ようこそ映画音響の世界へのレビュー・感想・評価
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音響チームに大きな拍手を。
映画の【音】がどのように作られているのかとてもわかりやすく説明されていて非常に興味深く鑑賞。 映画の世界に入りこんで観ていると全ての音はナチュラルにその場で映像と共に録音されているように錯覚してしまうけど、実在しないモノの音を使ったり、より迫力ある音にするために合成したり、技師たちの仕事と苦労がとてもよくわかりこれから違う目で映画を観れそう。 世界中から音を採取したり細かい編集を重ねたり本当に大変なお仕事! 実例として新旧たくさんの映画が出てくるのでイントロ当てクイズのように脳内でこっそり映画タイトルを答えるゲームもできて(?)楽しめた。
今の時代に映画館で映画を見ることの意義
映画の音響に焦点を当てて、音響技術の歴史、映画音響の種類を実際に観客に体感させながら解説するドキュメンタリー。 . 確かにこれは映画館で見ないと意味がない。この映画自体映画館の音響設備で見てる前提で音を体感させられるから、家で見ても全く意味がない。ということは、そもそも映画自体家で見ても意味がないってことになるんですけどね。 . 音響の歴史と共に、誰でも見た事聞いたことは必ずある作品が紹介されていくので、次々に名作の名場面が登場して映画ファンとしてはめちゃくちゃ興奮した。特に若い世代は映画館で見たことない映画ばっかりなのでとっても良かったと思う。作品出てくるたびに、うわぁゴッドファーザーだ!!ジュラシックパークだ!!とかのオンパレード。 . そして最後に紹介される作品が、Netflixオリジナルの『ROMA』だということに強烈な皮肉を感じた。そういう映画に出資しない映画業界と配信でしか映画を見ない今の人達に向けた強烈な批判だと私は受け取った(笑). .
映画音響の概論的な映画だった。
概念は知ってたけど歴史的な部分は名前は知っていても実物を観ていなかったので要点をまとめて見せてくれて勉強になった。 ただ内容が少し前の映画音響再生技術で止まってるのは観客を置いてきぼりにしない為なのかな… ATOMOS等の最新式も対応した施設じゃないと表現できないからそこで止めたのかも。 シングラビアとかの固有名詞やフォーリーが説明なく使われているけど一般の人がその場で理解できるかは疑問が残る。
マニア歓喜!
皆さま、あの狂ったような夏も終わり、秋の気配が濃くなって参りました。どうかご自愛下さいませ。 映画の興行も厳しいです。まさかの「ムーラン」が劇場公開中止。配信のみだって!いや待っていたんだよ。家で見て楽しいですか? あれがあなたの好きな場所。 そうなんだよ。映画館が好きなの❗️家では原則見ないんだよ❗️しかもお値段もお高い❗️ ねえ、ムーラン 映画やって🎬 はい。枕終了。ふざけてごめんなさい🙏 なるほどね。音響は確かに縁の下の力持ち。映画の感想って、まずシナリオ次に俳優、そして映像の順でしょうか。あの音響効果が凄いって言う人はいません。しかし・・・ 人間は胎児の時には音のみ。この映画のオープニングです。母の鼓動、血流、そんな音のみの世界です。あと「こんにちは赤ちゃん」 今時、歌わねえわ‼️ つまり人間は五感で初めに認識するのは聴覚である。納得します。 話は少し変わる、群馬の温泉に泊まると遠くに川のせせらぎが聞こえる。すると気持ちが落ち着き心地良く眠れる。なぜか? 私の好きな説はこうである。せせらぎの音は胎児の時に聞いた母の血流の音である。暖かく懐かしい。 こんな説である。えっ?聞いた事がない? すいません。私の説でした。 映画が好きな方ならこの映画は楽しめます。あの映画やこの映画、沢山出てきます。コッポラ、ルーカス、スピルバーグ。観てきたよ!感謝しています。コッポラの娘さんのソフィアさん。 「ロスト イン トラストレーション」をフューチャーしてくれたのも嬉しい。変な映画だけど好き。 ノーラン監督。ハンス・ジマー御大。今の人だよ❗️でも先人と繋がっているんだね。 ヒッチコック監督。「鳥」を使っていたけど「サイコ」のあのシーン❗️ギャンギャン・・・ 最高です。 さらにピクサーまで取り上げてくれてありがとうございます。 音響はデジタルだけじゃなくてアナログも健在です。繋がっています。まさかの・・・ ビートルズ、「レボリューション No9」えーー私の中では最悪の曲。多分誰も知らないでしょう。あの有名な曲じゃないですからね。 まあ盛りだくさんの内容です。マニア歓喜。ファン納得。新参者ポカーン。そんな感じでございます。 読んで頂き有難うございました。
感動的な音の世界
NHKとかでやりそうな番組風だけどどうしても映画館で観なくてはいけないのは、音の発達を5.1チャンネルをつかっていろいろ表現しているから。 常々音が大事だと思っているのでうなずきながら没頭してしまった。 なんやかんやでやっぱりコッポラ世代の技術革新のところが感動的。で、映画会社はいつでもやめたらいいのにという人ばかりで笑える。
音響の世界
すごく面白かった。これから映画の見方が変わるかもしれない。今まで映画を見に行く時、監督が誰なのか、脚本が誰なのか、俳優が誰なのかが指針になっていたが、音響が誰なのかも一つの指針になるかもしれない。
映画を聴こう
家で映画を観ることのつまらなさは、絶対に音だ。 観ているものは想像力でかなり補えるが、音は難しい。噺家さんでも声を変え、音をつけている。ラジオドラマがあれだけ面白いのも音響のおかげ。 自然の音、武器の音、殴り合いの音、今度からしっかり耳を澄ませて、映画を聴こう。
なんて濃い時間…
もうそろそろ終わっちゃうんじゃないかな…? と思ってから全然長かった!!笑 内容量が盛り沢山で、ずっと興味が尽きなかった。 映画の音がこんなに作り込まれているとは。 膨大な手間を掛けているからこそ、違和感無さ過ぎて今まで考えてもみなかった。 これからは映画を「観る」だけではなく「聴く」という意識に変わりそうだ。 ただひとつ、少しまとまりが無かったのが残念。 話がどんどん変わっていくので頭がついていくのに集中力が必要だった。 でも最後のセリフ、「幸せになるために仕事をする」は染みた。涙が溢れてきた。
あの映画のあのシーン
映画には音楽が欠かせないのはわかっていましたが、「映画体験の半分は音」という言葉の通り、音響効果の大切さ、素晴らしさを痛感させられました。明日から映画の見方、聴き方が変わります。
ドキュメンタリー観て初めて泣きました。
よくあるDVD特典の集大成かと思ったら、映画の音響効果の世界を真面目にそして魅力的にとらえた作品でした。音響効果の技術革新の歴史を追いながら、その重要性や名作の裏話だけでなく、裏方としての栄光と挫折、苦悩も描かれているのが、作品に深みを与えていて素晴らしいです。だからこそ、最後のスピルバーグ監督の短いスピーチが感動的です。世の中の全ての裏方さんへの賛辞のようで、思わずウルっときました。
音響スタッフの熱い仕事ぶり
サイレントからトーキーに変わって生まれた映画音響。その歴史と関わったスタッフたちの仕事を追いかけるドキュメンタリー。 ただ映画音響技術発展の歴史を追っていくのかと思っていたら、どちらかといえば映画音響の先駆者たちの活躍と、音響スタッフたちの地位向上を勝ち取っていった仕事ぶりを紹介している印象だ。 優秀な技術者は有名になり忙しくなる。だからその周辺の技術者たちに声がかかり、そこでまた新たに技術を発展させていく。鑑賞する側もモノラルからステレオ、そして5.1chへと迫力や奥行きの変化を楽しめるようになっていた。 熱い!熱い人間たちの仕事ぶりはやはり面白い。
音を集める人々の歴史
当たり前すぎて考えたこともなかったけど、無音映画の居心地の悪いこと! 音は映像と違って正直に「撮る」ものではなく「見立てる」ことが基本だった。 音オタクにとって、これほど美味しい生業があるだろうか。動物園で撮った鳴き声を逆回転してスピード変えてって、なんというクリエーティビティ! 監督の下、信頼し合った音響担当たちがさらに分業して放任され、1年間も各自音を集め、再結集して一つのフィルムに仕上げる。考えただけでワクワクする仕事=高度な遊びだ。 監督って、日本語だと監も督も「上からガッチリ管理する人」の意味に取れるけど、あくまでもスタッフの才能を方向付けて信頼する人=ディレクターなんだ!と再認識した。
F14に猛獣の声?
当然高級なミキサーなどで難しい重ね方をしているのだろうが、原音を作るのに今でもラジオドラマみたいなアナログな工夫をしているのが微笑ましく、とても楽しそうだった。音響といえばマニアなおっさんの世界かと思いきや、意外にも多くの女性が活躍しており、彼女らの感性で大アクションシーンの音もうまくデフォルメされていたことに驚き。普通の奥さんのような人が、迫力ある音にこだわりすぎて完全に拗らせてしまっているのは何だか観てて痛快な気分。男女関係なく、マニアの領域まで入り込んでしまった自分を自虐しながら仕事ができるなんて本当に幸せだ。
映画音響の変遷が面白い!そこには歴史を作った作品、監督が関わっていた!
私は十代の頃、映画館が近くにない環境で育ったこともあり、映画はテレビで観るものだった。でも一枚のサントラアルバムが大好きになり、音楽がきっかけでその映画を観に行ってから、映画館で観る映像と音響の迫力にハマるようになっていった。その作品はトップガン。 トムクルーズのカッコよさと、音楽、戦闘機の迫力がとても印象的で何度も映画館に足を運んだことを覚えている。 そのトップガンの音響スタッフの方も出てきて、戦闘機の音を、リアルだけを追求するのではなく、より作品を良くするための音作りも語られており、とても興味深い話しだった。リアルが一番ではないということ。 また、スターウォーズや地獄の黙示録が映画界に与えた影響の大きさなども知り、あらためて凄いなと。
音響もいいけど照明もお願い
音は確かに大事! ものすごい説得力あった! サラウンドシステムの話の時、ほんとに映画館のスピーカーが一個づつ鳴って、音の立体感が体感できた。技術の進歩が素晴らしい。サンプルにした映画も多く、クレジットの文字の小ささと長さが半端なかった! そして未見の映画がすごくあり、自分の見てる本数少ないなーと思った。(でもアメリカ映画メインだったから仕方ない面もあるか) これ、音響だけじゃなく、照明・大道具・小道具・セット・衣装など、裏方全般もお願いしますよ! みなさん映画を愛し、自分の仕事を誇っているはずだし。そして、これだけたくさん人と時間とお金をかけて作られたものを、大切に見ないといけないと思った。
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