グリード ファストファッション帝国の真実

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グリード ファストファッション帝国の真実
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解説

「イン・ディス・ワールド」「グアンタナモ、僕達が見た真実」のマイケル・ウィンターボトム監督が、ファストファッションブランド経営者の栄光と転落をブラックユーモアを織り交ぜながら描き、ファッションビジネスの闇に鋭く切り込んだ社会派ドラマ。ファストファッションブランドの経営で財を成したリチャード・マクリディは、自身の還暦パーティを盛大に祝うため、ギリシャのミコノス島へやって来る。イギリス当局から脱税疑惑や縫製工場の労働問題を追及されたリチャードは、このパーティでかつての威光を取り戻そうとしていた。しかし、傲慢に振舞うリチャードと周囲との間には不協和音が生じはじめ……。「TOPSHOP」などを保有していたアルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーン卿をモデルに、ウィンターボトム監督とはこれで7度目のタッグとなるスティーブ・クーガンが主人公を怪演。共演は「グランド・イリュージョン」のアイラ・フィッシャー、「トレインスポッティング」のシャーリー・ヘンダーソン、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のエイサ・バターフィールド。

2019年製作/104分/PG12/イギリス
原題:Greed
配給:ツイン

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(C)2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

映画レビュー

3.5勤勉を地で行く監督が描く“強欲”、その行き着く先は…

2021年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

最初に感じたことは「ウィンターボトムは健在」だということ。
ある人物や現象(データ)から時代を照射し、抜群の音楽センスでセレクトした曲に乗せて短いカットを重ねていく。時制とフォーカスする人物は常に複数あり、PCのモニター越しの映像にも細心の注意が払われる。監督の勤勉な演出スタイルによって歪な現代社会が浮かび上がってくる。

パーティへの5日間のカウントダウン
ファストファッション企業のM&Aで荒稼ぎし「卿」の称号までも与えられた男リチャード(スティーブ・クーガン)。
パーティ開始へのカウントダウンには、彼の生涯をまとめる伝記作家の視点、まるでカードゲームの駆け引きのように値切ることに勝利の愉悦を求め続ける姿、会場設営の進行、審問会での振る舞い、公共ビーチにたどり着いた難民たち、娘が出演するリアリティショーなど、複数のファクターが巧みに配されていく。
彼はいかにして業界に足を踏み入れ、どのようにして巨万の富を手に入れたのか。罵声だらけのパーティ準備の行き着く先には、予想だにしないとんでもない結末が待ち受ける。

7対93の不均衡。
世界に7%しか存在しない超富裕層(スーパーリッチ)と、搾取され続ける残りの93%。
史実に沿わない『グラディエーター』を模したローマ帝国のはりぼて円形競技場。虚飾の会場に招くビッグスターだってお金で買える。でもそのギャラは、パキスタンのお針子さんの時給を削って得たお金だ。
世界に蔓延する社会の闇、刻一刻と進む格差。奴隷のような姿をさせられたパキスタン女性アマンダの涙は、93%の嘆きなのかも知れない。ラストで彼女が押すボタンは、時代に対する警報であり、強者とされる7%に対する警告なのだ。

余談
クリストファー・ノーランが『ダンケルク』撮影前に参考にした13本の映画の中に、1924年のサイレント作品『グリード』が入っていた。
純粋である故に残酷な一面を持つ巨躯の男が美しい女性を娶る。だが生活は困窮、いつしか金の亡者となった妻にも裏切られてしまう。やがて日銭すらもなくなった男は妻を襲い金を奪う。強盗となった男を妻を寝取った男が追う。2人が行き着いた先は灼熱の砂漠。
いくらお金があっても、命をつなぐ水がなければ人は生きていけない。すべては強欲が生んだ顛末なのか…。

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高橋直樹

4.0この怪物の姿から世界の現実が見えてくる

2021年6月17日
PCから投稿

英ファストファッション・ブランドの創業者を主人公に、その強欲ぶりが周囲を構造的な泥沼へと引きずり込んでいく様を描いた社会派コメディ。彼の華美すぎる還暦パーティーがギリシアの島で着々と準備される模様と、幼少期から語られゆく半生、それに公聴会や伝記作家の目線を通じて数々の所業が明るみになる流れを織り交ぜ、”リチャード・マクリディ”の怪物性を痛烈に浮き彫りにしていく。どんな些細な交渉でも無茶を言い、掻き乱し、相手を困らせた挙句に好条件を手にしてほくそ笑むーーーーそんな他人の屍の上に牙城を築くような姿にムカッ腹が立ちつつも、そこに漂うギリシア神話的、シェイクスピア的な香りが、やがて訪れるであろう審判の時をひしひしと予感させる。多くのウィンターボトム作品と同様で好き嫌いは分かれそうだが、我々の意識を自ずと「世界の裏側」へといざなう趣向は変わらず。この監督の一貫したメッセージを感じずにいられなかった。

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牛津厚信

3.0A Funny Tale of the 1% of Our Time

2021年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

Nobody wants to be reminded of Trump, which is ultimately the reason why few if any films have been successful at providing any redeemable commentary on him. Greed does something unique by creating a character that is equally as loud, charismatic, successful, and despicable--but so himself it's a worthy distraction. Winterbottom's comedy-vérité is in prime form here, though the end is too literal.

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Dan Knighton

3.5今日着ていたワイシャツがメイド・イン・バングラディッシュだった・・・気まずい

kossyさん
2021年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ベン・スティラー、コリン・ファースなどが誕生日の祝辞に登場してビックリ仰天。そして意外な結末へと向かうのですが、とにかくエンディングでの解説が最も心に響いた部分でもあった。

 まぁ、とにかく酷い成金男リチャード・マクリディ卿。経済的に成功するにはドケチで値切りが桁外れでないと駄目だという見本のような男。ハリウッド映画でも交渉シーンはよく見かけるけど、提示額の半値以下、ひょっとすると3割くらいからスタートするえげつなさ。その値切りの結果の悲話として、貧困国の縫製工場で仕事をスピードアップしなければ採算が取れなくなったため、手の遅い女性工員が憂き目に遭うといったエピソードがあった。

 資本家による搾取を目の当たりにして、憎たらしくてしょうがないリチャード。母親の態度も酷いものだった。ファストファッションなんていうのも、日本では〇ニクロとかが代表だったと思うのですが、この〇ニクロも最近は値段が高い。昔は安物としてバカにされていたのに既にブランドとして確立しているのも不思議だ。

 かつては中国なんかにも下請けに出していたのに、今では業種によっては日中逆転現象も起きているし、今後もどうなるかわからない。ふと思い出したのが、BTTFで1955年のドクが日本製品をバカにしていたシーン。現在の日本の最低賃金はG7では実質的に最下位であることから、将来の国際的企業格差の変遷も気になるところです。

 個人的にはタクシーの賃金を値切るというのが許せなかった。日本だと法律に守られてるから、即警察に直行ですけどね・・・

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kossy
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