劇場公開日 2020年12月11日

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「【もう一回、最初から】」ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【もう一回、最初から】

2020年12月15日
iPhoneアプリから投稿

ホテル・カリフォルニアがベタ⁉️

まあ、確かにそうかもしれないけど、この映画のストーリーも結構ベタですよ‼️
でも、ベタはベタでも楽しいけどね‼️

皆さんは、どうして年齢がいくと、シンガーは、新しい曲を出さなくなるのか考えた事があるだろうか。

「もう一回、最初から」と、もうワンテイクする要領ではいかないようだ。

才能が枯渇したとか、時代に合わなくなったとか、いろんな理由を考えると思う。

ただ、売れに売れている時の、業界や、その時の流行を求める聴き手のコマーシャリズムの動きに、心身を削られた結果、制作に対するモチベーションが下がったり、無くなったりするんだろうなとは考えたりする。

前に、NHK EテレのSwitchに、奥田民生さんとアメリカの音楽家プロデューサー、リオ・コーエンの対談があって、昨今の配信ダウンロードの話題になった時に、リオ・コーエンが、レッド・ツェッペリンは、当時、アルバム制作に非常に苦労していて、今のシングル曲中心のダウンロードの時代だったら、もっと息の長い音楽活動が出来ていただろうにと言っていた事を思い出す。

この作品でも、商業的成功と、新たなチャレンジが必ずしも同居せず、マネジメントサイドは、売れて、可能であれば安易な方を選択したがる傾向が強いように描かれている。

商業ベースに乗って成功の途にある時には、次から次に新たな曲を出し、アルバム制作に勤しむようにプレッシャーをかけられて疲弊していく姿は、映画になった、フレディ・マーキュリーや、ジャニス・ジョプリンも、エイミー・ワインハウスも同様だったと思う。

そして、状況に流されているうちに、新たなこと、つまり、ネクストに自信が持てなくなっていくということも大きな理由のひとつになるのだろう。

この作品は、マギーも、グレースも、そして、グレースの息子(名前忘れた)も、次に踏み出すことに自信が持てず、モヤモヤした気持ちを抱えたまま、いつのまにか、それを状況や人のせいにしてしまって、更に、そこから踏み出して、次のステージに入るところまでが、ちょっとしたサプライズな人と人の繋がりを交えて語られる。

まあ、ホテル・カリフォルニアと同じベタなストーリーだ。

でも、この映画は楽しいよ!

あと、アリアナ・グランデを本当に出してくれたら、もう少し、ポイント加点したけどね。

※ コロナ禍で、ラジオを聴く時間が増えていたところ、とある番組で、歌を聴く時に、あなたは歌詞派ですか、音楽派ですかというアンケート質問があった。

歌を聴く時に、歌詞に重点を置いたり、その歌を好きになるかどうかは歌詞が重要だという人と、いやいや、音楽、つまり、旋律が重要という人がいるらしいということなのだが、皆さんは、どっちですか?

僕は、叙景的な歌詞の一部は例外ですけど、基本的に音楽派なんです。

ワンコ
よく太る良太さんのコメント
2021年1月4日

Hotel California は
Leon Ware 「That's Why I Came To California」くらい ベタですよ!

知らんけど

よく太る良太