返校 言葉が消えた日

劇場公開日:

解説

2017年に発売された台湾の大ヒットホラーゲーム「返校」を実写映画化。国民党政権下の白色テロ時代を題材に描いたダークミステリーで、第56回金馬奨で最優秀新人監督賞など5部門を受賞した。1962年、台湾では中国国民党による独裁政権のもと、市民に相互監視と密告が強制されていた。ある日、翠華高校の女子生徒ファンが放課後の教室で眠りから目を覚ますと、周囲から人の気配が消えていた。誰もいない校内をさまよう彼女は、政府によって禁じられた本を読む読書会メンバーで、密かにファンを慕う男子生徒ウェイに遭遇。一緒に学校からの脱出を図るが、どうしても外に出ることができない。やがて2人は、学校で起きた政府による迫害事件と、その原因をつくった密告者の悲しい真相にたどり着く。

2019年製作/103分/R15+/台湾
原題:返校 Detention
配給:ツイン

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映画レビュー

4.0台湾における表現の多様化と、ひるがえって日本における表現の不自由さを思う

2021年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

台湾の独裁政権が言論弾圧し密告も奨励していた「白色テロ時代」(1940年代後半から約40年間)を題材にしたホラーゲームの映画化だそう。これまで台湾映画で白色テロ時代が扱われたのは「悲情城市」「牯嶺街少年殺人事件」などの例があるが、そうした暗い時代を真摯なドラマやサスペンスとしてではなく、超現実的なホラー作品としてエンタメ化した姿勢に、近年の台湾における表現の多様化を見せつけられた思いがする。

1960年代の台湾、自由を称える書籍の販売や閲覧が禁止されている時代の高校が舞台。女子高生のファンが教室で目を覚ますと、校舎全体が闇に包まれ廃墟のようになっていた。ひとけのない校舎で遭遇したのが、彼女を密かに慕う男子生徒ウェイ。そして、2人に迫る謎の存在…。

回想される高校生活で、ファンが美術教師のチャン先生を慕っていること、チャン先生が密かに組織した(禁書を読む)読書会にウェイが参加していることなどが明かされていく。読書会をめぐって起きた事件と、闇深い校舎にファンとウェイがとらわれた状況は、何か関係がありそう…。

主人公が非現実的な空間に迷い込むという点で「サイレントヒル」を想起させる(ゲームが原作の点も共通する)が、本作が歴史上の暗い時代を背景にしたことで、物語の深みが増し、観客に言論統制下の社会で生きること、言論・表現の自由があることについて考えさせる内容になっている。

日本で似たような暗い時代といえば、20世紀前半、特に第二次大戦前から戦中にかけての時期が該当する。この頃をシリアスに描く映画は数多く作られたが、権力者に思想や言論まで支配される理不尽さや恐ろしさを物語の要素に昇華させる喜劇やホラーなどのエンタメ作品は、三谷幸喜の「笑の大学」などの例外を除きほとんど作られてこなかったのではないか。「犠牲者も数多く出した暗い時代をエンタメ化するなどけしからん」といったクレームをおそれて自粛してしまうのか、権力者への忖度なのか。この「返校 言葉が消えた日」を観て、日本における表現の不自由さも考えてしまった。

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高森 郁哉

2.5ゲームを先に知っていましたが、ストーリーはほぼ忘れた状態&特に前情...

2022年11月28日
PCから投稿

ゲームを先に知っていましたが、ストーリーはほぼ忘れた状態&特に前情報を入れずに鑑賞。
(物語の時代背景やキャラクターについては作品の中で説明されるので、その状態でも全く問題ありません)

裏世界(?)やクリーチャーのデザインが良かったです。
血やグロテスクな描写が割としっかり映されるので、苦手な方は注意!

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870

2.5 1962年、台湾での国民党政権下の白色テロ時代の市民による相互監...

2022年5月3日
iPhoneアプリから投稿

 1962年、台湾での国民党政権下の白色テロ時代の市民による相互監視と密告の強要。勉強不足であまり詳しく知らなかったので、また一つ映画で歴史の勉強になりました。
 主人公がうたた寝をして目覚めてからが、夢の中の出来事だったのか,実際に彼女が体験したことなのか分かりにくかったが、政権下の弾圧、拷問などの恐ろしさは充分伝わる。ホラー的な怖さはあまりなかったけれど、不気味な雰囲気はあったし、なんといってもワン・ジンがとても綺麗。

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アンディぴっと

1.0読書が禁じられていた時代の台湾の学校。 普通に作ればよかったのに、...

2022年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

読書が禁じられていた時代の台湾の学校。
普通に作ればよかったのに、幽霊だの化け物だのを登場させ、安っぽいホラーになってしまっている。
残念な作品だ。

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省二
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