パーム・スプリングスのレビュー・感想・評価
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楽観的なタイムループ物
予告編を山程観れば観たくなります、本作。
で、鑑賞です。
タイムループ物で最近の、、、といえば、シン・◯ヴァですね。本作の主人公はかのカ◯ル君のように命の書に名前を連ねてるかのごとく、ループ世界の住人です。
大きく違うのは、、、楽観的なんですね。
めちゃくちゃ楽観(笑)
けど、そこまでは葛藤あったんだろーなー。で悟りを開いたかのような諦め感は逆にスッキリします。
けど、それってどーなん?って考え始めちゃうあたりがミソ。これまでどのくらいの間孤独を抱きしめてきたんだろ?でも、主人公はシ◯ジ君いないのに、絶望感ないんですよね。やはり、ループの舞台の環境良いもんな。
男を絶望させるのも、希望を持たせるのも、やはり愛なんですな。本作はレッキとした恋愛映画なんですわ。
出会って、恋して、一緒にいるだけで楽しくて、あることでケンカして、、、さぁどーする?みたいな。
ちゃーんとしてるんですな。
うまーく、からめてますねー。
ラストの展開は面白くも興味深いです。
選ぶ道はまさにシ◯ジ君のようです。
結局、恋から先に進むには、死を賭するほどの覚悟が必要ってことかな?
お話はよく出来ていて楽しいです。
ただね、もうちょい深みが欲しかったかな?
終始明るすぎて、暗い話や現実味ある話を入れてコントラストつけて欲しかったかな?
あと、クライマックスに向けての仕掛けはチト強引かなーと。だからあの時!みたいな回収もしたかったな。
うーむ、◯ヴァの考察好きな僕の感覚はおかしいかな?
なんにしても、観ればパーム・スプリングスの陽気な魔法をかけてもらえます。
良作です。
人生を客観視する
タイムループって最後どう収拾するのか?がとても気になるのだが、なんで、どうして、どうするの?考えているうちにどうでもよくなってしまった。
なにしろタイムループする2人のゆる〜い日々が最高!
意味が無いと言いながら弾ける姿は、収拾しなくてもいいんじゃないと思わせる。
ループして行く中で自分の人生を客観視して、楽しいだけを脱却するのだが、力抜きまくる時と突き詰める時、人生ってこうでなくちゃなんて1人で頷いた。
お気楽に鑑賞できるが秀作です
このチラシのキービジュアルだけで、スルーしようと思っていたのですが、「ある方」の、お勧めコメントで興味が沸きました。全体的にB級映画感が満載ですが、超リラックスして鑑賞できました。
目覚めると、今日も11月9日。
来る日も、来る日も、リゾート地で行われる結婚式当日の朝からスタートします。
自分の体験や記憶は積み重ねれらますが、周囲は昨日と全く同じ結婚式への参加者。
今日も何が起こるか分かっているので、その日の気分次第で、自分だけが昨日と違う行動に。
毎日退屈だけど不自由は何もなく、どんな事をしても眠ってしまえば「昨日」と同じ「今日」が繰り返される。
執着も所有欲も無く、モラルも何も無くなっていく。
そして、ひょんな事から好きな女性も同じタイムループの中に。
ずっと一緒に居られるなら、このままで良いかな⁉️
「タイムループ × ラブコメ」楽しめました。
深く考えようと思えば「生きるとは⁉️」など哲学的にも思考を展開できますし、
「あー面白かった」で、ハッピーになっても良しです。
アメリカではhuluで配信され、配信3日間の視聴者数が過去最高を記録したそうです。
タイムループの過去作品を鑑賞してみたくなりました。
「恋はデジャブ」や、「ミッション:8ミニッツ」が面白そうなので、時間ある時に配信などで鑑賞してみます😊
前評判で期待しすぎたかな…。
タイムループもんでラブコメディってなかなか面白そう、って思ったけどなんかのれなかったなー。人生、ハッピーならそのままでいいのか、先はどうなるかわからないけど当たってくだけろか、個人の考えようで自分で道は選ぶもんだぞって言うのは身にしみたかな。明るくて楽しかった。
スタート地点が大事
同じ日の繰り返しをドウ楽しみ過ごして行くのか、朝に目覚めてからって都合が良過ぎる。
鑑賞後にラーメンを食べた、注文後に待っている時間、此処がタイムループのスタート地点なら毎日ラーメンを食べてからの日々を過ごす羽目に!?
簡単に即死で戻るが、死にかけなら相当な死ぬほどの痛みを味わいながら繰り返す日常って悲惨さ。
あれほど頻繁だったA24からの作品は影を潜め、本作の全体的なLOOKの雰囲気とA24っポイ感じ、期待していた程の派手さやテンポの良さパンチが足りない、難しく考えたらコレ系のジャンルは複雑過ぎて頭がゴチャゴチャに、一日中大雨だったり異常気象の日だったら最悪だろうな。
だから"PG-12"なのか。
割とプレビューの点数が高めで気になってた作品なので鑑賞。
要は謎の洞窟にハマり、同じ日を永久的にタイムリープしてしまう人々を軽いタッチで描いたコメディ。
切っ掛けが"サンダンス映画祭"なのを聞いて、作品全体に流れてたチープ感が納得出来たし、あの"hulu"が絡んでいる事からネット配信作品的雰囲気も感じられた。
あと、描き方はライトだが、結構セックスとかの要素が分断に盛り込まれているので、映倫区分が"G"じゃないのも理解出来た。(^^;)
本当に気軽に映画鑑賞を楽しめる作品。尺的にも90分は妥当。意外な拾い物的作品で私も稍高めの評価。
出てる役者は若手が殆どだが、アカデミー賞俳優のJ・K・シモンズやピーター・ギャラガーと言ったベテラン勢が良い意味でスパイス的要素になっていた点も評価したい。
期待し過ぎた
とりあえず、愛だの恋だのをダラダラと語るだけのシーンや、恋愛要素が、想像の10倍以上多かったです。
ゴールデングローブ賞の脚本部門にノミネートなんだから、もっと攻めてると思っていました。
90分が、3時間に感じました。非常につまらなかったです。
永遠に続くループを共有できる相手。でも、それ以上に、死を賭けても二...
永遠に続くループを共有できる相手。でも、それ以上に、死を賭けても二人でこの場から飛び立とうとするカップル。アンディとクリスティンのキャラがとてもいいので、破天荒でコミカルでそれでいて共感を誘い、勇気を与える。もともと受動的でいい加減なナイルズが、ちょっと神経症的なサラに惹かれ、でも最後はサラの力に引きずられていく物語の構造もよくできている。花嫁の夫のクズさ、ダメさ加減も。
ポップでお洒落!
“タイムループ”は物理的なものと、ナイルズやサラの空虚感や人生における迷いのような心の内を表したタイムループも同時に描いている。
そして私たちの日常生活や心情にも“タイムループ”は潜んでいて、身近な例で言えばドラッグ、酒、タバコ、セックスなどの“依存症”も言ってしまえばタイムループのようなものかと。
個人的には「結婚」にまつわる事ついても、少しばかり考えさせれる作品でもあった(私は結婚に関して多くの人とは少し違った価値観を持っているので)。
それにしても、砂漠のリゾート地「パーム・スプリングス」なんて開放的で美しい場所なのでしょう。死ぬまでに生きたい場所リストに即仲間入り。こんな場所なら愛する人と一緒に永遠にタイムループしていても悪くないかも?!とナイルズの気持ちに共感してしまったり。
ナイルズの熱い思いに対して、サラのあのあっさりしたツンデレ、これが可笑しくて、だけど最後にはしっかり胸キュンさせてくれる感じが最高だった!
アンディサムバーグが好きならたまらない!
とにかくLonelyislandが好きそうなギャグがいっぱい!下ネタコメディーと混乱しすぎないぶっ飛んだ要素、シリアスなシーンも丁度よく全体的なストーリーはダレないので退屈にはならない。ぶっ飛んでる設定だけど日常の大切なことを教えてくれる。
あとは、楽しそうなアンディーサムバーグが見れる。これだけで僕は充分です。
【退屈な日常からの脱出】
マルチバース理論は、ノーベル賞の候補にもなる佐藤勝彦さんのインフレーション理論にも関連するので読んでみたら面白いと思う。
新書もあります。
この作品は、そんな難しいことは抜きに、退屈な日常を送ってる人や、好きな相手とずっといたいだけなんだとか言って、実は心のどこかに、ぽっかり穴の空いたような日々を送っている人に向けた、元気を出せよとか、一歩踏み出せよと云ったメッセージを発しているのだ…と思う😁
タイムリープは、繰り返す退屈な日々のメタファーだ。
僕としては、思いがけず、親しめる作品だった。
拙速は良くない…けど、悶々とした日々を送ってるのだったら、抜け出しても面白いと、僕は常に思っている。
性別、年齢に関係なくね。
最近は、女性の生きづらさなんかがテーマの作品も多くなってる気がするけど、生きづらさを抱えてる人なんて、ジェンダーに限らず彼方此方にいるじゃない。
頑張れ、皆んな。
頑張れ、自分。
エンジョイだ。
パッと見
なんか楽しそうで
ぼーっと観れそう、と言う軽い感じで選んだのですが
こんなタイムループ&ラブコメだったとは!
エロネタもここまでしてくれると
周りに遠慮なく普通に笑ってしまった
『街の上で』を観た後、
ハッピーエンド続きで楽しかった(◍ ´꒳` ◍)b
ゆる〜い1日の繰り返し
僕の大好きなタイムループ物。友人の結婚式が行われる1日をずっと繰り返すらしい。友人の結婚式ほど気楽なものはないから、数十回くらいなら大歓迎だね。でも永遠となるとね。
結婚式の朝、ナイルズは恋人のミスティとおっぱじめるが、フィニッシュができないけない。もうこの辺から、伏線が張られていて、後でキレイに回収される。
タイムループなんだからしょうがないんだけど、4度目くらいから見ているこっちもちょっと飽きてくる。この中盤の中だるみがちょっと惜しい。ナイルズやサラのバックストーリーを盛り込んだらよかったんじゃないかな。
終わってみるとロマンチックコメディとして、気持ちよく終わってるし、残った謎もエンドロールでわかるようなっていて、なかなか面白い一作だった。
二番煎じは否めないが
本作はタイムループものである。
しかも、一日を何度も繰り返すあたりは「ハッピーデスディ」という佳作があるから、かえって難しいように思う。
そこに、新しいアイデアを加えてとなる訳だが・・・。
主人公のナイルズは、既に何度もタイムループして、人生に飽きてきている設定だ。
そこに、ひょんなことからサラが紛れ込む。(このループにはロイと言う老人もいる)
ここに、今まで見てきたタイムループものと違うのが、同じループする時間軸に後から紛れ込んた人物が同じ時間を生きるということだ、
人生における日々は、ある意味繰り返しの毎日だ。しかし、何も変わらない毎日は苦痛だが、状況は同じでも自分自身が選択出来る毎日はそれなりに楽しくもあろうと思う。ナイルズはそう言い聞かせて生きているように思う。自分だったら、老境に入れば余り変わらないだろうなと思う。
そこに闖入者が。
サラは偶然ハマりこんだので、ナイルズ程には達観してない。無駄とわかっていても色々な試行錯誤を始める。
それが生きる意味であるかのように。しかし、ナイルズにとってはいつか来た道なのだが、そうこうするうちに2人には愛が生まれる。しかし、ナイルズから見れば1000回(!)は〇ックスした相手なのだが。
細かいことはさておき、本作に流れる明るい雰囲気はいいと思う。
疑問が2つ、
なぜ、サラが紛れ込むことになった洞窟に、ロイとナイルズは入っていったのか?そんなことをしなくても、時間が経てば最初に戻るのに。
2つ目、タイムマシーンは作れないと言うのが物理学の常識(通説?)だろう。特にこれといって物理学の才能があったと思えないサラが、あまりある時間を使って勉強したとしても、解決にいけるだうか?安易すぎないか?
「ハッピーデスディ」では、物理学の天才が集まる研究室と科学者の卵が引き起こした事だったのだから最後の結末も、2の展開も納得ができた。
とは言え、コメディとして、面白く見させていただきました。
ヒロインのサラはクリスティン・ミリオティと言う女優さんだが、大きな目が印象的で、昔、シャイニングやポパイのオリーブ役などで映画に出ていたシェリーデュバルという女優さんを思い出した。体格は全然違うけどね。
結婚することの普遍的真理を提示
毎日毎日同じ日を過ごすことになった主人公の2人、当初は特にカップルではなかった2人が、
だんだん「つまらなく同じ日を、今日はどうやって無駄に馬鹿馬鹿しく過ごすかを考える盟友」のようになり、いつしか相手にいてほしいと考えるようになる、最終的には「あ、自分はあの人を愛していたんだ。。!」といつの間にか気付いていく、というラブストーリーになっていって面白かったです。
無限ループの日に取り込まれる設定は、結婚生活を比喩していたのかな?と思えるようになりました。
結婚すると毎朝同じ布団に同じ人がいるし、たまの冠婚葬祭以外は、自分達から能動的にイベントに行くとか今日は何をする、作る、食べに行く、などなど考えなければ、職場とスーパーの往復みたいなものになりがち。誰も自分達2人を楽しませてあげようなんて人はいません。自分達で、自分達の今日をどう楽しく過ごすか、意見があればちゃんと本音で言いあえるか、相手の良い面も悪い面も見ていられるか?ということが試される日々が続きます。
それでも本音で話せて、やっぱりあの人と一緒にいたいと思える人が本当の相手なんですよ、と教えてくれてる映画に思えました。本当で話せる相手が大事っていうのは「まともじゃないのは君も〜」に通じるテーマでした。
あと人には寿命があるから「あなたがいないと生きていけない」ではなく、「私は独りでも生きていける。でもあなたがいられるうちは、2人でいるとつまらない日々も少しはマシな人生になると思う」と思えることがとても重要なので、共感しました。
伴侶が亡くなればいつかは独りになるし、それでも生きていかなきゃいけない。だから独りでも平気だけど、独りになる日が来るまで、この人と一緒にいたい、と思える人に出会えることは、幸せなことです。
主人公の2人が結ばれた、ハッピーエンドで良かったです。
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