キャラクターのレビュー・感想・評価
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舐めてたらめちゃくちゃ怖かった…夢に出てくる
気になってはいて、DVDで鑑賞しました。 ハッキリ言うとセカオワのfukaseには全然期待せず、菅田将暉ならハズレはないか〜くらいの期待でした。 しかし、鑑賞を始めて思った事はfukase以上に不気味な殺人鬼役はいないのではないか?という程に恐ろしく、豪華キャストではありましたが他の役者に負けず劣らずむしろ食ってしまっているんではないか?という程のイカれ具合でした!笑 4人家族に車に乗せてもらうシーンなんて、分かってはいてもめちゃくちゃドキドキしました。 最初から最後まで目が離せないし、予想も裏切られる展開で飽きずに見られましたね。 なんだか、本当にこうやって世の中に溶け込んでいるであろう殺人鬼がいるんだろうといつ、ターゲットにされてしまうか分からないと考えさせられて夢にまで出て来そうな恐怖すらありました。 不気味な殺人鬼の役をやらせたら右に出るものは居ないんじゃないかってくらい、fukaseはハマり過ぎていましたね。 軽い気持ちで見たので色々衝撃的でした。 是非、一度見てみて下さい!
漫画で描く漫画の世界
永井聡監督は、「恋は雨上がりのように」(18)が大好きです。前作とは180度違うダークな作品ですが、見応えがありました。菅田将暉やFukaseをはじめ、小栗旬や高畑充希など脇役も充実していて、いい意味で安心して観られました(笑)。ただ、殺人犯の心理がよくわからなかったり、犯人を目撃しても通報さえしない主人公の行動が不自然な気もして、「漫画の世界」のように観てしまいました。
これはいい作品
ちょっと気が弱そうでいい人っぽい漫画家に菅田将暉。
最初はのんびりムードの感じだったんですが、飲み屋で殺人鬼FUKASEと再会したあたりから雰囲気が変わります。
この時の菅田の演技は良かったですね。見ているこちらも思わず息を飲んでしまいました。
ここから緊張感が増してきて、事件も次々と起こり始めます。
FUKASEのとぼけたようなキャラクターも不気味さを増す効果が抜群でした。
小栗などの他の役者も良かったですし、これは日本映画の中でもトップクラスの秀逸な作品だと感じました。
しかしなんといっても菅田将暉ですね。素晴らしい役者だと思います。
正に漫画のようだった
ショッキングな殺人現場の目撃から始まり、取り憑かれたように漫画を描き、一躍人気作家となっていく。 想像していたより見応えありました。でも、キャスティングは一部納得が出来ず。わたしだけかなー。
段取りがいい感じ
サスペンスホラーとしては普通だったし、話もそんな大きく驚くこともなかったし、なんでこんなに普通に見えたのか・・小栗旬、中村獅童、の芝居があまりにも段取り通りに見えてつまらなかった。監督の狙いなのかもしれない周りはごく普通の芝居をさせる。そうなら違う役者を使った方がいい。存在感はあるものだから普通である事の違和感を感じてしまった・・ 仕上がりが綺麗過ぎる・・整え過ぎる映画。
凄い映画だ・・・
そしてよくもあしきも長崎尚志臭、プンプンの映画でもあった。ただそれはそれとして映画としてはかなり上質。展開も配役演出も完璧を超えた素晴らしい出来である。またこの手のジャンルの映画としてもなかなか見ることない展開で最後の最後まで画面の隅々にまで目が奪われる。絶対見るべき映画と言って良いレベル。
漫画のような映画でした
漫画を映画化(実写化)するのって失敗のパターン多いですよね。 なかには良いのもありますが、 実写では表現不可能な部分を魅せるのが漫画のだいご味なのにね。 それを実写にするわけですから無理がありますよね。 CGってアニメみたいなものなので、ある程度表現できますが 演技、つまりキャラクターってどうしても無理が生じちゃうんですよね。 ということで、この映画。 漫画の実写化ではありません。 純粋なオリジナル映画です。 なのにこの映画は漫画実写化の失敗例のような作品に なっちゃいました。 俳優の演技がすべて漫画っぽい。悪い意味で。 なのに実写なので、漫画ほど表現できていない。 一番漫画演技なのが、fukaseでした。 俳優じゃないので仕方ないのですが。 一番映画ぽかったのは高畑充希でした。 脚本は元漫画の編集長だそうですが、 こんな漫画っぽい脚本なら、漫画にすればよかったのに。 なんで映画にしちゃうんだろう。 大場つぐみあたりが描いたら面白そうなのに。 あ、デスノートも実写化して 俳優が漫画演技になり、原作を越えられませんでしたね。 あ、小栗旬が刺されて殉職するときの 目の充血具合、いい演技でした。
意外にも先の読めない展開
突然空いた時間を埋める為に、適当に見始めた映画だったが、これがまた予想を大幅に上回る満足度になった。 期待度が低かったからかもしれん。 菅田将暉演じる漫画家と、フカセ演じる殺人犯は、繋がりがあるのかないのか、そこが最初の気になるポイント。 そして登場時から不幸になりそうな予感プンプンの高畑充希がどうなってしまうのかという不安。 大方の予想を裏切る結果じゃないだろうか。 フカセもいい味出してる。 逆に言うと、多分こういう役しかできない。 ちなみに叙述トリックといいますか、終盤で鍵になるとある事実は、意外にも予想的中となり、なんとなく嬉しかったが、予想通りというのはなんだか複雑な気分にもなった。 食わず嫌いしてる人は、思い切って見てみることをおすすめします。
菅田将暉ファンではないけれど
思っていたよりもずっと良かった ラスト犯人と格闘する時犯人にナイフを振り翳す前の菅田さんの表情が恐ろしかった。うまいねえ。さすがです。 助かって病院のベットでの表情もまた、格別だったよね。 なかなかいい作品だった
魅力的な要素がたくさん。構成だけ物足りず。
自身が主人公と同じ立場であった為、非常に入り込みやすい導入でした。 まず、物足りなかった箇所を先に書きます。 漫画家志望の苦悩は、作中に描かれていたことや清田が苦労したんでしょ?と成功後の主人公の立場を理解しようとしてかけた言葉より遥かに苦しいです。一般の人にはそのことはあまり認知されていない所で、好きなように描いていると思われがちです。なので、産みの苦しみや漫画の為に絵だけでなく話を考えるところでも常日頃「面白いものとは?魅力的なキャラとは?商業とは?自分の描きたいものとどう擦り合わせ、どう売っていく?」など苦悩しているシーンもあると、尚、一般の方にもスッと感情移入しやすかったと思います。そして、主人公にとって両角との出会いがどんなに衝撃的であったかもっとインパクトを与えられたように思いました。 尺の都合もあったとは思いますが、そのような細かな描写や、主人公と両角の接触を増やし闇に引き摺り込まれていく工程をしっかり見たかったので4つとしました。 やはり殺人描写に重点を置かれており、確かにハラハラソワソワさせて貰ったのですが、そこを半分に減らし、主人公の心の中に入ってきて主人公が恐怖するというシーンももっとあって良かったのではないかなと思いました。それがあればもっとゾワゾワし、闇に堕ちた感覚なんかも臨場感たっぷりだったかなと思います。私たちは主人公を通してリンクし物語を見ていくので、構成の上でそこだけ物足りなかったかもしれません。転換の際、急に変わりすぎな感じはありました。 良い点は、とにかくネタが良かったと思います!!売れない漫画家志望が、殺人現場に出くわしそれを機に売れっ子漫画家になるとか。殺人鬼がサイコで美しいとか。漫画がそのまま現実になっていくとか。人の興味を惹く要素がたくさんでした。犯人を絞り込んでいくキッカケも面白かった。そのネタたちの調理法もなかなかよかったですし、業界のリアルさがあって良かったです!構成が淡々とストーリー先行で進む感じがありやや物足りないのですが、ここに心情的エピソードを挟んでくれたら星5だったなぁ!と思っています。
こ、怖いぜ
引き込まれる作品。最近日本映画に飽き飽きしてたけど、この作品は久しぶりに集中して飽きずに最後まで見られた。引き込まれる演出や表現、表情、かっこいいし怖いしミステリーだしゾクゾクでなかなか見応えがあった。最後ちょっと曖昧な部分あった気がするけどまあいい。前半から中盤にかけてゾクゾク楽しかったから。 やはり菅田将暉の演技はいい。わざと感を感じないあの演技がやはり彼の魅力と言いますか、自然なのに印象的ですごいなぁって思います。いつも同じようでどこか違う、どの作品にもフィットするような、、すごいなぁ
強烈なキャラクターの前で、凡人はどう変容するのか
可もなく不可もない、凡庸な漫画家の前に現れた強烈なキャラクター=殺人犯に魅入られ、迷い込む役柄を菅田将暉が好演。 菅田将暉は、ルックスや声に特徴がありすぎるが、不思議にどの役にも馴染む。 闊達な役、 明朗な役 引っ込み思案な役。 どれも同じような演技に見えると同時に、役そのものに見える。 殺人事件を主軸においてはいない。 山城圭吾のキャラクターが、どう変容するのか、 犯人に惹きつけられるあまり、殺人犯と同化するのか、それともー。 いやはや、最後まで目が離せなかった。 🎬 🎬 🎬 殺人犯役は演技は上手くないが、何を考えているのか分からない、のっぺりした顔が、絶妙に役にはまった。 どこか味わったような作風と思いきや、浦沢直樹のMonster原作者の脚本と知り、納得。
まるで殺人描写礼賛映画
原案・脚本の長崎尚志さんはビックコミックスピリッツの元編集長だから本作の主人公の漫画の世界の表裏に精通していることが良く分かります。連続猟奇殺人犯と漫画家の因縁の慟哭をネチネチと2時間も描きます。
訳ありといえ顔の割れている殺人犯を捕えられない警察の無能ぶりは酷過ぎます、次々と子供たちまでもが殺される猟奇殺人現場の描写は正視に耐えません。
挙句にひ弱な老人に精悍な若手刑事までもがやられるのでは我慢も限界、素性も割れている犯人も逃亡中のまま、最後に登場かと臭わせるあたりはスリラーとしては絶妙ですが、指名手配ってそんなにざるなのか・・。
人が善すぎて悪人が描けないと悩む主人公、一見優しそうな青年やひ弱そうな老人が恐るべき殺人鬼という設定も嘆かわしいことに最早ありきたり、犯人の如何わしいコミューンでの生い立ちが性格を歪めたように設定されますがカルト教団がらみの暗殺事件が実際に起きていますからフィクションとも言えない怖さがありますね。
主人公は善が勝って悪が滅びる綺麗ごとが成立する漫画を愛していると言っていましたが、作品は真逆な印象、下手をしたら本作を見た模倣犯さえ出かねない度を越した殺人描写や犯人の扱いは如何なものか・・。
サイコサスペンスではありますが単なる異常者が闊歩するだけ、デスノートのキラとエルの頭脳戦のような遊びが欲しかった。
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