エターナルズのレビュー・感想・評価
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次のリーダーは誰がやるの?
スケールが余りにも大きかった!
まさか紀元前5000年から話が始まるとは、、、
アクションシーンはマーベルらしく派手で面白かったけど、10人もヒーロー出てきたら名前が覚えきれない(T_T)
エターナルズが食事してるシーンで、キャプテンアメリカとアイアンマンがいなくなって次のリーダーは誰がやるの?
俺がやっちゃおうかなー!ってシーンが笑えたw
てかサノスに弟なんているの、、、?
MCU...?
MCUの作品で初めて見終えた後に「うぉおおお!MARVEL最高!」とならなかった。
もちろんさすがに天下のMARVEL、決してクソつまらないわけでは無いが。
ただ、なんかこう...うーん......この作品がMCUとして続いていくなら、MCUの今後に若干不安を覚えざるを得ない。
MARVELにとってはエンドゲームで1度ひと段落着いてしまった今、それは商売で言うなら閑散期の到来と言ったところなんだろう。
早く"新しい"アベンジャーズをアッセンブルさせなければ!と焦っているのか、あまりにも急ぎ足過ぎる。
シャン・チーもエターナルズも、1作目で今までのヒーロー単体作品の3本分くらいのシナリオを一気に詰め込んでしまっていて、新しいキャラクターの深い部分の描写を犠牲にしてしまっていると思う。
だから仲間や大切な人の死や裏切りがあっても、正直特に心を揺さぶられたりしない。
そしてそのせいか、MCUですよアピールというか、繋がってますよアピールがちょっとしつこく感じられてしまうのも残念。
"繋がっていく"MCUが面白かったのに、無理やりにでも"繋げる"MCUになってやしないか。
売れ残りの2軍ヒーロー達を時間をかけて丁寧に丁寧に描いて、10年かけて天下をとったMCU。
新しいキャラクター達も同じように丁寧に描いて欲しいな。
なんならエターナルズはエターナルズで数年、数作品かけてアッセンブルさせても良かったのでは?(笑)
クロエ監督の特有の美しい風景をバックにマ・ドンソクが敵をパンチで倒す場面があるのでとりあえず満足できる?でもね
『守護教師』を観て、ご贔屓になったマ・ドンソクのアメリカ映画初出演作なのと『ノマドランド』がとても素晴らしかったクロエ・ジャオ監督のマリアージュ度を探る為に御祝儀鑑賞。
マ・ドンソクは期待どうりパンチ🤜で敵を撃退してアンジーと絡む儲け役だが、個人的にはクロエ監督の資質とアメコミの合体は、食い合わせがちと違うと思ったりしたのは、ノマドランド』や『ザ・ライダー』粘って撮る場面でもカットを割ってテンポアップするのには違和感があるを覚えた。
ただし映画初登場のマーベルキャラクター10人ものアンサンブルを的確に奏で魅せる手腕はやはり凄い。普通ならダイジェスト感が出てくる。
正直に言うと鑑賞前は156分もあるのか・・と気持ちが重かったが、観ると156分だとカット割りが早くてモノ足りないと感じて、監督の持ち味を出すなら4時間位必要だと思う。
ただし途中に15分くらい休憩は必須だが。
もっと気になるところは劇中のコスチュームデザインや質感も含めた造形や目から派手なビームとか空飛ぶぞ!足が速いぞ!な能力の見せ方も判り易く記号的で、そろそろ新しい見せ方ないの?と疑問でやはり背景の現実感から安い感じ浮いてのが目に付き、後半に多くなる背景と役者の合成のアラを際立たせている。
正直、本作はロケ撮影やスケジュールの都合なのかマーベルの作品にしては、背景と役者の合成などに撮影とポストプロダクションが雑に見えた。
キャラクターの割り振りも目配せが効いていて今日的な問題にも対応しているように見えるが、今度はエターナル達自身にある神の如き上から目線での俯瞰図はあれ?ヒーローモノなのか?とアメコミ弱者の自分には見える。
でも普通に観れば良作で石ノ森章太郎のマンガ009シリーズや幻魔大戦(マンガ版)が好きな自分として悪くなく機会が有れば再見したい。
そういえば最後の凍結描写はアニメの幻魔大戦を彷彿させる。あと全体的にアニメ版『うろつき童子』もちと感じる
最近のインタビューや記事を読むとクロエ監督は、シネフィルでもあるが、かなりの確率でミーハー的な資質もあり意外とBLとかもいけるクチかも。(妄想ですが)
マブリーがまんまマブリーなMCU版『キャビン』
絶対的存在セレスティアルズ の命を受けて紀元前5000年頃メソポタミアの地に突如現れた10名のエターナルズ。邪悪な存在であるディヴィアンツから人類を守りながら人類の進化を見守ってきた彼らは500年前にディヴィアンツを殲滅した後世界中に散らばってそれぞれひっそりと暮らしていた。現代のロンドン、セルシとスプライトは殲滅したはずのディヴィアンツに遭遇、そこに現れたイカリスとともに何とか排除するが、新たな脅威が世界に迫っていることを知り、リーダーであるエイジャックに会うためにサウスダコタへ向かうが・・・。
『ノマドランド』のクロエ・ジャオが監督ということで、人間ドラマを重視しているのだろうと勝手に予想していましたが、こちらの想像を遥かに上回るレベルの分厚いドラマが展開。7000年に渡り人類を守ってきたエターナルズが真の目的を知らされる展開が2012年のホラー映画『キャビン』と酷似していることにビックリしました。
キャストの多様性もエゲツないくらい気を配っていてとにかく多彩。主役級のカリスマを放つアンジェリーナ・ジョリーはむしろ脇役で、ほぼ主人公であるセルシを演じているのが中国系イギリス人のジェンマ・チェン。エターナルズのリーダーであるエイジャックを演じているのがメキシコ人のサルマ・ハエック。先日観た『Hitman’s Wife’s Bodyguard』での豪快な肝っ玉母ちゃんぶりとは全く異次元の母性を発揮しています。個人的に嬉しかったのは、人の心を操ることが出来るドルイグ役のバリー・コーガンの好演。鋭い眼光が印象的な彼が滲ませるのは、無駄な争いをしないように人類を導く能力があるにもかかわらず人類の進化に直接関与することが許されない苦悩を抱えて、アマゾンの奥地で小さなコミューンを形成しているという『地獄の黙示録』のカーツ大佐のような複雑なキャラクターを見事に体現。そしてなんといっても我らがマ・ドンソク。巨大なディヴィアンツに対して張り手をかますという怪力キャラだけど料理好きで心優しいギルガメッシュといういかにもマブリーなキャラで安心感がハンパないです。
そしてエンドロールを導くナンバーがあのバンドのあの曲。映画のテーマにもしっかり寄り添う歌詞なので、そこはちゃんと字幕もつけて欲しかったなということは脇に置いて、最近の大作映画が執拗に醸す70’sオマージュがここにも刻まれていて嬉しかったです。当然のことですが、エンドロール明けまで席は立てませんのでご注意下さい。
映画代返して欲しいぐらいつまらない
比べてはならぬとは思ったけど
一人一人の能力者が弱すぎた。
目からビームだす男の人もビームが弱いのか
1匹の怪物すら倒せず、
なら皆でと切りかかったり能力で倒してやっと
倒すみたいな。
MARVEL史上最弱だと思った。
内容も面白くない。
最先端
ドルビーアトモスで観賞
手フェチにはたまらない。
手の動きがとてもエロいです。
ストーリーも映像もとても良かったです。
同性愛や障害者とさまざまなヒーローがいてみんなカッコいいです。
この映画の影響で手話を習う人も増えたみたいです。
marvel映画観たことない人でも楽しめると思います。
別世界に行けますよ。
いまいち
何か全く筋が通って無かった。
そもそも宇宙を作る所から説明を始めてしまうからでしょうけど。
何か本編で説明されていない設定があるのかも知れませんが、エターナルズに知性は必要だったのか?甚だ疑問です。
余計な事を考える力を与えるから、勝手に目的に反する事をしちゃうんでしょ。
だいたい、エターナルズがセレスティアルズに造られた存在で繁殖しないなら、冒頭のセックスシーンは何?
そんな機能を何で付けたの?意味がわかりません。
惑星にたくさん知的生命体がいるなら、星だけ作って繁殖力の強い生命体を移植すれば良いでしょう。
なぜ毎回アメーバから進化させるの?
エターナルズの能力もディビアンズの排除に全く使えない能力とかをなぜ与えたの?
等々、話の筋がおかしいのでその中でドラマが繰り広げられてもシラけるだけでした。
セレスティアルズは必要のない問題を自分で作ってるだけで、ちょっと考えればもっと簡単に目的を果たせますよね。
エターナルズという超合金の戦士たちがラブワゴンに乗って地球でながーい旅をする話に思えてきちゃいました😅
紀元前5000年?のメソポタミアの海岸で、原始人の少年がクロダイを捌いているシーンから始まリました。あれは絶対クロダイです。世界中の沿岸にいるし、普遍性があります。
そこへ、いかにもCGのハリガネ怪獣がものすごい速さで海から出てきて、少年のお父さんらしき人を飲み込みました。そこで、待機していた眼から赤いレーザービームを出す男が怪獣をやっつけました。お父さんが呑まれる前にやっつけられたろ!と早くも突っ込み。
その後、15分ほどで睡魔に襲われました。お茶をガブガブ飲んで、頑張りました。
セナは金色の戦士。アンジーは一番老け役。永遠に生きるとはいえ、神が創造した鋳物の戦士。経年劣化?で味方を攻撃してしまう。ギルガメッシュのマ・ドンソクが優しく包みこむ。アンジーとマ・ドンソクの共演のツーショットなんか想像したこともなかったよ~
主役のセルシ役はイギリスの中国系の俳優さん。イカルスは元彼の設定。今は学校の講師。人間の恋人(教授)がいる。講義内容は食物連鎖の頂点に立つ最強の捕食者について。大地震がおこって、特殊能力で生徒を守る。イカルスに恋する元男性の少女戦士スプライトとは三角関係?人類の発明をサポートしてきた黒人戦士ファストスは広島原爆にショックを受けて、エターナルズを辞めて、一般黒人男性と暮らすことになった。広島で黒人と言えば、連続試合出場世界一の「鉄人」衣笠祥雄でしょうよ!
インド映画でヒーローやっていた戦士キンタも途中から乗り込んできた。
なんだか、集合がかかると集まるエターナルズはそれぞれいろんなところで活動していた戦士がピンク色のラブワゴンに乗り込んで内輪揉めをしながら 旅をする物語に思えてきた。死んだり、辞めて人間として暮らすことになると、ワゴンから降りてさようならしなくてはならないみたいな。マ・ドンソク可哀想。エターナルズの死とはどういった【定義】なのかがよくわからない。本人が死ぬ~って言ったらそうなんでしょうけど。でも、マ・ドンソクはアンジーとツーショットできただけで満足そうだった。フォルテッシモffのおじさんに似て来ちゃったマ・ドンソク。🎵愛がすべーてさ 今こそ誓うよ~ 愛を込めて つーよく つーよく❗ ギルガメッシュ❗
セルシ役のお姉さんは下からあおるカットだと麻生久美子に似てるなぁとか、正面からだと内山理名に似てるなぁと思いながら、最後まで寝ないでみれた!でも、最後まで結論は出なかった。どちらとも微妙に違い、魅力が少ない。麻生久美子や内山理名の方がダントツ色っぽいよなぁ。まあ、スタイルは別として。
マグマに対抗して地表を冷していたんですかね?あれは。じゃ、フリーザーですね。ロンドンバスも赤い粉になっちゃったし、物質の性格を変える能力の戦士なんですね。怪獣を植物に変えたのはなんだか食品サンプル作っているみたいだなぁと思いました。ほら、粉からレタスになるみたいな。
あのサイコロの6みたいな目の神様。あんたが一番ダサかった。
エターナルズは原始仏教(密教)の十二天(毘沙門天など)がヒント? 監督はノマドランドで一躍有名になった中国系の人(クロエ)だし。日本の土偶も出てきた。無数のエターナルズは始皇帝の墓の粘土の兵士たちみたいだったし。
戦士同士の会話で出てくる企業や店の名前。みんな滑ってた。笑いのセンス全然ない。
12人には、あと二人と思ったら、最後に二人出てきた。続編のメンバーお披露目ですね。個人的にはアンジーはもうお疲れ様でしたでよいで~す。別の映画で見たいで~す。
最後まで寝ないで見た自分を自分で誉めてあげたくなる映画。大変よく頑張りました🌸
今までのマーベル作品とテイストが違い、ゆったりとした話運びと雄大な...
今までのマーベル作品とテイストが違い、ゆったりとした話運びと雄大な風景を主に置くことで、話のスケール感を出すあたり、この監督らしい作りでゆったりと見ることが出来た。
【パズドラ開発者たちのような苦悩を抱えるマーベル製作陣】
賛否両論ある映画なんだろうなと思った。強くなる敵、強くなる味方、どんどん派手になるアクションシーン。上がってしまった観客の期待値はなかなか下げられない。マーケティング的にもマーベルには絡めたい。。。
各々の思惑が渦巻く中で、鑑賞者は何を思うのか。
マーベル作品を見た人は期待値が高いし、他のマーベル作品との違いも分かるから、アクションの程度とか比較して見てしまう。
その一方で、マーベルを見慣れていない人からすると、内容が複雑だったり、、、
あるいは、新鮮に映像美を楽しんだり、、、
評価が別れますな。。。
とはいえ、この映画はテレビで見ると間伸びするだろうなという感じはある。
感想
マーベル作品は『アイアンマン』「ドクターストレンジ』くらいしか見ていないけれど本作を鑑賞。感情移入して涙を流すというより、大迫力の映像とスケールの壮大さを楽しむ映画という感じ。
良かった点
・痺れるほどカッコいい冒頭の戦闘シーン
・キャラクターの性格や葛藤の掘り下げが丁寧
・多様性のあるキャラクターの起用
・自然の中でのシーンは圧巻
・自分が知っている世界など、この世界のほんの一部なのだと気付かされる
・旅に出たくなる
テーマが壮大▶︎人類は滅ぶべきなのか否か
マーベルの作品に限らずだがやはり映画館はいいな。出来るだけ映画は映画館で観たいと思った次第である。
光線マンが最強みたいになっていたけれど、、、
一撃が弱くてあまり役に立っていなかったような…
スプライト(リア・マクヒュー)は2005年生まれの15歳だったのか。続編を制作するにあたり、彼女は成長してしまうよな。それを子供の姿でいることの葛藤を解くという名の下に、成長できるような設定にするとは。設定神すぎないか。
遠い人から僕ら自身に
神として崇められる存在として始まるエターナルズが、自分たちの出自を辿り、そして真の敵、真の目的に気づく物語
その頃には、神であったエターナルズが僕ら自身と同じであることに気づき、そして彼らを応援するようになるはず
この映画のように視点の移り変わりがある物語はおもしろいですね
面白かったけど
映像美、先頭のアクションシーン、ちょっと意外な展開は良かった。
予告編からアベンジャーズと関係深いのかと思ったらそんなことなかった。
もうアベンジャーズと別の世界線で良くない?
マーベル作品、毎回アベンジャーズがどーたらこーたら言うシーン無駄に入れるのそろそろ鬱陶しい(笑)
でも低評価の1番の理由は広島への原爆投下のシーン。
あんなワンシーンに軽々しく入れることでは無い。
かなり嫌悪感を感じた。
それが無ければ星3〜4ぐらい。
独立したストーリーでちゃんと面白い
これまでのMUCと同じ世界だけど、人間ではないので視座が全く異なる。
予告を見た感じ、ほぼ独立したストーリーで多人数出てきて覚えられるのかと不安に思ったが、終わり頃にはちゃんと個々を認識できて、十分楽しめた。
難しいテーマだっただけに、結論が少し腑に落ちない部分もあったが、何故その選択をしたのかは丁寧に描かれていたので納得できた。
人間ではないエターナルズ達だから差別もなく、多様性をごく自然のものとして出せていたのも良かったと思う。
他作品とは全然違うテイストなので、MUCだけど新鮮に楽しめた。
原作とはちょっと設定が違うけど、ストーリーは良かった。孤高のヒーロ...
原作とはちょっと設定が違うけど、ストーリーは良かった。孤高のヒーローより、X-MENみたいな一芸ヒーローチームの方が好きなので、バッチリ。次への伏線がどう回収されていくのか、楽しみ。
かなり壮大でちょっぴり大人向け…やっぱりマドンソク最高‼️
ある目的から地球を見守り、導いてきたエターナルズ。
7000年もの間、地球の歴史を見守ってきたということもあり、かなりスケールが大きい。
人間に愛着が湧くのも分かるし、争いを繰り返す人間に失望する気持ちも痛いほど伝わってきた。
それと、これまでのMCUではなかったラブシーンに面食らっちゃった…アクションシーンもちょい少なめでちょっと大人向けかもね。
ただ、エターナルズに10人もキャラがいるから、2時間40分ではキャラの内面が深く描ききれていないと思った。
しかし、マドンソク演じるギルガメッシュには愛着が湧いた。期待していたマブリーを存分に観ることができたし、世界に存在感を示すことができたと思った。
それと、アンジー演じるセナ。セルシとイカリスメインの今作だが、やはり存在感が違う。神々しくて美しい。
そしてMCUといえばエンドロール後の映像。
何これ、どうなるの?と久々に期待させてくれた。
迫力満点
上映時間が長いけど長さを感じさせない映画だった。とにかく映像もストーリーも迫力があり笑いもあってアクションもすごくて楽しかった。現実の世界でも少し起きてほしいようなワクワク感が自分の中から出てくる。人間の歴史の中には争いが必ずあって悲しくなる。漫画やアニメやゲームで見たようなシーンをCGだとしても違和感なく見せてくれて感動する。宇宙にはロマンがある。こういう迫力のある壮大なストーリーの映画を見てしまうとそれが楽しすぎて日本の映画を観れなくなってしまう。
私はいつもキャストばかりに注目してしまうけどエンドロールにはたくさんの人の名前があって、たくさんの人の力が集まって映画を作っているんだなあと改めて思った。
キャストも魅力的なキャラだった。主役の女性はすごく美人で華がある感じではなかったけどいろんな人がいていいと思うので良かったと思う。
続きもやるなら観たい。
多様性の集大成
ざっくり言うと神話や歴史が実はエターナルズやディビアンツによって成り立っていたと言う話。
クロエジャオ監督はノマドランドでフロンティア時代の遊牧民のような生活を俯瞰してドライに撮り、ドキュメンタリーの様にリアルでありながら人と人の繋がりの温かさを映した力量を活かし、今回もフラットな視点で人類史を描いていた。
■感じられたオマージュ
2001年宇宙の旅
巨大な直角の有機体が太古の人間の前に現れ、道具を与えその瞬間現代になる描写は完全に2001年宇宙の旅。
自分たちが作られた存在であるという事実を知るシーン、ドームのデザインは未来世紀ブラジルの拷問部屋、自分はオリジンの一個人ではないという描写はクラウドアトラスやブレードランナー。
人命か任務遂行かを天秤にかけるという葛藤や
人は新たな生命のために命を捧げるか?という哲学的な問いが全体を占めるため消費される映画としてはあまり面白く無いものの、世界が一つの島だったら?みたいな凝縮した世界観でエターナルズを観れるので、社会問題をシンプルに考えやすいと思う。
そして存分に多様性を盛り込んでいたり(人種だけでなく鬱病なども)、セックスシーンを初めて導入したところなど、マーベルのご都合主義を少し覆してくれたのは大きな挑戦だったと思う。
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