JUNK HEADのレビュー・感想・評価
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グロさより、可愛さが上回る!
グロいのだけれど、愛くるしい。仕草もセリフも可愛らしい。だけれど社会へのメッセージもひしひしと感じられる。様々な映画作品へのオマージュ多数!めっちゃ楽しめた。
凄まじい創造力
大筋はよくあるようなディストピアものと見なすことが出来るかもかもしれないけれど、キャラとか細部にわたる作り込みなどには、想像もつかないような創造性が満載で、楽しいんだけど、疲れました。短いけど、色んなものが凝縮されている印象を受けました。
ストップモーションという面倒な手法を用いているにもかかわらず、細かい描写とか動きが惜しげもなく付け足されていて、兎に角見た目の楽しさ・面白さは抜群です。
まだまだ続きそうなこの作品、果たしてどこまで行くのか、期待と不安を勝手に持ってしまいましたが、まぁ次があるなら一人じゃないのかもね。
【新たな可能性】
驚くべき作品に遭遇した。
生殖機能を失った人類。
地下世界に潜った人工生命体が生殖機能を維持してる謎。
先進国を中心とした少子化問題を考えたら、ディストピアという一語では片付けられないリアリティを求めているような気がする。
そして、キャラクター。
地下世界で与えられた主人公の表情や動きは、変遷はあるものの、非常に豊かだと感じるし、その他の登場キャラも同様で、ストーリーの展開を盛り上げている。
「地獄の三鬼神」が実は誰なのか、なぜそう呼ばれるのか、明らかになるところも、昔、TV番組でヒーローが登場する時にグッときたことと重なる。
疑う人はいると思うが、アクションも実は必見だ。
この作品は、新たな映画制作の可能性を提示してるようにも思う。
拡大ロードショーになってもおかしくないと思う。
興味を覚えた方は、取り敢えず、観てみてください。
干しクノコじゃダメですか?
遺伝子操作により永遠に近い寿命を手に入れたものの繁殖能力を失った地上に住む人間が、人工生命体マリガンのプランプランに希望を抱き、地下へ降りたが記憶を失い巻き起こる話。
冒頭字幕で少し説明はあるけれど、汚染がどうたらマリガンがどうたら、1600年後がどうたら、人間やマリガンの設定や描写、序盤のマミースタイルの行動とか、ちょっと判り難い始まり。
とりあえず何を言っているか判らないところに字幕を付けて、マツカサトカゲ的マリガンとか笑いを交えながら見せて行くけれど、下品だったりグロい描写もチラホラと。
もしかしたらネコ型ロボットのセリフやGのオマージュ?的描写もあったり。
はじめてのおつかいあたりからやっとストーリーらしいものが見え始め、ニコの登場でなかなか面白くなり、助っ人登場で前のめり、終わってみたらあっという間の99分。
3部作の構想とのことだけど、頓挫しないことを願います!
圧巻
過去、ニコ動でこれを知り、クラウドファンディングにも参加、
長かった・・やっと映画として観れました・・!まずそれが嬉しい。
自分と同じで、あの頃から待ってた人多いと思う。
一緒に観に行った相方はJUNKHEADについて何も知らない人
だったのですが、「こんな面白いと思わなかった!」と言ってくれました。
☆ストーリーを簡単にまとめ☆
地上は人間が暮らす世界、
地下は人間が創った知的生命体マリガン達が暮らす世界。
(人間といっても、生身で生きている人間はもうおらず、
微量な電流で頭部だけでも自我が保てる存在に。生殖機能も無い)
過去に人間とマリガンの間で対立があったが、もう大昔の事なので
すっかり悪い感情はなくなり、今はマリガンからしたら人間は創造主的存在。
生殖機能の無い人間は、ウイルスによる人口減少で
滅亡の危機に立たされているが、
あるとき地下のマリガンに生殖機能が認められそうな存在を見つける。
主人公はダンス講師だったが、地下探索員に志願。だが、
地下へ向かう途中、移動ポッドが壊され体もふっとばされてしまう。
その後、マリガン達にバラバラの体を拾われ・・・。
という感じでストーリーが進んでいきます。
地下世界の造形、キャラ達、本当素晴らしいです。
退廃したガラクタの世界、グロかわ怪物達・・魅力的すぎる。
もう、このキャラたち生きてるよ・・。
CGじゃなくストップモーションだからか、存在感がすごいんですよね。
ストーリーのテンポもよかったと思います。アクションもすごい。
惜しくも星をすこーし減らしたのは、声関連。
日本語ではなく、独特の言語を話すので仕方ない部分なのですが、
こもったゴボゴボという部分が長々と続くとちょっときつかったりも。
まあ本当に些細な部分なのですが、少しだけ気になったので。
エンドロールの映像までしっかり観てください。
そこで改めて凄さを痛感すると思います。あとパンフは絶対。
続編待ってます。
ほぼ一人で制作したとは思えない作品、続編が楽しみです。
本作は、ほぼ一人で制作されたストップモーションアニメ映画ですがとても一人で作ったとは思えないクオリティの高さを誇ります。
キャラクターの造形はさることながら、地下世界の風景が大変作りこまれていました。
また、世界観も廃墟の様な地下世界かつモンスターがそこらへんに居るという舞台ですが、登場するキャラクター達はどこか伸び伸びとしとしており、シュールギャグが所々間に挟まっている作品でクスリときます(個人的には職長の呼び方だけ日本語と発音がほぼ同じな所など)。
気になる点としては、地下世界の情景を映し出すシーンが多い為、テンポの良い作品を好む方からすると中だるみをしているように感じるかもしれません、しかし終盤にかけての畳みかけは見応えがあり大変盛り上がります。
本作は観ればわかるのですが、続編が示唆される様な終わり方をしてる為ぜひ続編を作ってほしいところです。
おすすめ
三人組と再会してから俄然面白くなりました。それまではそこまで話にひきこまれませんでした。キャラクター(人形?)など良く出来ていると思います。動きもすごいです。それでもやはり再会してからすごく良かったです。
#25 想像を超えた作品
ストップモーションアニメって言うだけで観に行ったけど、観客層から内容まで私の想像を超えていた。
人間が永遠の命を手に入れるには脳みそだけが生き残れば良いと言う発想は私と同じ。
精神は死ななくても肉体は滅びることがあり、肉体を増殖させるために生殖能力を入手しに旅立つところから物語は始まる。
どこか進撃の巨人的な部分とか、スターウォーズ的な部分もありつつ、最終的には肉体よりも心を重要視するところが日本人っぽい。
ってゆうか、これ絶対続編ありきで作ってるでしょ?なかったら怒る😤
ストップモーションアニメとディストピアSFの親和性と神話性
どことなく弐瓶勉『BLAME!』を彷彿させる世界観に、愛らしい造形の人形を用いたストップモーションアニメ。表現方法ゆえか、普通ならグロテスクな描写も和らいで見える。
クリエイターにこういう言い方は失礼かもしれないけど、大変よくできた映画だ。ストーリーは比較的先行作品のあれやこれやに似た印象も受けるが、やや独自性があるのは、これが神話の成立過程を描く物語でもあるというところ。いつかあの互いにあまり連絡もなさそうな地下世界で、共有された「神の物語」が出来上がっていくのだろうと想像すると、なかなかに興味深いものがある。
物語はやや唐突に「俺たちの戦いはこれからだ」的ラストを迎えるが、いずれ生み出されるであろう続編が楽しみだ。
そしてフランシスとジュリアン、君たちのことは忘れない……
キモ可愛い世界観、廃墟と謎と笑いを
CMから、「ダークな世界観なのかな?」と思っていたが、ギャグが多く、楽しんで観れた。
三馬鹿や主人公など、キャラクターはそれぞれ謎の言語で喋っており、動きがコミカルで可愛らしい。
不気味なキャラが多いが、映画を見るとキャラ立ちに驚かされる。
瓦礫や壁の汚れ具合、天井の配線などとにかくセットが雰囲気抜群。
九龍城砦など大型廃墟が好きならハマる。
あとサイレントヒル好きの人。
音楽もノリが良く、かっこいい。
独特の世界観がおすすめ。
SF人形劇
出てくる登場人物は、ドラゴンボールのナメック星に住んでいるような生き物だったり、バイオハザードの化け物を彷彿させる。
人形を使ったアニメーションは、愛くるしさ(気持ち悪さも)が伝わってくるし、ところどころクスッと笑える場面もあった。
ストーリーにもう少し深みがあれば良かったと思ったが、パンフレットを読んでみると、より理解もできるのではないかと思う。キャッチコピーか何かで、ディストピアとあったが、意外とそこに住んでいる人は、その世界を楽しんでいる感じもしました笑
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