クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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うーん!なんか物足りない!
イーストウッド作品が好きでずっと見てきましたが、ここか最近の作品は、なんか中途半端というか、切れ味がないというか…
期待しすぎたのかな?
彼も歳をとりすぎたのかなー…
今回もストーリーとしては、グラントリノみたいな作品かなと想像していたのですが、それには遠く及びません。
#05 監督自身の話のようでもあり
全世界の全ての人に当てはまる話のようでもある。
特にどこにも居場所を感じれないラフォは現代の全ての人が抱える悩みだよね。
そんな2人に一見楽園のように見えたメキシコ国境近くの小さな町。
まだ若いラフォは前に進み、マイクは楽園に留まるところが泣けるね。しかもマッチョと共に。
カントリーミュージック♪とクライ•マッチョ
まさにクライ•マッチョ。。
華やかさとか、大げさなセリフとか、ドタバタ劇はないけれど、一つ一つの言葉と表情に込められた、メッセージは、
静かに心に響いてくる。。
とてもシンプルだけど、少年に対する言葉と態度に、
誤魔化しのない、人生の厳しさとそれを乗り越えようと必死で生きてきた老人のリアルな姿、悲しみ、暖かさ、そして、強さを感じる。。
本当の強さとは何か。。静かに心に問いかける。。
ステキな作品でした。
最近のハリウッド映画にウンザリしていたので、久しぶりに
心が潤いました♡カントリーミュージック♪も良かった!
マッチョ!
自分が思う言葉の意味よりずっと素晴らしい意味でのマッチョだった。
まぁ、ロードムービーだよね。
アクションとか逃走というよりも。
もう少し設定をしっかりして欲しかったけど、流石というか渋みが全開だよね。
まだまだ頑張ってほしいな。
男の更生の物語
御年91才(撮影時90才)のクリント・イーストウッド監督・出演作品。
かつてカウボーイとして名を馳せたマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)も年を重ねた今はすっかり落ちぶれていた。
そんな時友人に自分の息子をメキシコの妻の元から連れ戻して欲しい、と頼まれメキシコへ向かうが――
連れ戻すべき友人の息子は盗みやギャンブルに溺れる堕落した青年になっていた。
父親の元へ戻る為にメキシコを旅する中で青年はかつてのカウボーイから男としての生き様を学んでいく。
一人の男の成長物語がメキシコの人々の素朴な暮らしと共に淡々と描かれていく。
作品から娯楽を与えられると言うよりは、観客が作品から何かを感じ取るタイプの作品。
とても良い映画
何とも男臭く、正にタイトル通り"マッチョ"で、アメリカンな作品でした。
でも、こういう映画嫌いじゃない(笑)
昔は、こんなアメリカ映画が一杯あったような気がする…。
黄昏のマッチョ…背中に哀愁が溢れすぎていて、素敵過ぎました!笑
*挿入歌"Sabor A Mi"にもう涙腺緩みっぱなしでした(笑)
*クリント・イーストウッドの年齢を知って、ちょっとびっくりした…現在91歳との事(笑)
それを考えると、この役は年齢的にはもう合わない…と言うか、かなり無理がある(元々はアーノルド・シュワルツネッガーを配役していたとの事)。
しかし、そんな91歳の彼が追っ手を殴り倒したり、荒馬に乗って見事手懐(てなず)けてしまっても、「クリント・イーストウッドならありうるかも…」と思って観ている自分がいる。
そうなのだ…クリント・イーストウッドと言えば、時に無法者のガンマンであったり、時に荒くれ刑事であったのだ…かつては。マイクという役をこなす91歳の爺さんに、在りし日の栄光を知らず知らずの内に重ねて観ていたようだ…。
この人はいくつになっても、本当にいつまでもカッコイイ映画スターだと、改めて思った。
ヨボヨボジジイここに極まれり
1970年代のテキサスから舞台から始まり、メキシコにいる息子を取り返してほしいと牧場のオーナーから依頼された老人マイクは単身メキシコへ向かう。闘鶏所で不良となったラフォを見つけたマイクは急いでメキシコを去ろうとする。しかし、毒親とでも呼ぶべき母がラフォを手放そうとしない。彼らを追って警察やマフィアから追われながらメキシコの地を転々とする。マイクは無事にアメリカに連れて帰ることができるのか?
冷戦真っ只中のアメリカとメキシコの生活や情勢について詳しく語られたロードムービーでした。不動産事業や警察官の汚職・麻薬の蔓延、血統問題・信仰心の有無などクリント・イーストウッドのような半世紀生きた人でないと表現できない映像体験でした。
マフィアの下っ端とのケンカシーンは八百長プンプンですがイーストウッドの「かっこいい老人」を演出するためと思えば許せる展開でした。
物足りない感じでしたが、ハッピーエンドな内容でした。
少し捻りがほしかった気がした
・高齢でメキシコまで行かされるけど、逮捕されずにいい出会いがあって良かったけど、イーストウッドが滅茶モテる感じや、連れ帰りにきた息子が母親の性格を物凄く悪く振っておいて大きく下回る真面目な少年だったり、盗難車を追って連邦警察が追い立てるのかと思ったら全然なかったり、道中立ち寄った町の未亡人とすぐ恋仲になったり想像を優しい感じに裏切られまくって体調もあってか、やや眠くなってしまった。
・父親が金銭目的なのに息子は愛情を期待してっていうのが切ないなぁと思った。
・恩を返さないとって相手が微妙なクズみたいな人物だと色々大変だなぁと思った。
・ラストの警察が尾行してドラッグか?って雑な尋問を受けてる最中にイーストウッドが愚痴を吐きまくるシーンが面白かった。パスポートとかの問題は一体?と思いつつ簡単に国境を越えてたのが謎だった。
・イーストウッドが高齢でも清潔な感じでモテて感情移入できず遠い世界の話に感じられた。
渋いのに可愛いイーストウッド
運び屋で、正直これが最後かもしれないと観に行ったのが懐かしい。
イーストウッド健在!!
唇や手は年齢を重ねて微妙に震えてはいるけど、それがまたいい味を出しているし、役者としての色気はちっとも衰えていない。
あぁ素敵だなぁ
って心底思った。
周りの役者さんでさえ魅了されているようで、イーストウッドと共演出来る喜びを芝居から感じとる事ができた。(悪役含め)
イーストウッドのしぐさ、表情、見逃すものかと意識はしてるけどストーリーもしっかり面白いので飽きることは一切なかった。
(礼拝堂のイーストウッドの一筋の涙、ダンスシーンがお気に入り)
お願いだから、みんな幸せになってくれーと最後まで若干ドキドキしていた。
メキシコが舞台の作品っていつも容赦なく悲しいことあるから(汗)
しかし話では結構劣悪な環境にいる感じだったのに男の子がピュアで幸せを願わずにはいられなかった。連れに来てくれたのがマイクで本当に良かったよ。
車の中でほっぺた膨らましてプクプクしてるのはあまりに可愛すぎて微笑ましかった。日本人に近い顔立ちしてるから余計に親近感。
イーストウッドとの相性がとても良かった気がする。あまりにも歳の差があるからこそ、変な気遣いがなく自然体の演技だったのではないかなと。それだけ二人の空気感が心地よかった。
いつまでも余韻に浸れる良質な作品。
イーストウッドさん、どうかこれからもお元気で。偉大な監督、俳優さんの作品をリアルタイムで観賞できる喜びをありがとうございます。
91
イーストウッド監督作品は「リチャード・ジュエル」に続き2作目です。
全体的に粗い作りではありましたが、何だか好きだなぁと思える作品でした。
自分が競馬にハマっているというのもあり、馬が多く出演しているのが嬉しかったです。マスクを被せる時の難しさだったり、人と馬の気持ちを共有する場面など、馬が出演しているシーンはとてもほんわかしていました。牧場や道から見える背景も美しかったです。
マイクとラフォの互いの心情を理解する流れもくどすぎずにロードムービーと並行して進んでいくのも作り手の優しさが詰まっていました。父にも母にも捨てられたラフォを慰めつつも厳しく接するマイクの姿は擬似的ながらも父親そのものでした。昔のイーストウッド映画らしく、女性と戯れたりもしていてフフっと笑ってしまいました。
割と普通というか王道という感じの映画でしたが、個人的には好きだなぁと思える作品でした。オチはなんとも言えないくらい薄味でしたが、そこまでの人や動物との交流が魅力的でした。御年91歳ながらまだまだ現役のイーストウッド。次の作品も楽しみにしています。
鑑賞日 1/15
鑑賞時間 11:10〜13:05
座席 H-11
これでいい
カウボーイハットを被り、OHVの大排気量車でカントリーロードを流し、酒場でホワイトビールを煽る。
マカロニウェスタンでのし上がったクリント・イーストウッドの真骨頂とも言うべき本作。
齢90を超え、流石に派手なアクションシーンは無理だが、歩く時は背筋が伸びていて足元もしっかりしているし、
乗馬する姿も様になっている。
ちょっとした老いらくの恋などもあって、まさに至高のファンムービー。
Cry Macho
・クリントイーストウッド作品は毎回派手さはないが彼のセリフには毎回心揺さぶられる(+1)
・知らず知らずのうちに感情移入し、自分も映画のなかで人生の選択と決断をしていたことで、共に旅をしていた気分になった(+1)
・ゆったりと物語が進行するとともに、自分の人生の選択と決断をあたらめて振り返ることができた(+1)
・マッチョが活躍するたび笑いが起きる(+1)
・たとえ理由がどうであれ、子は自分の親しかいないということ(+1)
歳重ねたなりの良作。
馬の駆け抜ける映像からメキシコの荒涼とした景色の撮影がなんとも美しい。年老いたカーボーイって言う設定も合ってるし。派手な追いかけっこではないけれど人情劇交えたロードムービーでなんとも心地良い。ほっこりしました。
イーストウッドのカーテンコールみたいな作品
クリント・イーストウッドは偉大な俳優であり
映画人だと思います。それは揺るぎないです。
監督した作品で大好きなものも多数です。
ですが、本作は正直がっかりしました。
期待が大きすぎたのかもしれません。
俳優、クリント・イーストウッドにはこの役は
ミスマッチにしか見えないのです。年齢的な
ズレを感じざるを得ませんでした。
西部劇テイスト十分わかります。
イーストウッドが過去に演じたタフでかっこいい
ヒーロー像が見え隠れする主人公、わかります。
けど、ちょっと厳しかったなぁ。
あの歩き方の人間が華麗に馬を調教する・・・
難しいでしょう・・・・哀しくなってきちゃいました。
無理を感じてしまって・・・。
企画の意図はわかりますが、もっと敵役が
ある気がしますよ。
「コレジャナイ感」が・・・・・。
お話は悪くないのですが良くも悪くも、
チープなウェスタン。お話も展開も軽い。
メキシコ舞台ってのも嫌いじゃないのですが、
なんていうんだろうなぁ、シビアさも緊張感も
敵役のレベルもぜーんぶ「シルバー世代レベル」で・・・・。
話の内容も感動、爽やかさも全てにおいて
「シルバー世代」感が・・・・。悲し。
ですから、本作はあくまで多大なる功績を
重ねてきたイーストウッドのカーテンコール作品と
認識することにしました。そうでも思わないと
気持ちのバランスが保てません。
けどね、イーストウッドが時折見せる微笑みには
胸撃ち抜かれます。ドキューン!って。
ずるいなぁ。チックショー、かっこいいじゃぁねぇかよ。
この監督の作品を昔から見ている人には何かしらわかる仕掛けがあったり...
この監督の作品を昔から見ている人には何かしらわかる仕掛けがあったり、刺さるものがあるんだろうか。
自分は面白いと思わなかった。
何かの例えで使ったろかぐらい。
連れに帰り際ニワトリ渡された時、
「いや、クライマッチョちゃうねん!」
言お。
いのちの停車場、キネマの神様などにも言えるが、やっぱ老いたらもうズレてるのを修正できない。というかズレてるのに気付いてないね。
小寒いシーンが多すぎる。
昔おじいちゃんが味海苔をよく持たしてくれた。それは俺がご飯を食べる時よく巻いて食べてたからだ。
二十年以上経っても田舎帰ったら最後にこれを持って行けと味海苔を渡されたのを思い出した。
イーストウッド好きでもきついかもな映画
端的にいうとストーリーの流れにメリハリがなく、人物描写も薄いので感情移入しにくいです。あと申し訳ないけどメインの子役の男の子の演技が棒っぽいところが多くて苦手でした😅
役者としてのクリント・イーストウッドが好きな人(私)でもちょいきついなーと思いました。見終わってから知りましたが、イーストウッドってもう91歳なんですね。まだしばらく元気だったら、またいい映画作ってほしいです👍
よくある筋立ての話なのにこれ程心を揺さぶられる映画に仕立て上げる演出は正に名人技。メキシコの田舎町での疑似家族の様に食卓を囲むシーンの温かさ・美しさに涙が溢れる。
①久しぶりに“上手い”演出の映画を見せてもらった気分。昔のハリウッドにはとにかく演出(映画の語り方)の“上手い”監督が本当に多かった。ウィリアム・ワイラー、ビリー・ワイルダー、ヒッチコック、ジンネマン、キャプラ等々。『アメリカン・スパイナー』ではさほど感じなかったが、本作ではイーストウッドはそういったアメリカ映画の名監督たちの系譜に繋がっていることが良く分かった。②イーストウッドとは『荒野の用心棒』『ダーティー・ハリー』『ガントレット』の頃からのお付き合いですが、本当にお爺ちゃんになっちゃいましたねぇ。やや猫背になっちゃってるし。でも乗馬シーン(荒馬を乗りこなすシーンはさすがにスタントでしょうけれど)や未亡人やその孫娘達との交流シーンでは爺様感はなくまだ現役感を醸し出しているのは流石にスター。
メキシコ人少年をアメリカの家族のもとに届ける作品です。あれ、最近どっかで見たな・・
メキシコ人少年をアメリカの家族のもとに届ける作品です。
最近見たリーアム・ニーソン主演のマークスマンと同じ環境ですね。
ただ、当然ながら中身は違っています。いつものイーストウッド風といったら語弊があるかもしれませんが、彼のこれまでの作風から外れることはない印象です。
万人受けはしないでしょうが、これまで彼のファンだった方には安心して薦められると思います。
上映時間も短いのでトイレを気にする必要もないですし・・・
マークスマンの低評価の反動でこの作品の評価はチョッと甘目です。
淡々としたロードムービー
イーストウッドのなんとも哀愁のある演技は、確かに素晴らしい。「運び屋」とか良かったよな。
オイラにとって善し悪しが極端なイーストウッド作品。今回は残念ながら悪しの方やな。
まーたっく盛り上がりのないロードムービー。
映画的な興奮は全くありません。「マークスマン」が動なら本作は静です。
退屈でしたわ。
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