劇場公開日 2021年3月26日

ノマドランドのレビュー・感想・評価

全421件中、341~360件目を表示

2.5なんだろ?

2021年3月29日
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想像していた通りの暗い映画、それ以上を期待していたけれど?

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シゲゾ〜

4.0感想:物語が様々な人に開かれていることの大切さ + (おまけ)登場人物スワンキーさんが気になった方へ

2021年3月29日
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 普段娯楽映画を見慣れていて、こういうタイプの映画を見ない友人にこの映画を勧めるとしたら、私は「映画のメッセージとか考えなくていいから、ただ2時間旅をするような気持ちで味わえばいいよ」と言うと思う。この映画を見た人ならわかると思うが、この映画は私たちに「ノマドになれ」と言うような押しつけがましさは微塵もない。

もちろん、この映画にはリーマンショック以降のノマドの生き方を選んだ人たちのアンチ資本主義的な態度や、アメリカの貧富の格差が映し出されていると思う。でも、その生活の実はネガティブな側面も同時にたくさん描かれているし、ノマドを選ばず定住する人たち、家族を持つ人たちの姿も描かれている。彼らがノマドになった理由は政治的なものだけではなく、もともと彼らの中にあった個人主義的な考えと結びついていたり、過去に囚われて次の人生にすすめない事が原因だったりと、当たり前だが一つの理由ではない。この映画に「この人の生き方が正解です」等というものはないのだ。

「この映画の意図は?」と評論家的な答え合わせをすることよりも、この映画を見ている時間を味わう事、自分がこの映画を見てる間何を感じるかを見つめる事が大切だ。(それは実はヴィム・ベンダース等の過去のロードムービーの伝統にも通じるところがある。)分断の時代、誰もが自分側か敵側かとネット上で争っている時代に、巨悪を凶弾したり、これが正義だと息巻くのではなく、ただそこにある人達の本当の生活をしっかりと静かに見つめる。そのことによってこの映画は主義主張を超えて、多くの人に開かれていると思うのだ。

この映画を見られた方にもう一つおまけとして、伝えたいことがある。(よって見てない人はここからは飛ばしてほしい)

この映画は二人のメインの役者を除いて、全て実在の人物が本人を演じている。では、素人とは思えない忘れられない印象的な演技を見せてくれた、スワンキーさんに起こったあのような大変な出来事も事実?と気になられた方もいらっしゃったのではないだろうか?そこで、英語の関連サイト等で確認してみたところ、実際のスワンキーさんにはあのような病気は無く、健康に今もノマドの生活を続けられているそうだ。あの話は実は彼女の旦那さんに起こった悲劇をもとに彼女が演じていたのだそうだ。彼女はちなみに、フランシスマクド―マンドの事も二度もアカデミー主演女優賞をとった女優とは全く知らず、誰かのホームビデオぐらいの映画に自分が出るのだと思っていたらしい。

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moviebuff

1.0わりと普通

2021年3月29日
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冒頭から最後まで淡々と続くノマドの日常描写。劇的な展開も無し。かといって退屈でもなく、こちらも知らない世界で興味あるので最後まで観てしまう。そんな映画でした。
ただ、ずーっとテンション低めなので、映画を観てきた!感は全く無し(T_T)
アマゾンのプライムビデオを待った方が良かった(笑)
それではまた( ´∀`)/~~

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もりちゃんZX

3.0現実の一面ではあろう

2021年3月29日
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前評判を知りすぎてしまったせいか、然程のインパクトは感じませんでした。実名Amazonを何故に出すのか。主人公はいざとなれば都会の平穏な生活選択肢あり・・・とは、所詮、趣味の一面にすぎないように受け止めてしまいました。素晴らしい題材視点において、もっと如実に赤裸々に喜怒哀楽を表現できる面があったように思った次第です。

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赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

4.0ノマドランド

2021年3月29日
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道行く景色をただぼーっと眺めるように、鑑賞。

生きた証とか、生きてる実感って、どこに生まれるものなのか。

それをずっと考えながら。

遊牧民だろうと、定住者であろうと、、、

心が繋がる瞬間。

それが他者とであれ、場所であれ、環境であれ、

そこで初めて確証が得られ、生きる意義が生まれる。

自分を知れば、自ずと見えてくる道。

孤高で気高い一人旅なのか、

他者との触れ合いがもたらす、温もりと煩わしさのパックツアーなのか、

皆が皆、魂のノマドランド目指して。

#ノマドランド

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グリーン

0.5ミナリもこの作品も退屈きわまりない アカデミー賞は日米ともあまり期...

2021年3月29日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

ミナリもこの作品も退屈きわまりない
アカデミー賞は日米ともあまり期待していませんがアカデミーと聞くとどうしても観たくなるんですよね

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モロボシダン

2.5see you later

2021年3月29日
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単純

知的

幸せ

家を持たずキャンピングカーで生活をする60代女性の話。

Amazonで働き、契約期間が切れると旅をして、短期の仕事と旅を繰り返していく主人公。

同様の暮らしをしている人達と交流や、定住先をみつけ、流浪の生活をやめる人、そして、自身も姉夫婦に家に住むよう進められ…。

家を借りて住めない訳ではないし、勿論もっともっと裕福だったら違った生き方だったのだろうけれど、彼女達はこの生活を覚悟を持って選択した訳で、自分には出来ないだろうけれど、どこか羨ましさも感じた。

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Bacchus

3.5アマゾン勤務

2021年3月29日
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鑑賞方法:映画館

実際のノマドの方々が出演しており、ある程度の高齢の方ばかり。
病気になったら、どうするのだろう? というのが医者目線。
ただ、映画内でも触れられるが、アメリカの大自然はすごいの一言。
早く、コロナが開けて、旅に行ってみたいです。
アマゾンって、あんな高齢の方も働いているのね。

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hanataro2

5.0【邂逅と別れ、そして、再会】

2021年3月29日
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自分の言葉の表現力のなさに嫌気がさすことがある。
この映画はそうだ。

重厚な映像や演技が、軽いタッチの上っ面の評価など受け付けない気がする。
そんな作品だ。

エンディングに向かう場面、深く息をしながら、目頭が熱くなるのを感じた。

大切な人を思い出す。
自分の魂と向き合うことになる。

(以下ネタバレ)

事業閉鎖や、金融危機の話題が出る場面がある。
ギグ・エコノミーに搾取されているように見える場面もある。

しかし、彼等は、決して自分の境遇を呪って彷徨っているわけではないのだ。

いや、彼等は、彷徨ってなどいない。
魂の行き着く場所を探し求めているのかもしれないが、しっかり生きているのだ。

そういう意味で、ホームレスやヒッピーではなく、遊牧民になぞらえたノマドという呼び方は合っているかもしれない。

彼等は、喪失感と向き合い、或いは、向き合える時を待ちながら、しっかりと生きているのだ。

邂逅と、さよなら、そして、再会を繰り返しながら。

「さよならは、最後のさよならではないのだ」との言葉は胸を打つ。

いつか、その魂は、大切な人と再び巡り会うことが出来るかもしれない。

それは、いつになるのか、誰にも分からない。

だが、いつの日か、その時が必ず来るのだと祈りたくなる。

それは、自分自身に向けられた祈りでもある気がする。

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ワンコ

4.0ナレーションのかわりに流れるピアノ旋律が心に響く

2021年3月29日
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 本編を通じて伝わってくるファーンの生き方や考え方に徐々に共鳴し、ノマドという生き方に憧れさえ抱いてしまった。フランシス・マクドーマンドの演技力には圧倒される。実在するノマドの一人を追いかけているドキュメンタリー映画にしか感じない。

 ノマド的ライフスタイルのいいところだけを切り取って映像にはしていない。高齢者には過酷な肉体労働、ついて回る病気、金欠、排泄物の処理までも隠すことなく描かれている。

 積極的な理由でノマドになった人たちは、ほとんどいない。公的年金だけでは、家賃を払うことすらおぼつかない。ホームを家から大型ワゴン車やキャンピングカーに変えることによって家賃から解放され、経済的な自立が可能となる。その代償として、季節に応じて非正規の職場を何千キロも移動する渡り鳥のような生活が待っている。しかも過酷な肉体労働しかない。

 ノマド的ライフスタイルを新しい自立と肯定的に捉えることはさすがに自分にはできない。行きすぎた自由主義経済からこぼれ落ちた人達が、生きる目的を必死で探した結果だと思う。それであっても良き労働者、良き隣人であり、助け合って生活するノマドの生き方には感動すらする。

 ただ、橘玲氏が指摘しているようにノマドとして生活できるのは、白人にだけ許された特権であることも見過ごせない。有色人種が禁じられた場所で車中泊をすれば、あっという間に逮捕されてしまうからだ。

 いろいろな問題を含んでいるとはいえ、映画としては秀逸で、ナレーションのかわりに流れるピアノ旋律がノマド達の心情を語っているように感じる。

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bion

5.0ここに幸あり♪

2021年3月28日
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原題のノマド(遊牧民)とは、そこはかとなく人生の達観したような表情が印象的。
ファーンを演じたマクドーマンドは文字通り体当たり演技で・・

わきを固めた実際のノマド達の演者は、哀しみの向こうを確かに見据えていた。
この作品がアカデミー賞を取らずして、何がとるんでしょう。

映画のだいご味、原作のすばらしさ、監督の秀逸さ等、コロナを吹っ飛ばす力業
と褒めておきましょう。

一つだけ世界的な大企業が数度主人公の職場として登場します。場面的には問
題ないのですが、架空の企業にしつらえることもできたはず!そこは現代のメディ
アの力業なのかな?(そこだけ現実に引き戻されたってことです。あくまでも私見
です)

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ソルト

4.0旅というものの魅力

2021年3月28日
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鑑賞方法:映画館

旅というのは不思議なもので、その最中には苦しいとか寂しいとか不安だとかそんな気持ちに支配されるのだけれども、帰り着いて「やっぱりおうちがいちばん!」と有名な映画のように思ったとしても、また旅に出たくなってしまう。
人間にとって孤独が最大のストレスだというが孤独でありたいとも思う。とにかく旅に出たくなる映画。

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js

5.0フランシス・マクドーマンドが凄すぎます

2021年3月28日
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見終わって数時間たちますが、
まだまだ映画の中に入り込んで抜け出せていません。

誰もがきっと、自分の人生や心の内といくらか重ね合わせて、主人公と現実の自分とを行ったり来たりしながら、気がついたら映画の世界にどっぷり浸っていた、
素直にそう思わせてくれた秀作です。

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REKU

4.0ノマドランド

2021年3月28日
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町山さんの話からすると、これが今のリアルな地方のアメリカのようです。このような人達が、アマゾンの発送を担っている存在ならば現代人は誰も否定出来ない。現代社会に囚われていない生き方(ノマド)を求めるならば、現代では苦労も多い。誰のものでもない大地で。

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ccbnodoramu

4.0癒しの旅

2021年3月28日
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鑑賞方法:映画館

定住しない生き方を選択する動機は、ただいろんな場所で生活することが楽しいからなのかもしれないが、この映画に出てくる人々は、あまり楽しそうではない。
逆にいろんな事情を抱えて生きることが苦しそうに見える。

自分は、本作の定住しない生き方は、癒しの旅、もしくは巡礼なのだと思った。
生きていく上で心の傷を負うことは多い。年を取るほどに取り返しのつかないことも増え、静かな絶望の中で生きる人も少なくない。

そうした痛みを抱えながらも、自然の中に身を置き、清浄な水に浸かることで心身が浄化されていく。
また同じような境遇に身を置く人々と交流することで、まるでセラピーのグループワークのように心が解きほぐれていく。
癒しの旅は、自分の内面の闇と対峙する孤独なプロセスなのだ。

そうした巡礼を経ていくことで家族との関係、交流する人々との関係が見直され、人と人が助け合って生きていくことの重要さを再確認する。

フランシス・マクドーマンドの演技が超絶素晴らしい。
この人の佇まいの説得力は尋常じゃない。

それと撮影の美しさと音楽。
とても地味な内容の作品で暗くなりがちな脚本なのだけど、それを格調高い作品に昇華させている。

若干、地味すぎ、暗すぎ感は否めないのだけど、大人の映画ファンを納得させる渋い作品でした。

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かとし

4.0ハウスレスだ!

2021年3月28日
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ノマドとは放浪者のこと。アメリカ中をバンで放浪するファーンが主人公なのだが、淡々と静かに話しが進む。同じノマドとの一期一会?の交流。そして主人公の喪失感と再生のお話なのかな?しずかなんだけど、アメリカの大自然は素晴らしく、すごく劇的なことはないけど、ひとつひとつのエピソードがジワジワしみました。ファーンの「ホームレスじゃない、ハウスレス」というセリフが印象的。そしてラストに吐露される主人公の心情がね、なぜかわたしには刺さりました。
ファーン役のマクドーマンドさんの抑えた演技が良かったです。

ちなみに、ファーン以外の、役の人みんな本名で出てる!

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mz

5.0綺麗に共感しちゃダメダメ

2021年3月28日
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これは悩ましい、痛いところグリグリ突いてる

何にも邪魔されないノマドという生きかた、ホームレスではなくハウスレス、っていう世界観

でも結局のところそんなんは自尊心のあやが捻れて表出したに過ぎない、素でみれば自明だけど、みんな実質ホームレス

大半の人のプライドや誇りは慈愛の援助を無遠慮に受けられるほど低くないから、ついつい、"ノマド" やりたくてやってるって化粧しちゃう、そしてそんな認知的な不調和が、もう周りには拾えない感じで噴き出しちゃう

自由を謳歌する気持ちと将来を不安視する気持ちとがあったとして、みんな歳とるからだんだん不安が大きくなるのは当たり前、そうすると、うっかり安らかな自死を願うようになる、ただでさえ社会が付いていけないテーマを、その今のかりそめの先に求めるのか?

Dedicated to the ones who had to depart
エンドロールの最後にこんな文章が出てくる、Have toの構文が入ってるのが大事なんだと思う、心からノマドをありだと評価しているなら、ノマドに何か希望を見ているなら、had toっていう、この二つの単語は入らないはずだよ

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sysr

3.5妙に刺さりました

2021年3月28日
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主人公の生き方に共感できるか、自分自身を重ねて観てしまいました。色々なシーンで「私だったら?」と、とても考えさせられます。

ストーリーも良いのですが、全体を包む切ない雰囲気、孤独と自由というテーマ、美しい映像や音楽がとても刺さりました!

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tomoboop

5.0若者には退屈な映画かもしれないが・・

2021年3月28日
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悲しい

何歳になっても人の心は揺れ動く。そりぁ、ティーンのような感情の爆発なんてないけど、無言と沈黙の中で心が揺れているのだ。
この映画はそろそろ終着点を迎えようとする人間の孤独と不安がやるせない程彷徨う様を淡々と表現している。その表現の様は秀逸である。

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ちゆう

5.0内容・質ともに文句のつけようが─

2021年3月28日
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泣ける

笑える

知的

映画って何なんだろうってあまり考えないし、そんな徒労したくないけれど、この作品を見ていると、映画って楽しんだり感情を動かすことももちろんのこと、学びでもあるんだなぁと実感してしまいました。
真似るとか暗記するとか身につけるとかとは違った、学び?感化されるとか、ふるえあがる、何かをしたくなるというもの。
何か突き動かされるような感覚になるような気がしました。
今のアメリカ、アメリカそのもの、のみならず、現代社会の実状、将来、生き方、人生・・・
知ったところでどうこうなるものでもないし、記憶していたところで役に立つかどうか分からないけれど、この作品を見たことによる影響は自分の中で確実にあるような気がしています。
そんな小難しいことなどありつつ、さらに単純に楽しめるし、質の良い映像と音楽で感情が刺激され、感動的な作品でした。
どうしてもスリー・ビルボードと比較してしまいますが、そうすることで一層マクドーマンドの凄さ素晴らしさ魅力が実感できるのではないでしょうか?
広大なアメリカの大地とは対照的に小さな存在として描かれているファーン、しかしながら力強い山々や荒涼とした地平線に決して負けないものがありました。マクドーマンドでなければ成立しなかったかもと思うのは大げさでしょうか─。
少ない台詞、断片的な描き方なのに、内容が非常に分かりやすくて、驚愕してしまいます。説明など皆無なのに、内容がよく分かる。テーマが重いし難しいので、この分かりやすさは実に有り難くて、だからこそ感動してしまいます。
一言でノマドというものを語り尽くせないところもにじみ出ていたし、ホント静寂続きで飽きそうなんだけど、ずっと引きつけられたし、とにかくモンスター級の映画だったという印象です。

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SH