ライアー×ライアーのレビュー・感想・評価
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マンガだからこそ成立しやすい世界で実写化困難なはずが、演技力と演出で巧く成立した恋愛映画。
まず、正直なところ、この企画は実写映画では無理そうだと思っていました。
テンポがコントロールしやすいマンガだからこそ成功するもので、これの実写化はリスクが大きすぎると危惧していたからです。
ところが、人格等が文字通りコロコロ変わる役柄を松村北斗と森七菜が見事に演じ切り、かなり自然にストーリーが流れていて、実写化に成功していました!
本作では松村北斗と森七菜がメインですが、周りの配役もしっかりしていて、特に森七菜の周辺の男女2人が良かったです(男性の方は、見慣れていたはずでしたが、メガネ効果でエンドロールまで別の俳優かなと思い、名前を見て「あ、そうだったんだ!」状態でした)。
この作品の面白さは、人格等がコロコロ変わるのには実はキチンとした理由があるところで、それも含めてしっかりと描けていました。
松村北斗は本格的な俳優人生がこれから始まるかどうかの指標になりそうな作品ですが、当初はかなりクールな感じで表情に乏しいイメージがありましたが、本作ではそんなイメージを壊し、これから期待できそうな雰囲気です。
森七菜も落ち着いた役柄が多かった気がしますが、本作で様々な顔を見せ、これから幅広い演技が期待できそうです。
「ライアー」×「ライアー」の方程式が導き出した答えも含めて、本作は王道系の恋愛映画ながら、化学反応が面白い作品でした。
エンドロール中でも物語は続くので最後まで席を立たないようにしましょう。
ライトに楽しめる少女マンガ
ひょんなことから、通勤の往復の車内で、こちらの映画をアマプラ(スマホ)で視聴しました。
マガポケという講談社のアプリでマンガを読んでます。
最近「NとS」というのが気に入った。
その作品のページに「同じ作者の作品」として表示されてたのが「ライアー×ライアー」で、こちらもサワリだけ読んだらおもしろかった。
ふと、「こんなタイトルの映画があった気がする」と気づいて検索したら、この実写映画が出てきた。
アマプラにあったので、DLしてから家を出て、車内で視聴した。
・・・と、こんな流れです。
感想は… 予想より、おもしろかったですよ。
こういうのって、マンガだから可能なリズムを無理やり実写にしてコケそうなもんですけど。
まあ、実際、危ういところもあったけど、全体としては上手くまとめた方ではないかしらね。
世間的には評価のあまり高くない森七菜
私はけっこう好きな女優さんなんですけどね。
でも、「この作品みたいな使い方するから悪評がたつんじゃないの⁉︎」という感じではありました。
変に「可愛く撮ろう」とすると不自然さの出る人… なんじゃないかな。
普通に真面目に演じさせて、普通に撮ったら、自然に可愛くなるイメージです。
まあ、でも、私はもともとが嫌いではないので、
この作品も楽しく観られましたけどね。
原作も序盤しか知らないから、どの程度の再現度なのかは判りません。
序盤を見る限りでは、かなり忠実でしたけど、全体としてはどうなんでしょうね?
これから、原作を読んでみようかな。
ハッピーエンドの少女マンガ。
深くはないけど、ライトに楽しめる佳作だと思います。
あ、そうそう。堀田真由が可愛かったです。
堀田真由は、正統派なヒロインとか清楚な役より、エッジの利いたキャラクターが魅力的だと思います。
ラブコメと侮るなかれ
誰もが見る話題の超大作というわけではないけれど、後に松村北斗を何かのきっかけで知った人が振返って見た時に、既に素敵な演技をされていたのだと思ってもらえる作品だと思う。漫画原作実写映画ではキャッチーさや話題性を追求するあまり煽情的なシーンやどぎつい台詞にがっかりして映画館を後にした記憶は少なくないが、脚本の徳永さんは原作の設定に説得力を与えて下さり、監督はコメディというよりも感情の機微を丁寧に映し出すことに成功していて、見る前の不安が杞憂であった。そして、自身の内面の情けなさや矜持や面白さを深堀りしては客観的なツッコミを入れられる松村にラブコメが向いていないわけがない。「松村×ラブコメ」は作品としても”成長戦略”としても大正解であったろう。
事前の特報映像では雰囲気のよさや上品さは感じたけれど、不自然に見えなくもなかった透の「デレ」の表情。その、切り取られた宣伝映像で硬く見えた表情が、話を通して意味を持ち、松村は自然に、でもなく演じすぎることもなく、松村北斗を透かして見せてしまうこともなく、透として映像の中にいた。冷たい一瞥、何してんの?と訝し気な顔、気が進まないなら、と探る様な顔、みなからの着信時の視線の動きと安堵の顔、全てから透の心情が的確に伝わってきた。はにかむ透、心情を自ら説明する台詞など一つもない前半、実は塗りこめられた物で本心は役としての透本人にすらわかっておらず、当然明示はされていないけれど、透の言葉や行動に疑問を挟む余地はなかった。
軽い嫉妬を感じる程度には松村の恋情の表現は的確だった。恋のためにエクアドルに行ってしまいそうだったり、人格を変えてまで生涯かけて真情をひた隠しにしようとしたりする人間に真実味があったし、別れたくないと感情を爆発させるシーンではさらに奥に我知らず隠された本心が下敷きにありつつ、表層では真剣にそう思っていることがよく伝わってきた。
人情の機微に泣かされた印象ではあるが、ラブコメを冠する作品である。まさに悲喜こもごもという感じのコメディ部分も上品で素敵だった。間違えば寒くなりそうなビンタ跡を付けた頬やドアの影で立ち聞きする透も、面白くいじらしかった。松村や耶雲監督が語ったように、森七菜さんは“怪物”だった。こちらは心情が丸わかりになる台詞だらけだけれど、説明がましくない。森さんが上手過ぎて、コメディ要素が大げさでない自然な「普通に生活している人の行動」に見えてしまって、逆にくすっと笑えても大笑いにはならない。風呂掃除をしながら、湊がみなへの嫉妬心をうっすら自覚するシーンの説得力は、コメディ要素ではなく筆者には胸に迫るシーンだった。一つ間違えれば主人公の女性ファンから嫌われかねない役をいやらしくなく演じ切った(そうあった)森さんと、そう撮り切った耶雲監督に心から素晴らしいと思った。
湊、死んでた!
騙しの期間が長くて、頭を触られるとカツラとわかってしまうのではないかとずっとヒヤヒヤしながら見る。
森七菜ちゃんみたいな雰囲気が受けが良いのはよくわかる。
けれど、いつもいつも何を見ても堀田真由ちゃんは可愛くて、精神的に大人な役が多くて、見惚れてしまう。
正直苦手な雰囲気だった松村北斗も、そのままの雰囲気のまま、新鮮な表情が多くて、また役柄がとにかく不憫で、好感度が上がった。
若手の子達に傷をつけない、
作品の中でも誰も下がらない脚本構成がすごい。
相手を思いやる気持ちが沁み渡っている作品。
湊、勝手に死んだ人にされてた!が1番のハイライト。
え、エクアドルで笑!
冒頭の「世界に3人は自分にそっくりな人がいる」と湊が言うセリフに気を捉われすぎたり
良くありがちな、ぶつかって身体が入れ替わるストーリーなのかとか
どう言う展開なのか最初読めなかった。
確かにステップファミリーで兄弟姉妹間に恋愛感情が芽生えたら
何かと面倒だしどうなのでしょうね。
付き合ってみれば、何度も恋愛経験のある透が子供のようだし
それに比べ、烏丸くんの落ち着いた対応。
どちらが魅力ある男性に映るのか?
私なら烏丸くんだなぁ
もしくは日本史研究会同好会の会長かな。
観ている間は悩み事を忘れさせてくれる楽しく面白い映画でした!
嘘から出た実?!
少女漫画の原作らしく予告からイメージしたどうりの展開でした。
初めて出会ったときから透は湊を好きで
恋愛の感情として「好き避け亅の行動をしていたのですね。地味な女の子、湊がお化粧やファンを変えて野口みなに変身してしまう
女の子の変身したい願望が含まれていました。
ジャニーズの松村さんと森七菜さんが瑞々しい
演技でした。烏丸くんの出現も恋のライバル視を感じました。
2人が初めて出会った場所が東武動物公園でしたが、自分が小学生のときに母と一緒に出かけたことを懐かしく思いました。
とっても可愛らしいお話
予告はちょっとよくありそうな?くだらなそうな?つまらなそうな?感じですが、本編は、予告通りではあるのですが、それ程不自然さはなく。
予告からイメージされるよりは、微笑ましくて可愛らしくて良い映画です。
観て良かったです。
【”自分の本当の気持ちに素直になる大切さ。”人物相関関係設定も面白き、ラブストーリー。ホントに好きだから、ツッケンドンになるんです、男って奴は・・。】
■恋愛経験ゼロの地味女子大生・湊(森七菜)は、両親の再婚で義理の弟になった同い年の透(松村北斗)と一緒の家で同居中。
超無愛想だけどイケメンで女癖の悪い透が原因で、2人の仲はぎくしゃく状態・・。
ある日、親友・真樹(堀田真由)の頼みで制服に金髪ギャルメイクで街に出た湊は、偶然透に交差点でぶつかってしまい・・、透からハゲシクアタックされる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・男って、ホントに好きな女の子には、表面上はぶっきら棒な態度を取る生き物なんです。
・高槻透が、実は幼き時に義理の姉になった湊の事が好きなんじゃないのかな、とは何となく察しがついたけれど、”義理の姉弟”で付き合うのはどうかとか、世間体を考えてわざとツッケンドンな態度を取っていたんだよね。
・湊は自分では”地味”だと思っているけれど、佳き男、烏丸君が小さい頃に学習塾で隣通しになってからずっと、好きだったんだから、魅力的な女の子なんだよね。
ー 烏丸君も実に良い奴である。-
<原作漫画が大ヒットした理由が良く分かる、少し捻りを入れたラブストーリーである。
因みに、義理の姉弟の結婚は、法律上は何の問題もありませんよ。>
気づいていないだけ
義理の姉と弟
お互いに好きなのに…
好きという気持ちに気づかない
…気づいていないだけ
キャストの皆さんがいい
微笑みながら
時には笑いながら
時には透の純粋さに
…キュンキュンでした
初めから終わりまで
…幸せな気持ちに
なります
余談…
松村北斗は
すすめの戸締まり
でも感じたけど声が
…いい声(声がイケメン)
いい意味で期待を裏切った作品
SixTONESの松村北斗くんみたさに見た映画でした。
正直よくある少女漫画風の映画かと思っていたので期待せずに見ましたが、いい意味で裏切られました。
森七菜ちゃんもニ役を演じ分けていたし、松村北斗くんもツンとデレを上手に演じ分けていて見事でした!
ただ、エンディングの展開は不要だったかな?なんて思いました。
気楽に見れるし、胸キュンするし、良い映画でした。
エンドロール中もストーリー続くので
ぱっと見で、姉弟の登場ものと言うのが分かって、
ああ、ママレード・ボーイ展開と。
演技はそう、男女とも上手いとは言えませんがそれでもまぁそこそこ面白かったです。
湊の顔が、シーンによって細くなったり丸くなったりというのが気になったり、
こことこことここはまとめて取ってるなって言うのが小道具で分かったりとか、ちょっとなぁっていう作りの部分も多数ありましたが。
それでもまぁ、そういうの含めて面白かったですですね。
けどあの家は、父親威厳なさそう
初めからオチは決まっている
ストーリーで述べる感想はない。
役者も若手で揃ってる。
この二役は森七菜にはピッタリ
でもお姉さん役なのか。
親役の相田翔子は年的にお母さんだろうけど大根だねぇ。
お父さん役なんか誰かわからん人やし。
ここは重要じゃないんやね。
以上
思ってたよりとても完成度と高いラブストーリー。
漫画原作(金田一蓮十郎)の実写映画化です。
主役二人(松村北斗+森七菜)の演技力と魅力弾けてます。
良いもの見させて頂きました。
松村北斗。カムカムの稔役は見損なったのですが、演技力は本物だし、
その清潔感、爽やかさ、これぞ本物の王子様ですね!!
森七菜ちゃんの二役(同居する義理の姉・湊と、金髪巻毛のJKギャル・みな)
この演じ分けはさすがに天才子役と呼ばれた七菜ちゃん。
地味姉・湊の飾り気のなさと、ななのノリの良さを、やり過ぎず自然体で
ホントに上手いし可愛い!!
でも北斗くん、最高なんですよ!
モテ過ぎてタカビーな弟・透が、湊には超無愛想。
「邪魔!!」が口癖で、
「それで何か!!」とキレ気味!
なのに、JKギャルななには、
「ありがとう、嬉しい」
やたら素直で良い奴なんですよ!!
好きな女子には男の子はこんな顔見せるのねー。
(母親には絶対に見せない顔だね)
そいで、湊には初恋の烏丸君(小関裕太)が現れて、恋敵に!!
ななにのめり込む透。
罪の意識を感じて、別れを切り出すなな(湊ね)
ひと波乱ふた波乱、ありますけど、上手くまとめてますよ!!
パッフェルベルのカノンのメロディで始まり、ラストはなんとなんと
○△○○エンド。
もう気持ちいい最高の映画でした。
(犬山城、水族館、動物園・・・と、デートシーンも楽しいです)
おススメでーす!!
森七菜さんのお芝居の上手さで成り立つ作品
元々胸きゅんとかいう感情をあまり感じることのない性格なのと、ラブストーリーは誰と誰がくっつくだとか結末が分かりきってることが多いので面白くなく感じてしまい普段見ることが少ないんです。
こちらの作品も人気若手女優さん×人気ジャニーズの王道パターンでやっとけば集客見込めるでしょ、みたいないつものノリかなあと思っていました。
森七菜さんのお芝居は他の作品のレビューでも書かせていただいていますが、本当にお芝居がお上手な方で見ていて引き込まれるのでその点見飽きなくて良かったです。
内容としても新鮮な感じがして、結末こそありきたりパターンですがなかなかに面白かったです!
森七菜の変貌ぶりに驚く
義理の弟の透との関係に悩む大学生の湊はモデルのバイト中に高校生の制服姿で通ると出会ってしまい…。
ハレグゥの金田一蓮十郎が原作なので興味を持ち鑑賞。ぶっ飛んだ設定で色々と無理がある気がしたが森七菜のギャル姿の変貌ぶりが素敵で最後まで見れました。
原作ファンですが想像以上に良かったです。
原作のファンですが、想像以上に良かったです。
映画の口コミも全く見ていなくて、
出演者に対しては「名前と顔はわかる」という知識で見始めたので正直期待をしていませんでした。
しかし、見てみると話自体が上手くまとまっていて配役もぴったりで面白かったです。
オリジナル要素なくちゃんと原作通りに話を進めてくれたことも嬉しかったですが、時間的に難しい展開の改編もとても自然で良かったです。
配役もこの2人で完璧でしたね。イメージぴったりです。歴史サークルのメンバーがモブっぽくなってましたが時間がない中でのあの演出はあれで有りだと思います。
ただ、原作と異なって烏丸くんの「気持ち悪い」発言の撤回が無かったことが唯一残念でした。少なくとも、映画の中の湊にも大きな傷を与えてはいたので。
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