カラミティのレビュー・感想・評価
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12歳の少女の成長譚
主人公マーサが旅の中で様々なことを乗り越え成長していく物語。 他のアニメ映画にはない輪郭線のない独特な画風と綺麗な色彩でとても惹き込まれる作品でした。 マーサが困難を乗り越え成長していくことで周りの大人にも影響を与えていく姿は魅力的で夢中にさせてくれました。 お子さんと一緒に観ても楽しめる作品だと思います。 是非映画館で観て欲しい。 おすすめです。
勇敢で少し無鉄砲な少女
12歳の少女マーサ・ジェーンは家族とともに幌馬車隊に加わり、ミズーリから西のオレゴンに向けて旅を続けていた。旅の途中で父親が負傷し、マーサが妹と弟を守る立場になった。しかし、女性はスカートをはけとか馬に乗るなとか制約が多いため、ズボンをはき髪を切り少年の姿で生活することにした。ある日、幌馬車隊の人々の大切なものが無くなり、マーサは泥棒をしたと疑われた。疑いを晴らすため、いなくなった軍人を追って行くという話。 実在の女性みたいなので、興味深く観れた。 男勝りで、勇敢な女性がこれからどう成長していくのか、続きが観たいと思った。
映像、音楽、吹替すべてが素晴らしい
輪郭線がなくベタ塗りなのに、陰影や色彩の豊かさでしっかりと奥行も感じられ、動く絵画を観ているような感覚 しっかりとしたストーリーだが難しくはなく、大人でも子供でも楽しめる作品 吹き替えも世界観を損なうことなく皆さん演じられており、まったく違和感なく作品に没頭する事ができた 全てひっくるめて、また劇場で観たいと思える作品 映像美を楽しむ作品でもあるので私は吹替版がおすすめ **************** こっちはユーザー少ないのかな? フィル〇ークスを備忘録にしています 基本的に☆付けない人(☆5:また見たい、☆1:時間返して)
カラミティジェーンって…
開拓時代のならずもの女ガンマン、と思ってたんだけど…子供時代に自立した女性を目指す成長物語だった。この時代、正直者は少ないんだろーなー、と思わせるストーリー展開の反面、影絵に色をつけたようなアニメがキレイ。異端児と迷惑者が紙一重な気もするけどとにかくめげずに前に進む姿に共感。
期待以上!
前回は字幕版で今回は吹き替え版を鑑賞。 何度見ても映像の美しさに惹き込まれる。 とくに背景の自然の美しさには圧巻。吹き替え版キャストも役にハマっていて最後まで集中して映画を楽しめた。字幕版も吹き替え版もそれぞれ良さがあってオススメ。
何人か途中で帰ってた
女性が主人公で困難に立ち向かう系だけど… もうちょいその女性の主人公の吹き替えどうにかならなかった?ぜんぜん雰囲気にあってなかった。字幕で見ればよかった 脇役の方が豪華ってなんや、、 声優も初めて見る名前でしかもエンディングまで歌ってて、事務所のゴリ押しかな、、、 吹き替えの声って大事 途中で帰ってる人何人かいた
美しい作画と声の迫力が素晴らしい
まず、映画の作画がとても美しいです。 主線を描かない手法で、背景と人物がマッチしてて、もはや動く絵画のようでした! マーサが馬に乗って満点の夜空をバックに走っている姿に思わず見とれてしまいました! また、吹き替え版で鑑賞したのですが、主人公マーサの声にとても迫力があり、作品を更に盛り上げていたと思います! マーサは他人から「おかしい」と言われても、必死に自分の信念を貫いた、剛直な性格です。 そんなマーサの吹き替え版の声も真っ直ぐで力強い印象で、よく合っていました! 最後のマーサを演じる福山あさきさんが歌う主題歌もマーサが歌ってるようで、良かったです!
吹き替えの声が無理
見るなら是非字幕で。 主人公の声だけ浮いてる… 杉田さんとかベテランがいるから余計に際立って、周りが演技してる中1人朗読してるみたいだった…1キャラならいいけどそれが主人公でずっと続いたのが聞いてられず ストーリーはそこまで悪くはなかったけど…とにかく吹き替えの配役が… 途中で退室は考えたけど…席はかなり空いてたからゆっくりはできたかな
実在の女性ガンマンをジェンダーレスに描く
モデルとなっている女性ガンマンのマーサ・ジェーン・キャナリーは、色々と都市伝説が錯綜した人物らしいが(彼女が登場する実写映画は色々あるが、個人的には『腰抜け二挺拳銃』のジェーン・ラッセルがベスト)、本作は女性らしさを求められる少女の葛藤と自立を描く成長譚にアレンジしている。 「女性はこうでなければならない」というレッテルを拒み、生きていくためにジーンズを穿き、馬に乗り、髪を切ったジェーンは、周囲から「カラミティ(厄介者)」扱いされる。ジェンダーレスは西部開拓時代のみではなく、もちろん現代にも通じるテーマだ。 前作『ロング・ウェイ・ノース』でも特徴的だった、輪郭線を使わずにベタ塗りかつ平面・絵画的に描かれる作画デザインは本作でも際立つ。前作では白銀の世界が見事だったが、本作では特に自然風景が素晴らしい。 前作よりもアドベンチャー要素を強くし、登場人物たちの意識改革も描く。まさに良質なアニメ。
トラブルを恐れず、そして責任感ある大人に成長へ
フランス映画祭2020横浜にて鑑賞。
開拓自体のある旅団の話で主人公のマーサ・ジェーンは女の子にも関わらず非常に活発でそしてとても攻撃的な性格である。
この時代は女は女らしくという習慣も強いことから彼女のような存在はどうしても煙たがられてしまう。
ただマーサは活発なだけならまだしも活発が故にトラブルメーカーでもある。何から積極的に行動する先には必ずトラブルを招いてしまう。いわゆる疫病神=カラミティ的な存在である。
その一つに偽物の少尉を旅団に招き入れてしまい旅団の者たちの大切な品を盗まれてしまう。
マーサは旅団を離れ盗人を捕まえ品を奪い返しにいくストーリーである。
その旅先でもいろんなトラブルを招いてはしまうが、旅を重ねるうちに責任感も生まれ、トラブルを起こした際には自分で責任を取る行動も重ねていく。
その姿が日に日に形となり周囲を引きつけ、そして最後は盗まれた品を奪い返し旅団に戻り、立派なリーダーの1人して認められ話は終わる。
この作品の良いところは女性は女性らしくという誤った型を破るところも良いが、トラブルを招いた先にはきちんと責任も取れる成長に僕はこの作品の美しさをとても感じた。
人生自分が正しいと思った行動の先にトラブルを起こしてしまい、人に迷惑をかけてしまうことも時にはある。
それは仕方のない事だ。ただそれを投げっぱなしにしたり、トラブルを恐れて行動に制限をかけるのは間違いだという事に改めて気付かされる。
鑑賞前にあまりこの作品の情報がなかった事もあって少し重たい作品なのかなと思ったが、子ども達でも分かりやすく、むしろ比較的子ども向けの作品にも個人的には思ったりもした。その為子ども達と観にいくことも強く勧める事ができる作品であると思う。
ストーリーとしては比較的単純だったが楽しむ事はできた。
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