SKIN 短編
劇場公開日 2020年6月26日
解説
第91回アカデミー賞で短編実写賞を受賞した短編映画。レイシストの父親に洗脳された少年が引き起こす悲劇を通して、子どもの目線を交えながら人種差別問題を描く。本作を手がけたガイ・ナティーブ監督が長編映画版の出資を募るために自己資金で製作した短編で、翌年には同じテーマの長編映画版「SKIN スキン」が製作されている。日本では長編版「SKIN スキン」が2020年6月に劇場公開され、一部の上映劇場で長編と併映。公式サイトでも期間限定で配信される。
2018年製作/21分/G/アメリカ
原題:Skin
配給:コピアポア・フィルム
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2022年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
第91回アカデミー賞短編実写賞受賞した作品です。
ガイ・ナティーブ監督がSKIN長編の出資を募るために、
自己資金で製作した短編映画です。
これなら長編の製作費がすぐ集まる筈です。
とても傑作です。
レイシスト(人種差別主義者)の父親に育てられている少年。
スーパーマーケットで黒人に話しかけられます。
怒った父親はスーパーの駐車場で黒人をボロボロに痛めつけます。
数日後、少年の家に見慣れぬバンが止まっていて、父親は拉致されてしまいます。
そしてしばらくして帰って来た時・・・
悲劇は起こります。
父親はレイシストのプライドをズタズタにされる、ある処置をされました。
そして更に更に恐ろしい悲劇が・・・。
長編とは関連のないストーリーだそうですが、非常に衝撃的です。
もちろんSKINの長編と訴えるテーマは同じ。
2022年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
悲惨過ぎて見てられないけど、
目を背けてはならない。そんな短編だった。
白人と黒人の対立が20分に集約されていた。
差別主義者が悪いだろ!だけでは終わらない
負の連鎖、
一つの出会い一つの過ちが、
一人から大勢、大人から子供へと繋がって行き
根深い問題が解決しないまま、そこにある。
と言うのが痛いほど分かりました。
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高評価なのも頷ける作品でした。
20分という短い尺の中で、起承転結がメッセージと共に巧く描かれていましたよね。
現実的には難しい気もしますが、特にあのやり方、あのアイデアは素晴らしいですね。
肌の色の違いによる差別。
肌の色での差別は日本では馴染みないものですが、その辺りも上手く描かれていましたし、憎悪が更なる憎悪を生み出すその不穏な雰囲気もしっかり伝わっていました。
これはネタバレしないで是非観て欲しい作品ですね。
少し疑問なんですが、全身に入墨を施すアイデアは素晴らしいの一言なんですが、瞼や耳辺りは難しそうですし、肝臓を含め身体への影響が大き過ぎて、身体がもたないのではないでしょうか?
肌の色は違くても
みんな同じ人間なんだ。
当事者じゃないから
「同じ人間なんだ」って
簡単に言えるのかもしれない。
黒人ということで、どれだけ
理不尽なことをされてきたのだろう。
肌の色で差別することが
どれだけ浅はかな行動だったのか。
自分の肌が黒くされたときに気づいても
もう遅い。
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