スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価
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「スパイダーマン」20年の集大成と総括
私はトビー・マグワイア主演の2002年作「スパイダーマン」で
育ったようなものです。
ピーター・パーカー(マグワイア)が蜘蛛に変身して超能力を持ち、
考えられないチカラを発揮してヒーローになる。
恋人のMJ役のキルスティン・ダンスト。
曲がったような顔でピーターが恋する理由が(はてな?)でした。
「スパイダーマン」の一作目を観直したところ、
非常にムチムチしたボディと変顔が超セクシー・・・なんですよ!!
もう一つのお楽しみは、親友で恋敵のハリー(ジェイムズ・ブランコ)。
美形でどちらかと言うと平凡な顔のトビー・マグワイア)より
タイプでしたね。
2002年。
スーパーヒーロー映画の走りでそれも高校生の弱々しいピーターが
視力・体力・脚力が傑出したスーパー・ヒーローになる。
親しみを感じたものです。
ご近所ヒーローですね。
全然アメコミにも無知で、良く知ってるのは「スーパーマン」位でした。
そして最新作の「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」が、
20年の時を経て、第一作を監督したサム・ライミ作品に
非常に敬意を表した作品でしかも20年の流れを踏襲していることに
気づきました。
第1作の記念すべきヴィランのグリーン・コブラン。
ウィレム・デフォーが第一作からカムバックしている。
しかしピーターの親友ハリー(ジェームズ・ブランコ)の父親で
新薬の実験で凶暴なヴィランに変身した過去は関係ない設定ですが、
最初のヴィランの登場は嬉しいものです。
ピーター・パーカー(トム・ホランド)は高校生のまま。
前作の最後でミステリオが「スパイダーマンはピーター・パーカーだ!!」
と、バラしたおかげで不自由な生活を強いられるピーターは、
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に
相談に行きます。
「全世界の記憶からピーターはスパイダーマン・・・を消して!!」と。
ところが誤作動でマルチバースが作動して過去のヴィランが大量に
この世界に現れてしまう。
グリーン・コブランもその1人。
優しいピーターは彼らのトラウマや傷を治療して元いた世界に
帰してやろうとするのだが・・・。
恩を仇で返されて世界はメチャメチャな混乱に。
そしてなんとスパイダーマン1(トビー・マグワイア)と、
スパイダーマン2(アンドリュー・ガーフィールド)が、
過去の世界から蘇ってくるのだった。
そしてスパイダーマン1と2と3が力を合わせて元の世界へ戻そうと
頑張るのだった。
そしてピーター(トム・ホランド)が最後にした決断は悲しいものだった。
ここでも第一作でビリー叔父さんの言った言葉が反芻されます。
《大いなる力(パワー)を持つもは、大いなる責任を伴う》
この映画でトム・ホランドのスパイダーマンは終わりました。
親しみやすいキャラでひ弱で巻き込み型のヒーロー。
最後に最愛の人・マギー叔母さんを亡くし、
愛の充足とは何処までも無縁なのがスーパーヒーローの宿命です。
しかしトム・ホランドは足跡をしっかり残して忘れられない
レガシーでありレジェンドになりました。
全てを受け入れた上での…
過去は簡単に変えられない
アマプラにてようやく鑑賞。
途中集中力が途切れたが、スパイダーマン3世代?のチーム戦や、ラストピーターの成長に期待したいと感じれたので総じてよかった✨また、過去作のスパイダーマンを観たいきっかけとなった!
ここからは、感想が散らかっているので箇条書きで!
・メイおばさん退場でびっくり。。最期のシーン、トニーの最期と似てるような感じした。。がれきに横たわってる感じが、、泣(メイおばさんは現実世界で、実際ロバート・ダウニー・Jrと恋人の時期があったらしいですね♡話逸れた笑)
・ピーター良い体になってた🤣年齢重ねるごとに色気が溢れてるぞ!笑
次世代のトニー候補か?🥹
・ネッドは魔術を使える素質が備わってたのかな?少し愚痴になっちゃうけど、そのキャラ自体の重みが軽くなるから個人的には好ましくないかな🥲(ここ最近だとシークレットイノベーションも同じような感想を持ってしまった)
となんだかんだマイナス面を見てしまったけど、今後のアベンジャーズが若者達に託され、どんな展開になってくかは、まだ追いかけていきたいところ!!
神映画‼︎
2回目の視聴(1回目は映画館)
一番好きなヒーローのスパイダーマンの神映画‼︎
•スパイダーマンは親愛なる隣人として、ヒーローとして頑張っているのにその頑張って守っている人から否定されて報われないのがやっぱり辛いし、それでもヒーローとして守るのがやっぱり好きな理由だと思う。
•アメイジングスパイダーマンがMJを助けるシーンは涙腺が崩壊した、、
•3人のスパイダーマンの共闘は興奮がおさまらない‼︎
•最後ピーターの存在を忘れさせて、スーツを作ってスイングするシーンも、メリーバッドエンドで悲しすぎ、、
2024年6月29日3回目の視聴!
•デアデビル出てるの気づいてドラマ見ようと決めた!
•やっぱり感動するしテンション上がる!
CG以外完璧
マーベルがあんまり好みじゃない自分が観て、面白かったと思いましたので名作認定です。
ピーター・パーカー、正義の味方でみんなのために頑張ってるんだけど、、、、的な葛藤とか、若者としての優柔不断さ、思慮の浅さとか上手く表現されていると感じましたし、ドクター・ストレンジとの絡みはギャグ要素満載でゲラゲラと笑わせてもらいました。よく考えたシナリオにも感心しました。まさか、スパイダーバース的な展開にもびっくりしました。ここまで考えてこの時間で物語をピシッと収めるってすごいことです。
ただ、CG処理がねえ、、、スパイダーマンのモーション処理は不自然だし(いつものことか)、背景と人物の取り込みが雑なのか意図したものなのか分かりませんが「ご覧いただけだろうか?」的なところがいくつか、、、
さて、劇場が明るくなるまでが勝負でした。まさか、そこで一番驚くとは思いませんでした。
泣いていいですか?
公開からたったの一年しかたっていないけれど、もう不朽の名作と言っていいだろう。後世に語り継がれる作品。過去のスパイダーマンを一気に集結させ、敵と戦うというなんとも幼稚な設定をここまで納得のいくものに仕上げてくれるすごさ。ずるいけど、最高に面白い。きっと、何度見たって面白い。
サム・ライミスパイダーマン、アメイジングスパイダーマンは見ていないんだけど、大興奮だった。これ、今までのスパイダーマンシリーズをすべて見ていたらどうなっちゃうんだよ。見ていなくてもわかる、過去スパイダーマンへの愛。ホーム・カミング、インフィニティ・ウォー、エンドゲーム、そしてファー・フロム・ホームを経て、立派なヒーローとなったトム・ホランドピーターの成長。
しかも、あんなラストを見せられたら泣くしかない。まんまと引っかかったな!と制作陣に言われそうだが、それ承知で大号泣。マーベルでどの作品が一番好き?と聞かれるときは、インフィニティ・ウォーとエンドゲームと本作は殿堂入りとして。と考えるのが必然と思えるくらい、本作のパワーは尋常じゃない。
これほどまでに主人公愛にあふれた映画はないだろう。少なくとも、マーベル1の秀作。学生のピーターはどのような行動をとり、どのようなヒーローでいるのか、というのがこのシリーズで語られてきたことだが、まさに本作はその集大成のようなストーリーであり、グッと考えさせられるものがある。ヒーローである宿命、学生である宿命。いろんな葛藤を抱えながら、一貫してぶれないスパイダーマンとして生きるピーターの姿。幾度となく失敗を繰り返してきた彼がする決断とは。今後の展開も楽しみだが、正直、これを超えるスパイダーマンはもうないと思う。逆に無理がある。だからか、この作品が最高傑作と言えるのだと思う。
この作品に対してというか、Disneyに対しての不満なのだが、なぜこの作品をDisney+で配信できなかったのかと。権利はSonyにあるため大人の事情とのことなのだろうけど、スパイダーマンシリーズに関与できないというのは何とも悲しい。少なくとも、Disney+じゃなくていいから、ほかの配信サービスでディレクターエディションも配信するようにしてくださいよ。気になって仕方ない。まぁ、劇場で見れなかった私が悪いんですけど!!
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
複雑・・・
スパイダーマン映画をずっと見てきた人には涙が出るくらい嬉しいでしょう。ただあまりにも過去の遺産に頼り過ぎかなと。やはり一人くらい新しいヴィランが登場しないと。とにかく最近のMCUはストーリーよりもクロスオーバーとか、誰がカメオ出演するかとか、そういうことで話題作りをしているような気がしてなりません。肝心のストーリーもピーターとMJ、ネッドの関係がラストであんな風になってしまった以上、4作目があった場合、3人の関係を軌道修正する事に大部分が費やされそうでウンザリしてしまいます。MCUは作品ごとのつながりを重要視して成功してきたかもしれませんが、ドラマも含めて作品数がここまで増えてしまった以上、一作一作の完成度を高めていかないとアメコミファンはついてきても真の映画ファンからはソッポを向かれるんじゃないでしょうか
ファンサなら★5、映画としては★2.5。※一応具体的なネタバレは避けてます
好きなキャラが動いてるのさえ見られれば良い!今までの集大成だから内容はともかく感動!胸アツ!というファンなら★4〜5にするんじゃないかな。自分ももちろんファンだけど、そっち系のファンではないので、作品としての評価は低め。
DVD視聴でしたが、2時間半の長丁場というのを置いといても、途中で何度も「まだ終わらないのか?」「まだ半分?」「え?まだ?」とシークバーの位置を確認する始末。
そういや自分がMCUファンを語っておきながら、単独作には悉く低評価積み上げてたハイパー高望みファンだってことを忘れてた…
今作は「格好良いからこういうシーン欲しい」「この設定は次作に繋げるために入れなきゃ」「盛り上げるためにこのシーンは必要だし、それ入れたらこの会話も入れないと」という裏の事情が透けて見えるというか、「事情」で入れなきゃいけないシーンが大量にあり、結果的に全体がその継ぎ接ぎのように感じてしまい、どうしても楽しく見られませんでした。ていうか、そもそもそういう余計なことを感じさせてしまうテンポの悪さ。
そして、そこを置いといてもピーターがアホ過ぎる。子供の失態をコメディ調にして、って手法はディズニー版に今までもあったけど、いくら何でもコメディにできねーだろというレベルのミスをやらかしまくる。で、前作の反省はどこに活かされてんの?という話。前作のレビューで「一つ山場を越えたからって急に大人になれるわけじゃないし」って書いた気がするけど、それにしたってお前。
前回、自分の生活を優先したくて、都合良く現れたよう知らん他人に軽々しく自分の使命を押し付けて大惨事になったよね?あれだけ痛い目見て、なんも学んでなかったぞこの小僧!と衝撃の今作。
初っ端から軽々しくドクター・ストレンジに頼み事、重要な魔術を使ってる最中にアレコレ注文をつけまくり魔術失敗、その場の思い付きで人の大事な物をパクって逃走、敵を改心させりゃ納得してもらえるっしょ☆からの大失敗、自分の失態で犠牲者出して逆ギレ、仲間に諭されたにも関わらず暴走し、仲間を傷つけ自分の尻拭いしただけなのに何故か泣けるBGM流してくる自己陶酔エンド。
いや泣けるよ?泣ける話だけどね?最初から最後まで、ただただ自業自得。1、2作目の「周りに迷惑かけつつ支えられながら頑張って成長していく愛すべきおバカ」はどこいった?
監督も脚本も1から変わってない(1は脚本の人数がもっと多かったけど、2以降もその中の2人が続投)のに、やっぱりシリーズの締め兼他のシリーズに繋げる作りにするのは色々と難しいんでしょうね。非常に大雑把な纏め方で、やりたいことはわかるけど…という感じでした。
確かに、ピーターがアホなクソガキじゃないと折角出した仲間達が引き立たないから、2から成長してないのも仕方ないかもしれませんが、物語として、主人公の同じような「思い付きで行動からの失態」を何度も見せられるのはやはりウンザリします。
個人的に、MCUのピーターがあれだけ愛されキャラになったのは、アベンジャーズありきだったと思うんですよね。
スパイダーマンが加入する時のアベンジャーズは、既にヒーローとしてある程度安定した強さを持った年上の集団で、そこに入ってきたモロ後輩って感じの未熟な子供が、その大人達に可愛がられて成長していく…という設定でファンの心を掴んだのがかなり大きかったと思います。特に、ずっと父の愛を感じられなかったトニーが、親のいないピーターと父と息子のような関係性で描かれていたこと。指パッチンでピーターが塵になった時の、トニーの表情に泣けた人も多かったのでは?
逆に言えば、どんなに頑張ってもその魅力はサム・ライミ版やソニー版では絶対に出せないんです。支えてくれる人、見守ってくれる人がいないから、自分ひとりで辛さを抱えて無理にでも成長するしかないという、孤独なヒーローにしかなりようがなかった。でもMCUに合流することで、周りの大人達に見守られ、時には厳しく叱られながらも成長する、漸く「ヒーローだけど中身は普通の子供」を表現することができた。
大事な人を失い、自己犠牲をし続けながら独りぼっちで苦痛と共に無理やり成長するのではなく、周りに支えられ、見守られながら成長していくという、子供の理想の成長の仕方を漸く描けるようになったのです。
だからライミ版やソニー版と違ってホイホイ色んな人に正体がバレるし、ピーターの成長を近くで見守ってきたメイおばさんと、スパイダーマンの成長を近くで見守ってきたハッピーという2人が恋愛関係になるしと、ピーターを見守る人々にもフォーカスをあてたストーリーになっているのかな、と思っていた…のですが。
2作目の最後で急にメイおばさんが『ハッピーとの付き合いは遊び』とか言い出し、ピーターは自分のことしか考えず、人に迷惑かけて学んだかと思いきや今作でも成長しておらず、まるで続編に繋げるお膳立てが3作目で無事できたから、もう初期の設定なんかどうでもいいとでも言わんばかり。
メイおばさんが突然軽率な恋愛をするキャラ設定になったのも、あまり思い入れんなよってことだったりして。もちろん恋愛に関して色んな考えの人がいるだろうけど、1作目ではさも「今後は2人でピーターの成長を見守っていきます」的な雰囲気を醸し出してたので、3部作とも「ホーム」がタイトルにつくこともあり、てっきり温かい「ホーム(家庭)」を一番大切に描くのかなと思いきや…まさかの。「ホーム」って全作タイトルにつけてきたフリは一体何だったんだよ。
アメリカのヒーローものって何故か暗い終わり方するのが多くて、MCU版のスパイダーマンは割とポップな雰囲気だったから、やっと暗いエンドじゃなくなりそうかなと思ってたのにな。何で今更、昔の使い古された「孤独なヒーロー」像を踏襲してきたのか疑問。別世界の仲間と集結したし、ここらで一旦原点回帰しとく?って感じなのか。
もちろん色んな設定があって良いと思うけど、あまりにも「孤独なヒーロー」と「物悲しいエンド」に偏り過ぎじゃね?と。そういう設定が爆発的に売れたから、ずっとその設定で何十年も続けてるんでしょうか。それはそれで馬鹿らしいというか。お金の事情もあるんだろうけど、ポリコレだの何だの言ってないで、設定、ストーリー、キャスト等どんどん全方向に新しいチャレンジをし続けていただきたいですね。
とりあえずスコセッシ監督に「あんなもん映画じゃねーよ」とか、タランティーノ監督が「スターになったのは俳優じゃなくヒーローだろww」と煽り散らかされた時、自分も「言いたいことはわかるがせめて見てから言え」と思ってたけど、本作みたいなのを作ってたら反論できないかもな。完全にシリーズものの一部、しかも最終章だからこれだけ売れたんだよね?と言われたら反論できない。
ただ、これだけは完全同意と思ったのが、スコセッシやタランティーノに対して「シャン・チー」の主演シム・リウが言った言葉。
『私もハリウッドの「黄金時代」は大好きです。でも、それは地獄のように白かった。』
「映画界にスコセッシとタランティーノしかいなければ、黄色人種の自分はあれだけの大作に出るチャンスすらなかった」というハリウッド黄金時代の差別主義と多様性のなさを指摘する発言です。
本当に白人男性ばっかでしたね。今もだけど。有色人種や女性が出てくるのは、そうでなきゃいけない理由がある時だけ。
もし社会派の作品でもっと有色人種や女性が主人公の作品が増えてヒットするようになっても、やっぱり「ポリコレだ~!見慣れないもんは全部ポリコレだ~!」とワケわからん奴らがまた騒ぐんかな。そういや本作のレビューで、「アメリカの作品なんだから全員白人にしろ!不細工な女や有色人種を出すな!ポリコレだ!」っていうのがあったけど。
有色人種や女性が主役の大作映画を作ること自体が「新しい試み」なくらい今までが偏ってたんだから、最初のうちは暫く手探り状態でヘボい作品が生成されても当然。
今までの売れた作品の焼き増しではなく、思い切って全然違う作品を、こういう大型作品をまだ作れてる企業や監督が率先して増やしていってほしい。
ところで、Youtubeの確か"WIRED"というチャンネルで、今作の視覚効果担当者が「こんなに視覚効果使ってるよ~」と解説してる動画があるんですが、その肝心の視覚効果が安っぽく感じました…
前作は感じなかったのに何故?と思ったら、今作はジョーダン・ピール監督の「ノープ」を見た直後に間を置かず見てしまったせいかも。
「ノープ」はどうしても実現できないシーンだけ視覚効果を最低限使ったそうで、ほとんど「リアル」。対する本作は、ほとんどのシーンが視覚効果で作られたものだそう。「リアル」を見た後に視覚効果バリバリの本作を見てしまい、大迫力なことが起きているにも関わらず薄っぺらに見えてしまったんだろうなと。
「視覚効果スゲー!」の幻想を壊してくれたという意味では良かったかな…どんなに緻密にリアルに作ったとしても、やっぱり「そこにある」という存在感には敵わないんだな、と改めて思い知らされました。質量を感じないというのか、本物の木とプラスチックでガワだけ作った木くらいの差。
トム・クルーズみたいにリアルを追求する俳優はまだまだいますが、徐々に「爆発なんか視覚効果でどうにかなる」が普通になり、すぐ近くで爆発が起きて「死ぬかもしれない」と本気で恐怖と戦いながら演技をする俳優は既に減ってきてるんでしょうね。
もちろん危険行為を減らせ、現実にできないことも作り出せる、価値の高い技術だけど、同時に俳優にとって命となる「経験」もどんどん失われているんだろうな。外野としては怪我がないのが一番って気持ちもあるし、経験が貴重な財産になるとも思う。
何度かレビューで「持ってないものは出せない」と書いてますが、どんなに想像力が豊かで優秀な俳優でも、経験の差は大きいのでは。
ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは言わずと知れた演技派ですが、危険な現場どころか若い頃に誘拐された経験があるそうで、やはりその経験が自分の生き方を変えたと話しています。プライベートでそんな激ヤバ体験をする人はそんなに多くないでしょうが、「危険な現場」に挑戦する俳優も、安全に配慮されていたとしても、似たような気持ちなんだろうな。
でも、これも「新しい挑戦」と思えば納得かな。最先端技術を使いまくって「今はこんなことできるんだぜ!」って作品も、それはそれで技術を楽しむって意味で面白いかもしれないし、特に映像技術に関心のある人達からしたら興味深いだろうし。
将来こういうのが「映画の中に入れるVR」みたいなのに繋がってったりするのかな。もしできても、スコセッシ監督は使わないでしょうね。
どう見るか、どこを面白がるかは人それぞれだし、色んな作品があって「映画」というジャンルなんだよな、ほんと。
ともかく、最近流行りのマルチバース系の話にも興味がなく、スパイダーマンガチ勢というほどではなく、視覚効果マジックを「ノープ」に壊され、主人公に肩入れできなかったので、色々重なってしまい不運でした。
サム・ライミ版から「我こそはダーマンガチ勢だよ!」という方には滾る場面もあるのでお勧め。
んんー
めちゃくちゃ良かった!過去のスパイダーマン映画が好きだった人も大満足!
もう最高傑作
これまでの過去作のスパイダーマンのキャラが出てきただけでなく、私が大好きなMCUドラマデアデビルのマットマードックが、戻ってきた事が本当に素晴らしい!
彼の復帰作でもあり、初の映画デビュー作でもある事が本当に素晴らしいです!!
この映画を観た人も是非、MCU最高傑作ドラマ
マーベル/デアデビル観てください!!!
MCUの裏社会をうまく描いており永遠に見てられるほど面白いし、
戦闘シーンはCGをほぼ使ってないガチアクションになっていて、キャプテンアメリカWS以上の迫力があります!!
とくにシーズン3はマジでマーベルドラマ史上最高傑作です!!
迫力ある映像の素晴らしさとスパイダーマン集大成の追憶の豪華大作
サム・ライミ監督、トビー・マグワイヤ主演の初代「スパイダーマン」(2002年)から既に20年の月日が流れて、三代目トム・ホランドの第三作目の今作は、これまでの集大成のような新旧オールキャスト揃い踏みの様相を呈して大変豪華で見応えがありました。思えば「トイ・ストーリー」「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」「マトリックス」、そしてジブリ映画などと同じく、子供と一緒に映画館で映画を楽しんだことが思い起こされる。特にトビー・マグワイヤのシリーズは、スパイダーマンの心の成長を丁寧に描き込んだ脚本の良さが印象に残ります。これに比べると少年のようなあどけなさが魅力のトム・ホランドは、「アベンジャー」シリーズと同じく周りの大人たちからは子供扱いのコンセプトのようで、舞台ミュージカル「ビリー・エリオット」で身体能力の高さを買われた素質を生かした役柄なのであろう。そのため彼の躍動感ある動きは観ていて飽きることはないし、爽快感さえ感じる。
但し今回の一番の見所は、ピーター・パーカーの良い子のお願いに付き合わされたドクター・ストレンジの活躍であり、映像としてはピーターとストレンジが装置を奪い合い闘うミラー・ディメンション(次元)のシーンが大変素晴らしい。グランドキャニオンと大都会が混在した幾何学的なコラージュが、万華鏡のような美しさを帯びていて、その世界観に魅了されてしまった。この特殊撮影を始め、アクションシーンの映像の迫力は絶賛に値すると思う。これは劇場で観るべきと恨めしく思ってしまいました。
役者では、このストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチと初代トビー・マグワイヤがいい。三名のスパイダーマンと多くの悪役登場のストーリーを纏め上げた脚本は、内容量を捌くための駆け足状態で、スピードが命の反面緩急が弱い。台詞はアメリカンジョークを使い過ぎに見えました。ウイレム・デフォーが相変わらず悪役を全うしていて面白かったものの、やはり主人公トム・ホランドの内面描写が弱いのが最後まで気になる。トム・ホランドにもっと喜怒哀楽の感情表現を求める脚本だったら、更に素晴らしい作品になったと思います。
スパイダーマンファンにはたまらない
過去作のヴィランが出てきた時点で
なるほど、マルチバースの世界観をこういう使い方するのかー
と興奮しましたが、
更にピーター2人が出てきてもうほんと嬉しさが止まりませんでした…!
そして過去作の話しや描写を模した場面も多々あり、ファンには堪らない作品だと思います。
特にアメイジングスパイダーマンが今回はMJを助けることができたのはぐっときました。
ただ終わりが悲しく、次作でピーターが報われることを祈っています…!
夢と救済の全スパイダーマン完結作
何においても素晴らしかった、ライミ・アメイジング・MCUを見てきたなら一度は思い描いただろう歴代スパイダーマンとヴィランの共演をこれ以上なく完璧に実現させた集大成的映画だ。それでいて、様々な苦悩と悲劇に見舞われ傷ついたヒーローとヴィランの心を癒す物語が優しくて文句なく面白い。とりわけアメイジングパーカーにMCU界のヒロインを救助させたのは最高、今度こそ救えた彼女を見つめ泣きそうになる彼の顔にこちらは目頭が熱くなった---いやホント良かった。推しキャラ【Dr.オクトパス】の好待遇な活躍ぶりも大満足、SWよろしく光明面へ帰還した博士とライミパーカーの会話は非常に感慨深かった。一方MCUパーカーは蜘蛛男として不可避の悲劇に見舞われるが、精神ケアを兼ねる並行世界の自分たちと邂逅しその辛さを分かち合う激熱展開で早めに立ち直るから悲壮感は程々、また最後の決断で一番孤独なスパイダーマンになるがMCUが続く以上、彼もまた救われるのだろう。
本作は2002年から始まったスパイダーマン映画をサーガとしてまとめ、道半ばで終わったライミとアメイジングを含めた完結編と言って過言ではない---ただこの面白さは各シリーズの網羅が前提で、完全理解には7作品見るのが必要と敷居高め。いちおう短縮はでき、未視聴者はライミ版1・2、アメイジング版2、MCU版2を見ればだいたい理解できる。アメイジングまで見て止まってる人はMCU版2をはようみて、それで最大限楽しめる。以上、これほど劇中と観る人の心を救う優しい映画はしばらくお目にかかれんと思う---とっても良い夢を見た気持ちだ。
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えっヴェノム?・・・知らんなそんな奴。
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