キャラクターのレビュー・感想・評価
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殺人鬼はダレなのか?僕はダレ?
骨太のサスペンスストーリー。
死んでほしく無いと思う人達を容赦なく殺していく。
心が壊れている殺人鬼とその心の中に入り込んだ漫画家の葛藤だけではなく、どことなく快楽が見え隠れする。
残忍なシーンも多く、
見るのも辛いシーンもある、、が
人間の郷なのか、、、観てしまう。
そんか作品。
ツッコミどころが多く中途半端
ツッコミどころが多く中途半端な映画です。
観ながら「いやなんでやねん」と言葉に出してしまうくらいツッコミどころが多い。
そして、何を映画にしたかったのかよくわからない。漫画を描く人間の狂気?殺人鬼の狂気?人間ドラマ?結局どこにも振り切らなかったから誰にスポットが当たっているのか、何がテーマなのかまるでわからない中途半端な映画になった。終始退屈でした。
なんなら、漫画家の漫画にかける熱をもっと狂気的にしてそれを中心にした方が面白かったんではないかと思います。
SEKAI NO OWARIはまるで知りませんが、Fukaseさんの演技はよかったです。その分の星です。
そこそこグロい
私好みの設定のため鑑賞。
物語も面白かったがなんと言ってもFukaseの演技が素晴らしい。初演技とは思えない。過去に人殺めたことあるのではないか。そうではないとしてもこの演技でヒース・レジャーの様に精神をおかしくしてしまうのではないかと心配になるくらいだった。
キャストも豪華で飽きずに観ることが出来た。中心人物が死んでしまったのは正直驚いたが。
絵はとにかくキレイで観ているときから漫画家は誰だろうかと気になってしまった。
あっさり流れてしまった物語の背景が所々有ったがそちらももう少し掘り下げてもらいたかった。しかし時間を考えると難しいのだろうか。
続編があったらそれはそれで面白い。
サイコパスものだけど深くは描かれない
自分なりの解釈メモ。
・小説版、コミック版にある「殺人鬼というキャラクターが伝染する(乗り替わる)」という設定は、映画版では言及されていないので考えなくても良い、とする。他のメディアの作品を読まないと意味がわからないというのは、それだけで映画としては未完成品と見られるだろうし、ちゃんと映画単体で判断したいもの。
・裁判でのFUKASEの「僕は誰?」というセリフは、そのちょっと前に裁判官から聞かれた名前、生年月日、本籍に答えられなかったという事実に対応するもので、キャラクターが抜けたから何もわからなくなったと解釈するのは、映画の中だけで完結させるのであれば少々行き過ぎな深読み。
・時系列と誰が起点となって殺人事件が起きたのかがちょっとわかりにくいが、最初の事件はFUKASEが行って菅田将暉がそれを漫画化した。それ以降は漫画の殺人事件をFUKASEが再現したもの。
・最後ちょっと前、FUKASEのアジトに警察が入った際に、「包丁で刺されてる、動かすな」等との台詞が入る。あのアジトにはもう一人誰か居て、おそらくは本来の「両角」。多分死んでいる。一度、FUKASEがこの部屋であらぬ方向を見ながらしゃべるシーンがあるが、それは本来の両角に語り掛けている。
その後に出て来る手紙の束は辺見と両角のやりとりのもの。辺見の住所が神奈川県なので、医療少年院を出所してからのやりとり。16歳で犯罪を犯して12年医療少年院にいたので、出てきた頃は28歳。劇中では50歳なので、事件は34年前。漫画のタイトルのサンジューシとの関連が考えられるが、劇中で名言は無かったはず。
消印から令和4年の手紙だということが見て取れる(平成だと多分辺見はまだ医療少年院の中で、住所が違う)。
・菅田将暉の最後の入院シーンは、FUKASEとの刺し合いから大分経っている。子供は生まれて、高畑充希が子供を連れ出して外出できるくらいに大きくなっている。じゃあなんで菅田将暉はまだ入院しているのか。おそらく右手の腱を傷つけてしまい、その復旧手術で再度入院している。その結果、彼はまた絵が描けるようになり、そして真っ先に小栗旬の顔を描いた。
・高畑充希の子供が一人だけになっていて、一人は流産したか刺されて死んだのでは、という考察をどこかで見たが、高畑充希が刺されたのは左太腿で直接の危害は無い(ショックや低血圧で何か起きる可能性はあるが)。また、双子の片方がいなくなっても双子用乳母車を使い続けることは無い。友人と会っているシーンでも、高畑充希は双子用乳母車の(視聴者から見て)右側を見て、友人は左側を見ている。子供はちゃんと2人いる。
・FUKASEの殺人の動機については深くは描かれていないが、多分幸せな4人家族に対しての恨みではなく、妬み。自分が手に入れなかったのは自分に理由があるのではなく、そもそも世界にそんなものは存在しないのだということで幸せな4人家族を消して回ってる。
ではなぜこのタイミングで殺人を始めたのか?そこも描かれていないが、時系列としては多分辺見とのやりとりできっかけが生まれたのだろう。
しかしそこが深く描かれてないので、シリアルキラーFUKASEがなぜシリアルキラーになったのかがほったらかし。
でもまあ、映画でのシリアルキラーはだいたいそんなもの。出来上がるまで過程はほったらかして、いきなり殺人鬼が登場する。韓国映画とか。本職の分析を見ると、シリアルキラーはシリアルキラーになる前兆と下地があり、ある時に臨界点を超えてシリアルキラーになるのだとしている。観客としてはそこまでFUKASEの内面に突っ込んで欲しかったけど、そんな尺無いからしょうがないか(この映画は126分と長め、これ以上の要素は入れられないかと)。
個性と狂気えぐかった
新進気鋭のアーティストFukaseが初めて演者として出る映画ということで、特報が出た時、正直不安が強かった。前からSEKAI NO OWARI聴いてたし、もし演技が残念だった時音楽を楽しく聞けないんじゃないかとまで思っていた。しかし無問題だった。
最初から最後まで俳優の演技が神がかってたし、無駄のない脚本、美術、演出に息を呑んだ。
最初のFukaseが痙攣しながら振り返るシーンを見て「これは信じていい」と思えた。
怒涛の展開の数々で、見ていて飽きなかったし、自分が考えていた出来のその上を行き過ぎてエンドロールで泣いた。
年々話題性だけを重視して中身をあまり気にしない、エンタメに走りすぎた邦画が多いように思えるが、エンタメを取りつつ流石の出来だった本作は流石としか言いようがなかった。
Fukaseさんにはこれからも絶対俳優して欲しい!
どっちがどっち?
深瀬さんの演技が、リアリティがあって怖かった…。
菅田将暉も、被害者なのか加害者なのか、最後らへん分からなくなってきた。
脇を固める俳優の豪華さ。久しぶりにシュッとした小栗旬を見た気がする。
4人家族を殺害するのにこだわった理由は、宗教的なこと?
殺害後の場面も出てくるけど、血だらけでリアリティがなくなんとか見れた。
犯人掴まったけど、新たな殺人犯が誕生する気がするラストでした…。怖かった。
最高峰のサイコパススリラー
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
菅田将暉さん、高畑充希さん出演とのことで鑑賞しました。
2021年にSEKAI NO OWARIのFukaseさんが初めて俳優として出演するとして話題になったサイコパススリラー。完成度の高さに度肝を抜かれました。
ストーリーとしてはあまりスリラーを見ない自分からすると新鮮でハラハラする展開も多く、とっても楽しめました。しかし、スリラーやサイコパス映画をよく見る人からすると少し物足りないのでしょうか?
映像としては完成度が高いものでした。カメラワークといい、その場の雰囲気が画面越しにも伝わってくるくらいの臨場感があり作品に引き込まれてしまいました。
なんといってもやはり主演のお二人を含むキャストの皆さん。この映画はこの演者たちだったからこそここまでの完成度になったのだと思います。初めて俳優として出演したFukaseさん。本当に初めてでしょうか?笑 心の奥からサイコパスになりきれており、恐ろしいキャラクターをしっかりと演じれていました。今後の俳優活動に期待します。
菅田将暉さんはさすがの演技力です。目で訴えるシーンが多く無口なキャラクターでありながら今思っていること考えていることが目を伝ってこちらまで伝わってきました。さすがというしかない腕前で作品のクオリティを高めてくれました。奥さん役の高畑充希さん。菅田さんといえば小松菜奈さんのイメージで少し違和感があるのでは と思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。無口な菅田将暉さんと寄り添っているだけで安心するような高畑充希さんのペアはとても良いものでした。
ストーリー、キャストの相性がよく格段に作品の面白さをあげてくれました。初演者のFukaseさんも素晴らしかったです。キャストの皆さんの今後の出演が楽しみです。
爆発的に面白い!!!
冒頭、絵は上手いのに面白いストーリーが描けない夢に敗れそうな青年の説明が静かに語られる。そこから物語の導入というか、漸くサスペンスな雰囲気に飲まれたところで脳を震わすようなイカしたBGMがここから半端ないぜ!!!!!!ってトゥンクさせてくる、ヤバいと思いました。すき…。
面白いという噂はかねがね聞いていたけどここまでとは。ふかせさん3才児にしか見えないよ。菅田くんより歳上なのに。
全体を通して冒頭以外に緊張感が緩む箇所がないというか、おもしろに到達するポイントがいくつも用意されてて全然長距離マラソンな感覚がしない、全部の地点が面白さとワクワクで満ち溢れててハッピーランでした。しかもその面白い部分がちゃんと繋がってて辻褄が合うことが嬉しかったです。私的には昨今の邦画の中で間違いなく一番面白かった。なんで当時映画館で見なかったんや。
昼間、家で鑑賞しても心臓バクバク
いつもはあまり見ないタイプの、グロい、しっかりと血が出る、ダークエンターテイメント。
ただ、完全オリジナル作品で出演者が菅田将暉と小栗旬、高畑充希という個人的に好きで演技力があると思っている人たちが出演していたので鑑賞。
結論、怖かった。
ホラーのような驚かす系ではなくて、ヒリヒリ、ゾクゾク、ゾワゾワするかんじ。
漫画家と殺人鬼のつながりで奇妙な物語が進行。
途中、いくつかご都合主義は登場するものの、それよりも目を引くのがセカオワ深瀬と菅田将暉の演技。
感情を顔、特に目で表現していた。
興奮や恐怖、特殊な感情、見ているこちらの感情もしっかり起伏させる。
特殊な内容ゆえに、鑑賞して人生観に影響するもの、得たものがあったかというと、正直微妙だが、のめり込んで見れるタイプの映画でした。
話が怖かったのと、好きなジャンルではないので星は3つですが、好きな人は高評価しそう。
演技していますという演技に杜撰な脚本
評価が良かったので期待して観ましたが何がそんなに受けたのか全く分かりません…。
特に深瀬さんの演技、やたら目を見開いたり首を傾げたりといかにも「サイコパスな人を演じていまーす!」といった感じでわざとらしさすら覚えました。
ただでさえ頭の色も奇抜なのに重ねて一本調子のサイコパスな演技だと犯人に狂気を感じず、意外性もなく「ああそうでしょうね」としか思えなかったです。
あんな人、近所にいたら何かしらで一回くらい通報されててもおかしくないでしょう…。
あんなに血飛沫を浴びていたり手に包帯を巻いているのに警察が目をつけていないのも謎だし、かなり危ない状況なのにノコノコ葬式に顔を出す主人公、SPがつかない状況、笑顔でありえない状況に協力する家族、もう全てがツッコミどころ満載でした。
アクションは見応えありました。
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