クローゼット(2020)

劇場公開日:

解説

交通事故で男性機能が不能になった男と「添い寝部屋」という稼業を通して、心の孤独などの現代社会が抱えるさまざまな問題や寄り添うことをテーマに描いた人間ドラマ。交通事故にあい男性機能が不能になったシンは、今後一生セックスもできなければ子どもを作ることもできない。孤独感と絶望感にさいなまれたシンがたどり着いた「添い寝部屋」は、老若男女の客が訪れ、さまざまな人生が交錯する場所だった。傍目には幸せに見える生活のなか、本当に親しい周囲に心のSOSを出すことができない大人たち。そんな人々とめぐり合うことで、次第に自分を取り戻していくシン。しかし、そんな中で出会ったあるひとりの女性から「一緒に死んでほしい」と頼まれ……。監督は「ヌヌ子の聖★戦 HARAJUKU STORY」を手がけた進藤丈広。出演は三濃川陽介、栗林藍希といった新進俳優から、草村礼子、渡辺いっけいといったベテランまで幅広くそろう。

2020年製作/95分/日本
配給:アーク・フィルムズ
劇場公開日:2020年10月30日

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(C)2020「クローゼット」製作委員

映画レビュー

4.0とても優しかった。救われた気がした。

2021年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

交通事故で男性の機能を失ったジンは地元の先輩が経営する「添い寝部屋」で働き始めた。

さまざまな悩みを抱える人々に触れた。何かできるわけではなかった。ただ静かに寄り添った。婚約者と別れ孤独と絶望の中にあったジン自身の表情が優しくなっていく気がした。

そう、主人公のジンを演じた三濃川陽介さんの繊細な表情の移ろいが秀逸だった。30代の派遣社員を演じた新井郁さんの等身大の演技も輝いていた。

孤独な心、傷ついた心をそっと包み込んでくれる心優しい秀作。大好きだ。

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エロくそチキン

3.5添い寝部屋という職業を通し、主人公の苦悩と添い寝部屋にくる人々の交...

2020年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

添い寝部屋という職業を通し、主人公の苦悩と添い寝部屋にくる人々の交流がうまく描かれいて温かみも感じた作品でした。
出演している役者さんほとんど知らない方でしたがそこは気にならずに観られたな。その中でも渡辺いっけいさんの人物像もよかったですし草村礼子さんのシーンはジーンとしました

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とみまる

4.5想定外の傑作だった。

2020年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

これは久しぶりの大当たりの映画だった。
テアトル新宿のはしごで何気なく見たキャストも監督も知らない映画。
キャストで観客動員を狙う映画ではないのだろう。
その洗練された観客の想像力を信じた、説明セリフと音楽をギリギリまで省いた演出と脚本と無名俳優たちの演技の実力に脱帽!
となりに座った人間の呼吸が聞こえるほど静かで深く染み入るいい映画だった。
ひさしぶりにこれが映画だというものを見た。満足!

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minamoto

0.5キツイ・・・

2020年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

役者って大事だね・・・設定に合ってない配役は見てて辛い・・・。
売れっ子添い寝屋、ホスト、女子大生が役に合ってない・・・お金がある映画ならイケメンや可愛い子をキャスティングするんだろうな。
ストーリーも添い寝屋っていう設定だけで平板で飽きる、必要ない登場人物多すぎ。政治かな?

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