JUNK HEADのレビュー・感想・評価
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映画に予習が必要ですか?
よく分からん作品だった。
何やら完成するのに大変だったようですが、
作品そのものだけしか知らないカールには、
楽しいものではなかった。
そんな大変なものがよく分からんとは、
情け無い観客です。
映画って、予習が必要なのかなぁ
エンディングロール見て一人で頑張っているのは良くわかるけど、映画には善し悪しですね。
エンディングロールとカタログ予習がなかったらこの映画そのものに何も無いかも知れない。
キモカワでエモくて!
迷路のような地下に住まう、人工生命体。
その生態が少しづつ解き明かされつつ、
調査のために侵入した主人公が幾度の危機を乗り越え、人類存続の可能性を探る物語。
おどろおどろしいようで、コメディー要素が満載。
結構、笑えた。
よく見ると可愛らしいんだけれど、なんだか不気味。
どこか生々しいんだよね。
しゃべる言葉もナニ語か不明の音声だし、ちょいちょい下ネタが出てくる。
「独自の文化」感が半端ない。
一筋縄ではゆかないキャラデザと、舞台美術の圧がとにかく強烈だった。
冒頭、慣れるのか、この世界観に、と不安にさえ思ったのだが、
中盤を過ぎる頃には気にならず、物語にどっぷりはまるありさまに。
随所、オマージュとも取れる造形やらモチーフを見つけたような気になるのは、気のせいか。
それもこれも真似しました、と言わんばかりには見えず、
本作の世界観にすっかりはまり込んでいたのだから、意図してではなく無意識のうちに、なのかもしれない。
そんな物語は冒険、アクションものかと思うが、
赤い頭巾の少女が登場する辺りからけっこう切なくなってくる。
終盤、あの彼らの活躍にはカッコエエ、と見ほれつつ、涙。
ものすごく気持ちをもって行かれた。
もう会えないのが、寂しすぎる。
そして何より感動させられるのは、何から何まで一人で作り上げているという事実。
絵コンテを切っている地点で完成図はもう、脳内に鮮明と出来上がっていたんだろうな。
始めることにしたきっかけ、動機がとにかく知りたい。
そして完成まで何年もかかったというのだから、必ずその対価を手にして欲しいし、
ちゃんとお金払います。
元手に是非とも、是非とも、続きを見たいと思う1作だった。
ストップモーションアニメ
地底世界へ落ちるもミイラ風ハンターのロケットでジャンクヘッドに、地底で拾われて子どもタイプになりクロ3匹と仕事中に迷子になって虫に飲み込まれて記憶を取り戻しカミサマに、地上ミッションのエイリアン風バケモノのチンコを求めるも更に地下へ落ち口のきけないポンコツのポン太に、主人の命令でへんなの買い物に行かされるも邪魔されるは落とされるは帰り道で赤ずきん風おんなの子にへんなのあげて仲良しに、ヤバいバケモノが村に現れ助けに来たクロ3匹のおかげで子ども型に戻され記憶も戻り、生殖器ミッションは叶わずと分かり命の樹を赤鉄にのって探しに行くことに、ドーピングしたクロ3匹と力をあわせてヤバいバケモノと戦うもクロ2匹が死んじゃった。といった話で3部作あるそう。
ちょっとグロいけれど面白かった!
感動の一言
ストップモーションは素晴らしいですが、年月や技術が映画の素晴らしさではないので割愛。
永遠を生きる人間と地下にいる生物の対比が素晴らしかった。
全ての創造主の人間が感情を失い、生殖を忘れて滅びかけている。
決まった時間に起き、表情も髪型も自由に変えられる。
管理された食べ物、何不自由ない暮らしを見ても羨望の気持ちなど起こりえない。
それに比べ、地下にいる生物の何と荒々しい感情か。
襲う。食う。逃げる。恐れる。怒る。
グロテスクかもしれないが本来の生き物とはこうだったのではないか?
外見は怖いが悪戯をして追いかけっこする場面は感情一杯に描かれている。
無条件で命を助け、敵が現れても勇敢に立ち向かう。
彼らのように生きてみたいと思ってしまう私がおかしいのだろうか?
種族が人であれば本当に人なのだろうか?
映画の序盤では抵抗のあったキャラクターも、映画の終わりでは愛おしく可愛く観えてくる。
彼らの方がよっぽど人ではないだろうか?
人間など滅んだ方がいいと思えるほど、地下の生物は美しく輝いて見えた。
摩訶不思議ワールド
もはや1つの芸術作品
シャイ過ぎてひとりぼっちで作り上げた30分の短編「JUNK HEA...
クレイジーでアイロニーとユーモアの詰まった芸術作品
もはやただのストップモーションアニメーションでもない。
これだけCGでリアルな質感の映像ができる時代に、敢えて精巧で緻密なクレイとセット、VFXでこの映像を創り上げたこだわりにただただ脱帽する。7年間という壮大な時間をかけた覚悟にも頭が下がる。
一見独特な世界観で難解かと思いきや、独りよがりな表現に偏らず分かりやすいストーリーになっている。
ただそのなかに、人種差別や格差社会など現代社会に蔓延る様々な問題に対するアンチテーゼを忍ばせている。
またシンギュラリティやウイルスの蔓延といったタイムリーな話題も風刺している。
そしてさらに、弱肉強食や人間とは、生きるとはという普遍的な重いテーマも含ませている。
そんなエッセンシャルなテーマを隠しながら、ユーモアで包んで笑わせてくれる粋な作品。
純粋に笑って楽しむもよし、深くメッセージを考えるもよし、何度でも楽しめる映画だ。
エンディングのメイキングを観るとさらに凄さを痛感するので最後まで見逃せない。
続編もあるようなので楽しみだ。
パンフレットは購入必至!な素晴らしく狂気に満ちた一作。
堀貴秀監督が7年を掛けて、ほとんど独力・独学で作り上げた(制作過程で資金調達ができ、スタッフをある程度拡充することはできたものの)というのに、そんなごく小規模の制作体制であったことを全く感じさせない物語世界の奥深さ、アニメーションの緻密さ、そして造形の見事さに触れて、まず感じたのは一種の「狂気」でした。しかしその「狂い」に駆動された熱意が、作品の昇華に向けてまっすぐ進んでいることも同時並行で体感するため、映像のおどろおどろしさとは反対に、爽快感すら味わうことがあります。様々な形で織り込まれた、「ポップさ」も映像の軽やかさに影響を与えているんでしょう。
本作の印象から、堀監督は自分の世界を強烈に打ち出す人性格の人なんだろうな、と思っていたら、インタビューに答える彼は非常に穏やかな雰囲気を漂わせていて、失礼ながら本作を完成させたクリエイターと同一人物であるとは当初思えませんでした。しかし監督の口から語られる制作過程を聞くにつれ、「やっぱりどこか狂気じみてる…」と感じてしまうのでした。もちろん良い意味で。
制作内容や撮影機材まで詳細に解説したパンフレットは、本作に感銘を受けた観客であれば必携、必読の素晴らしく濃い内容。独特のデザインで編まれたこのパンフレットも、もちろん堀監督 自身が手がけており、その売り上げは続編の制作費用に充てられるそう。その意味でも購入は必須ですね。
不思議な魅力
まず、ミニチュアセットでフィギュアで撮ってるとは思えないスケール感と臨場感、躍動感に驚いた。カメラアングルかな。造形も良かった。キモカワ+アーティスチックな感じ。
ストーリーは、下らないコウモン期のようなネタがありつつ(笑)、人間性を問う場面あり、恋あり友情あり勇気ありで愉しかった。
あんなエンドロール見たことないw。
とにかく監督自身が楽しんで創っている感じが伝わってきて、明るい気持ちで映画館を後にした。
余談だが、三人組の個人の名前がえらくクリアな現代語で聴こえたのだけども、あれでいいのかな?なんでアレなんだろう?しっくりきたのだけど(笑)。
一人で作り上げた凄さ
今日見ました。
映像は凄いです
まず映像の完成度の高さに圧倒されます
……が、それは最初の10分くらいで慣れてきて、段々ストーリーの底の浅さを感じるようになりました
この途方もない設定の世界観なのですから、もっと軽快でブッ飛んだシナリオを期待していたのですが、残念です
おそらく、ストップモーションアニメを作りたい❗というのが動機付けの全てで、ストーリーとかは二の次だったのかもしれません
続編があるならば、プロの映画監督・脚本家の力を借りるか、お任せしたほうが良さそうです
それにしても、これだけの映像を7年間ほぼ一人で作り続けるとは……
制作者の頭の中(ジャンク・ヘッド)を覗いてみたくなりますね
総長風エレベーターボーイ
自主製作でこれはすごい……
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