劇場公開日 2021年9月17日

「キムタクのタンゴを愉しむ!!」マスカレード・ナイト 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5キムタクのタンゴを愉しむ!!

2022年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

殺人事件の内容も動機にまったく共感出来ない。
ミステリーとしては50点位だけど、
映画の楽しさは80点。
エンタメ度100%のショー的ミステリー。
冒頭のキムタクと中村アンのタンゴのダンスシーン。
メチャメチャカッコイイ。
影絵的な映し方も素敵で、
それれがキムタクのフォルムと動きの美しさを引き立てる。
そだけで夢の世界へ誘われました。
(もちろん中村アンもタンゴも素晴らしい。)
プロフェッショナルだなぁと、この掴みでほぼ映画は成功でした。

前作の「マスカレード・ホテル」と警察の幹部から、ホテルの支配人、スタッフと
馴染んだ雰囲気なので居心地よくて、
キムタクの態度にダメ出しする優等生ホテル・コンシェルジュの
長澤まさみとの掛け合いが楽しい。
《客→お客様です。》
《目付きが悪い→刑事ですから・・・》
《ホテルマンに「無理です」は、禁句です。》
前作を踏襲したやりとりは、慣用句をを聞く楽しさ。
不良っぽい刑事のキムタク、上手い。
超真面目人間の長澤も好感度抜群。
《ストーリー》
女性がアパートで感電死する事件を追う捜査本部に、
「12月31日のホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーデイに、真犯人が現れる」
そういうタレコミがファックスで届く。
客は500人。
みんな華やかに仮装をして仮面を付けてる。
ヤバイ、顔が分からない!!
さあて犯人はどいつだ!!

終わりの30分。後出しジャンケン的に犯人が告げられます。
事件はホントに付け足し!!
あり得ないことだらけだ。
インパクトの丸でない犯人像。
(この人、犯人に向かない、笑)
学芸会レベルの謎解きが後半30分で、会話だけで語られる。

まぁ犯人なんて誰でもいいのね。
豪華絢爛なスターたちのお姿に、ただただ見惚れてれば良い。

不思議と出来栄えに満足してるのだった。

過去鑑賞

琥珀糖
満塁本塁打さんのコメント
2023年5月7日

相手の土俵に乗る と言うのは 極めて杜撰で 署長の首飛びますから。😊

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2023年5月7日

おっしゃるとおりですね。犯人が現れる。なんてくだらないなんの価値もない情報。探偵明智小五郎ではないので、現実は警察は👮‍♀️全く付き合いません。そんなくだらない情報に付き合うほど警察は暇ではないです。鼻でガン無視です。だがキムタク&長澤まさみは最高でした。一応経験則です。イイねありがとうございました。😊

満塁本塁打