マスカレード・ナイトのレビュー・感想・評価
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そういうものとして観れば・・・
日本人は平均年1回映画観に行くそうです。
そういう平均的な人が選ぶ映画として正しい映画
だと思いました。
原作未読なためストーリーは置いておいて、
この映画のみどころは豪華俳優陣ですよね。
前作もそうでしたが、その豪華俳優陣を「見る」
という点において正しい作りをしています。
ほとんどの場面が、1人称のカメラ目線なのが印象的。
FIXも多いが絵替わりさせるため、
少し画角を動かしたり、
キムタクが推理する場面ではカメラを回したり。
これが観客にとって分かりやすい。
はい、今は俳優を見る時間ですよ。
はい、今は推理の時間ですよ。
はい、今は場所を移動していますよ。と。
普通の映画ならば違和感のある画角ですが、
ホテルマンとお客様の1対1というホテルの性格上、
違和感なく見られる。
さらに、豪華俳優陣+仮装という贅沢なアイテムが
推理をミスリードさせる効果として、
映画慣れしていない人にも違和感なく見られる。
よくできたエンターテインメントでした。
面白いかどうかは別として。」
石黒賢。
何歳の設定か知りませんが、
長澤まさみのライバル役としては
年を取りすぎた感が否めない。
永遠のベビーフェイスも実年齢には勝てないか。
残念。
正直、ややこしい、
んー、序盤からいろんな人物、いろんな名前が出てきて混乱もする。
なにか興味をもたせるためのやり方かもしれんけど、不特定多数が行き交うなか、「犯罪の複雑さ」、「仮面をつけての設定」に、さらに複雑さが増す。
興味をそそるどころか、難しく、ややこしく、無用にわかりにくくしてるようにしか思えなかったなあ。
もうちょいどーにかならんかったものか。
山岸の後半の変貌ぶりが注目ポイントでしょう。ふたりが心を通わせ合うシーンは、ちょっと感動しました。
原作は人気ミステリー作家:東野圭吾による「マスカレード」シリーズ(集英社刊)の同名の第三作。累計発行部数470万部を突破し、屈指の人気を誇る。その第一作である『マスカレード・ホテル』は2019年に実写映画化され、興行収入46.4億円の大ヒットを記録しました。あれから2年、“水と油”のバディが再び難事件に挑むことに。
舞台となるのはまたしても「ホテル・コルテシア東京」。大晦日のカウントダウン・パーティーに現れる殺人犯を捕まえるため、新田は再び“全てを疑う”潜入捜査官としてホテルのフロントに立つ。他方フロントクラークからコンシェルジュに抜擢された山岸はホテルマンとして“お客様を信じる”ことで最上の時間の提供を心掛けていました。
2年の時を経ても、2人の考え方は相容れません。そこへ、次々と現れるパーティー招待客≒容疑者を演じる日本映画界を代表する豪華でクセ強めのキャスト陣。誰もが怪しく、謎は深まるばかりなのでした。
物語はある日、匿名の密告状が警察に届くことから勃発します。
それは、数日前に都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称「マスカレード・ナイト」に現れる、というものでした。
大晦日当日、捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介(木村拓哉)は、かつての事件同様、潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くことになって、またまたホテルの従業員理容室に直行するハメに。
優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)と事件解決にあたのますが、パーティーへの参加者は500名、全員仮装し、その素顔を仮面で隠している点が、前回よりも犯人確保を一層難しくさせていました。
次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、二人はわずかな手がかりすら掴めずにいたのです。
刻一刻と迫り来るタイムリミット。増え続ける容疑者。犯人の狙いは?密告者とは?残されたわずかな時間で、新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのでしょうか?
破天荒な刑事・新田浩介を演じるのは、もちろん木村拓哉。東野が木村を「あてがき」したと語る新田は正真正銘のハマリ役です。今回冒頭では、タンゴダンスをたっぷり披露していますが、その決めっぷりのかっこいいこと!そして新田の相棒となる真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美を演じるのは、もちろん長澤まさみ。来年のダァ子再登場まで待ちきれない人は、本作でダァ子レス状態を回復出来ることでしょう。唯一無二の“バディ”の復活は、これまた当然というくらい息がピッタリ。
ただ前回のようなホテルマンとして、刑事としての立場の違いによる対立を強調するばかりではありませんでした。ふたりの仕事に対するこだわりを受けとめた上で、理解を促す刑事の能勢(小日向文世)の取り持ち方が素晴らしかったです。能勢の言葉を受けて、国民の命を守ろうとする新田の立場とお客様の安全を守ろうとする自分の立場は同じなんだと山岸が気がつくことが、本作のふたりの関係が進化したところでしょう。まるで新田が乗り移ったかのように犯人に突進していく山岸の後半の変貌ぶりが注目ポイントでしょう。ふたりが心を通わせ合うシーンは、ちょっと感動しました。立場は違っても、使命に打ち込む姿は、共鳴し合えるものなのですね。
ラストはいささか駆け足気味で、ネタバレについて行けませんでした(^^ゞ新田は仮面舞台会場に突入し、他図多くの仮装を前に悪戦苦闘を余儀なくされますが、割りとサラリと苦闘ぶりが終わってしまうのは残念。もう少し、仮面舞踏会のミステリアスな場面を活かして欲しかったです。
最後に、本作の伏線として、ロスにホテル・コルテシアが新設されるのにあたり、スタッフ候補の選考が密かに行われていたのです。候補者は山岸と山岸の後任のフロントクラーク氏原祐作(石黒賢)のどちらか、もし山岸が選ばれたらロスに赴任してしまうことになって、このシリーズの続編が困難になるではありませんか。さてどうなったのかは、見てのお楽しみに。(2021年9月17日公開/129分)
木村拓哉&長澤まさみ、二度目にして名コンビ
WOWOWの放送にて。
この映画はトリックや謎解きよりも、多数の人物たちをいかに画面に配置して動かすか、という画面設計を楽しむ映画だ。
かなり工夫されているし、その設計どおりに役者は動いて、カメラマンはカメラを動かさなければならない。そして、編集は彼らの仕事を設計意図に基づいた映像へと紡ぎあげなければならない。
そんなことに気をとられて観ているとトリックを見逃してしまいそうだが、そんなに凝ったトリックはないので、その点は安心だ。
監督の鈴木雅之、脚本の岡田道尚、撮影監督の江原祥二、編集の田口拓也らが前作から続投、文字通りスタッフもキャストも再集結したシリーズ2作目だ。
そして、巧妙な画面設計に乗る音楽は、アルゼンチンタンゴも織り混ぜて軽妙かつ絶妙だ。劇伴は、これも前回から続投の名手佐藤直紀。
木村拓哉と長澤まさみの掛け合いは、息がピタリと合っていて微笑ましい。続編らしく、前作をリピートするシーンでニヤリとさせたりもする。
人情噺による群像劇の面が前作よりも弱い感じはするが、石黒賢と沢村一樹が演じる役によって、長澤まさみのホテルマンとしての立ち居振舞いにスポットが当たっていて、前作とは味付けを変えているところが、良かった。
原作も次作が発表されているので、願わくばキムタク&長澤まさみで演じられるうちに映画化して欲しい。
刑事とホテルマン、相棒?
犯人を捕まえる事が目的の刑事。
お客様を満足させるのが目的のホテルマン。
共通点は??
少々、手の込んだストーリーで
見落とす事の出来ない細かい演出(伏線)だった。
女優陣の配役と演技力でなりたった映画だと感じた。
ストーリー途中から挿入曲の曲調が変わる事で、
序章〜最終章に区切りを持たせており後半はどう伏線回収するのか、ワクワク感も上がった。
木村拓哉さんならではのポップとシリアスのギャップが盛り込まれた作品で安定した主役感あり。
まさかの中村アンさん。
コレにも本筋ストーリーにどう絡ませる??
なんて考えながら見てたら、、、、
まさか…
ちいさくやられました。。笑
「マスカレード・ホテル」に続く続編。 木村拓哉と長澤まさみのコンビ...
「マスカレード・ホテル」に続く続編。
木村拓哉と長澤まさみのコンビは健在。
小日向さんが登場する安心感。
木村拓哉は相変わらずカッコいい。
ハラハラ感はありませんが、軽く観るには丁度いいのではないでしょうか。
楽しめました。
華やか
邦画にしては無理のない範囲内で
華やかにドラマティックに魅せてくれる作品
このシリーズは未読だが
東野圭吾さんの原作もセンスが良いものが多いので
原作へのリスペクトが伺える
木村拓哉はあまり映画に出ないけど
この作品は当たり役だと思う
やっぱり華があるので
ホテルマンがとても似合っている
物語に関しては演出はよいけど
それほど劇的でもないし特に刺さらない
忘れた頃に金曜ロードショーでやってたら
また観るかもな、という程度。
500人のパーティー参加者の中から犯人を捜さなければならない、しか...
500人のパーティー参加者の中から犯人を捜さなければならない、しかも怪しい人物が何人もいるという状況で。
なかなかの緊迫感だった。
一度は疑いが晴れたかに思えた人物が真犯人だったという展開は前作と同じで意外性があった。
ただ、「警察への復讐」という動機はちょっと大き過ぎて今一つ納得できなかった。
それにしてもホテルマンは絶対に「無理」と言ってはいけないというのは本当なのか。
無理なものは無理だろう。
キムタクのタンゴを愉しむ!!
殺人事件の内容も動機にまったく共感出来ない。
ミステリーとしては50点位だけど、
映画の楽しさは80点。
エンタメ度100%のショー的ミステリー。
冒頭のキムタクと中村アンのタンゴのダンスシーン。
メチャメチャカッコイイ。
影絵的な映し方も素敵で、
それれがキムタクのフォルムと動きの美しさを引き立てる。
そだけで夢の世界へ誘われました。
(もちろん中村アンもタンゴも素晴らしい。)
プロフェッショナルだなぁと、この掴みでほぼ映画は成功でした。
前作の「マスカレード・ホテル」と警察の幹部から、ホテルの支配人、スタッフと
馴染んだ雰囲気なので居心地よくて、
キムタクの態度にダメ出しする優等生ホテル・コンシェルジュの
長澤まさみとの掛け合いが楽しい。
《客→お客様です。》
《目付きが悪い→刑事ですから・・・》
《ホテルマンに「無理です」は、禁句です。》
前作を踏襲したやりとりは、慣用句をを聞く楽しさ。
不良っぽい刑事のキムタク、上手い。
超真面目人間の長澤も好感度抜群。
《ストーリー》
女性がアパートで感電死する事件を追う捜査本部に、
「12月31日のホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーデイに、真犯人が現れる」
そういうタレコミがファックスで届く。
客は500人。
みんな華やかに仮装をして仮面を付けてる。
ヤバイ、顔が分からない!!
さあて犯人はどいつだ!!
終わりの30分。後出しジャンケン的に犯人が告げられます。
事件はホントに付け足し!!
あり得ないことだらけだ。
インパクトの丸でない犯人像。
(この人、犯人に向かない、笑)
学芸会レベルの謎解きが後半30分で、会話だけで語られる。
まぁ犯人なんて誰でもいいのね。
豪華絢爛なスターたちのお姿に、ただただ見惚れてれば良い。
不思議と出来栄えに満足してるのだった。
過去鑑賞
明石家さんまを風船で隠すのは、なんかの法律に触れるんじゃないか?
・前半のほのぼのエピソードが実は真犯人って前作とまったく一緒じゃん。
・ファックスって電話番号(ファックス番号)と時間が印字されるから、密告者は秒で特定できてたよね
・犯人が元々の被害者を殺した動機がまったく分からん。
・犯人が長澤まさみを巻き込んだ理由もまったく分からん。
・被害者って、あの二人と二股かけてたんだよね?どんな恋愛観をしてんだよ(笑)
下の4つは、まだ上げ足取りだと言えなくもないが、前作とストーリー展開がまったく同じという一番の不満点が、もう本当にダメ。
キムタクかっこいい
キムタクのHEROに続く代表作になって欲しい、それくらい当たり役だと思います。
歳の離れた長澤まさみさん演じる山岸さんとは、あまり恋愛モードではなくバディというかお互いに信念を持つ戦友のような感じなのも好きです。
(ドラマではずいぶん年下のヒロインと妙に簡単に恋愛方向に走っていくイメージがあり…)
前回のような分かりやすい変装とかもなく、わりと後半まで犯人は誰だろうと楽しめた。
個人的には、大好きな沢村さんがただの変態客で終わらなくて良かった…
一作目とあまり変わらない印象。
犯人像もなんか類似してるな。
強いて言えば少し女たらしになった?最後に急に強引な笑
咄嗟に出た無理です、は本心か否か。余計に中村アンの存在が‥。冒頭だけならもっと上手い人使えばいいのに。原作もあるし続編ありそう。
ミスター木村ショー
キムタクさんは海外でも人気があるので
紹介される時は「キムタク」なのか「木村さん」なのか
「ミスター木村」なのか考えてしまった
そんな映画である
決して悪い作品ではなくキムタクの演技は一層磨きがかかり
時には表情や仕草が及川光博、役所広司、水谷豊らにも見えなくもない
キムタクさんの映画やドラマを観ていて感じるのは
演技が悪いというよりも監督や脚本家に事務所が悪いんだと
そんな風に思ってしまう
今作「マスカレードナイト」も凝ったカメラワークや脇を固める俳優陣が
優秀なので作品としてはきちんと仕上がっている
最後まで犯人が分からないでしょう、として進んでいくのは
キムタクマジックにかかって心地良くもなる
でも冷静に考えると犯人逮捕に至るまで活躍をしているのは
他の役者なのだが、それは良しとできる
でもどんなに興行収入が年間上位になっても
何度も観なおす事はないだろうし日本を代表する名作映画ランキングでも
絶対にランクインしない
ミスター木村の主演作とは本当に不思議である
芸能関係者は絶賛をし興行収入も必ず成功するのに
後世には語られないし誰も影響を受けない
本作の批評としてはタイトルが悪いと思う
「マスカレードナイト」と言いながらも
肝心の仮装シーンは最後の最後で
あまり意味がない
次々と宿泊客がやってきては
木村刑事…あの客は怪しい
長澤姉さん…お客様は神様
と互いに意見をぶつける
でも、本当のお客は映画館の観客だからと
根本をきっちり教えたくなるがそれは我慢
それとお客は最初に顔出ししてホテルフロントを通り
それを警察が必死にカメラで監視しているが
冷静になればホテル入口や裏口なども監視対象で
いったい警察は何をやっているのかと疑問に思う
事件が起こる? と予告しているのに
敢えて仮装舞踏会を開催する必要があるのか?
最後のトリックなどはあまりにもお粗末で
それこそ素のキムタクなら「うぜー」「待てよ」と言うだろうが
それを堪えてセリフを読み上げるキムタクに成長の跡がある
ただ本来なら採点は0.5なのだが
長澤まさみや中村アンが出演しているのでプラス2.5となり
及第点を満たした作品となった
これこそ木村デカのミラクルショーで本領発揮
おもしろかった
ストーリー如何より、いろいろなあやしげで、みんな訳ありそうな俳優さんがコロコロ出てくるのが面白い。時点がコロコロ変わるというか…。
最初のタンゴを踊ってるシーンのキムタクと中村アンがなんせ美しいが、あのシーンの意味はわからなかった…。
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