もう終わりにしよう。

配信開始日:

解説

「マルコヴィッチの穴」「エターナル・サンシャイン」のチャーリー・カウフマンが監督・脚本を手がけ、イアン・リードの同名小説を実写映画化した異色スリラー。恋人ジェイクとの関係を終わらせようと考えながらも、彼の実家を訪れることになった女性。雪が降りしきる中、2人は様々な内容の会話を交わしながらドライブを続け、ようやくジェイクの両親が暮らす農場にたどり着く。両親から歓迎される彼女だったが、異様なほどテンションの高い母親と認知症気味の父親の奇妙な振る舞いに戸惑いを隠しきれない。その後も彼らの周囲で、不可解な出来事が次々と起こり……。ジェイクをテレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のジェシー・プレモンス、彼の恋人を「ワイルド・ローズ」のジェシー・バックリー、両親を「ヘレディタリー 継承」のトニ・コレットと「ワンダーウーマン」のデビッド・シューリスがそれぞれ演じた。Netflixで2020年9月4日から配信。

2020年製作/134分/アメリカ
原題または英題:I'm Thinking of Ending Things
配信:Netflix
配信開始日:2020年9月4日

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映画レビュー

4.0浸かったら抜け出せなくなるカウフマン世界が全開

2022年6月28日
PCから投稿

吹雪が窓に吹き付け、車を進ませる男女の未来は一寸先すら見通せぬほど暗闇に包まれている。彼女の側は「終わりにしよう」と口にできず、その気配を彼氏側も切に感じつつ、打つ手がない。間を埋めるように続くセリフの応酬はそんな”宙ぶらりん状態”の投影だが、しかしそれにしても全く線形には進まない会話劇の織り成し方は実に見事だ。これに加えてのコレット&シューリスの奇行、そして振り子のようにスキップや巻き戻しを繰り返す時の流れなど、もう本当に訳がわからない。その混沌と混乱がまたカウフマンらしさであり、いちど沼に浸かったら最後、我々はミステリアスな心地よさから抜け出すことができなくなる。そもそもこの物語の語り手は彼なのか、彼女なのか。全てを白日の下にさらす術もあるのかもしれないが、そうなるとカウフマンはカウフマンでなくなる。謎は謎のままで召し上がれ。今はうす暗闇の一夜とその余韻をじっくり噛みしめていたいのだ。

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牛津厚信

4.5難解だけど決してむずかしくはない。

2020年12月31日
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村山章

4.5それが人生か

2023年12月27日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

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Ferma

3.0映画というより「見る知恵の輪」

2023年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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char1

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