劇場公開日 2022年4月8日

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「違和感は拭えず、今撮り直す意味はあったのかとも…」とんび たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5違和感は拭えず、今撮り直す意味はあったのかとも…

2022年3月24日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

幸せ

ドラマ版を観ていただけに、一抹の不安はあったが、上手く映画化としてのパートを見出していたこともあり、割と楽しめた。ちょっと気になるところはあるけど。

先にキャストから言うと、阿部寛さんは最近主演をやりすぎて、どうしても似てしまう。不器用で真っ直ぐな姿は好演なのだが、どうも濃淡を感じにくい。北村匠海さんも無理があったりして、キャストのポテンシャルを活かしきれていない気がする。

作品は何度もリメイクされているだけあり、複合的で見ごたえがある。その一方で駆け足な感じは否めない。観たいパートに余韻が少なく、時代を駆ける分の取捨選択が進みすぎた気がする。だが、個人的には、リメイクの意義を感じさせるパートが多かったことによる感動はあった。

全体的にベタッとした描写が多い監督。今回はそれがプラスに働いていた部分も多かった。時代を超える部分に自由度を感じたことから、現代風にアレンジが効いていたと思う。公開されてからどんな評価を受けるか楽しみだ。

たいよーさん。