アウェイデイズ
劇場公開日 2020年10月16日
解説
1979年、ポストパンク時代のマージーサイドを舞台に、英国フットボール発祥の文化「Football Casual」(カジュアルズ)の黎明期を描いた青春映画。ケビン・サンプソンが1998年に発表した同名小説を基に、自らの拠りどころを求めてもがく若者たちの破滅的な青春をリアルに描き出す。中産階級の家庭で暮らす19歳のカーティは下級公務員として働きながら、収入のすべてをクラブ遊びやレコード、サッカー、ライブに費やしている。そんなある日、エコー&ザ・バニーメンのライブを訪れた彼は、そこでエルヴィスという青年と運命的な出会いを果たす。スポーツブランドに身を包みスタジアムで問題を起こす悪名高いギャング集団「パック」メンバーであるエルヴィスは、パックと付き合うことが危険であることを警告するが、その一方で芸術、音楽、詩、そして死について語り合えるカーティに夢中になっていく。しかしパックに憧れを抱くカーティは、徐々に危険な世界へと足を踏み入れていく。
2009年製作/105分/R18+/イギリス
原題:Awaydays
配給:SPACE SHOWER FILM S
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2021年2月14日
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鑑賞方法:映画館
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これだけヤラカシといて、警察のお世話にならないなんて、どーゆー事?イヤ、フーリガンが騒ぎまくってた頃のヨーロッパの事は分からんけど、これじゃただの半グレ集団だよ。しかもシモの方もユルユルw
ベルリンに憧れる。と言うより、そこから逃げ出したいエルヴィスの部屋の壁にはルー・リードのポスター。ボウイのライブ版に目ざとく反応するカーティー。音楽の嗜好を共通点とする友達と言う定義では、説明が出来ないほどに、エルヴィスはカーティーに関わりを持ちたがり、干渉し、気遣いします。
そもそも、このカーティーが何でまたフーリガンのグループに惹かれて行くのかがボヤッとしてるんですが。内に秘めた残虐性の描写はフーリガン同士の乱闘場面だけなんですけど、ちょっと唐突すぎて戸惑います。
大事な妹をレイプされてですよ、フーリガンの報復が、あんなもんで済むんだ。錘を付けてマンチェスターの運河に沈めるのかと思いましたが。と言うか、沈めろよ、あんな奴w
「さらば青春の光」より、こっちの方が好きですが、カーティーの内面描写が足りなくない?と言う不満は、最後まで拭えませんで。故に、ラストの刺さり具合も浅かったンゴ。
音楽は文句なしでした。
最高!
若者のやるせない苛立ちとか焦燥感とか10代〜20代前半の漠然とした不安感に、フレッドペリーを着せてadidas履かせてポストパンク流したらこの映画ができたって感じでしょうか…
イギリスの階級社会の生き辛さみたいな部分ををもっと理解しないと、この作品の真髄を理解できないのかもしれません。
でも、ポストパンクはイギリスの曇天によく似合うし、リアム・ギャラガーがadidasのジャージを着てた理由が、なんとなく分かったような気になります(笑)
あの時代はセックス・ドラッグ・ポストパンクしかないみたいな感じになってましたが、あの頃に青春を過ごした人達へのリスペクトも欲しかったな〜…最後の献辞でまとめないで、映像とストーリーで見せて欲しかったです。
2020年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
予告編を作るプロっているんだろうな。
その方は素晴らしい仕事をされました。
こんなに落胆させるなんて、、、、。
嫌味の一つでも言わせてください(笑)
あのー、事象や出来事だけを描いたって
文化なんて感じませんから。
大人なりきれてない人達が、ただ、ただ、ひたすら
に暴れてるだけ。ひどいです。
警察が機能してない(笑)
もう、なんか見てると胸糞悪くなってきます。
力と暴力とSEXしかないんだもん。
その裏がペラッペラだから。
中産階級の坊ちゃんが終始駄々こねてるだけの
ストーリー。
クライマックスの告解に至るエピソードいる?
原作あるからもしかして事実なのかもしれない
けど、これあるとぼやけない?ストーリーが。
何を作品で描きたかったのやら?
2020年10月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
学校も復学できる状況、おじさんの伝手で職もあるし、何ら不満がある環境にも見えない主人公、暴力に駆られてしまう心境もわからない。
LGBTな雰囲気を醸し出す相棒の描写が浅はか過ぎて、何をテーマにしたいのかすら疑問に思う。
サッカーの試合映像が一切無いので、何の集団かすら理解不能な、喧嘩ってか殺し合い、あんな簡単に刃物で斬り付ける行為、強そうで凶暴なイメージも疎かなパックの面々に説得力もナシ。
ポストパンクを背景に暗いニューウェイヴばかり流れる音楽センスと退廃した雰囲気を感じながらも、このイギリスのカルチャーには何ら共感も格好良さも理解出来ないまま、只々、消化不良。
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