。いや、むしろあれは女性のDV被害を申し立てる映画をつくろうとして、透明人間になったわけ──である。
本作も初動にはレイプ犯許すまじ──があったはずだが、そこへ猟奇色や復讐劇やなんとなく安っぽいスリラーの風合いを肉付けした。そもそも理知的なマリガンがへべれけな(ふりをする)だけで、すでにじゅうぶんなエンターテインメントたり得ていた。
すなわち。
世間に何か伝えたいことがあるならば、それを娯楽作品にトランスフォームする必要がある──という話。
今風の復習映画
悩み苦しみ考えた‼️❓でも、答えは、まだ出ない‼️❓
既成概念を覆された
無理ありすぎて乗れない
最初の10分でこんな事してたら危ないでしょって感じで全く乗れなかった…考え方も偏りすぎだし、こういう考えが嫌だと思った。あと何でここまでやらなきゃならないのか理由がハッキリしないからカタルシスにもなってない。親友なのはわかるけど、自分の人生かけてそこまでやるかね?恋愛感情みたいな裏設定はありそうだけど、あるならそれをちゃんとやって欲しかった。ツレがモロにこういった考えにブレインウォッシュされてる人だったから見終わった後、めちゃくちゃ意見ぶつかったけど、男には理解できないで話は終わった。それじゃ最初から建設的な歩み寄りはこういう考えの人々には無いんだって事だけはハッキリした。機械じゃないんだから、世の中よくしたいなら調和を考えなさい!
脚本が素晴らしい。しかし、痛快さや爽快感は無くて残念。
親友を亡くした元医大生の女性キャシーが主人公。
今は何故かカフェで仕事をしている。
夜になるとバーで酔ったふりをして、獲物?の男を引き寄せてホテルへ・・・。
彼女には親友の復讐のために大きな企てがあるようです。
これからどういう動きをしていくのか、観ている側には予想がつかない展開に
目が離せず、どんどん引き込まれていきます。
その脚本力が実に見事で、観ていて終始、唸らされっぱなしでした。
2年前に観て、好きだった映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』、
その監督を務めたボー・バーナムが、主人公の恋人役として多くの場面で好演。
これはちょっと意外でした。
この映画、女性を性欲のはけ口としか見ない男性が、やたら多く出ています。
そんな男達への復讐劇がメインの映画なので、そういう設定なのでしょうが、
この映画を観ると「女はいつも被害者で、男はいつも加害者」みたいな、
女性尊重・男性蔑視の印象操作が入り込んでるような部分が気になりました。
純粋に主人公キャシーの事が好きで近づいてくるボー演じるライアンに対して、
キャシーは凄く失礼な態度で、彼を何度も傷つけているところが嫌でした。
女性が傷つく事に関しては敏感なのに、男性を傷つけている事には鈍感。
ちょっと身勝手過ぎる女性と感じます。
やがて良い関係にはなっていくのですが・・・。
ネタバレはしたくないので、この辺でやめておきます。
あくまでも娯楽作品として、スリリングな展開を楽しむのが良いでしょう。
本当に脚本が素晴らしく秀逸なので、高い評価をつけたいところなのですが、
映画として爽快さや痛快さには欠けるのがネックで、惜しいですが3つ星。
復讐心ばかりでは、人は幸福になれないと感じました。
痛快なのにモヤるのは、きっと弱者は弱者のままだから。
スカッとしきれないから、奥が深いというか、なんというか。
本作に思い出すのは、痴漢に遭うのは短いスカートなんかはいているからだ。
云々のやり取りである。
ならそうしたものを前にしたとき人の心から、
自制心や善悪の区別、良心なんてなくなっていても問題ないよ、
ということなのか。
社会の目という他人事と、当事者視点が交錯することで、
本質をあぶり出してゆくサイコ・ホラーのようで復讐劇のような本作。
キレ者主人公が単独行動、無双なだけにハラハラも止まらない。
加えて「正義を行っている」と信じて邁進する女性の
堂々たるたたずまいが痛快だ。
同時に、そうまで駆り立てる怒りや絶望はもの悲しさを誘い、
のっけからチープ感漂う楽曲に退廃的な雰囲気も重なれば、
醸し出されてくる破滅感に懐かしの「テルマ&ルイーズ」さえ思い出してしまった。
この辺り、弱者が誰なのか最初から示しているようで、
ただ中で主人公が頑張れば頑張るほどぐっときもする。
シナリオはアッ、と驚くようで案外、古典的でカタイ展開をなぞっていると感じている。
ただパンチがこれほどまでに効いているのはひとえに、
その弱者が最後まで救われることがないところにあるのだろう。
やっぱりそこは令和の「テルマ&ルイーズ」だからかも。
スカッとしきれずモヤモヤ残る。
ここが何よりいい本作だ、と思うのである。
女性監督だから、かな、なんて書くと顰蹙を買うかも
知れませんが、この映画がアカデミー最優秀脚本賞というのに驚きます。
まず、酔った振りして、言い寄って来る男どもにお仕置き?お説教?するというのは、無理でしょう。
相手が寄っていたとしても、男と女、それに、相手の家に行くんだから、武器持ってるかも知れないし、主人公かわ、余程の戦闘能力が超能力がないかぎり、少なくとも、頭の良い人がやってるとは思えません。
それに、手帳に何十、何百と戦果をメモってましたが、そんなにやってたら、噂になるし、逆にはめられたりするんでは。
ネタバレしないように書きたいので途中は端折りますが、最後のどんでん返し?も、この作品が初めてでもないし、、、
主人公はそれなりに良かったけど、脚本賞ってほどではないかなっていうのが率直な感想です。
ということで、普通よりちょっと良いくらいの星3つにしておきます。
プロミシング・ヤング・ウーマン
ガーリーで毒可愛い主人公のお洒落映画なのにストーリーが完璧!
2021年で観た映画の中で1番良かったかもしれない!
観る前は、ファンキーな姉ちゃんが男を蹴散らしまくる復讐劇かな?可愛い毒っ気な雰囲気だし観たい〜!くらいな気持ちでしたが、観た後の印象は全然違う!
違う映画を例えに出すのは好きじゃないのですが、2019年公開の映画「ジョーカー」の女性バージョンと説明するとネタバレなくどんなジャンルか伝えられるの…かな?
復讐やレイプ性犯罪、性差別と言った重いテーマの映画とは思えないようなポップで明るい音楽と可愛らしい衣装やセットが美しいです。
主人公のキャシーがとにかくガーリーで可愛い…!
復讐で得るものは有るのか?
救えるものはあるのか?
と、とても考えさせられる切なく悲しいテーマですが最後の最後まで美しく可愛らしい映像と音楽だけでなくストーリーも抜かりなく芸術的。
何を言ってもネタバレになりそうなくらい良かったです。
フェミニズムが強い映画なので好き嫌いが分かれそうなのが残念…。
フェミニズム
男性に対して嫌悪感を抱く過去をもった主人公の復讐劇だが、単純に言えば、フェミニズム作品と言えよう。酔っていて勢いで、みたいな男性の欲の満たし方を痛烈に批判したブラックコメディーか。
酔ったふりして、男性の本能を引っ張り出し、最後は一刀するというのは、面白い発想だし、今作がブラックコメディーたる所以だが、ちょっとハニートラップっぽくて、冷静に考えると女性は凄く怖いなあと思った。まあ女性からすれば、欲を満たそうとする男性が怖いのでしょうが。
こういった映画って、観る人によってとらえ方がちょっと違いそうですね。
私もあまりフェミニズム論には日ごろからちょっと触れたくない傾向がある。
本当、理性だけはいつでも保っているしかないですよ、男性は。
この手の映画を手放しで褒めると、男性の本能がある限り、この世に平等はない、男性はいらない、と言ったちょっと選民思想になりそうで、難しい。
余談だが、ラストシーンでナース風に変身したのだが、ちょっとハーレイクインぽくて、この辺はアメリカンコメディーっぽいなあと思った。
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