ミナリのレビュー・感想・評価
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タイヤの付いた家
生きづらい韓国を脱して
暮らしやすいアメリカに移住する
淡々と日常を送る
家はトレーラーハイス
夫婦の生き方の違いとか
孫とおばあちゃんとの関わり
異国で大自然の中で暮らす大変さとか
…淡々とした日常
普通じゃないおばあちゃん
おばあちゃんがミナリの種を蒔く
…川のそばに
大きく育って力強く生えている
水は作物にとって必要なもの
…デビットは
思っているほど弱くない
とおばあちゃん
…ここの水が
デビット君に合っています
と医者から言われ
ミナリの様に力強く育っていって欲しい
おばあちゃんと絡む
デビット君がとってもいい
演者の中では一番かな
夫婦の意見の違いから
離婚の危機もあったりしたけど
父親の家族を守る姿とか
妻に気遣うところが…
淡々と家族の絆を描いています
最近みたA24の作品と同様
家族愛の映画…
全てのおばあちゃんに捧げる
移民生活でさまざまな苦労を乗り越え、子供の病気回復や農作物の新規契約という光明が見えたときに、家庭が崩壊しかかるという光と影。
幸せって何なのかと思う。
そこへ降りかかった最悪の不幸な出来事。でもそこから家族で助け合って生きていこうという光明が見えるという光と影。
人生、上手くいく上手くいかないって何なのかと思う。
逆に言うと、悪いときでも、悪いときこそ、諦めてはいけないということか。
そんななかで、最後のエンドロール「全てのおばあちゃんに捧げる」。
そっかこの映画はそういう映画だったのか。そういえば、おばあちゃん、いい味だしてた。
あの年でアメリカまで来て、孫の面倒をみて、病気になりながらも必死で生きている。
やっぱりおばあちゃんは孫が大好き。最後の表情が忘れられない。
ミナリはたくさん育っていた。さすが、おばあちゃん。
編集がもう少しどうにかならなかったのか・・・
アメリカへ移住した韓国人のルーツを情感豊かに!
2020年(アメリカ)監督:リー・アイザック・チョン。
良い映画でした。各国の賞を総なめにしました。
題名のミナリは韓国の香味野菜・セリのことです。
セリは2度目の旬が最も美味しいことから、子供世代のために、親世代が懸命に生きる・・・との意味が込められています。
すごく辛い苦労話を聞かされる覚悟で観ましたが、
全然そんな心配は入りませんでした。
1980年代に韓国からの移民者の家族。まだ30代の父親のジェイコブ、母親のモニカ、姉娘のアン、そして弟のデビッドの4人家族。
今のアメリカへの移民の事情は詳しくありませんが、1980年代には移民に優しかってようですね。
大きな農作地を買うだけの融資が受けられて、耕作機械も種も肥料も買えます。
トレーラーハウスとお母さんのモニカは不満ですが、私の目から見ると立派です。
ベッドもひとり1台。部屋数も多い。調理器具も揃っています。洋服だって「着の身着のまま」じゃない。
着替えが豊富。食事にも困らない。
第一にお父さんは農園主で小作ではありません。
畑だって、石ころだらけの土地を騙されたり、しません。
土地はそれなりに肥沃です。作物が日照りや大雨で全滅したりもしません。
これは苦労と言えますかね?
お父さんはとても野心家です。
「韓国野菜の生産で、絶対に成功して金持ちになるんだ!!」
側で見ているお母さんは、悲観的な性格です。
心臓の弱いデビッドを連れて行く病院が、1時間もかかる・・・と、気を揉みます。
パール・バックの『大地』とかスタインベックの『怒りの葡萄』などを思い浮かべていた私は拍子抜けでした。
こんなもの、苦労のうちに入らない・・・って思っちゃいました。
口喧嘩ばかりのお父さんとお母さんは、打開策として韓国からスンジャおばあちゃんを呼び寄せます。
まぁまぁ、このスンジヤおばあちゃんの「ぶっ飛んでること!!」
スンジャおばあちゃんの登場で、映画は劇的に面白くなります。
花札が趣味で、孫のデビッドへのお土産は花札です。
そしてテレビでプロレスを観るのが大好き。
真面目でも模範的でも無い年寄りです。
はじめデビッドはおばあちゃんを嫌います。
またこのデビッドも笑わしてくれます。
小太りでチビで、デビッドってミドルネームなのかな?
(ジェイコブもモニカもアンもデビッドも、韓国人の平べったい顔には不似合いです、正直言って!!)
デビッドは、おねしょなど、エピソードに欠きません。
この映画を観ていると、韓国人を迎えるアメリカ人も、同輩の韓国人も、子供たちの学校友達も父兄も、悪い人は一人も出て来ません。
と言っても、ラストには衝撃的な展開がありますが・・・。
お終い行くにつれて盛り上がる映画で、スンジャおばあちゃんの役割が、
この映画を劇的なストーリーへ導きます。
こんなにアメリカ人が良い人ばかりで、間違い無いのかしら?
昔はアメリカは移民を優しく受け入れていたの?
原作者のノスタルジーなのかしら?
(移民を優しく受け容れるような世界情勢はもう過去のことでしょうか)
過去鑑賞(2021年/07/05)
素そうめん。
ひよこの雄雌の仕分けする仕事があったとは
ユン・ヨジョンを初めて見たのは10年以上前、韓国ドラマ「コッチ」。
老けた役で個性強烈なおばちゃんを演じていた。
その次に見たのがこれも韓国ドラマ「ホテリア」。
企業の偉いさん役で出ていて全く違うタイプを演じていてすごい俳優やなあと思った。
次から次へとドラマに出てくるがどれも個性豊かな人物だ。
そして、ミナリではおばあさん役。
衰えだしたおばあさんらしさを見事に演じ火事の後の忙然と歩いている表情はこれこそ助演女優賞の演技と思った。
ただ、物語の終わりはなんか中途半端な感じがして、「エッここで終わり」とエンドロールを見ていた。
それにしてもあのコッチのおばあちゃん役の俳優がアカデミー賞を受賞するなんてとてもじゃないが相像できなかった。
やるなあ、ユン・ヨジョン。
ザ・アメリカ移民映画
移民の切実な願いと家族愛が突き刺さる
若い夫婦と幼い子供2人。農場での成功を夢見てアメリカへ。
金も頼れるものもなく、あるのは日々の仕事と将来への不安。日々のつまづきがあり、不安から生じる夫婦のぶつかり合いが生々しい。結婚したって一心同体で生きているわけではない。
幸せを望み続け家族でもがき苦しむ、普通の人の人生なんてこんなものだと痛感させられる、息苦しいリアリズムと詩的な瞬間が混在する不思議な感覚を味わう作品。
心象描写を回想シーンで説明して補うようなこともせず、ただただ生々しい、現在進行中の人生が横たわる。色々な暗喩を想起させる映画だが、シンプルで静かなシーンが多く独特の雰囲気が漂う。各賞にノミネート、受賞しているようだ。確かに夫婦役の2人が素晴らしい。
日常…
エンターテイメント性はなく、ただ淡々と韓国系移民一家の生活する上での苦労を描く。ミナリのようにどこでも雑草は強く育つ、またその様に頑張って生きようということだろうけど。ノマドランドと言い、映画に求めるものは人それぞれだが、特に感じるものが無かった。
家族の物語
評判が良かったので、期待値が高すぎたかな。しみじみと心に沁みる映画ではあるが、アカデミーほどでもないように思えた。
旦那さんの夢を叶えてあげたいとは思えど、病気の子供のことを考えると、何かあった時に病院まで遠いとやはり心配だし、生活のことを考えると、奥さんの態度にも共感出来る。
家を見つけたといわれ、行ってみたらトレーラーハウスだったらやはり腹も立つかも!
娘を助けるために覚悟を決めてアメリカにやってきたおばあちゃんと孫の交流が心温まる。
身体が不自由になったおばあちゃんが、少しでも役に立とうとした行為から大惨事になってしまったが、そのことがかえって家族の結束を高めたのか、ラストは奥さんも農業をやっていこうと決意した様子。
アメリカの子供から見たら、韓国人も日本人も平たい顔なんだな〜。コミカルな場面もあったり、家族の在り方を考えさせられる映画でもあった。
農業で一旗上げようと米国の片田舎に移住してきた韓国人ファミリー。 ...
なける
おばあちゃんが出てくる映画はやめてくれ
元気なシーンと後半の対比が辛すぎる
ラストの孫が引き止めるところはうるっときた
お父さんはインタビュー動画でも言ってたけど、男性的で家族を顧みない感じで、振り回される家族
あまり姉にフォーカスが向いてなかったけどお姉ちゃんも色々考えることがあったりするんだろなーと考察
登場する家族以外のメンバーも好き。手伝いのちょい変なキリスト教徒、教会で会って仲良くなった白人の子供とその父親、孵卵場の同僚とか
最後、燃えるのはオーバーキルやわ、やめてくれってなった
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