ようこそ映画音響の世界へのレビュー・感想・評価
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いや〜見てよかった。すごく満足。
自分は、昔から音にこだわった映画が好きだけど、映画音響の世界って奥行きがあってワクワクする。シネマサウンドの世界で働いている人がうらやましい。
最近ではアリ・アスター監督がヘレディタリやミッドサマーが今までに体験したことのないような音の表現を駆使していて、驚くとともに楽しませてくれた。アリ・アスター監督のインタビューで音に対して尋常ないこだわりがあると知って納得。それもあって、この映画が楽しみだった。
自分の大好きなコッポラ、ルーカス、スピルバーグ、ノーラン監督もアリ・アスター監督に負けず劣らず音にこだわりがあることを知って、またも納得。
映画史としてもコンパクトにまとまっていてあっという間だった。大好きなスターウォーズに関するパートが見れただけでお釣りがくるくらい。今じゃ当たり前だけど、電子音だけで感情を表現するR2-D2は画期的だった。
これからもますます劇場で映画を鑑賞したくなった。
音の大切さ
映画マニア必須の「受講科目」
ヒトは外部からの情報の8割を視覚から得て、1割を聴覚から(その他は嗅覚、触覚など)得ているそう。そのたった1割の聴覚の情報が、スパイスのように料理の出来不出来を大きく左右するということをあらためて学ぶのがこの「授業」。まさに「ようこそ映画音響の世界へ」のタイトル通りだ。
映画音響をさらに「Voice」、「Sound Effects」、「Music」の3つに分類し、それぞれの「特任教授」が先人の功績や自身の経験を熱く講義してくれる。
STAR WARSもあの荘厳なテーマ曲や、帝国軍と反乱軍とのスピード感溢れる戦闘音、ライトセーバーの音がなかったら、メガヒットはなかったかもしれない。
TOP GUNについては、戦闘機の実際の音だけでは物足りないので、あえて動物の吠える声を重ねて迫力ある空中シーンの音にしたのはとても印象的なエピソード。
音楽は映画にとって切っても切れない関係だが、あえて劇中に音楽をはさまないことで演者の声や環境音を際立たせていた「Den skyldige(邦題THE GUILTY)」は映画音響の重要性を認識させられる作品だった。
本作の中でcaseとして登場する名画の数々。
「これ観た」「あれはまだ観てない」と映画史として振り返るだけも楽しい。本作はドキュメンタリーとして素晴らしい作品であることは言うまでもなく、映画ファンなら観ておくべき「必須科目」かも。
映画って素晴らしい!
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