人数の町のレビュー・感想・評価
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もうすぐ充電が切れる
子供を作ることも
家族という枠組みも
性行為を憚る文化も何もかも
鬱陶しいなあ〜〜と思っていた今の
この感じを皮肉たっぷりに
巧みに描き切っています!
最後の最後まで皮肉たっぷりです!
ノイズが虎馬になります!
幸せかどうか
架空の話だけど、全く荒唐無稽とは思えないところに、うすら怖いというか、ざわざわする感じで、引き込まれました。
場面も登場人物も限られてるので、わかりやすいけど余白がいっぱいあって、見る人の今の幸せの状態でも違う受け取り方がありそうです。
中村倫也はやっぱり良いですね。
最後の方にかけてどんどん存在の強さが変わっていくところ、さすがだなと思いました。
人が変われるかどうかは出会い次第か。
社会的な問題を数字化すると分かったように思うが抽象化されてしまい肌感覚からは遠ざかる。
社会から重箱の隅に追いやられた人を集めて価値を生み出す組織。まとめれば人数としての価値を持つ。なるほど。カルトでもある。
重箱の隅は永久になくならないのか。
ビッグブラザーとベーシックインカムでみんな平和になれるのか。
色々考えさせるが映画としては、展開に無理があるので ☆3。
グロテスク(褒め言葉)
現代社会への皮肉に溢れた本作への感想は一言「グロテスク」です。
もちろん、内容がスプラッタで〜という意味ではないのですが、観ていて非常に体力を消耗しまして終わった後にそんな感想を抱きました。
感覚に殴られて
とてつもない良作でした。
とてもタウンワークのCMを作っている監督が作り上げた作品とは思えないくらいエグかったです。
日本が抱えている問題、失踪、難民、失業、待機児童、それら全てを救済する様に見える町ですが、実態は悪事に手を添えてしまうような組織でした。救いようのない人たちが何も考えずに悪事に加担してしまう様子は見ていて痛々しかったです。
何をしても何をしても普通に生活できるのに、謎の消化不良になってしまうほど良い意味でスッキリしないストーリーです。
逃げても捕らえられ、最終的にはなりたくなかったものになってしまう。現実は厳しすぎるエンドを見させていただきました。途中途中挟まれる不協和音が不気味な雰囲気を醸し出していて良かったです。脇を固める役者陣の演技力不足や、ざっくりしすぎた展開は多少気になりますが、それを差し引いたとしても傑作です。ぜひ劇場へ。
「1984年」の現代版
原作など未読で見ました。
最初から20分くらいで、昔見た「1984年」のリメイクではないかと感じました。設定や背景は全く異なりますが、骨格は「1984年」とほとんど同じだと思います。従って、どのように物語が進行するのか、ほとんど予想どおりの展開でした。
最後まで同じかなと思いましたが、最後だけは「1984年」と異なる展開になっています。最後の2分間で「この結末があったか!」との感があります。
評価の分かれる作品だと思います。「1984年」に比べると「甘い」ので、ちょっと唐突な部分が散見して違和感を感じましたが、私は高く評価します。それにしても「人数の町」という表題はお見事。
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