科捜研の女 劇場版のレビュー・感想・評価
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科捜研アベンジャーズ
ダイエット菌には手を出すな!
科学を武器にした京都府警科学捜査研究所の人気TVサスペンスが初の映画化!木曜日が暇だったらついつい見てしまう程度なので、今まで数回程度しか見たことありません。それほど興味なかったけど、若村麻由美ファンとしては劇場で見るしかない!と意気込んでの鑑賞となりました。ちなみに沢口靖子は好きじゃない(汗)。
冒頭から伊東四朗をダシに使ってドローンによる紅葉映像。さすがに劇場版となると気合入ってるな~と感じる序盤でしたが、人物紹介のシーンでは拍子抜け。初心者にも優しくしたいのはわかるけど、映画という感じがしない。過去にTVシリーズに出演した人たちも、数多く登場しているのですが、科捜研出身者が多くてマリコの人脈が広いことがよくわかります。警察の他の部署から睨まれてピンチ!といった状況に陥っても、旧知の仲であったりして、さほどの山場が来ない・・・
しかし、それらのぬるい展開にあってもダイエット菌研究者加賀野(佐々木蔵之介)の迫力ある演技によって救われた。彼の存在がすごく大きいのです。
ま、サスペンス部分の面白さよりも、科学捜査の面白さ、また加賀野が対抗手段として打ち出す方法が現代的(TVじゃなく動画配信ならもっと良かった)だったし、何よりも解決方法でアッと思わせるテクニックに驚いた。そして京都の美しさ。東福寺の紅葉はまじで吸い込まれてしまうような感覚に陥りました。
好きな台詞「あんたら一日2回も京都・東京を往復してんのか!」(うろ覚え)です。
期待以上でした!
プロフェッショナルな人材、持ち出される証拠品
ドラマは未視聴。他作品の予告で流れていて、面白そうだったのでつい足を運んでしまいました。
正直、サスペンスとして面白かったかというと、うーん…という感じです。
ただ、犯人が何故犯行に及んだかという理由については、社会派作品の片鱗が見える内容で良かったなと。
個人的には
・舞台が京都なのに京都弁を話している人が少ないこと
・登場人物の男性キャラほぼ全員のベクトルが主人公(マリコ)に向いていること
・そんな男性キャラが割と軽々しく証拠品を持ち出し、マリコに提供すること
・割と上層部がその辺知っているっぽいが、マリコには甘いこと
この辺りが気になりました。まあ、こういうもんなんですかね。
無論、悪い部分ばかりではなく、マリコを中心とした科捜研メンバーのチームワークの良さととんでもない仕事の速さ(時に権力も人脈もフル活用する)にはビビりましたが。
どこかでドラマを見る機会がありましたら、その後に改めて見てみようと思います。
ファンにはうれしい劇場版!
テレビシリーズのファンで、劇場版制作発表を聞いた時から楽しみにしていた本作。今回はどんな事件と鑑定が描かれるのかと楽しみにしていました。
ストーリーは、飛び降りて亡くなった女性教授を解剖するも事件性が見られず、自殺として処理されそうになるが、その後も同様の転落死が続き、その不可解な死からダイエット菌に手がかりがありそうだと目をつけた科捜研の活躍を描きます。いつものBGMも劇場で聞くと雰囲気が変わり、それだけでテンションが上がります。
本作は、テレビシリーズの集大成的な位置づけで、冒頭でいつもの科捜研メンバーのプライベートが描かれ、宇佐見さんのお母さん、日野所長の奥さんなども登場し、なかなか興味深かったです。旧メンバー相馬くんも登場し、その後の捜査に協力する場面もあり、めちゃくちゃ懐かしかったです。
他にも、これまでに登場した関係者を様々な形で登場させ、楽しませてくれています。長期にわたってシリーズ化された作品ならではの同窓会的シーンは、ファンにはこの上ないサービスでうれしくなります。これだけ多くの人物を投入し、それもストーリー上にうまく落とし込み、それなりに機能させているところも心憎かったです。
ただ、そのためもあってか、中盤はやや中だるみした印象です。最終的に真相究明に深く関与しないシーンやミスリードのための人物描写などがあってもいいのですが、あとで観客が「そういうことだったのか」と納得できるような解説的シーンも入れてほしかったです。逆に、人物背景がうかがえるようなシーンはやや不十分だと感じました。これが弱いと犯行動機の説得力がなくなってしまうので、ここはしっかり描いてほしかったところです。
また、今回は捜査の行き詰まりを、豊富なゲストキャラの協力を得て打破していきます。マリコさんの暴走機関車ぶりはいつものことですが、いつもはこれが仲間に向かいます。そして、マリコさんの暴走と無茶振りから、終わりの見えない検証実験の繰り返しに付き合わされます。この勤務時間度外視の地道な検証と、だからこそ生まれるチームワークも見どころの一つなので、本作でもそのあたりがもう少し描かれるとよかったです。
今回は舞台挨拶中継付き上映でしたので、上映後にキャストのコメントを聞くことができました。作中さながらの科捜研メンバーの絆を感じることのできる貴重な時間でした。最後の沢口靖子さんの挨拶の「私たちをこの場に連れてきてくださったのは、みなさんのおかげです」という言葉が印象的でした。素敵な作品を届けていただき、こちらこそ感謝です。これからも応援していきます。
あぁ~マリ子さま
変な色気なく大満足。
最高でした!
科学、医学、を題材にしたミステリーで史上、世界一の映画を目撃せよ‼️‼️❓
科捜研の女オールスターズ!
今週(9月3日)の本命筋になることは否めないものの、誤った情報も…
今年116本目(合計180本目)。
なんばパークスシネマさん、良いですよね。今日は4本連続でみました。なんばパークスシネマさんの「味付けポテト」(バーベキュー味)、すごくおいしいのでお勧めです。
さて、そんな話はともかく。
この映画、そもそももとのドラマが毎週(?)放送されていて、その映画版という位置づけのようです。私は大阪市在住でテレビには恵まれているほうですが(東京系のサンテレビも、大阪市では事実上放送区域になっている)、このシリーズを見たのは初めてです。
ネタバレなしで書いていますが、ありにしようがなしにしようが、この手の映画は「ネタバレ」をするとそれまでで、しかも「本当に表示しますか?」でクリックするとそれまで(二重、三重のチェックはしてくれない…)という事情もあり、いくらネタバレあり設定にしても「間違って押してしまう」類型はあって、それでスポイル(無駄になる)というのは良くないので、意図的に「ネタバレなし」にして、内容にも大きく触れません。
物語の内容としては、ある奇怪な事件に対して科捜研が追い詰めていくという趣旨のお話。特集で書いてある程度ですね…。もっとも、わかりやすいように(あるいは、最初に「犯人はこの人です」と視聴者に公開して、「さて、主人公たちはどうやって追い詰めるでしょう?」という類型のパターンもあるそう)、開始30分程度で「この人が怪しいなぁ」というのはおおよそ判断がつき(大学レベルの理学部の教養程度でも何ら問題なし)、一方で「じゃ、無理やり微罪逮捕して取り調べて逮捕しました」だと40分で終わっちゃうので、そんな展開にはなっておらず、「どうやって相手が言い逃れできないほど証拠をかき集めていくか」、そういう展開になっています。
映画の性質上、医学薬学、看護系(それらの学生さんも含む)の知識があると「圧倒的に」有利なのかな…とも思えますが(???(リアルで働いている方は、一発でわかるんでしょうか…)、なくても困らない範囲です。
ただ、そこまでは言わないにせよ、高校生物程度・化学(ばけがく)程度の知識は普通に出るので、「理科はもう触れるのも嫌」なくらいだと、ちょっと厳しいかなという感じです。
※ 高校程度の物理はあると有利(ごくごく一部、それを前提にした内容が出る)。高校地学(地層、台風、天文など)は一切不要。
特に評価に際して気になる点はないものの、下記がやはり明確に気になりました。
なお、私自身は製薬業界の統計解析の経験が8年ほどあります。
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(減点0.2) 医学薬学においては、「追試」という概念がとても大切です。つまり、ある人が何かの発表をしたとき、その実験条件を全て公開することで他の科学者も確認できるようにして「その実験結果が正しい」ということをオープンにする、という考え方です(この考え方でモメたのが数年前のリアルな某トラブル。例の「●●細胞はあります!」事件)。
ただ、そういう部分の描写が乏しい上、これらの内容は一切でないので、「病気の治療法や画期的な薬の開発」に関して(ネタバレなしなので、範囲をあえて広めに書いています)、現在スタンダードに取られているやり方と異なる描写がされており、もっとも、多くの方にとっては、「実際に飲む薬は気になるが、その開発研究には余り興味がない」のかもしれませんが(それこそ、製薬業界くらいでないと扱わない話)、逆に言えば医学薬学に限らず、「数学以外の理学の学問」は、「検証可能性」が重要なのであり(数学も、ある問題に対する証明を発表したら、その証明が正しいかどうかは、査読という制度があります)、その部分が抜け落ちているため、理学全般(ここでは、便宜上、医学薬学、看護学なども含む)に関して間違った知識が生まれないか…という点は、正直すごく気になりました。
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紅葉の時期の京都の映像は美しい
紅葉の時期の京都の映像は美しいです。
でも脚本ははっきり言ってダメです。
簡単に欠点が露呈する○○を論文発表しちゃダメでしょ。
査読されて欠点バレたら△△するなんでありえないし、きりないでしょ。
臨床試験がダブルブラインド試験でもないし1組だけで意味あるの?
特に海外の研究者を殺すために◇◇するなんて、本人以外が対応したらどうすんの。
細菌とウイルスを類似のものと扱うのはかなり乱暴じゃないか。かなり違うぞ。
うーん、ケチをつけ始めるときりがないぞ・・・
ただ、自分はこのテレビドラマはほとんど見てなくて思い入れもないので、ちょっと厳しめかもしれません。
ちなみに実際の科捜研も現場の最前線まで出張って捜査しているんだろうか・・・
確かに古株には楽しい
初見の人でも楽しめます
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