THE FIRST SLAM DUNK

ALLTIME BEST

劇場公開日:

THE FIRST SLAM DUNK

解説

1990年から96年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、以降も絶大な人気を誇る名作バスケットボール漫画「SLAM DUNK」を、原作者の井上雄彦が自ら監督・脚本を手がけ、新たにアニメーション映画化。

いつも余裕をかましながら頭脳的なプレーと電光石火のスピードで相手を翻弄する、湘北高校バスケ部の切り込み隊長、ポイントガードの宮城リョータ。沖縄で生まれ育った彼には3つ年上の兄ソータがいた。兄は地元のミニバスチームで有名な選手で、リョータも兄の背中を追うようにバスケを始めた。やがて一家は沖縄から神奈川へ引っ越し、湘北高校に進学したリョータはバスケ部に入部。2年生になったリョータは、1年生の桜木花道、流川楓、3年生の赤木剛憲、三井寿らとともにインターハイに出場し、絶対王者と呼ばれる強豪・山王工業高校と対戦する。

1990年代のテレビアニメ版からキャストは一新し、リョータ役に「ブルーロック」の仲村宗悟、三井役に「ガンダムビルドダイバーズ」の笠間淳、流川役に「ヒプノシスマイク」の神尾晋一郎、桜木役に「ドラえもん」の木村昴、赤木役に「僕のヒーローアカデミア」の三宅健太らを起用。ロックバンドの「The Birthday」がオープニング主題歌、「10-FEET」がエンディング主題歌を務め、作曲家・音楽プロデューサーの武部聡志と「10-FEET」のTAKUMAが音楽を担当。

2022年12月3日の公開から23年8月31日の終映まで約9カ月間のロングラン上映となり、興行収入は国内歴代13位となる157億円を突破する大ヒット作となった。

2022年製作/124分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2022年12月3日

スタッフ・キャスト

監督
原作
井上雄彦
脚本
井上雄彦
製作
高木勝裕
アイティープランニング
村松秀信
廣野眞一
企画
森下孝三
エグゼクティブプロデューサー
北﨑広実
井上幸
紀伊宗之
茨木政彦
制作統括
北﨑広実
氷見武士
アニメーションプロデューサー
西川和宏
プロデューサー
松井俊之
演出
宮原直樹
大橋聡雄
元田康弘
菅沼芙実彦
鎌谷悠
北田勝彦
CGディレクター
中沢大樹
キャラクターデザイン
江原康之
井上雄彦
作画監督
江原康之
井上雄彦
サブキャラクターデザイン
番由紀子
キャラクターモデリングスーパーバイザー
吉國圭
BG&プロップモデリングスーパーバイザー
佐藤裕記
テクニカル&リギングスーパーバイザー
西谷浩人
シニアアニメーションスーパーバイザー
松井一樹
テクニカルアニメーションスーパーバイザー
牧野快
シミュレーションスーパーバイザー
小川大祐
エフェクトスーパーバイザー
松浦太郎
シニアライティングコンポジットスーパーバイザー
木全俊明
ライティングコンポジットスーパーバイザー
新井啓介
鎌田匡晃
美術監督
小倉一男
美術設定
須江信人
綱頭瑛子
色彩設計
古性史織
中野尚美
撮影監督
中村俊介
編集
瀧田隆一
音響演出
笠松広司
録音
名倉靖
音楽
武部聡志
TAKUMA
オープニング主題歌
The Birthday
エンディング主題歌
10-FEET
キャスティングプロデューサー
杉山好美
音楽プロデューサー
小池隆太
2Dプロデューサー
毛利健太郎
CGプロデューサー
小倉裕太
制作統括
北崎広実
氷見武士
アニメーションプロデューサー
西川和宏
プロデューサー
松井俊之
アニメーション制作
東映アニメーション
ダンデライオンアニメーションスタジオ
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受賞歴

第46回 日本アカデミー賞(2023年)

受賞

最優秀アニメーション作品賞  
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映画レビュー

5.0少女時代の自分と手を繋ぎながら見た幸せな2時間

2024年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

連載終了してから26年経った今でも、なぜ私がこの作品を愛し続けているのか。それはこの作品が、葛藤や成長や人間の機微を、とても丁寧にリアルに描かれているからです。 登場してくるどのキャラクターにも自分を当てはめることができると同時に、私もこうなりたいという一歩先の憧れを描いてくれるので、いつも見た後は私も頑張ろうと前向きな気持ちにさせてくれます。 26年前の学生の頃と社会人生活を13年過ぎた今では、感じることも響く言葉もあの頃とは少し違うけれど、やっぱりSLAM DUNKが魅せてくれる世界は、私にとっては原点で、基盤なんだと映画を見て思いました。 今作は原作で一番の名勝負と言われる山王工業高校とのIH2回戦目を描いているんですが、だからといってただ原作通りにそれを描いている訳ではありません。 井上監督が、人生は短いからただ過去の話をなぞるとか、焼き増しするとかではなく、今の自分だから描けるSLAM DUNKを描きたいとおっしゃってつくられた本作なので(だからタイトルにTHE FIRSTを付けています)昔からファンの私のような人も、今回初めてSLAM DUNKに触れる人も、みんなまだ見ぬ漫画の1ページをめくるときのドキドキ感を味わうように、初めてのSLAM DUNKを体験することができる作品になっています。 また試合のシーンでは実際のプロのバスケ選手にモーションアクターとして映画のシーンを再現してもらい、そこに3DCGを当て込んでいるのですが、よく見る無機質なツルッとした3Dではなく、井上監督の絵のざらっと感を残しつつ、絵のぬくもりを感じることができ、初めて見るような技術を使っています。確かにアニメなのに、ここまでリアルなスポーツアニメを見たことはありません。その点から見ても衝撃が大きかったです。 「こんな作品初めて見た…」とまさにTHE FIRST尽くしの作品なのです。 声優が変わった。主題歌も変わった。作画も見慣れた2Dではなく2Dと3DCGのハイブリッド技法。前情報もほとんどなく、全てが異例で予想外で、それ故に映画公開前は連日映画への批判コメントが溢れていました。 けれど、作品を見た瞬間それを一瞬で黙らし蹴散らすほどの作品でした。実力で黙らすってこう言うことだと、かっこいいと心から思いました。 26年経った。 でもその長い期間を一瞬で越えて、色褪せないどころか、より生き生きとパワーアップして帰ってきた彼らを、多くの人に見てほしいです。

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AZU

3.5滞空時間

2024年2月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 8件)
共感した! 20件)
ホビット

3.5「ああ、この熱さ懐かしいな」 これしか感じられなかったのが寂しい、、、。

2023年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

分かってるのに、熱くなる。 知ってるのに、泣いてしまう。 そうそう『スラムダンク』って漫画はこうだった。すっかり忘れてた。 でも、これ止まりだった。 物語の大半が「次に言う台詞までわかっている状態」では、どうしても新鮮味はない。 映像は確かに綺麗だったが、肝心の物語がコミックの展開をほぼそのまま落とし込んでいるので「懐かしい」と思うの裏返しで、「古臭い感」もどうしてもついて回った。 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』と似ている。ただ、あちらはある回の話を深堀りした構成なだけに登場人物たちの新しい台詞や、MSの新しい戦いをみることができまだ新鮮味があったが、こちらはリョウタの話は新しいものの、肝心の山王戦はコミックそのままなぞらえているので新鮮味という点では厳しい。。 もうひとつ。 私自身もリアルタイムでジャンプを読んでいた時から27年の歳を重ね、このような「熱さ」をどこか冷めた目でみてしまっている面がある。 これに気づいたとき、無性に寂しくなった。 ※ ・リョウタ! かっこいいヤツだ。 ・やっぱり花道いい! 上げる男。 ・300段の階段を前にした沢北の一言「いいね」。鍛錬を楽しんでてかっこいい。 ・気付いたら安西先生と一緒にガッツポーズしてた! ・お母さんの表情が画的に少し違和感あった。 ・河田の声はあってないような。 ・神様は沢北にとても大事なものを与えてくれた。

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momokichi

4.5懐かしくも新鮮な味わいを凝縮させた傑作

2022年12月31日
PCから投稿

何も情報を入れずに観て本当によかった。まさに目から鱗。子供の頃から心と体に染み込んでいるはずの物語がこれほど新鮮に感じられるとは衝撃だった。本作を観て改めて気づかされたのは、そもそも「スラムダンク」の本質が5人の主人公たちが共に織りなす群像劇だったということ。筆先から生み出される横一線に並び歩く姿そのままに、各々が濃密な個性を打ち鳴らし、それが合わさることで疾風怒濤のハーモニーが生まれゆく。その上、本作に限っていえば、伝説の山王戦に時間軸を定め、さらに5つの視点の重心を変化させることで、我々が慣れ親しんだハーモニーから”これまで聞こえてなかった響き”を鮮やかに抽出してみせる。これは原作者だからこそ成し得た画期的なアプローチと言えよう。公開から約一月が経つのに人気が衰えない。年の瀬らしく僕の観た劇場では家族連れや地元の古い仲間どうしで鑑賞する人も多く、その様子がもう一つのドラマを生んでいた。

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牛津厚信

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