SKIN 短編

劇場公開日:

解説・あらすじ

第91回アカデミー賞で短編実写賞を受賞した短編映画。レイシストの父親に洗脳された少年が引き起こす悲劇を通して、子どもの目線を交えながら人種差別問題を描く。本作を手がけたガイ・ナティーブ監督が長編映画版の出資を募るために自己資金で製作した短編で、翌年には同じテーマの長編映画版「SKIN スキン」が製作されている。日本では長編版「SKIN スキン」が2020年6月に劇場公開され、一部の上映劇場で長編と併映。公式サイトでも期間限定で配信される。

2018年製作/21分/G/アメリカ
原題または英題:Skin
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2020年6月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第91回 アカデミー賞(2019年)

受賞

短編実写映画賞  
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映画レビュー

5.0肌の色とは?

2025年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アメリカと言えばいいのか、人種差別の闇を描いた作品
冒頭の何気ない日常は、白人至上主義者たちの集まりで、銃のシューティングと賭け 酒
子どもライフルを撃たせ、賭博してビールまで飲ませている。
まるで無法者たちの集団
スーパーマーケットではしゃぎまわる姿も他の客に対する配慮もない。
ジェフの息子トロイ
スーパーの客の黒人 トロイの視線を感じおもちゃでおどけて見せた。
「ニガー 息子にちょっかい出したのか?」
こうして仲間を呼んだジェフは黒人を袋叩きにした。
これがアメリカの日常で間違いないだろう。
2020年という年に、まだこんな作品が受賞するのは、人種差別という闇がまったく解決していない証拠だろう。
黒人たちの復讐
ここに挿入されていた伏線は、トロイによる蛇についての知識だった。
毒蛇がカラフルになるのは「警告」のため
しかし毒を持たない蛇があたかも毒蛇のようにカラフルになることもある。
さて、
なぜ人間の皮膚には「色」があるのだろう?
これがこの作品が問うていることではないだろうか?
蛇の毒 天敵に対する警告の意味
人の肌の色は白、黒、黄色
それらが混血によって褐色化する場合もある。
人間が吐く毒は「言葉」 言刃かもしれない。
これが連鎖反応を起こして暴力となる。
歴史的には奴隷貿易が人種差別の始まりだろうか?
植民地化と搾取
この概念は未だに多くの白人層の中に残っている。
そしておそらく日本人にもこの差別は存在したし、今でもその一部が残っている。
黒人同士の中にも、宗教の宗派対立が差別を生んでいる。
しかしこの作品では、単に「SKIN」に的を絞っている。
瞬時に判別ができ、瞬時に差別心が生まれる。
この社会
黒人たちの復讐は見事だった。
因果応報
刺青で黒人肌にされたジェフ
最後は自分が教えたライフルを持ったトロイに射殺された。
「肌が黒いことで問題があるならば、その根拠を明らかにせよ」
それによって屈辱を味わうのは、肌が黒いということがダメだとしてきた白人社会が作り上げてきたこと。
ジェフは黒人に生まれ変わったことで、同じ屈辱を感じ、射殺された。
これこそが因果応報
なかなか凄い作品だった。

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共感した! 5件)
R41

4.5衝撃!

2025年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

衝撃的すぎた
こんなに息を殺して観た映画は初めて

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ゆうき

5.0SKIN

2023年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

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ピロシです。

3.53.75映画

2023年3月11日
PCから投稿

クオリティの高い短編映画。肌の色にフォーカスされ、なんか賞取りそうな映画だなと思った。短い中にすべての要素が詰まってる

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asa89