劇場公開日 2021年1月1日

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Swallow スワロウのレビュー・感想・評価

全127件中、21~40件目を表示

5.0小川洋子作「妊娠カレンダー」に通じるテーマ。

2022年10月24日
iPhoneアプリから投稿

ふっくらしたヘイリーベネットもいいな。

金持ちの夫と何不自由なく生活しているように見えるが、満たされない孤独(何か)を抱えている。
それが妊娠を期に、
異物を飲んで排泄する事にハマり、
時に下血、救急車で搬送される。
それでも「スワロウ(飲み込む)」が止められない。

キャッチ意味不明だな。
欲望じゃない。
胎児を「異物」と感じ、
出したいという擬似行為だ。

それは出生の秘密に繋がる。

「ホラー」とあったし、
押し付けがましい姑や周りで「ローズマリーの赤ちゃん」っぽい話かと思った。
けど小川洋子せんせの「妊娠カレンダー」だな。
全ての女性が、
妊娠を望んでいる訳じゃない。

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さぽ太

4.0良作

2022年9月25日
iPhoneアプリから投稿

きめ細やかで官能的な印象を受ける洗練された絵作り
整った美しい世界の中だからか、作中の”異物”がより実在感を持って感じられる

痛みを伴って快楽を感じ、自己の不在を埋める。
刹那的な悦びに堕ちていきながら苦悶の中で恍惚の表情を浮かべる主人公に、背徳感と美しさを覚えます。

一見するとメンヘラにイライラするだけのただの「キワモノスリラー映画」のように見えるが、それだけで終わらなかったのは
相方の夫をただのモラハラ野郎として安く描き切らない部分が大きかったと思う
時折見せる夫の良心がドラマとして見応えを確実に増した。
ストーリーとしても、最終的にアイデンティティ肯定の始発点を描くラストになってるのが良い

タイトで洗練された良作
痛みはあるが何故かグロテスクさはない
好きです

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さかもと

5.0とても良かった

2022年9月8日
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1番好きな映画の一つです。
彼女を取り巻く環境の変化と、それに対する心理描写や彼女の行動が丁寧に表現されていました。最後の描写は、ほんの少しだけど自由になれた気がしてよかったです。

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井唯

3.0なんか勉強になった

2022年9月6日
iPhoneアプリから投稿

知らない症状で調べたら自分も子供の頃やたら氷を食べてたし妹は茹でてないパスタを食べてたのを思い出した
人間って複雑だけど愛が有ればそれで良いのかもしれない
でも自分はシンプルにこれからもdo all things with love精神で行こうと思った

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keisuke

3.0わたしは幸せ…?

2022年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

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しろくろぱんだ

4.0孤独な彼女が逃げたのは異食による自傷であった

2022年8月9日
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鑑賞方法:VOD
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といぼ:レビューが長い人

3.0異食症患者はみていて痛ましい

2022年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

グロ系にかなり耐性はあったが、異物を飲み込むシーンはかなりきつかった。
シーン自体はグロくはないのだが、見ているだけで喉がつまるように感じた。

サスペンスやミステリーカテゴリに分類されていたが、そのような要素はなく
周囲のストレスによって異食症を発症した主人公という感じだった。

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殺風景

3.5まさに魅入るよう

2022年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

喪失から異食症という病を絡め、自分自身を取り戻す物語。ヘイリー・ベネットの芝居がすごく、まさに魅入るよう。
特に、その表情がすごいですよね。
製作総指揮に彼女がクレジットされているのも、この作品にかける想いがわかります。
家庭内での行き場の無い、鬱屈とした毎日。
限界から抜け出し、そこからルーツを知り、本当の内の声を知る。
良いか悪いかは別にして、すごい前向きな最後を感じました。
できたら劇場で観たかった作品です。

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白波

3.0取り戻した自分自身

2022年7月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

自分を取り戻すために、無意識的に行ってしまった行為なのかもしれない。
自らのオリジンと対峙する事で、やっと自分自身を取り戻せた。

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上みちる

3.5飲み込むストレスマネジメント。

2022年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

金あってイケメンの夫に玉の輿に乗ったけど、専業主婦生活がなんか満たされなくて、異物飲み込んだら生きてる実感得てしまった話。

主人公のような人は実際にあるらしい。異食症という名がついている。
画鋲飲み込んだときみたく、実生活が身体の奥からジリジリと痛めつけられてる。
そして、ストレスを抑えるように乾電池を飲み込む。
この女性にとっては、異物を飲み込み体内に異常をきたすことで、生きてるって実感を得ている。いえばリスカみたいなことかなと思った。

誰も自分のことなんて気にしていない。興味あるのは子宮の中の子供や結婚という飾りだけ。辛い生い立ちもあって、自分の存在価値に対して劣等感がある。
そんな彼女一人で生きる決意をした物語。

生肉や調味料のドアップ、遠目のカット、主人公のいないトイレなど洋画ならではの描写が多い。映画で胃カメラのシーンは初めて見た笑

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パンダマン

4.0「他者の」欲望を飲みこんでいく

2022年7月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

予告編でもポスターでも画鋲を飲んでいるシーンがあったのでおっかなびっくり鑑賞したが思いの外引き込まれた。
夫婦間のコミュニケーションになにかしら問題を感じている人が見ると共感する部分があるかと思う。

主人公の女性が"異物"を飲み込む原因は分かりやすく、「自分ではない誰か」を求められた時にその衝動が起こり、飲み込んだ後にそれを成し遂げた達成感を感じるのだろう。
しかしそれは越えるべき壁を越えたわけでもなく、他者からの「こうあって欲しい」を叶えただけ。
女性だから、と限定しきれないけれど、女性が抱えがちな問題ではある。

なぜ主人公がそこまでして他者に合わせるのか、その原因として遠い過去の出来事が描かれる。
分かりやすく"これが問題"と言えるような過去は現実ではそんなにあり得ることでは無いけれど、それと対峙する姿を描くことが重要だったのだろう。

最後の終わり方は主人公としてはスッキリしたのかもしれないが、あまり後味の良いものではない。
しかし、トイレの中で身繕いする何人もの女性の姿を見ていると、内面がどうであれ、外の世界と戦う為に皆生きているのだなあ、と言う力強さをなんとなく感じる。全体的に面白い描き方だなあ、と思った。

個人的には夫が悪いと言うよりは階級的、性格的なミスマッチかと思った。家事に文句つけるくらいならお金もあるんだし家政婦をとっとと雇えばいい。
いろいろ責任転嫁してきてうるさい夫だが、もっと我が強い奥さんだったら壊れずに済んだだろう。
しかし、自分の言うこと聞きそうな相手として主人公をパートナーに選んだ感は否めず、やはりこの映画の中で起こる問題はありがちな事なのかなあ、とも思った。

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桜場七生

4.0ジョー・ライトが製作総指揮なだけある

2022年6月28日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:4.2
とても個人的な物語。
1人の女性の内面をとても丁寧に描き、そして寄り添っている。
本作は異物を飲み込む描写ばかり宣伝され、正しい紹介をされていないのが残念。ジョー・ライトが製作総指揮になっている点で、この映画の本質を感じとってほしい。
キリスト教の教えと、1人の女性の生き方を対比させ、生き方や価値観の多様性を示唆している。
素晴らしい作品だった。

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カメ

3.5おっとりした若奥様の内面は・・・無限地獄!

2022年6月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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琥珀糖

4.0面白かった 唯一の救いが呪い

2022年6月17日
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面白かった 唯一の救いが呪い

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しろい

4.0奇行の背景に仄見える有りうべき格差婚の姿とは・・・

2022年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

孤独と劣等感に苛まれる新妻が"異食"にのめり込むスリラー映画。
表層的には主演のヘイリー=ベネットが異食に耽溺していく幻想的な演出と演技で楽しませながら、その裏でお互いへのリスペクト無き格差婚の崩壊して様をドライに描いている秀作です。
ラストシーンで毅然とカメラの枠外へ歩いて行った主人公がどうか強く生きて行ってくれますように...。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

4.5とてつもない問題作では

Kさん
2022年6月12日
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鑑賞方法:VOD

イメージしていたものと違う展開で心底驚いた。異食症という奇異な症状に目を奪わせて、核心部分を強調しないよう企図されているのではと勘繰ってしまう程だった。
これは一女性の個人的な成長譚なんてレベルのものではない。社会構造的な深いタブーに斬り込んだ、とてつもない問題作ではないだろうか。
選択の余地なく存在している自分を認めながら、自分自身の選択を認めるという二重の苦しみに応えているのがとても優しい。
エンドロールにかぶせた女子トイレの長回しは、闘っていいのだという若い女性へのエールだと思う。

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K

3.0通常なら理解し難い行為

2022年6月5日
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鑑賞方法:VOD

妊娠中に突然駆られた行動。
実際に起こり得ることだったので驚きました。

周りは理解出来ないだろうな~と。
健常者もいつ発症してもおかしくないから観ていて怖くなりました。

この映画は勉強になった!

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yuu

2.5美しいからこその痛々しさ

2022年5月9日
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鑑賞方法:VOD

一人の女性が苦しんで苦しんで、その先にやっと自分の人生を生きようとするお話。

ヘイリー・ベネットがとにかく美しい。

他にも作品について何かあるだろうと自分でも思うけど、
こんがらがっちゃって言葉にならない。

うーん、なんというか、センセーショナルな作品だとは思うけど
ちょっと最終的に何が言いたいのか分からなかった感。

「自分が自分として生まれたことへの呪い」っていう意味では
『ヘレディタリー 継承』の方が良かったような気もしないでもない。

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mar

4.0

2022年5月8日
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ぽよの友達

3.5社会の思惑に流されて

2022年2月25日
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他人の人生を生きていても、あなたは幸せね。と、私じゃない人たちが言う。

彼も彼の親も、誰かによく思われる人生を。と、他人の顔色見ながら生きている。誰もが被害者なら誰がこんな世界にしてしまったのだろう。

彼女の幸せは自分に気づけた事。ほとんどの人は、胸に刺さったナイフを抜かずに生きてる。

映画としてはどうだろう、意義もあるし、考えさせられるとこもある。映像も色彩も良く面白かったと思うけど、そこまでお薦めじゃないかな(笑)

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大粒 まろん