孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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ワイルドを通り越した松坂桃李の風貌に、ファンも卒倒しかねない一作。
『孤狼の血』(2018)から三年後、日岡刑事(松坂桃李)は前作の瓜実顔から一転、警察なのか極道か良く分からない凄みを利かせて、広島・呉原市の闇社会を暗躍しています。彼は敬愛する大上の遺志を継いで、極道の世界と接触を保ちつつ、何とか呉原の秩序を保とうとするが…、という展開は、映画オリジナルで、原作『狂犬の眼』(2016)とは異なった展開を辿ります(前作で結末を改編したため)。日岡と、彼に立ちはだかる上林組長(鈴木亮平)が本作の実質的な主人公で、立場としては警察と極道という水と油の関係なのですが、どちらも身を置く世界ではつまはじきにされている、という点で共通しています。ただ、その境遇の中でどのように自己実現を果たしていくかで、彼らの辿る道はくっきり明暗が分かれていきます。
序盤の羽振りの良い日岡の姿は、松坂桃李のワイルドな面も見たいというファンの要望に叶うでしょうが、物語が展開するに連れて彼の境遇はどんどん悲惨になっていき、『ブレードランナー』(1982)のオマージュかな?と思われるほど、登場人物に心身両面でボコボコにされてしまいます。これはファンならずとも目を覆いたくなります。もっとも、さすがに前作の大上(役所広司)みたいな扱いをするとまずいと白石監督も考えたのか、ちょっとだけ描写は控えめになっているけれども。
白石監督は、かつての香港ノワールや、現在の韓国映画に匹敵するようなアクション映画として本作を撮りたかったとのこと。それら諸外国の映画ムーブメントは、『仁義なき戦い』シリーズなど、日本の実録ヤクザ映画を源流にしているため、日本映画として見れば必然的に、原点回帰的ということにになります。そうした配慮も働いているのか、本作のナレーション、字幕、そして登場人物の言葉づかいなどに、明らかにそうした「名作」の影響を見出すことができます。それでいながら、演出に「古さ」を感じさせないところはさすがです(もっとも、ここまできつい広島弁はちょっとやりすぎと思ったけど)。
上林組長を演じる鈴木亮平の演技が評判通り素晴らしく、破滅型なのにカリスマ性のある極道、という役割を非常に魅力的に演じています。本作の登場人物はみな、腹に一物ある連中ばかりなのに、彼だけは表裏なくて、やっていることはえげつないにも関わらず、いっそ清々しさすら感じます。
そして鈴木亮平の評判に埋もれがちだけど、広島県警の嵯峨管理官を演じた遠藤賢一の存在感も見事です。まさに「狂気」としかいいようのない眼差しは、一瞬でも観たら忘れられなくなるほどの迫力があります。
パンフレットは人物相関図、インタビュー、解説などいずれも情報量が多く、デザインも凝っていて素晴らしい内容となっています!
やっぱりグロかった。
前作からの続きともあり、とても楽しみにしていました。
純粋な新人刑事から、ヤクザと裏で繋がる刑事となった井岡刑事。風貌も変わり、松坂桃李がどんな凄味を見せてくれるのかと思ったら、完全に上林に圧倒されてしまいました。鈴木亮平はスゴイ。嫌いになってしまいそうでした。
グロさも前作より上回るほど、目を覆いたくなる程キツかった。殺し方もエゲツない。
近田役の虹郎が心配で心配で、とてもハラハラしました。姉の気持ちも複雑……
あの表札が怪しいと思ったら……やっぱり騙された。そうだよなぁ〜やっぱり。
そんな配役だなぁ、と後から納得。
滝藤賢一の役割も、最後にちょっと「やってやった!」とスッキリ。
怪しい憎まれ役もさすがです。
トドメの刺し方、隠蔽される終わり方、黒い闇のある警察の怖さだなぁと、思うシーンでした。
生き残ったわんちゃん一匹は可愛がられて、あれも「イヌ」を表現する1つなのかな?ちょっと癒やされました。
エンタメ映画としては良作
松坂桃李 脱皮しましたね!
今まで 好青年で 顔立ちが端正な 素敵な役柄が多かった 松坂桃李。
とうとう ここまで 成長した て感じですかね?
鈴木亮平はテレビドラマで 結核患者を演じ 本当に死んでしまいそうな位の 激痩せの姿が 忘れられません。が、 この映画で またまた 真逆の役柄で 度肝を抜かれました。
恐ろしく 冷たく 残虐な ヤクザ。 というか異常者?
これが 見事に ハマってましたね。本当に さすがです。
私は、えげつなシーンが多かった前作より こちらが好みです。
エログロ満載の娯楽映画
前作から3年後、大上亡きあと、日岡が取り仕切るようになった呉原を舞台としたオリジナルストーリー。
前作が、実録モノをなぞらえながら、暴力と正義、さらには男の成長を描いていたのに対し、今作は凶暴なモンスターに焦点をあてたアクションエンターテイメント。肌あいは「仁義なき戦い」より「アウトレイジ」に近い感じ。
前作の豚、真珠ほどのインパクトはないが、今作でも、近年の娯楽映画では見られないような、目潰し、監禁、焼き殺しなど、エログロさが満載。松坂桃李と鈴木亮平という旬の役者の顔合わせから、結構お客さんが入っていたが、どう見えたのだろうか…
役者陣では、村上虹郎が、繊細さと切実さを出していて、良かった。西野七瀬はまだ力不足。前作でほのめかす程度だった在日朝鮮人の問題を前面に出してきたのは、興味深い。
松坂、鈴木も頑張っていたが、ラストのカーチェイスと1対1の対決は、迫力が今ひとつ。そもそも、松坂はあれだけやられているのに、えらく回復が早いような…
レベル3はあるだろうか。時代が下れば下るほど、ヤクザの活躍は描きづらくなるけど。
さて?
期待通り、いや以上かも
プロモーションで損してる。
本当の悪人はだれだろう?
千葉真一に勝手に捧ぐ
鈴木亮平の品が隠しきれてない
狼たちの挽歌
期待を裏切らない!
前作もリピートしてみた程好きな作品です。お話はその後のお話として進む訳ですが、役所広司さんのカッコいいダークヒーロを松坂桃李さんが如何に引き継ぐかって部分でしたが、線の細い役者ではありましたが大きな存在感と厚みある演技で大きくみえましたね。鈴木亮平さんもかっこ良かったですね。背中で語る哀愁に何か打たれるモノがありました。そこにやはり監督の伝えたいメッセージがあるようにも感じます。前作にも増して手先、足先に力が入る描写がありますが、ここにも監督の技が冴える部分ですね。あと、押さえるところをしっかりと押してくる滝藤賢一さんの演技も秀逸ですね。ストーリーやキャスティング、どれを取っても優れた作品でした。
哲学・アンド・ザ・エンターテインメント・ヤクザ映画
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