キャラクターのレビュー・感想・評価
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着眼点が素晴しい作品
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時は、全くノーチェックの作品でしたが、サスペンス映画として、なかなか評価が高いようでしたので、動画配信で鑑賞してみました。
【率直な感想】
<着眼点が素晴しい>
もしも、売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?
しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら?
上記は、公式ホームページの文章で、本作品の発想の原点を簡潔に表現したものです。
本作品の主人公・山城圭吾(菅田将暉)は、サスペンス漫画を目指していて、新人賞への応募や出版社への原稿持ち込みなどを行っているのですが、「絵はとてもうまい。しかし、登場人物、特に犯人のキャラクターが魅力的でない」となかなかデビューできなかった。
そんなある日、閑静な住宅街の一軒家で、一家4人が惨殺されている現場の第一発見者となってしまう。
清田俊介(小栗旬)と真壁孝太(中村獅童)の二人の刑事から事情聴取された際、彼は、実は犯人の姿を目撃していたにも関わらず、何も見ていないと証言。
そんな彼は、犯人の顔を思い出して、作品を描き上げ、売れっ子漫画家となっていくが…。
というものです。
私は長年にわたり、ミステリ小説を読み、ミステリ映画を観続けていますが、このような設定の作品は初めてでした。
物語は、主人公・山城が、どのような形で、犯人と接点を持ち始めるのかという点と、二人の刑事がどのような捜査をしていくかという点が、興味を惹くところなのですが、観客に飽きさせることのない巧みな展開となっており、高く評価できる作品に仕上がっていたと思います。
ただ、一点、物語中盤で、結末への展開が予想できてしまった部分があり、そこだけが、ちょっと残念に思いました。
<大河ドラマの共演者たち>
2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」には、菅田将暉(主人公・山城圭吾)が源義経役で、小栗旬(清田俊介刑事)が北条義時役で、中村獅童(真壁幸太刑事)が梶原景時役で出演していました。
私が感心したのは、いずれの俳優さんも演技が達者であるということです。
本作品と大河ドラマでは、演じる人物の「キャラクター」が全く違います。
俳優さんの顔つきはもちろん同じだし、声も同じ。
でも、顔の表情や、話し方は全然違う。
これが演技というものなのか、と。
優れた俳優は、自分に与えられた役柄の「キャラクター」を見事に演じているのだな、と実感させられました。
【全体評価】
思いがけない着想により構成された物語を、優れた俳優が、実力を発揮して演じきった、評価が高いのにも納得の作品でした。
グロいけど意外と観れる
殺人シーン等のグロテスクな場面は苦手だが、殺害描写は思ったより少なく、話の展開もオリジナルであったため見やすかった。(殺害後の現場は大量の血で埋め尽くされていたが、、)
コメディ映画です
単刀直入に言ってサスペンス好きな人は見るべきではないです。
あらすじ的には面白そうなので見てしまいますが、サスペンスと思いきや蓋を開けるとコメディか?と思う要素満載。
①警察がとにかく無能
→何人も殺されて、ド派手な会議開いて、容疑者の顔も割れてるのにとにかく何もしない。挙句の果てには犯行が分かってるのに何もしない。小栗旬の謎の暴走族設定、そして無駄に殺される、訳分からん友情?、最後なに勢い余って発砲しとんねん、そんで普通の感じで病室いくな、
②主人公も無能
→勝手に家に入るな、実際に見た殺人をモチーフにすな、犯人逃しすぎ、家族巻き込むな、3回も認証するようなセキュリティ高い億ションに入られるな、彼女刺されて反応薄い、彼女も彼女で早く警察か救急車呼べ、勝手な行動すな、
漫画いつのまに売れとんねん、その間警察は有力な情報集めとけ、時系列どうなっとんねん、後付けでセブンの映画パクるな、全員が頭コンニャクで出来てないとこのストーリー成り立たんやろ
などツッコミどころ満載すぎて最高のコメディに仕上がったと思います。
おもしろかった
ストーリーも展開も良く何より演技が上手で
ハラハラしました。面白かったです。
ですがもう少しキャラの掘り下げが欲しかった
両角のサイコパスさも家族にこだわる背景もかかれてはいましたが殺人に至るまでの過程?こだわる理由。
肝心の主人公の行動もイマイチ。
実際の殺人鬼を漫画にする。売れ出したのに罪悪感や恐怖から休載しようとするが別の人が捕まっていても知らんぷり。実際は善人ぶった殺人鬼と何ら変わらない人間性だったと言うことだったと思いますが
憶測でしか肝心なところがわからないのが私的には少し残念
久々に震えた
舐めてたらめちゃくちゃ怖かった…夢に出てくる
気になってはいて、DVDで鑑賞しました。
ハッキリ言うとセカオワのfukaseには全然期待せず、菅田将暉ならハズレはないか〜くらいの期待でした。
しかし、鑑賞を始めて思った事はfukase以上に不気味な殺人鬼役はいないのではないか?という程に恐ろしく、豪華キャストではありましたが他の役者に負けず劣らずむしろ食ってしまっているんではないか?という程のイカれ具合でした!笑
4人家族に車に乗せてもらうシーンなんて、分かってはいてもめちゃくちゃドキドキしました。
最初から最後まで目が離せないし、予想も裏切られる展開で飽きずに見られましたね。
なんだか、本当にこうやって世の中に溶け込んでいるであろう殺人鬼がいるんだろうといつ、ターゲットにされてしまうか分からないと考えさせられて夢にまで出て来そうな恐怖すらありました。
不気味な殺人鬼の役をやらせたら右に出るものは居ないんじゃないかってくらい、fukaseはハマり過ぎていましたね。
軽い気持ちで見たので色々衝撃的でした。
是非、一度見てみて下さい!
漫画で描く漫画の世界
これはいい作品
ちょっと気が弱そうでいい人っぽい漫画家に菅田将暉。
最初はのんびりムードの感じだったんですが、飲み屋で殺人鬼FUKASEと再会したあたりから雰囲気が変わります。
この時の菅田の演技は良かったですね。見ているこちらも思わず息を飲んでしまいました。
ここから緊張感が増してきて、事件も次々と起こり始めます。
FUKASEのとぼけたようなキャラクターも不気味さを増す効果が抜群でした。
小栗などの他の役者も良かったですし、これは日本映画の中でもトップクラスの秀逸な作品だと感じました。
しかしなんといっても菅田将暉ですね。素晴らしい役者だと思います。
段取りがいい感じ
凄い映画だ・・・
漫画のような映画でした
漫画を映画化(実写化)するのって失敗のパターン多いですよね。
なかには良いのもありますが、
実写では表現不可能な部分を魅せるのが漫画のだいご味なのにね。
それを実写にするわけですから無理がありますよね。
CGってアニメみたいなものなので、ある程度表現できますが
演技、つまりキャラクターってどうしても無理が生じちゃうんですよね。
ということで、この映画。
漫画の実写化ではありません。
純粋なオリジナル映画です。
なのにこの映画は漫画実写化の失敗例のような作品に
なっちゃいました。
俳優の演技がすべて漫画っぽい。悪い意味で。
なのに実写なので、漫画ほど表現できていない。
一番漫画演技なのが、fukaseでした。
俳優じゃないので仕方ないのですが。
一番映画ぽかったのは高畑充希でした。
脚本は元漫画の編集長だそうですが、
こんな漫画っぽい脚本なら、漫画にすればよかったのに。
なんで映画にしちゃうんだろう。
大場つぐみあたりが描いたら面白そうなのに。
あ、デスノートも実写化して
俳優が漫画演技になり、原作を越えられませんでしたね。
あ、小栗旬が刺されて殉職するときの
目の充血具合、いい演技でした。
意外にも先の読めない展開
突然空いた時間を埋める為に、適当に見始めた映画だったが、これがまた予想を大幅に上回る満足度になった。
期待度が低かったからかもしれん。
菅田将暉演じる漫画家と、フカセ演じる殺人犯は、繋がりがあるのかないのか、そこが最初の気になるポイント。
そして登場時から不幸になりそうな予感プンプンの高畑充希がどうなってしまうのかという不安。
大方の予想を裏切る結果じゃないだろうか。
フカセもいい味出してる。
逆に言うと、多分こういう役しかできない。
ちなみに叙述トリックといいますか、終盤で鍵になるとある事実は、意外にも予想的中となり、なんとなく嬉しかったが、予想通りというのはなんだか複雑な気分にもなった。
食わず嫌いしてる人は、思い切って見てみることをおすすめします。
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