劇場公開日 2021年1月1日

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Swallow スワロウのレビュー・感想・評価

全133件中、81~100件目を表示

3.0とんでもない物を飲み込もうとする怖い衝動の物語。

2021年2月5日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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松王○

4.0本当に飲み込んだ物は。

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

いつもどこかうわの空。美しい妻ハンターは妊娠をきっかけにあらゆる異物を飲み込む異食症を発症する。ガラス張りの豪邸で家事をしてゲームで時間を潰し夫の帰りを待つだけの日々。一般家庭出身のハンターをどこか見下したかのような夫とその両親。まるで美しい装飾品のように扱われるハンター。その心には誰も触れようとしない。孤独感を埋めるかのように飲み込んで排出した異物を洗ってコレクションする。
無価値だった物が特別な物になったように感じ異食症がエスカレートしてゆく。

セレブのエリート夫もその両親も決して人が悪いという訳ではない。確かに両親はハンターを気に入ってはいないだろうけど妊娠には大喜びだしひどい扱いをすることもない。夫だって自らを「変わり者の私」というハンターにちゃんと愛情はあったはず。そもそも住む世界が違うし価値観の違いは否めない。
結局ハンターは誰といたって満たされなかったんだと思う。ハンター自身が自分を否定し続けて生きているから。
それを見透かすかのように「幸せなの?幸せなふりをしているの?」と冗談めかして問いかけた義母の言葉が印象的だった。

明かされるハンターの心の闇。実の父親との壮絶な確執。隠し続けてきた生い立ちと向き合おうとする姿に涙が出た。

ハンターが今まで飲み込んできた物はきっと異物だけではなかっただろう。そして排出した物も。

ラストシーン。究極とも取れる選択。違う結末があったのではないか。でも空っぽになったハンターの生き生きとした表情とその足取りに、その選択を否定することなど到底できなかった。

ポップな音楽にのせたエンドロール。定点カメラが写し出す女性達のありきたりな日常。この中にハンターが紛れていてももうきっと見つけられない。

ドレスを脱ぎ捨て手入れされた髪をクシュッと束ねたハンターが歩いて行くその道に素敵な出会いがありますように。

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はるたろう

3.0意味は?

2021年1月31日
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鑑賞方法:映画館

22本目。
のっけから、これひょっとしたら、そっち系と思ってたら何か違う。
ありそうでなかったけど、与えていれば幸せだろうと思う男と、自分は満たされてると思い込む女の話かなあ?
両極端の人生を歩んで来た末路だろうと。
とは言えツバメの意味は?と、ずっと考えていて、もしかしてと思い上映終了後に検索。
そうだよな。
情報は極力入れない様にしてる結果だから、仕様がない。

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ひで

3.0大事なことはエンディングテーマの歌詞に

2021年1月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

自分らしくいよう!
でなければ自分が騙し切れればそれでも良い。
さもなくば何かが壊れてしまう。

家庭内で不安の埋め合わせが必要になるのは不幸の始まりだ。

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たけP

3.5納得感

2021年1月26日
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鑑賞方法:映画館

出てくる人は少ないのですが、役柄に合った人がキャストされていたせいか「あーやっぱり、なるほどね。」と納得できる感じでした。話の展開のスピードが遅めで自分にはちょうどよかった。

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Zakis

5.0素晴らし過ぎて感想がまとまらないっす

2021年1月25日
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鑑賞方法:映画館

まとまったらかきますが、現時点で2021年のベストっす。
ストーリー、演出、映像、演技。
特にヘイリー・ベネットの演技が素晴らしすぎる。
ラストシーンの衝撃からのエンドロール見事。

あー、観てから5日も経過してるのに、感想がまとまらないなんて。

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バリカタ

4.0興味深いテーマ

2021年1月23日
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異食症という心の病がテーマになっている。自分自身とは縁遠いものと思って最初観ていたが、意外と身近なものかもしれない。
なぜなら異物は実体のあるものだけではなく、我々が日常で感じているストレスも紛れもない"異物"であり、日々飲み込んで生活している人は多くいるはずだからだ。

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M E

4.0ジャンル映画として敬遠して欲しくない、万人に勧めたい傑作

2021年1月23日
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yookie

4.0《異食症》とゆう病を初めて知った。

2021年1月21日
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ビー玉や画鋲などを飲み込んで孤独感やストレスから解放され排出してはコレクションにするって、映像で見るとなかなかなインパクト💦
彼女は物を飲み込んでいるけど、実は過去や現実での目を背けたい何かを飲み込んでいるんじゃないかな。

さらに、予想外の展開にさらにドキドキ。結末はあれが正解かはわからないけど、彼女が少しでも救われますように…。

エンドロールは初めて見たパターンで、なんか不思議だった。

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yuka

4.0アブノーマルと思いきや…

2021年1月19日
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鑑賞方法:映画館

人間として、尊厳を取り戻すための道程の映画だった。モラハラ夫や、距離のある実家。孤独で自己評価の低い主人公。異食症から、様々な人に関わる中で傷つくことばかり続くが、主人公以上に傷ついている人に助けられ、最大の問題に真正面から向き合ったヒロインは態度も表情も違う。
ただ、こんなきれいに終わっていいのかな???とも。
それに、音楽は不安な気持ちを煽り過ぎかも。

それにしても、美しい映像である。生活感のない豪邸。家の中でもドレス姿。商業的なものがいっさいないインテリア。病院ですら、現代の空気をまとわない。
さらに人物造形も、説明しすぎず伝わる演出と演技。
その分、最後のシークエンス、ショッピングモールのポテトやカジュアルな女性たちの手洗い姿で、急に現実が戻ってくる感じがいい。

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ユウコ

3.0題材は面白いけど伏線が弱すぎて感情移入できない

2021年1月18日
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デビルチック

4.0リアルガッちゃんスリラー

2021年1月17日
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Go-Go- Ko-chan

3.0自立とは?

2021年1月16日
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なまじのホラー映画より怖かった。

摂食障害の「異食症」を、自傷行為として描いていて。
原因は幼少期のPTSDと、それを刺激する旦那とその両親なので、観ていて実に苛つくし、次に何が起きるか予想できるのがむしろ怖く。

また、本作はスリラーであると同時に、女性の自立映画でもあるんですが。
最後の20分はいろいろドラマがあり、状況が変わっていくんですけど、主人公の自立の決断方法にのけぞりました。
この「自立」を肯定的に受け止めていいのか否か悩むところ。
タイトルの通り、ストレスを、トラウマを、自分の人生を「飲み込む」話でございました。

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コージィ日本犬

3.5飲み込む

2021年1月16日
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ツバメじゃなかったんだ。
へイリー・ベネットさんが素敵だったな。
透明感があるけど何か脆い感じがこの役にピッタリ。
旦那さんの歯のホワイトニングテープ?剥がしもぞわぞわしたな。

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たつじ

4.0孤独と妊娠。

2021年1月15日
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見せかけのみ優しい顔をする夫と
夫の家族の半端ないストレスにより
ビー玉 や 画ビョウ 等を飲み込む事で
ストレス発散する女性の話。

孤独と妊娠が更に追い討ちをかけ堕ちる所まで堕ちでゆく。

部屋もガラスばりなんです。まるでペットです。

そして、主人公の友達が1人も出てこない。
孤独の象徴です。

でも、ラストのエンドロールのあの場は
女性しかいませんからね。
細かいディテールが素晴らしい。

女性の強さと弱さを異食症で描き
痛覚に響く作品です。

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溶かしバター大盛りポップコーン

5.0『RAW 少女のめざめ』に通じる痛ましさと切り立った孤独が印象的、逆に男性にとってものすごく痛い作品

2021年1月15日
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ニューヨーク郊外、河岸の小高い丘に建つ邸宅に暮らす主婦ハンター。父親が経営する企業の常務である夫のリッチーのもとで何不自由ない生活を送っているはずの彼女だったが、その見た目の華やかさとは裏腹に孤独感に苛まれていた。ある日堪えがたい衝動に駆られてビー玉を飲み込んだハンターはその苦しみと引き換えに得たものに惹かれ、次から次へと異物を飲み込むようになっていくが・・・。

ふとしたきっかけで始まりエスカレートしていく奇行は『RAW 少女のめざめ』に通じる痛ましさに満ちていますが、本作で露わになるのは切り立った孤独。物語が進むにつれておかしいのはハンターの周囲にいる人達の方であることが少しずつ明らかになっていき、歪んだ世界と均衡を保つための手段が異食であることが解ると一気に物語に取り込まれてしまいます。周囲の誰にも理解されないハンターが意外な協力者の力に助けられ全く想定外の手段で自分の中に燻っていたものと折り合いをつけるクライマックスは爽快感とは無縁ですがずっしりと思い余韻を残します。

徹頭徹尾美しい映像は恐らくフィルム撮影によるもの。ざらついた冷たい質感がハンターの孤独感を端的に表現しています。『マグニフィセント・セブン』では勇敢に戦うヒロインを演じ、『ガール・オン・ザ・トレイン』や『ハードコア』ではミステリアスな女性像を体現したヘイリー・ベネットが本作で見せる繊細さとタフさは実に美しい。製作総指揮も兼任する彼女が本作で表現したかったことに多くの女性が深い共感を覚えると思いますし、同時に男性には痛烈に突き刺さる作品になっています。冒頭に出てくる子羊のステーキが出来るまでの一部始終を眺める映像に予め本作のテーマを滲ませている点も鮮烈でした。

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よね

4.5私にも心当たりが…

2021年1月14日
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最近、若草物語や燃ゆる女の肖像等、女性の尊厳を訴える映画をよく目にするようになった。本作はそのメッセージをどの作品よりも強く感じた。
その要因は物語のエンディングとそれに続くエンドロールにある。私はあの画を見ながら社会が女性をどう位置付けてきたのかをぼんやりと考えていた。慰安婦のような歴史的問題からセクハラのような身近な問題。政治やビジネスにおいても女性が弱い立場にあるのは客観的事実であり、その空気も容易に想像できる。
…こうやって書いていると自分はあたかも女性尊厳について理解があるのだと錯覚してしまうが、実態はどうだろう?正直、相手の事を考えない自分本位な(=男性本位な)恋愛やセックスをした心当たりはある。当時は自覚がなかったが、本作を見た後だと自分を疑ってしまう。劇中のリッチーも典型的な気付いてない人であるが、彼の場合環境がその拍車を掛けていて気の毒でもある。私は今一度女性との接し方を見直したいと思ったし、当たり前とされている価値観を疑いながら自分の感じることに忠実でありたいと思った。

本作はメッセージ性はさることながら演出面も非常に秀逸であった。物語の展開はサスペンスでありながらわかりやすく、結末の清々しさは予想していなかった。画面構築もハンターの情緒を映し出す鮮やかな色彩や意味深なカメラワーク等、全体を通して製作者の意図を汲み取りやすかった。

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チェザーレ

2.0やはり男には理解出来ないかな?

2021年1月12日
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酒や薬物ならまだしもこの後彼女はどうなってしまうの豊さと幸福は異なるいわば皇室に嫁いだ女性の様な事を表現したかったのはわかるが‼️現実にこの様な実例はあるのか?

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ゆたぼー

4.0怒りと愛

2021年1月11日
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toro koi

4.0家父長制の恐怖

2021年1月11日
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悲しい

怖い

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金持ちの家に嫁いで何不自由なく幸せに暮らしてそうに見えるが夫や夫の家族に蔑ろにされている孤独な妻が、異物を飲み込むことで満足感を満たしていく話。
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おそらく「異物を飲み込む女性」というのは、抑圧され声を上げることができない女性たちのこと。だから、主人公が抑圧されればされるほどより危険で大きなものを飲み込んでいく。
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主人公は飲み込んでその後、出てきたものをコレクションとして並べていて、その中に天使の置物みたいなやつ置いてあってどう考えても飲み込めないし、腸通らないし、出せない形であれが気になった(笑).
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割と『透明人間』と雰囲気が似てるところもあって、女性にとって有害な男らしさや家父長制がいかに恐怖で精神に重くのしかかるのかがよく分かる。
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私の父親もたまに怒ると、誰が稼いでると思ってるんだって言う人だったので、それ言われると何も言い返せないんだよね普通に。今なら勉強してそれに言い返せる知識があるけど、当時は何も言えなかった自分を思い出すと主人公と重なった。
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私が一番腹立ったのは、主人公が整えたネクタイにシワができちゃってて、旦那さんが着ようとしてたコーディネートができなくてイラついてたシーンは、いやマジでお前が自分でやれよと思ったね(笑)次の日着たい服ぐらい自分で準備しとけ。
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最後主人公が女性トイレから出ていって終わるんだけど、エンドロール中、他の人が出入りするのをずっと映してる。トイレ=排泄する場所にたくさんの女性たちが映る様子は、女性たちが今まで飲み込んできた声なき声が聞こえてくるような感じがしてよかった。

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せつこん